RK-3はきだめスタジオブログ

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セブンスコード〜2026明治安田J1百年構想リーグWEST第11節 ガンバ大阪 vs ファジアーノ岡山 マッチレビュー&試合考察〜

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でも関西的には兎って禁句

 

どーもこんばんは

 

さてさて、本日のマッチレビューは2026明治安田J1百年構想リーグWEST第11節、ガンバ大阪 vs ファジアーノ岡山の一戦です!

 

Jリーグをもっと楽しめる(かもしれない)、2026百年構想リーグ開幕ガイド作りました!是非お使いくださいませ!

 

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2026年W杯の当サイト的テーマソングを勝手に作りました。

 

 

 

水曜日、その夜中に大阪に舞い込んだ一報は歓喜そのものでした。ACL2の決勝進出……最大の目標はACLEとは言えども、クラブにとって久々にもたらされた国際試合での吉報は大きなモチベーションとなり、そして糧になっていることでしょう。

そしてガンバにはもう一つ、百年構想リーグでもまだタイトルを狙える場所に立っています。可能性のあるものはやっぱり追いたい、追ってほしい……二兎を追う過酷な状態を駆け抜けようとするヴィッシング・ガンバ、神戸はリーグ離脱中、清水も今節試合なし、京都も昨日負けた…その執念をこの試合にぶつけて、ピッチ上のパフォーマンスで示してほしいところです。

両チームスタメンです。

 

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ACLのバンコク遠征から中3日の試合ですが、スタメンはバンコク戦からはボランチを美藤倫から鈴木徳真、CBにバンコク戦は出場停止だった中谷進之介が復帰。半田陸が前節C大阪戦で負傷退場となった右SBは岸本武流がバンコク戦と同様に先発となり、バンコク戦で久々のメンバー入りとなった宇佐美貴史もベンチに名を連ねています。

前節は京都に5失点で敗北。2試合9失点の岡山は前節からメンバーを5人変更しました。ブラウンノア賢信が今季初先発となり、レナート・モーザーと濱田太郎の2頭体制的になっているGKほ前節の濱田からモーザーに変更してきました。

 

 

 

本日の会場は大阪府吹田市、パナソニックスタジアム吹田です。

 

 

この日は「GAMBA MULTI SPORTS DAY 2026」と銘打ち、野球界・バスケットボール界・バレーボール界・アメリカンフットボール界からそれぞれゲストを招いてトークショーや体験イベントを実施。来場者プレゼントでもアメフトシャツがプレゼントされます。

パナスタ10周年シーズンにタイトル獲得のチャンスを掴んでいるガンバ。11連戦は厳しい日程ですが、3月にアウェイ戦が多かった分この11連戦のうち7試合がホーム開催です。パナスタの声援を背に躍進、邁進を!

 

 

 

 

ファーストプレーから速攻で抜け出した江坂任、4分にセットプレーの流れから初瀬亮のクロスにジェバリがボレーとお互いに1つずつ決定機を創出して始まった前半。試合はいきなり動きます。

5分、左CKを獲得した岡山は小倉幸成がインスイングに鋭いボールを蹴り込むとニアサイドに飛び込んだ木村太哉がヘッド。これがヒュメットに当たってコースが変わり失点…。

 

 

前半のガンバはかなり岡山に苦しめられる展開となりました。基本的にはブロックを固めつつも起点となるジェバリを徹底的に潰す岡山のプレスのメリハリに加え、中央を潰してガンバがサイドに攻撃の起点を移すとサイドを狙ってカウンターを仕掛け、サイドライン際の対応を中谷や三浦が行かなければからない状況から決定機を狙うやり方でのプレーを徹底していました。

それでもガンバも岡山のそういう守備に対して焦れずにボールを動かしながら山下、ウェルトンのところから打開を試みると少しずつ岡山を押し込んだ形を作れるようになっていきます。そして26分、初瀬が蹴り込んだ右CKをニアサイドで三浦弦太がフリック。最後は岸本が押し込んで同点!!

 

 

同点に追いついてからはガンバも岡山にかなりケアされているジェバリをなるべく避けるようにワイドにボールを回し、岡山のカウンターの狙いというリスクをある程度受け入れる形でボールを動かすと、1-1になってからはかなりハーフコートゲームに近い展開になっていました。

 

 

 

形は違えどガンバも岡山もサイドにポイントに定める形となった事でセットプレーが多くなった前半。岡山は41分に田上大地、ガンバはアディショナルタイムに中谷がセットプレーの流れから頭で合わせたシュートがクロスバーにヒット。両チームとも2点目は挙げられずに前半終了。

 

 

 

やや縦への動きが多かった前半とは異なり後半はやや静かな展開で始まったものの、54分には初瀬、60分にはヒュメットがシュートシーンを作るなどガンバの方が押し込んだ状態でプレーできていました。

そんな状況でガンバはより決定的な場面に繋げるべく、岡山がブラウンノアと本山を下げて白井康介と松本昌也を投入して間もない61分に鈴木、山下、ヒュメットを下げて美藤倫、奥抜侃志、そして開幕戦以来の復帰となる宇佐美貴史を遂に投入!ジェバリを1トップとして宇佐美をトップ下に配置します。

 

 

 

トップ下で攻撃の潤滑油的なタスクを託された宇佐美は投入直後から"らしい"キープとタッチを見せていた中で65分でした。左サイドに流れていた美藤とのパス交換から宇佐美は中央に顔を出したジェバリにくさびのパスを差し込むと、ジェバリも軽やかなボールタッチからコントロールショット!!

ガンバの軸が織りなした鮮やかな一閃でガンバ逆転!!!!!!!

 

 

しかし歓喜に冷や水を浴びせられたのはその直後でした。

逆転後にウェルトンを下げて食野亮太郎を投入したガンバはリードを奪った後もしっかりとボールを保持した状態でゲームが進んでおり、後半は岡山がほぼノーチャンスの状況になっていました。そんな岡山は67分には一美と木村を下げてウェリック・ポポと河野孝汰を投入。直後の72分でした。ガンバが右サイドで細かなパスワークで打開しようとしたところを小倉がカットすると、そのまま左に流れて一気に同サイドへロングボール。これに反応したポポが左サイドを抉ってクロスを入れるとゴール前に飛び込んだ江坂が頭で合わせて2-2…。

 

 

2-2になってから保持のガンバ、速攻の岡山という形で膠着状態になり、どちらも狙いとするような形になりそうな場面をいくつか作りながらもシュートまで持っていけない時間が続きます。

この日最後の決定機が訪れたのは岡山でした。自陣でパスカットした田上がポポに託すと自ら爆走オーバーラップ。ポポのスルーパスに抜け出した田上が折り返し、途中出場の西川潤が決定機を迎えますが…シュートは枠外。このシュートが外れて試合終了。試合はPK戦へ。

 

 

 

ガンバ先行で始まったPK戦は1人目の宇佐美がきっちり成功。岡山1人目の江坂、ガンバ2人目の安部が成功した次の岡山2人目の田上が枠外に外し、その後は両チームが全員PKを仕留めると、最後は三浦が決め切って試合終了!

悪い内容ではなかっただけに勝点2に留まった惜しさはあるものの、過密日程の中で上位戦線生き残りに最低限の結果を獲得しました!

 

 

 

 

まず岡山がかなりこれまでのガンバ、そしてこれまでのガンバがあった上での京都戦セレッソ戦のガンバを踏まえた対策、ゲームプランを組んできたなと。元々岡山…というか木山隆之監督は対戦相手に応じた守り方を提示するのが上手い監督であると同時に、岡山はそのプランに応えられるクラブという強みを持っているんですよね。前半戦の対戦時でも結構"対ガンバ"を機能させていましたし。

 

 

この試合ではベースとしてはしっかりとブロックを組んで構える形を採ってきましたが、基本的にガンバはある程度ボールを持てている時も攻守の切り替えでロングボールを蹴り込む時もジェバリがターゲットになる。ブロックを構えてリトリート気味の守りと見せつつ、ジェバリを常にボランチとシャドーがサンドできるような位置をとって、ジェバリに入った瞬間に潰しに行く…という具合にプレスのメリハリをハッキリさせていました。

ガンバもその状況は理解していたので、前半の途中からはジェバリを使う時はある程度前に攻め込んだ時にジェバリが自らフィニッシュまで行ける状況、或いはワンツーで崩せる状況に限定し、なるべく構築の段階ではジェバリを避けた形でボールを動かそうとしていました。その結果、ガンバは基本的に高めの位置でボール保持のフェーズを続ける事はできていて、ジェバリを介さないとなるとなるべく岸本と初瀬を高い位置でボール回しから関与させる形になる訳ですが、そういう状況を作ってから岡山はボールを奪ったらガンバが即時奪回に走ってくるより先にサイドの深いところにボールを入れていく…そうするとSBは岡山陣内にいるので、中谷や三浦が…例えばガンバの左サイドなら中谷サイドライン際までカバーしなければならない状態にして、なるべく早く三浦しかいない中央にアタッカーを走らせる…という形を作っていたと。特に中谷はそこで上手く対応してくれていましたが、岡山からすれば中央で三浦に対して2対1の状況を作れればベスト。そうじゃなくてもサイドでポイントを作る事で岡山の得意ポイントでもあるセットプレー、CKに持ち込める可能性は高くなる…岡山のガンバの強みを消しながら自分達の強みを出していくゲームプランは見事だったなと思います。

 

 

とはいえ、岡山がそういうゲームプランを前提でプレーしていたという背景はあったにせよ、同時にそれはある程度ガンバがボール回し自体は自在にできる…という状況でもあったと思いましたし、チームとして岡山の守備に苦戦はしつつもある程度岡山の布陣に乗っかりながらプレーはできていたのかなと。ガンバは保持からサイドに散らす、岡山は非保持からサイドを突く……そういう凸凹がハマる形の攻防がこの試合では常時続いていたように思います。

その中で途中出場した宇佐美の存在は、宇佐美本人がジェバリへのアシストの場面を指して「ああいう斜めのボールがもっと増えればと思っていた」と語っていたように、サイドの攻防を中央に捩じ込ませる展開を作るという意味で大きなポイントになっていました。ジェバリを狙い撃ちしていた岡山守備陣も軸を2つ作った事であの時間帯は絞りどころを失っていましたし、ポジション的には対象はジェバリながらもジェバリではなくヒュメットとの交代にしたところは監督の好判断だったなと。

同時に、この日は前述したようなガンバと岡山の構造的な兼ね合いもあったんですけど、トランジション一つをとってもヴィッシング・ガンバが得意とする敵陣で攻撃を継続する為のトランジションとは対照的に、岡山が早めにサイドの深いところを狙った時のチームとして帰陣する為のトランジションでは遅れをとってしまっていた。そこはこの日の戦い方で「許容するべきリスク」としてチームで割り切っていたのか、疲弊の問題なのかはわかりませんが……しぶとさと淡白さは"どちらか"ではなく共存したタイプの試合になったように思います。

 

 

木山さんと大槻さんが並ぶと木山さんまでインテリヤクザに見えてくる

ではでは(´∀`)