RK-3はきだめスタジオブログ

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【北中米W杯 代表サバイバル最終盤】2018年ロシアW杯の当落線上で落選してしまったメンバーベストイレブン

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ロシアW杯は思い入れは過去一

 

どーもこんばんは

 

だって行ったもの

 

 

 

さてさて、北中米W杯までいよいよ残り2〜3ヶ月です。

森保一監督率いる日本代表はW杯メンバー発表前最後の親善試合として3月28日にスコットランド代表、そして3月31日にイングランド代表と対戦。グレートブリテンを舞台に欧州の実力国と、そして長い長い歴史の中でも最強世代と称される優勝候補国とのテストマッチに挑みました。この2試合が終われば次の日本代表イベントは5月15日の最終メンバー発表ですから、それだけに2026年への冒険は最終局面を迎えたと言えるでしょう。

という訳で、今回からはW杯の日本代表にちなんだ連載企画をば。

 

 

「サプライズ選出」───W杯メンバーの発表が近付く度に、様々なメディアで度々耳にするフレーズです。印象的なところで言えば2002年の中山雅史と秋田豊、2006年の巻誠一郎、2010年の川口能活、2014年の大久保嘉人辺りでしょうか。彼らは次の日のスポーツ新聞を賑わせ、次のトピックが来るまでは、選考の話題を独り占めする事になります。

しかしその反面、サプライズと称されるように一人滑り込んだ人間がいるという事は、同時に一人滑り落ちてしまった当落線上の人間がいる…という事になる訳です。しかしながらHOWEVER、W杯メンバーまであと一歩のところまで迫った時点で、その選手は言うまでもなくその時代を代表する名選手であり、日本代表やJリーグにとってのスタープレーヤー。という訳で今回からは、過去の日本代表のW杯メンバーに於いて、当落線上にいながら落選してしまった、或いは出場確実とされながら怪我等で大会参加が叶わなかった選手で11人を組み、各大会の裏ジャパンを作ってみたいと思います。

 

 

第6回はロシアW杯編です。

過去にも監督が2度代わる事自体はフランスW杯に向かうまでの道のりであったものの、W杯開幕の2ヶ月前に監督を交代するという判断は日本にとって異例の事態でした。新監督の西野朗監督は、ヴァイッド・ハリルホジッチ監督の遺産引き継ぎつつもどちらかといえばザックジャパンの時に近いやり方に戻したとも言えて、ある意味対極的なスタンスだったハリルジャパンからは少なからずメンバーの変更が発生する事に。「ハリルが続投ならメンバーに残ったかもしれない選手」「ハリルが続投ならメンバーに入れていなかったかもしれない選手」が出てきてしまうのは、急な監督交代ではどうしても避けられない事象の一つですね。その影響もあって、この後取り上げる選手以外にも倉田秋、森岡亮太、小林祐希、杉本健勇など、当落線上での落選と表現できる選手は歴代大会よりかなり多いです。

また、基本的には23名(現在は26名)の発表のみとする事が多い日本代表ですが、この時はフランスW杯以来の先に候補メンバーを発表し、そこから選抜して23名の正式メンバーを発表する方式でメンバー発表が行われました。

 

 

 

1998年フランスW杯編

2002年日韓W杯編

2006年ドイツW杯編

2010年南アフリカW杯編

2014年ブラジルW杯編

・2018年ロシアW杯編

2022年カタールW杯編

 

 

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【2018年ロシアW杯日本代表メンバー】

監督:西野朗

コーチ:手倉森誠

コーチ:森保一

GKコーチ:浜野征哉

GKコーチ:下田崇

コンディショニングコーチ:早川直樹

コンディショニングコーチ:小粥智浩

 

 

第1戦 vsコロンビア○2-1(得点者:香川真司、大迫勇也)

第2戦 vsセネガル△2-2(得点者:乾貴士、本田圭佑)

第3戦 vsポーランド●0-1

ベスト16 vsベルギー○(得点者:原口元気、乾貴士)

 

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GK1 川島永嗣(FCメス)

DF2 植田直通(鹿島アントラーズ)

DF3 昌子源(鹿島アントラーズ)

MF4 本田圭佑(CFパチューカ)

DF5 長友佑都(ガラタサライSK)

DF6 遠藤航(浦和レッズ)

MF7 柴崎岳(ヘタフェCF)

MF8 原口元気(フォルトゥナ・デュッセルドルフ)

FW9 岡崎慎司(レスター・シティ)

MF10 香川真司(ボルシア・ドルトムント)

MF11 宇佐美貴史(フォルトゥナ・デュッセルドルフ)

GK12 東口順昭(ガンバ大阪)

FW13 武藤嘉紀(1.FCマインツ)

MF14 乾貴士(レアル・ベティス)

FW15 大迫勇也(ヴェルダー・ブレーメン)

MF16 山口蛍(セレッソ大阪)

MF17 長谷部誠(アイントラハト・フランクフルト)

MF18 大島僚太(川崎フロンターレ)

DF19 酒井宏樹(オリンピック・マルセイユ)

DF20 槙野智章(浦和レッズ)

DF21 酒井高徳(ハンブルガーSV)

DF22 吉田麻也(サウサンプトン)

GK23 中村航輔(柏レイソル)

 

 

 

【ロシアW杯の当落線上で落選してしまったメンバーベストイレブン】

 

※システムやフォーメーションは当時の代表と異なる場合があります。

 

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GK 西川周作

(浦和レッズ)

生年月日:1986年6月18日

それ以前のW杯出場:2014年ブラジルW杯

その後のW杯出場:なし

日本代表通算成績:31試合0得点(2009〜2018)

アジアカップ2015出場

☆アジア最終予選参加

 

南アフリカW杯では川口能活のサプライズ選出に押し出させる形で落選となったが、ブラジルW杯に至る流れとアギーレ体制では常に第2GKの座をキープし続けていた。ハリル体制になると一時無所属状態となった川島が代表から離れた時期があった事から最終予選の前半戦は西川が正GKを務めていた為、W杯出場のみならずW杯の試合出場に期待が持てる状態だった。

しかし2017年に入ると西川がクラブ共々精彩を欠くスランプ状態に突入し、その時期に川島が守護神に返り咲き、残りのGK枠は第3GKの東口に加えて新たに台頭してきたリオ五輪世代の中村の3人が固定される形に。その後は西川もクラブでACL制覇を達成するなど復調を見せたが、ハリル体制でも西野体制でも3人の牙城を崩せなかった。日本代表の最終予選に出場したGKが本戦出場を逃すのは南アフリカW杯の都築龍太以来だが都築はGKの負傷者続出に伴う緊急出場だった為、正GKとして予選に参加したGKが落選するのは初めてのケースとなった。

落選が決まった直後の試合は奇しくも同い年で代表のポジション争いを繰り広げた東口が所属するG大阪戦で、両GKの攻守連発により0-0で終わった試合後に「ヒガシ(東口)に全部託しました」とユニフォームを交換した場面は印象的だった。

 

 

DF 森重真人

(FC東京)

生年月日:1987年5月21日

それ以前のW杯出場:2014年ブラジルW杯

その後のW杯出場:なし

日本代表通算成績:41試合2得点(2013〜2017)

アジアカップ2015出場

☆アジア最終予選参加

 

1試合に先発したブラジルW杯が終わってアギーレジャパンが発足すると、直後のアジアカップ 2015から吉田とのコンビでCBのレギュラーに定着。アギーレ体制及びハリル体制の前半では吉田と共にレギュラーCBとしてポジションを固定されており、国内組で挑んだ2015年の東アジア選手権ではキャプテンも任されていた。最終予選も半分以上の試合に先発出場している。

しかし2017年に入ると不調に陥った事で、3月の最終予選2試合では先発を飾りながらも6月シリーズでは落選。6月以降は昌子と槙野の評価が上昇し、吉田の相方はこの2人に絞られる形に。更に自身の負傷も重なった事で残る1枠もリオ五輪世代の植田や三浦弦太が選ばれるようになった。ハリルジャパン最後の試合となった3月の欧州遠征は吉田が負傷した事もあって招集されたが監督交代後も大きく状況は変わらず。前回は大会1年前からW杯メンバーに食い込んだが、今大会では逆の立場になってしまった。

それでもW杯開幕直前には、自分の立場を奪った選手とも言える昌子に対して激励のLINEを送っていた事が昌子の口から感謝と共に明かされている

 

 

 

DF 車屋紳太郎

(川崎フロンターレ)

生年月日:1992年4月5日

それ以前のW杯出場:なし

その後のW杯出場:なし

日本代表通算成績:4試合0得点(2017〜2019)

 

リーグでの活躍が評価され、W杯出場決定後の親善試合より代表に定着。デビュー戦となったハイチ戦こそ格下にドローという残念な結果に終わったが、車屋自身はデビュー戦から得点に絡むなどインパクトを残し、ハリルからの評価も高くなりつつあった。実際に2018年3月の欧州遠征では長友の控えとして、酒井高徳が落選させてまで招集されている。

しかし西野監督が就任した本大会では酒井高徳を右SBではなく左SBの控え、遠藤航をCB兼右SBのバックアッパーとしてカウントした上で植田を選出。車屋の入れる枠が埋まってしまう格好となった。

 

 

 

MF 今野泰幸

(ガンバ大阪)

生年月日:1983年1月25日

それ以前のW杯出場:2010年南アフリカW杯、2014年ブラジルW杯

その後のW杯出場:なし

日本代表通算成績:93試合4得点(2005〜2017)

アジアカップ2015出場

☆アジア最終予選参加

 

ザックジャパンでは不動のCBだった名手だが、ブラジルW杯後は所属するG大阪でもボランチ起用がメインになっていた事もあり、アギーレ体制で挑んだアジアカップ2015以降はCBではなくボランチとして招集。ハリル体制では初陣となる2015年3月の代表活動に参加して以来は年齢もあってかしばらく代表から遠ざかっていたが、最終予選の大一番となった2017年3月のUAE戦に長谷部が欠場した事で緊急招集された。「今の自分が代表の力になれるか分からない」とまるで代表選手感のないコメントを残していたにも関わらず、大一番で中盤を制圧して点まで取るスーパー今ちゃんモードに突入して勝利に貢献すると、これ以降、ハリルは長谷部のバックアッパーとして今野を重宝するようになり、特に負傷から復帰直後の今野をスクランブル招集した際には監督のザック、長谷川健太に次ぐ「今野依存症患者」とも称された。

今野を高く評価していたのは後を継いだ西野監督も同じで、少なくとも最終候補メンバーとなるガーナ戦のリストには加える方針だった。しかし2018年以降の今野は負傷離脱と復帰を繰り返す状態が続いており、メンバー発表直前となる5月には戦列に復帰したもののオペが必要という事が発覚して招集を断念。ガーナ戦のメンバー27人を発表する会見の場では、西野監督自身の口から「招集したかったけれど怪我で招集が叶わなかった選手」として小林悠と共に名前を挙げられた。余談だが西野監督はG大阪監督時代も今野の獲得を熱望しながら叶わず、自身が退任した直後に今野のG大阪移籍が実現するという数奇な運命を辿っている。

 

 

MF 青山敏弘

(サンフレッチェ広島)

生年月日:1986年2月22日

それ以前のW杯出場:2014年ブラジルW杯

その後のW杯出場:なし

日本代表通算成績:12試合1得点(2013〜2019)

★最終候補メンバー

 

アギーレジャパンでの招集は無かったがハリルジャパンの初陣となった2015年3月の2試合で代表招集。ウズベキスタン戦ではゴラッソも叩き込むなどハ新監督の前で好印象を残したかとも思われたが、2015年にはJリーグMVPを獲得しながらも、ハリルジャパンではその後の招集機会は訪れなかった。しかし2018年に入ると所属する広島でクラブ共々圧巻のパフォーマンスを見せると、高精度のロングフィードを蹴れる貴重なタレントとして西野監督が抜擢し最終候補メンバー27名に選出。ハリルジャパンでは代表から遠ざかっていた事もあってサプライズ選出と話題になったが、慢性的な右膝の痛みにより辞退を余儀なくされた。

本人曰く、代表合宿が始まった時には痛みがピークに達しており、メディカルチェックでドクターストップがかかった時にはホッとした気持ちもあったという。また離脱する際に、足首を痛めていた岡崎に「あんまり無理せず、がんばってよ」と声をかけると「ここは無理するとこだよ」と返され、その言葉に「自分はワールドカップに対する考え方が甘かった」と感じたと振り返っている。

 

 

 

MF 三竿健斗

(鹿島アントラーズ)

生年月日:1996年4月16日

それ以前のW杯出場:なし

その後のW杯出場:なし

日本代表通算成績:6試合0得点(2017〜2018)

★最終候補メンバー

 

ヴェルディユースで育ち2016年から鹿島にステップアップ。多くのタレントを揃える鹿島で2年目から定位置を確保すると、同年のE-1選手権に於いて代表初招集を受けた。E-1選手権は国内組のみの参加だったがハリルは海外組も合流した3月の欧州遠征でも三竿を招集しており、三竿自身もマリ戦で中島のゴールをアシストするなど結果を残している。

西野体制になっても期待は高く、最終候補メンバー27名として最終合宿にも参加した。しかし守備的なボランチとしては山口、ボランチとDFを兼ねたバックアッパーとしては遠藤が優先される形となり、あと一歩での落選となった。本大会には浅野、井手口と共にサポートメンバーとしての帯同を要請されたが、鹿島での活動を優先する意向で辞退している。

 

 

 

MF 井手口陽介

(クルトゥラル・レオネサ)

生年月日:1996年8月23日

それ以前のW杯出場:なし

その後のW杯出場:なし

日本代表通算成績:15試合2得点(2017〜2019)

★2016年リオデジャネイロ五輪出場

☆アジア最終予選参加

★最終候補メンバー

 

ガンバユース時代から超有望株として期待されて着実に出場機会を伸ばすと、インサイドハーフに高いボール奪取能力と運動量を求めるハリルジャパンのスタイルと合致しリオ五輪出場も果たした2016年に初招集。2017年には常連として代表に参加するようになり、ロシアW杯出場に王手をかけたオーストラリア戦では長谷部、山口と構成する中盤の一角としてフル出場。その試合で後半にW杯出場を決定付けるゴラッソを叩き込み、代表3試合目でW杯決定弾を叩き込むニューヒーローっぷりに一躍時の人としての輝きを放っていた。所属するガンバでも好パフォーマンスを見せており同年には21歳でベストイレブンも受賞。W杯メンバー入りは当確どころかレギュラーとも目されており、ブラジル・ベルギーと戦った11月の欧州遠征でも両試合でスタメンに選ばれていた。

しかし2018年にリーズへの海外移籍に踏み切るとリーズでは就労ビザが降りず、レンタル先のスペインで出場機会を殆ど得られずに低迷し、3月の欧州遠征ではメンバーからは落選の憂き目を見る。西野監督に代わって発表された最終候補合宿のメンバーリストには加えられ、ガーナ戦でも途中出場の機会を得たが、守備的なボランチでは長谷部と山口、攻撃的なボランチでは柴崎と大島が選ばれた事で落選。当初はバックアップメンバーとして浅野拓磨と共にロシアW杯に帯同する予定だったが、所属元の意向でオーストリア合宿までの帯同となった。

奇しくもガンバユースの先輩でもある稲本潤一を彷彿とさせるスタイルとニューヒーローっぷりに、2017年の時点では日本の主役候補と目する声もあった。怪我さえしなければ少なくともガンバでは出場機会は確保できたと想像できるだけに、井手口の落選は日本人選手の海外志望とW杯直前の移籍の難しさのジレンマを再認識させる結果となった。

 

 

FW 小林悠

(川崎フロンターレ)

生年月日:1987年9月23日

当時の所属チーム:川崎フロンターレ

それ以前のW杯出場:なし

その後のW杯出場:なし

日本代表通算成績:14試合2得点(2014〜2018)

アジアカップ2015出場

☆アジア最終予選参加

 

ザックジャパンでは合宿参加のみの招集だったが、アギーレジャパンで代表デビューを果たすとアジアカップ2015でメンバー入り。監督がハリルになるとクラブでの好調が認められて常連メンバーとなり、最終予選でも敵地でのオーストラリア戦で先発出場も果たすなど高い評価を受けていた。実際に国内組で戦った2017年のE-1選手権ではエース扱いを受けている。

3月の欧州遠征にも招集されるなど、2017年にJリーグMVPと得点王のW受賞を果たした小林は間違いなく有力候補の一人で、それは西野監督に交代してからも同様だった。しかし最終候補メンバーの発表前日に負傷し、W杯期間中の復帰が困難と判断された事でW杯出場の望みは絶たれた。前述の今野と同様、会見の席で西野監督は「招集予定だったが負傷で断念した選手」として名前を挙げており、実際にメンバー発表当日の朝まではリストに名前が残っていたという。これまでも負傷により代表戦の機会を逃す事が多い選手だっただけに悔やまれる結果となった。

 

 

 

FW 久保裕也

(KAAヘント)

生年月日:1993年12月24日

それ以前のW杯出場:なし

その後のW杯出場:なし

日本代表通算成績:13試合2得点(2012〜2018)

★アジア最終予選参加

 

サンガユースの最高傑作との呼び声高く、初戦でUAEに敗れる波乱の幕開けとなったロシアW杯予選の救世主的存在。出場こそ無かったものの現役高校生として史上2人目となる代表招集をザックジャパン時代に受けた事で注目された2012年以降は代表から遠ざかる時期が続いたが、最終予選4試合を終えて波に乗り切れていなかったハリルジャパンの切り札として大一番のサウジアラビア戦からスタメンに抜擢され、UAE戦では得点も挙げてW杯出場に大きく貢献した。ハリルジャパンで前述のサウジアラビア戦以降のほぼ全ての試合に出場しており、それまでは不可侵とも目されていた本田圭佑のポジションを奪った男でもある。

それだけにメンバー入りは有力と思われていたが、西野監督に代わって発表された最終候補合宿27名のメンバーには久保は入っていなかった。会見で西野監督は記者から久保を外した理由を問われた際に久保が所属クラブでプレーオフを戦っていた事情を考慮してメンバーから外した事を述べた上で「23名は27名外の選手から選ばれる可能性もある」と示唆していたが、結局最終メンバーの23名の中に久保の名前は無かった。無く合宿に参加が出来ていれば本当に久保を選ぶつもりだったのか、それとも実際はコンディション不良を承知で招集に踏み切った岡崎や香川の状態が悪くない限りは選外のつもりだったのかはわからないが、本戦直前でクラブの意向により離脱させられたリオ五輪に続き、久保からすれば間の悪い形でメジャートーナメントの出場を逃す結果となった。余談だが、久保は17歳の時に西野監督とCMでの共演歴がある。

ちなみに久保は日本ではJ2時代の京都でしかプレーしておらず、もし選ばれていれば史上初めて「J1出場0試合でW杯に出場した日本代表選手」となっていた。先日引退して最終成績が確定した為、Jリーグ発足以降の日本代表戦に10試合以上出場した選手では唯一J1デビューをせずにキャリアを終えた選手となっている。

 

 

FW 中島翔哉

(ポルティモネンセSC)

生年月日:1994年8月23日

それ以前のW杯出場:なし

その後のW杯出場:なし

日本代表通算成績:19試合5得点(2018〜2019)

★2016年リオデジャネイロ五輪出場

 

多くの逸材を輩出したヴェルディユースの中でも"最高傑作"と期待され、10番を与えられたリオ五輪日本代表では五輪出場権を懸けたAFC U-23選手権MVP、リオ五輪本戦でも1得点を挙げた。FC東京から17-18シーズン開幕に合わせて移籍したポルトガルのポルティモネンセでの欧州挑戦は1年目から大ブレイクを果たし、10得点を挙げ同年のベストイレブンにも選出されるほどの大活躍。その娯楽性溢れるプレースタイルへの期待もこめてサプライズ選出の待望論が強まると、初招集を受けた3月の欧州遠征で代表デビュー戦となるマリ戦でいきなり初ゴールを劇的同点弾という形で決めてみせた。後に監督交代の決定打となった事実が物語るように欧州遠征の2試合は低調な試合内容と結果だった中、ハリルは中島の活躍を「(この2試合で) 唯一ポジティブなこと」と称賛している。

ただ後任の西野監督は自身に与えられた時間があまりにも短すぎた事も踏まえ、メンバー選考の基本方針として"ポリバレント性"を重視する方針を提示し、それを理由に中島の落選を説明していた。結果的に中島の落選はロシアW杯に挑む日本代表が「おっさんジャパン」等と揶揄される要因の一つにもなっている。ロシアW杯後の森保ジャパンでは当初は南野拓実、堂安律と"三銃士"と称されるなどエース格と見られていたが、自身ざ移籍問題やコンディション不良で苦しんでいる間に三笘薫や久保建英が台頭した事でフェードアウトしていった

 

 

FW 浅野拓磨

(VfBシュトゥットガルト)

生年月日:1994年11月10日

それ以前のW杯出場:なし

その後のW杯出場:2022年カタールW杯

日本代表通算成績:36試合7得点(2015〜)

★2016年リオデジャネイロ五輪出場

☆アジア最終予選参加

★最終候補メンバー

 

森保一率いる広島で2015年にブレイクすると同年の東アジア選手権で代表デビュー。2015年に優勝した広島ではスーパーサブとして活躍し、リオ五輪代表でもインパクトのある活躍を残した事から、ハリルジャパンでも2016年からは常連メンバーとして常時招集されており、W杯出場の懸かったオーストラリア戦では前半に先制点を獲得。オーストラリア戦では先発だったが、基本的には貴重なジョーカーとして重宝され、最終予選では6試合2得点を記録するなどW杯出場にも貢献した。だが2018年に入ると所属クラブの監督交代もあって出場機会が減少し、3月の欧州遠征では選外に。最終候補の27名には選ばれたが、ライバルの立ち位置だった小林や久保が外れた一方で西野体制では岡崎や武藤が復帰していた事でメンバーから外れ、帯同のバックアップメンバーに留まった。2-0の勝利でW杯出場を決めたオーストラリア戦のスコアラーとなった浅野と井手口は、奇しくも同じ運営を辿った事になる。

オーストリア合宿までの帯同となった井手口とは異なり、浅野は岡崎が直前まで離脱の可能性もあった事からメンバー変更期限(初戦の24時間前)のギリギリまでチームに帯同しており、コロンビア戦の勝利をスタジアムで見届けてからチームを離脱した(一部の記念写真に浅野が映っているのはこの為)。この帯同で得た経験と悔しさは浅野本人にとっても大きく、カタールW杯までの期間には親善試合を「選手にとってはメンバーに選ばれる為の予選でもある」と語るほど強い想いを見せており、その強烈な想いは恩師率いる代表チームでドイツを相手に実る事となる。

次回、カタールW杯編に続く

前回から読む

 

 

ではでは(´∀`)