RK-3はきだめスタジオブログ

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なんらかのトリガー〜2026明治安田J1百年構想リーグWEST第17節(前倒し分) ガンバ大阪 vsアビスパ福岡 マッチレビュー&試合考察〜

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神戸おつ。

町田おめ。

 

どーもこんばんは

 

 

さてさて、本日のマッチレビューは2026明治安田J1百年構想リーグWEST第17節(前倒し分)、ガンバ大阪 vs アビスパ福岡の一戦です!

 

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ACLEファイナルズが盛り上がりを見せる中、水曜日唯一の試合としてガンバの試合は行われます。

今の神戸と町田がそうであるように、ガンバはまさしく二兎を追いかけている状態です。クラブとして、その日程を乗りこなすハードル自体がかなりのもの。11連戦というフレーズはそれを表すものでしょう。

二兎を追うものは一兎を得ず……古くから伝えられているその人生訓ですが、少なくともフットボールの世界では二兎を追えるようなチームでないと一兎すら手に入らない。その競争社会がJリーグであり、ACLであり、そしてサッカー界です。福岡が開幕当初の大不振から抜け出すきっかけを与えてしまったのは先月のガンバだったところは否めない。その流れにもケリをつけるべく、ガンバだけが戦うこの平日の90分に大きなポイントとなる一勝を!

両チームスタメンです。

 

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ガンバは前節岡山戦からの先発変更は4人。CFの南野遥海、左WGの食野亮太郎の先発はヴィッシング監督体制でよく行われるローテーション運用ではありますが、今日は左SBに中野伸哉がガンバの選手としてのリーグ戦では2024年5月の福岡戦以来となる先発に。そしてGKは東口順昭ではなく、プロとして公式戦初出場となる荒木琉偉を抜擢してきました。

前節は名古屋にPK戦で敗れた福岡は出場停止の奈良竜樹、重見柾斗を含めて5人メンバーを変更。特に3バックは岡哲平を残して総替えとなっており、宮大樹が福岡復帰後初スタメン。先発から遠ざかっていた道脇豊、藤本一輝、上島拓巳らもスタメンで起用されています。

 

 

 

本日の会場は大阪府吹田市、パナソニックスタジアム吹田です。

16:00キックオフのゲームは今季は多かったガンバですが、リーグ戦ではこれが初めての平日開催かつナイターのホームゲーム。それに伴い今季は初めてアオクロスターナイトを実施する他、平日夜割チケットや仕事帰りの観客向けにビールフェスが開催されるなど平日ゆえの企画も行われます。また、ガンバレジェンドの加地亮氏、播戸竜二氏のトークショーが行われる他、加地氏の店頭販売も行われるCAZI CAFE出張販売が実施されるとの事。

 

 

現地観戦です!加地さんに写真撮ってもらえた…。

 

 

 

 

試合は序盤からガンバペースでした。

福岡のパスコースを切りながら中央にボールが入った時に挟み込むようにして奪う、そこから周囲の選手を絡めた2〜3人のパスワークから剥がしてカウンター…という形で守備→攻撃の流れを作ると、8分には山下の立ち上がりからのスルーパスに反応きたジェバリのシュートがポストに当たるなどガンバが試合のリズムを構築していきます。

 

 

 

するとその直後の9分でした。

食野が左サイドから出したスルーパスに深い位置まで走り込んだ中野がクロスを入れると、ファーサイドの山下が折り返したボールに南野がオーバーヘッド気味のシュート!!これが決まってガンバ先制!!

 

 

 

19分には食野、38分には南野が再び似たような形でチャンスを得たように、この日のガンバは福岡がビルドアップしようとしたところでパスコースを徹底的に切り、福岡が耐えきれずに中央にファジーなボールを入れてきたタイミングで刈り取る、中央の選手(ないしは中でプレスに関与していたWG)が持ち運ぶ、それを右、左、ボールホルダーの後方と各ポジションでそれぞれ選手が追走する形でカウンターを仕掛ける…といったパターンを継続的に繰り返していました。前半はしばらく、ほぼワンサイドに近いくらいの展開で推移。

 

 

 

しかし43分、福岡はロングスローを投げた橋本悠が左サイドで自ら回収してクロスを入れると、ファーサイドで上島が折り返したボールを道脇が押し込んで同点。

更に前半アディショナルタイム、またもセットプレーからのセカンドボールを回収されると、橋本のクロスにニアサイドに飛び込んだ藤本が合わせて福岡同点。

 

 

 

まるで一瞬の出来事のように逆転を許したガンバ。展開的には「まさか」の形で前半を終えます。

 

 

 

後半に入ると、かなり極端に守りを固めて福岡に対し、ガンバはボールは動かせるけど差し込む隙が見つからない……という、まあ、あるあるな展開になっていきました。ボールを失わないようなプレー、勝負を変に焦らない振る舞い自体は出来ていたものの、そこで一本通せない、一片を崩せないもどかしい展開が続きます。

 

 

 

ガンバは62分に安部、岸本、ジェバリを下げてヒュメット、唐山翔自、そして宇佐美貴史を投入。福岡がかなり引いていたことを踏まえて唐山と71分に投入する奥抜侃志をSB、美藤倫をワンボランチにした4-1-3-2の超攻撃的なシステムで反撃に臨みます。

その直後でした。65分、ヒュメットが右サイドで粘ったボールを受けた唐山が放った左足での強烈なシュートは…クロスバー直撃。さらにそのこぼれ球を繋いで最後は宇佐美が狙いますが、これも枠外。

 

 

 

岡山戦のように宇佐美投入直後の歓喜…を期待するスタジアムでしたが、ガンバが選手交代後の5分ほどの混乱状態の間を凌ぎ切った福岡はその辺りの時間帯から「もうカウンターも狙わない!」ぐらいに決め切ったリトリートの布陣を形成。逆にガンバは宇佐美、奥抜、食野はそれぞれキレのある動きを見せたもののプレーエリアと方向性が被るようになり、2トップのヒュメットと南野も動きが悪い意味で揃い始めたところから福岡の専守防衛システムと噛み合い始めたことで攻撃が停滞化。

結局そこからは福岡の壁を前にシュートにも持ち込めない時間が続いて試合終了。ガンバはリーグ戦のホーム4連戦で90分勝利がないという形になってしまいました。

 

 

 

なんというか、不思議な感覚のある試合だったなと。それこそ試合後のSNSなんかを見てもガンバファンは「またこのパターンか(呆)」みたいなリアクションが散見される一方で、福岡のサポは「まじで怖かった」みたいな意見もあったり。なんというか不思議な感覚にして、どこかヌメっとした変な後味のあるゲームだったなあというところが率直な感想です。

 

 

基本的にガンバがやりたい内容、やりたいサッカーはある程度できていたと思います。特に前半に関しては、少なくとも理想的な守備→攻撃の流れを生み出せていましたし、特に前半は内容的な"落ち度"みたいなものはそんなになかったなと。

ただ結局のところ、福岡は「この試合はガンバペースである」「この試合はガンバが主導権を握っている」というところを受け入れながら自分達のストロングを認識してプレーしてましたし、そのストロングを発揮できる状況を作れるように意思統一を図ってきた。それがなるべくサイドの深い位置にボールを入れることで、CKなりロングスローなりデザインしたセットプレーの回数を増やせるようにすること、ローブロックの状態で相手のスペースを消した状態にしておくこと…そういう福岡の得意分野に引き摺り込むゲームは相手がしてきたのかなと思います。

 

 

結局のところ、ガンバとしてはもう……元々苦手なセットプレーで100%仕留められてしまったこと、そして宇佐美投入後の5分間、それまでしっかり統率が取れていた福岡守備陣が完全にパニック状態に陥っていたあの時間帯に点を取れなかったことが全てでした。

ただ福岡も、それこそ宇佐美投入から空気な一変して、実際に唐山がクロスバーに当てたように"試合が揺れる"みたいな感覚があった中で、あそこから福岡はチームとして「もうカウンターも狙わなくていい!」とでも言わんばかりの守備の固め方になってきたんですね。あの時間帯の福岡みたいな立場のチームって、やっぱりそこがチームとして定めにくいところがあるんですよ。時間帯も残り10分とかじゃないので、0-0の気持ちでやりたいチーム、徹底的に逃げ切りたいチーム、比重は守備に傾けるけどカウンターや隙があればガッとプレスに行く瞬間は作りたいチーム…その方向性にピッチ内での個人でずれが生じた時に失点は生まれがちになるんですけど、宇佐美投入後の5分間はガンバにとって最大の得点機会であったと同時に、福岡はあの5分間で全ての迷いがなくなったように見えたんですよね。あそこでガンバは決めきれなかった、逆にあのブーストタイムを使ってしまったことで、結果的に福岡の意思統一を助けてしまった…みたいな部分はあったなと。そこは勿体無かったですね。

 

 

同時にガンバは大枠でのチームビルディングは当初の想定よりも相当進んでいる、相当順調にいってると思うんですが、いよいよ細部を詰めていく必要にも迫られてはいるなと。

一番わかりやすかったのがセットプレーのところ。例えばすごく良いボールを蹴られて、めちゃくちゃフィジカルとヘディングに長けた選手に合わせられた…こうなるとちょっとどうしようもないところはあるんですけど、この日の2失点はいずれも最初のセットプレーは弾いているのに、そのこぼれ球から点を取られてしまったんですよね。1度目のセットプレーではちゃんとマークにつけていたのに、一度跳ね返してある意味"バラシ"のような状態になった時にどうマークを再編していくのか…とか。後半の攻撃にしても、途中からヒュメットと南野、宇佐美と奥抜と食野のプレーエリアが被ってしまう瞬間があって、そこからちょっとブーストが停滞してしまった感覚があったんですね。その辺りをどう整理するか?は考えていかなければならないところだと思います。

 

 

個人としては良かった選手も結構いたと思います。南野は結果が一つついて良かったですし、中野も初瀬より上か下ではなく、初瀬とは異なる利点を示してくれた。途中出場なら奥抜もインパクトのあるプレーはしてくれていましたし、個人的には倉田もヴィッシング監督が「なぜ初瀬や鈴木ではなく倉田だったのか?」というところをしっかり汲んだプレーを見せてくれた辺りはさすがだなと。

荒木に関しても無難にやってくれたなと思います。セットプレーでどう立ち振る舞う?というところには改善の余地がありますが、それはチーム全体の問題でもありますし。デビュー戦としてはしっかりやってくれたんじゃないでしょうか。

 

 

でも試合後に荒木と東口がずっと一緒に歩いてたのはなんかよかったよね

ではでは(´∀`)