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絶望感......は感じなかった敗戦。〜J1第1節 ガンバ大阪vs名古屋グランパス レビュー〜

今日もカーリング見ながらコーヒーがぶ飲み

 

どーもこんばんは。

 

お酒飲めないからやけ酒ができない。

 

究極に弱いです。

 

さてさて、今日はついにガンバ大阪クルピガンバが始動しました!

 

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観戦してきました!

 

単純にガンバの試合観てきたよー、というゆるゆるな日記的な内容はまた後日書くとして

 

今日は開幕戦を終えての感想を書いていきたいと思います!

   

まずは両チームのフォーメーションをご覧ください。

 

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今野泰幸の欠場が決まった時点で報道は出ていたとはいえ、やはり1番のサプライズは高卒ルーキー福田湧矢の抜擢でしょう。

市丸とのボランチコンビしかり、スタメンではありませんがベンチに中村敬斗を入れてきたあたり、若手をガンガン使うクルピ色のある人選でした。

 

この試合を結論からまとめると、タイトルにもある通り...負けはしたものの希望は見えた試合でした。

特に前半はガンバの試合を観ていて久し振りに楽しい!と思えるような前半だったと思います。

 

ではここから今日見えた収穫、そして逆に今日の敗因に繋がったところなど多々ありますので、今日の試合で見えたガンバ大阪2018の片鱗をポイント別にまとめたいと思います。

 

①遠藤のポジショニング

フォーメーションそのものは従来通りの4-2-3-1なのですが、3の中央に位置する遠藤はトップ下というよりも完全にフリーマンと言えるようなポジショニングでした。

ですが遠藤をある程度自由にさせるのは、昨年の序盤に採用した4-3-1-2でも実践した事。

それとの最大の違いは、後者が比較的中盤のエリアから出ないのに対して今年の遠藤はFWのようなポジションを取っている事です。実際、長沢とツートップのような位置の時間も多かったですし、長沢より前にいる事もしばしばありました。遠藤の先制点は倉田の頑張りが1番の要素であるとはいえ、あの位置に遠藤がいたというポイントは見逃せないでしょう。

それ以外にも何度か前に飛び出して惜しいシュートを放ち、倉田やウィジョらの突破を促すなど昨年よりも直接的に攻撃に絡む事が出来ていました。今日の遠藤はかなり好調だったと思います。

   

ボランチ

遠藤+2人のボランチという側面は去年も今年も同じように感じますが、去年の井手口と今野が遠藤の周りを走る衛星であるとすれば今日の市丸と福田はあくまでも遠藤1人では補えきれない部分をケアする補助のような役割だったように思います。

2人とも攻撃的なタイプの選手なので、前半のいい時間帯なんかは特にこの2人がボールを拾う、繋ぐという事をきっちりと果たしていた為、大変コンパクトな陣営をキープできていました。

ややサプライズ的な人選でもあったこの2人ですが、市丸はそつなくチームのパス回しを潤滑に進めていましたし、特に福田は堂々たる働きっぷりで十分今後に期待できると思わせてくれました。井手口の退団で不安の募るポジションでしたがこれに今野が復帰して、今日はイマイチでしたが矢島が馴染んでくれば面白い事になってくるかもしれません。

 

③サイド攻撃

表記上も倉田とウィジョはFW登録でしたから感覚としては3トップに近いんですかね。

今日は倉田とウィジョの2人もかなりいい動きを見せていたと思います。

倉田はクルピ監督のセレッソで一度ブレイクしているので、やり易さを感じているところもあるのでしょう。全体的に動きがイキイキしていたように感じます。

ウィジョも前への推進力と、私的にウィジョの最大の長所は裏への抜け方だと思っているので、実際何度も抜け出して何度もチャンスに絡みました。ただウィジョにはもう少し精度と視野の広さは欲しいかもしれませんね。ですが最初聞いた時は不安だったのに、ウィジョのサイド起用が中々ハマったのは嬉しい驚きでした。

またサイド攻撃でもう一つ記しておきたいのが両SBの位置です。前半のいい時間帯はマイボールの時は必ずサイドバックのどちらかがかなり高い位置を取っていました。実際藤春、オ・ジェソクは2人ともいいクロスを何本か入れましたし、ジェソクはアシストも決めましたしね。後半は少し2人とも引き込みがちになってしまいましたが、この2人がガンガン上がる事が出来ていた前半のサッカーはかなり魅力的でした。

 

④ディフェンスライン

1つ印象的だったのが、前半にまだ名古屋陣地からの名古屋のFKの際オ・ジェソクがかなり大きなジェスチャーで高い位置でのラインコントロールを試みている場面がありました。

恐らくラインを高く保つ事はキャンプでもクルピからの指示でも徹底されているのでしょう。実際繰り返すようで申し訳ないですが、前半素晴らしいサッカーを展開していた時間帯はラインを高く保ち、コンパクトにまとめてボールを奪ってからすぐに倉田やウィジョがチャンスをつかんでいるシーンが多くありました。

 

と、このような形で名古屋に失点を許すまでは素晴らしい試合展開が出来ていたと思います。

ただ今日の問題はここからで、この失点の際のジョーとガブリエル・シャビエルの動きがあまりにも驚異的過ぎました。

さらに後半立ち上がりに逆転を許してしまった為、ビハインドを取り返すため前がかりになろうともジョーとシャビエルの2人は最前線に残っており、迂闊にラインを上げるとこの2人がカウンターでガンガンそこを突いてしまう形を作る事が可能になってしまうという恐れからディフェンスラインがズルズルと下がっていったように感じます。

前半の見事なサッカーを展開できた要因の1つは全体がコンパクトにまとまっていた事によるものが多いのですが、後半はラインが下がってしまった事で名古屋が落ち着いてボールを回す事ができて名古屋が主導権を握る形になってしまったため、前半ほど流動的な攻撃の形を作れたとは残念ながら言えないでしょう。今年のガンバの鍵を握るのは前半のサッカーを90分続ける事が出来るかどうか、という事です。

 

ですが繰り返し言っているように、敗北はしたものの去年何度か感じたような絶望感はあまり感じませんでした。

前半のサッカーを続けられたら!という大きな希望はもちろん、前述の市丸、福田を始め中村敬斗も堂々たる動きっぷり。

ここから鹿島、川崎、浦和、柏と厳しい戦いが続きますが、今は開幕前よりも遥かにポジティブな気持ちで先を見る事が出来ている自分がいます。

 

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さぁ、今年の開幕戦の感想はこんな感じです!

緩いブログは別でまた書きます!

   

ではではまた(´∀`)