
町田お疲れ様
どーもこんばんは
さてさて、本日のマッチレビューは2026明治安田J1百年構想リーグWEST第12節、V・ファーレン長崎 vs ガンバ大阪 の一戦です!
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ACLEファイナルズが盛り上がりを見せる中、今の神戸と町田がそうであるように、ガンバはまさしく二兎を追いかけている状態です。クラブとして、その日程を乗りこなすハードル自体がかなりのもの。11連戦というフレーズはそれを表すものでしょう。
二兎を追うものは一兎を得ず……古くから伝えられているその人生訓ですが、少なくともフットボールの世界では二兎を追えるようなチームでないと一兎すら手に入らない。その競争社会がJリーグであり、ACLであり、そしてサッカー界です。ACL2のタイトルを狙うことはもちろんですが、百年構想リーグで神戸の肩を掴み続けるために落としていい勝点はもう一つもありません。混戦ゆえ、前節の福岡や下位の岡山、そして今日対戦する最下位の長崎…ガンバのこの3連戦の相手もいずれも一つ勝てば上位に食い込める可能性を持っている。そういう相手をどう斬るか。それだけが求められています。
両チームスタメンです。


ガンバは福岡に逆転負けを喫した前節からはスタメンを4人変更。CBは中谷が出場停止だったACL2バンコク戦を除いて中谷進之介と三浦弦太のコンビでしたが、今日はそのバンコク戦で三浦とコンビを組んだ池谷銀姿郎がリーグ戦初先発。また今日は山下諒也がベンチスタートとなり、食野亮太郎と左WGで併用されているウェルトンを右に持ってきました。また、GKは前節に続いて荒木琉偉を起用しています。
3連敗中、それも3試合とも完封負けの長崎は前節広島戦からスタメンを5人変更。元々そこまでスタメンを固定しているチームではないですが、GKを含めたDFラインは新井一耀だけ残して総入れ替えする形になりました。マテウス・ジェズスは前節に続きベンチスタート。翁長聖はWBではなく右CBとしてのスタートになっています。
本日の会場は長崎県長崎市、PEACE STADIUM Connected by SoftBankです。
「青橙祭」として開催されるこの試合では、来場者に長崎のブラジル人選手のいずれかの顔写真がデザインされた記念シャツがランダムでプレゼント。また、試合前にはゲストとしてピコ太郎氏が登場します。
2024年10月から使用を開始した長崎スタジアムシティはサッカースタジアムの域を超えたスポーツエンターテイメントの極みのようなスタジアムとして、プロ野球・北海道日本ハムファイターズのエスコンフィールド北海道と共に注目されています。ガンバにとってこのスタジアムでの試合は初めて。ホテルの温泉から眺めるのは長崎の絶景とガンバクラップであることを願って!…ちなみに長崎のJリーグ初陣にして前ホームスタジアムの回収明けこけら落としの試合は、当時J2時代のガンバのスタジアムでした。
キックオフまであと1時間⏰
— ガンバ大阪オフィシャル (@GAMBA_OFFICIAL) 2026年4月25日
🏆明治安田J1百年構想リーグ地域リーグラウンド第12節
🆚#V・ファーレン長崎
🗓️4/25(土)
⏰18:30
🏟️PEACE STADIUM Connected by SoftBank
📱DAZN無料ライブ配信
試合を観るなら▶️@DAZN_JPN
登録は▶️https://t.co/cmHuKWbwHj#ガンバ大阪 #GAMBAOSAKA pic.twitter.com/1TgUhRT9Wt
開始からアグレッシブに押し込んだのはガンバでした。最初の決定機は3分で、セットプレーの仕切り直しから岸本武流が競り合ったボールにジェバリが反応しますがシュートは枠の上へ。課題とされていたセットプレーからは16分にもヒュメットが好機を迎えます。
基本的にはガンバが優勢に試合を運んでいたものの、堅守速攻を武器とする長崎もいつもよりハイプレス、ないしはミドルゾーンでの攻防で激しくプレスに来ており、そこからのショートカウンターの形をいくつか作ろうとしまいました。そんな中でガンバは13分にウェルトンが負傷退場。山下諒也との交代を余儀なくされるアクシデント。
その後と試合はガンなペースでした。19分には左のインサイドでボールを受けた食野亮太郎が得意な形から右足を振り抜きますが、このシュートはGK後藤雅明がファインセーブ。23分にはヒュメットのFKが壁に阻まれると、そのプレーで得た初瀬のCKをニアで合わせた岸本のヘッドはまだもGK後藤が阻止。
長崎の決定機は32分、少し長崎がラッシュ気味に攻撃を続けている時間に翁長聖が持ち上がると長谷川元希に当ててワンツーで突破。ループシュートを放ちますが、シュートは僅かに枠の上を超えていきます。ただここからは長崎のカウンターも冴えるようになりオープンな展開に。
ガンバの誤算は更に続き、39分には今度はジェバリまでもが負傷退場し宇佐美貴史と交代。ガンバは前半だけで交代回数の2/3の行使する事態に陥ります。
直後にはカウンターから食野の決定機を作るもこれも決め切れず。立ち上がりはガンバペースながらも、長崎のプレッシングとショートカウンターの応酬に乗る形で時間経過と共にオープンになっていった試合は0-0で前半終了。
前半終了間際に安部にまで負傷の色が見えたガンバは、交代回数の兼ね合いもあってハーフタイムに安部を下げて山本天翔を投入。
後半も試合はオープンな展開になっていきました。長崎が想定よりもハイライン、ハイプレスをチームとして実践してきたこともあり、ガンバとしては最終ラインとGKの間にヒュメットや山下が顔を出そうとするシーンを作りますがGK後藤の好対応もあって得点まで奪い切れず。逆に長崎の方がガンバ陣内に陣形を構築できるようになったことで、連続的な攻撃を生み出せる状況が生まれ始めていきました。
長崎は63分にキャンベルとサンタナを下げて松本天夢、そしてマテウス・ジェズスを投入。
ある意味では前半と逆で、長崎に押し込まれながらガンバがショートカウンターを狙う形になった事で、現状のガンバにとってはかなりハードなオープンスタンスのゲームを強いられる展開になっていきました。
すると78分、エリア内でボールを受けた長谷川を中谷が倒してしまってPK献上。これをマテウスに決められて長崎先制…かと思えばその直後、今度はガンバが中谷がシュートブロックしたセカンドボールに反応した宇佐美がいち早く山下に繋ぐと山下がカウンタードリブル敢行。完璧なラストパスから最後はヒュメットが仕留めてすぐさま同点に!!
🎦 ゴール動画
— Jリーグ(日本プロサッカーリーグ) (@J_League) 2026年4月25日
🏆 明治安田J1百年構想リーグ 地域リーグラウンド 第12節
🆚 長崎vsG大阪
🔢 1-0
⌚️ 78分
⚽️ マテウス ジェズス(長崎)#Jリーグ pic.twitter.com/7JaWtgHSkK
https://x.com/GAMBA_OFFICIAL/status/2048011072557527352/video/1?s=46
86分には右からのクロスボールを松本が頭でに折り返されたボールに長谷川が突っ込むこの日最大級の決定機を迎えましたが、ここはGK荒木がスーパーセーブでなんとか阻止!ガンバも食野と初瀬を下げて南野遥海と中野伸哉を送り込むと、87分にはセットプレーのこぼれ球を拾った山下のクロスに反応した南野が頭で合わせますが……枠の右。
一進一退、スリリングな攻防は90分での決着を見ずPK戦に突入します。
迎えたPK戦、先行長崎のマテウス、後攻ガンバの南野の成功を皮切りに、両者とも5人目までが全員成功。
サドンデスに突入すると、長崎6人目米田隼也のキックを荒木がビッグセーブ!!
https://x.com/GAMBA_OFFICIAL/status/2048012900015768043/video/1?s=46
対するガンバは6人目の中野がきっちり成功。
またも勝点3は逃したガンバでしたが、過密日程の中でしぶとく勝点2を確保。なんとか上位戦線に踏みとどまりました。
ハードな試合でしたね。とにかく……。
この試合の面白かったところは前半と後半で構図が完全に逆転したところでした。単純に「前半劣勢だった方が後半は主導権を握ってる」という話ならよくありますけど、この日のガンバと長崎は45分をどちらかが一方的に支配していた訳ではなく、その上で前半と後半でお互いの攻撃の仕方がそっくりそのまま入れ替わったような形になっていました。前半はガンバが押し込んで長崎が速攻、後半は逆…その関係性でお互いに決定機を作り続けたのはなかなか見応えのある攻防でしたね。
そういう意味では今日の長崎は比較的、激しくプレスに出てくるエリアを中盤に限定することでガンバに強度で対抗しようとしていた印象でした。ある程度ガンバに押し込まれる状態になったら割り切ったブロックを組むけど、中盤のエリアでのセカンドボールやルーズボール、ガンバが攻撃の起点を作ろうとした時には徹底的に潰しに行く…といった具合に。そういう構図の試合だったので、前半も後半も先にラッシュをかけた方がやや保持寄りになり、そうじゃない方がカウンター寄りになった…みたいな側面はあったのかなと。
この日はガンバも長崎もハイプレス傾向のあるゲームだった印象ですが、即時奪回をテーマに掲げるガンバがプレス出力の調整を"状況"で判断していたのに対し、長崎は"エリア"で判断していた。異なる判断基準ですが、お互いに"行くところ、行かないところをはっきりさせる"というところは共通して持っていたんじゃないかなと思います。そしてそれはお互いのカウンター時のデザインにも直結していました。端的に言えば長崎は外→中のカウンターで、ガンバは中→外のカウンターでしたね。
わかりやすかったのはヒュメットの同点弾のシーンでしょう。長崎の攻撃のセカンドボールに対し、長崎はミドルゾーンで圧力を強める方針でプレーしていたので、ましてやガンバ陣内ですからある程度のリスクを覚悟でアタックしてくる。そこに降りてきた宇佐美が2タッチくらいで山下に繋いでマークを剥がしてしまった事により、人数的には長崎の方が有利でもトップスピードで前を見て仕掛けてくる山下とヒュメットに対して下がりながら対応しなければならなくなった。あのプレーは山下のカウンタードリブルとパスに至るアイデアがあまりにもパーフェクトだったところは大きいんですけど、自陣から宇佐美やボランチが2〜3タッチほどで相手のプレスを剥がし、山下やヒュメット、或いは食野がカウンタードリブルで仕掛ける場面は後半かなり多かったんですよね。そうやって食野と山下がシャドー的なコースで走り、岸本と中野が一気に大外を駆け上がっていく。今季のガンバは5レーンでの攻撃シーンが目立っていますが、あのゴールはこの試合の構図を語る上で最も最適なシーンだったんじゃないかなと。
後半はそういう攻撃が多かった中で、右サイドでの対人守備をしっかり頑張りながらカウンターの場面では何度も労を惜しまない爆走を繰り返した岸本は殊勲だったなと思います。SBとしては半田陸の方が安定感はありますが、特にこの日は彼の縦への突破がよく活きるゲームでしたから、彼には「キツイけど楽しい」みたいな感覚はあったんじゃないかなとも思いますし。加えて後半はそういう展開になった中で、相手のプレスを少ないタッチで宇佐美に繋ぐ、山下やヒュメットに走れる状態でボールを託すという振る舞いをし続けた山本であったり、長崎の強力な攻撃陣と対峙しながら、岸本がガッと上がった時には右CBとして3バック的なスライドもきっちりやり切った池谷であったり、言うまでもなく荒木であったり……若手の突き上げ、躍動が見られたことも嬉しいポイントでしたね。
【うれしはずかしじゅんいひょうのコーナー】
2026明治安田J1百年構想リーグ第12節
《EAST》
柏レイソル0-1鹿島アントラーズ
FC東京5-2水戸ホーリーホック
浦和レッズ2-3横浜F・マリノス
川崎フロンターレ2-1ジェフユナイテッド千葉
FC町田ゼルビアvs東京ヴェルディ(5月13日)
1位 鹿島アントラーズ(32)
2位 FC東京(26)
3位 FC町田ゼルビア(22)※1
4位 川崎フロンターレ(20)
5位 東京ヴェルディ(18)※1
6位 水戸ホーリーホック(15)
7位 浦和レッズ(12)
8位 横浜F・マリノス(12)
9位 柏レイソル(11)
10位 ジェフユナイテッド千葉(9)
※1 11試合消化
首位独走中の鹿島は今節も勝利。前半終了間際の鈴木優磨のゴールで柏に1-0で勝利し、10勝中の8勝がクリーンシート勝ちという事になりました。上位陣では2位FC東京が水戸との点の取り合いを制して2位をキープしています。
悩める名門対決となった浦和と横浜FMの試合はアウェイの横浜FMが3-2で勝利。この結果浦和は7連敗という苦境から抜け出せていません。また、WESTでG大阪と対戦した長崎がPK戦に突入した事で、横浜FMは20クラブ唯一PK戦を経験していないチームとなり、J2・J3を含めると横浜FM・徳島・宮崎の3チームとなりました。
《WEST》
清水エスパルス0-2名古屋グランパス
ファジアーノ岡山2-0アビスパ福岡
サンフレッチェ広島2-1セレッソ大阪
V・ファーレン長崎1-1ガンバ大阪
ヴィッセル神戸vs京都サンガ(5月13日)
1位 ヴィッセル神戸(25)※2
2位 名古屋グランパス(21)
3位 ガンバ大阪(21)※3
4位 サンフレッチェ広島(19)
5位 京都サンガFC(17)※2
6位 清水エスパルス(17)
7位 セレッソ大阪(17)
8位 ファジアーノ岡山(15)
9位 アビスパ福岡(15)※3
10位 V・ファーレン長崎(13)
※2 11試合消化
※3 13試合消化
首位神戸がACLの都合でリーグ戦を離脱している中で、上位直接対決となった清水と名古屋の試合は前半と後半のそれぞれ終了間際に得点を挙げた名古屋が2-0で勝利。2位G大阪がPK戦に突入していた事で名古屋が2位に浮上しました。また、浮き沈みの激しいシーズンを過ごしている広島とC大阪の対決は広島が終盤の2得点で逆で勝利を収めて4位に浮上しています。
スタジアムシティいきたいなあ
ではでは(´∀`)