RK-3はきだめスタジオブログ

気ままに白熱、気ままな憂鬱。執筆等のご依頼はTwitter(@blueblack_gblue)のDM、もしくは[gamba_kyoto@yahoo.co.jp]のメールアドレスまでご連絡お願いします。

ガンバ大阪 2026→2026/27 補強プラン展望〜後編・ポジション別補強優先度考察〜

f:id:gsfootball3tbase3gbmusic:20260604175349j:image

 

宇佐美とイェンさんオールスター出やんのかーい

 

どーもこんばんは

 

さてさて、3シーズンに及んだダニエル・ポヤトス監督体制に別れを告げ、自身もプロの監督としては初挑戦となったイェンス・ヴィッシング監督を迎えて挑んだ百年構想リーグ。百年構想リーグはWESTを5位で終える中位フィニッシュとなりましたが、若手の台頭や新しい意識の構築など様々なポジティブな変化が見られ、新監督の戦術も想像よりスムーズに浸透。26-27シーズンに期待を抱かせるには十分な内容だったと言えるでしょう。

何よりも昨季後半から開幕したACL2ではスター集団アル・ナスルを完全アウェイで下して見事優勝!10年間追い続けた10冠の夢をようやく叶え、新体制ゆえの期待と不安を見事に歓喜に変えてくれました!

 

 

 

で、言うまでもなくW杯を経て開幕する2026-27シーズンに向けて重要になるのが補強でございます。

特にガンバは26-27シーズンはタイトルを目指すという意味合いでは2025年シーズン以上のものがあるでしょうし、そしてACLEのチャンスもある。その上でヴィッシング体制でどういうタレントが求められるのか?も見えてきたところですので、それを含めて来季に向けた補強動向を考えていきたいと思います。

 

 

 

【お品書き】

①ポジション分布(前回)

②補強スタンスの展望と慰留問題、そしてヴィッシング監督の構想で一つ読めないところ(前回)

③ポジション別補強優先度考察

 

 

北中米W杯観戦ガイド作りました!W杯情報に予想や試合の考察、日本代表や過去のW杯を振り返るコンテンツなど多数の読み物を揃えております。是非お使いくださいませ!

 

オリジナルアルバム出してみました!聴いてみてくださいませ!

 

2026年W杯の当サイト的テーマソングを勝手に作りました。

 

 

 

③ポジション別補強優先度考察

[]で囲っている選手は完全移籍ではなくレンタル移籍でガンバに入団している選手です。

 

f:id:gsfootball3tbase3gbmusic:20260604153614j:image

 

【ゴールキーパー】

レギュラー候補:東口順昭,荒木琉偉,一森純

控えGK:張奥林

補強優先度:★☆☆☆☆

 

一森が負傷した状態で迎えた百年構想リーグとACL2決勝トーナメントでしたが、3年ぶりに正GKの立ち位置に就いた東口が健在のパフォーマンスを披露。さらにそれを19歳の荒木が奪ってブレイクを果たし、一森も戦線復帰という好循環が生まれています。東口と一森がベテランから大ベテランに差し掛かり、次代が荒木と張の若手になった時には谷晃生(町田)を失った事による年齢バランスの二極化(というより中堅の空洞化)を不安視した事もありましたが、荒木のブレイクがそれを埋めてくれたなと。

とはいえこれだけ荒木がブレイクした以上は海外移籍のリスク、或いは荒木、東口、一森のうちの誰かが第3GKになる状況であれば、それこそ2023年の一森のように誰かが抜ける可能性もあってそこは心配ではありますが(張はレンタルするかもだし)、4人体制さえキープできれば急を要する…という訳でもないでしょう。

 

 

 

【センターバック】

レギュラー:三浦弦太,中谷進之介

レギュラー候補:福岡将太,佐々木翔悟

ベンチ:池谷銀姿郎

控え選手:横井佑弥

オプション:半田陸

補強優先度:★★★★☆

 

今季は福岡と佐々木が序盤に負傷離脱を余儀なくされるというアクシデントが起こりながらも、逆に近年は負傷に苦しんでいた三浦が獅子奮迅の活躍を見せ、中谷との盤石のコンビでACL2優勝を達成。佐々木や池谷もヴィッシング監督の評価は高く、福岡も含めて選手層は盤石と言えるでしょう。

一方で、その中でも主軸となる中谷、三浦、福岡の3人がいずれも30代を超えているので、ACLEに向けて20代後半くらいの即戦力を狙う選択肢はあるかもなと。もちろんヴィッシング監督は開幕当初は三浦や福岡よりも佐々木を使おうとしていた時期があるように、佐々木や池谷の飛躍的な成長に賭けるという選択肢もありますが、リーグとACLEの二頭を追うなら一人引っ張ってくる気概も必要ではあるように思います。それこそ28歳の中谷を獲ってきたようなことが出来たらベストなんですけど、まあ、あれは中谷があのタイミングで市場に出たこと自体が奇跡的なケースではあるんですけども…。

 

 

 

【サイドバック】

レギュラー:半田陸(右),初瀬亮(左右)

レギュラー候補:岸本武流(右)

ベンチ:池谷銀姿郎(右),中野伸哉(左右)

オプション:福岡将太(右),唐山翔自(右),奥抜侃志(左),佐々木翔悟(左)

補強優先度:★★★★☆

 

まず半田が…全治は未公表ですけど、どれだけ短く見積もっても2026年中の復帰は困難だと思いますし、編成はその前提で考えるべきでしょう。そう考えると、右SBはやっぱり誰かを入れるべきところではあります。岸本も一定以上のパフォーマンスを見せてくれていますし、池谷も選択肢として計算できるだけの働きをしてくれてはいますが、左SBも初瀬と中野のみでそこまで層が厚い訳ではないので、誰かしらの戦力は加えた方が良いポジションではあるなと。

ただ、補強補強と言うのは簡単なんですけど……J1でレギュラークラスの右SBの獲得を目論むとなると、選手側からすれば「半田が帰ってきたら外されるのでは…?ただでさえ岸本もいるのに…」と考えてしまう事も自然ではあって、前回に書いた話とも重なる部分ですが、この辺りガンバの補強の難しいところでもあるんですよね。逆に言えばガンバとしても、半田を戻す前提のポジションにどこまでお金をかけるべきなのか?というところもあったり。そのさじ加減というかジレンマは抱えているとも言えるので…。

 

 

 

【ボランチ】

レギュラー:安部柊斗

レギュラー候補:鈴木徳真,美藤倫

ベンチ:倉田秋,山本天翔

控え選手:吉原優輝

他クラブにレンタル中の選手:満田誠

補強優先度:★★☆☆☆

 

緊急性はほぼ無いとは思います。絶対的な存在として安部が君臨しており、鈴木はもちろん、美藤もレギュラーとしてしっかりプレーできる立場まで台頭。オプションとして倉田もいますし、更に山本も計算できるレベルのパフォーマンスを示してきた。吉原がそのレベルまで上がってこれるようになれば、安部の怪我が長そうとかそういう非常事態でも起こらない限りは無理に動く必要のあるポジションではなく、それこそ安部のような選手が史上に出たらちょっと参入してみる、くらいの感じでいいのかなと。

 

 

 

【ウイング】

レギュラー:山下諒也(右)

レギュラー候補:食野亮太郎(左右),奥抜侃志(左右),ウェルトン(左右)

ベンチ:倉田秋(左)岸本武流(右),唐山翔自(右),中村仁郎(右)

控え選手:當野泰生(右),中積爲(右)

オプション:宇佐美貴史(左),名和田我空(右)

他クラブにレンタル中の選手:満田誠(右)

 

【トップ下】

レギュラー:イッサム・ジェバリ

レギュラー候補:宇佐美貴史

ベンチ:名和田我空

控え選手:植中朝日,當野泰生

オプション:食野亮太郎,倉田秋,山下諒也,D・ヒュメット,中村仁郎,奥抜侃志

他クラブにレンタル中の選手:満田誠

補強優先度:★★★☆☆

 

ヴィッシング体制になって、起用法にかなり特徴が出ているのが2列目でしょう。ウイングはしっかり相手に守備でぶつかれて、その上で独力で前線まで持ち上がれる選手が重宝され、サブとしては総合力では少々劣っても、背後へのアクションやスペースへの侵入で鋭さを出せる選手が求められる。逆にトップ下は運動量をそこまで求めない分、キープ力や展開力、詰まった時にミドルや突破でゲームチェンジできる選手が求められていて、いずれも総合力よりも監督が求める守備の最低基準を満たした上で"特性"に秀でている選手が重宝されています。

これは特性に秀でているかどうかよりも総合力の高さを基準として設定していたポヤトス前監督とは真逆のスタンスで、監督交代で最も変化した起用法と言えるでしょう。そこでより重宝されたのが食野やサブとしての名和田であり、割を食ったのが満田だったりする訳ですが。

 

 

そう考えると補強は結構難しいところではあるんですよね。何が難しいというと、まずガンバは枚数自体は足りている以上、誰かを獲得しようと思えば放出がセットでないと人材過多になりかねない(というか既にそうなっている)ポジションだったりするので、補強をしようと思うと誰かとの入れ替えが前提になる。そうなると、誰か引き抜かれたみたいな場合でもなければ「放出した選手よりも良い選手を連れてくる事」が条件になってくるので、獲れそうな選手と現有戦力の釣り合いを常に考える必要がある。復帰した植中がどれくらいやれるかというところもありますし、優先順位の高い/低いで判断できるポジションではないな…というところがあります。

逆にトップ下に関しては、今現在のジェバリと宇佐美に与えられたタスクが結構スペシャル性の高い役割なんですよね。なかなか代替が効かないですし、彼らほどのスキルを持った選手は獲ろうとして都合よく獲れる選手でもない。だからヴィッシング監督も2人がいない時はヒュメットとと南野を2トップ気味にしてサイドアタックに振り切るとか、倉田や山本を入れて4-1-2-3にしてトップ下システムを半ば放棄する形でやっているんでしょうし。中村がこのポジションでキープ力を備えてくれれば一番代えになるかも…とは少し思ったりもしますが。満田復帰もプランとしてはあると思いますけど…満田の場合はこの体制で活かすならボランチになるんじゃないか、もしくはヴィッシング監督が3-4-2-1のオプションを考えるなら計算に入ってくるかなといったところですかね。

 

 

 

【ワントップ】

レギュラー:デニス・ヒュメット

レギュラー候補:南野遥海

ベンチ:唐山翔自

控え選手:林大地,中積爲,植中朝日

オプション:宇佐美貴史,イッサム・ジェバリ

補強優先度:★★☆☆☆

 

ヒュメットと南野の2人がいる以上、緊急性という意味では薄いでしょう。林や植中が復帰してくれば彼らも存在感を放てるでしょうし、特に林は……もちろん帰ってこれるのかどうか、帰ってきた時にどういう状態なのかという不安はあるんですけど、鳥栖時代や五輪代表時代のプレーが出来るようならヴィッシング体制にめちゃくちゃ合うFWだとは思いますし。ほんと林大地……。

ただ危惧としてはやっぱり南野が海外に抜かれた場合。坂本一彩があれだけ早く抜かれた事を思うと、南野でもその可能性を考えなければならない。その時に植中も林も復帰できていないとなると…っていう。その部分のリストアップは控えておく必要はあるでしょう。

「①ポジション分布」「②補強スタンスの展望と慰留問題、そしてヴィッシング監督の構想で一つ読めないところ」につづく

 

 

そうだ、もうPK戦はないのか…

ではでは(´∀`)