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シウバGOGO〜明治安田生命J1リーグ第4節(延期分) 北海道コンサドーレ札幌vsガンバ大阪 マッチレビュー〜

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瀬戸vs萩野熱かったね…

 

どーもこんばんは

 

 

さてさて、本日のマッチレビュー明治安田生命J1リーグ第4節(延期分)、北海道コンサドーレ札幌vsガンバ大阪の一戦です!

 

 

 

オリンピックで盛り上がっている中、ガンバの怒涛の15連戦は今日もひっそり開催中です。長く地道で、かつ過酷な旅路は今日で5試合目。この札幌戦でようやく1/3を消化した事になります。

前節大分戦は実にドラマチックな試合展開でした。試合内容としては課題や改善点も多くある内容ではありましたが、それでも終盤にもぎ取った2ゴールはチームの勢いには大きな加速装置となってくれるはず。というかそうしてもらわないと困る…!ひとまず降格圏内は脱したとはいっても、まだまだ危険水域である事に変わりのないガンバが出来る事は一つずつ勝点を積み上げていく事に他なりません。真夏のロードレースのような戦いを終える時にガンバはどのような位置にいるのか…様々な事が問われる試合になります。

両チームスタメンです。

 

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15連戦という状況もあってメンバーをローテーション気味に運用しているガンバは前節大分戦からスタメンを5人変更。三浦弦太倉田秋矢島慎也といった面々がスタメンに戻りました。矢島は今日がJ1通算100試合目の出場。記念すべき100試合目を浦和で迎えたプロ1年目の監督だったミハイロ・ペトロヴィッチ監督との対戦で飾ることになりました。また、前節から復帰した髙尾瑠が今日は先発です。

中19日となる札幌ですが、アンデルソン・ロペスが退団した影響もあって今日はジェイが先発起用。更に今日は攻撃的なプレーヤーとして知られる駒井善成を3バックの右で起用するサプライズも見せてきました。

 

 

本日の会場は北海道札幌市、札幌厚別公園競技場です。

札幌ファンからは「聖地厚別」と呼ばれているスタジアム。3月13日に予定されていた当初の日程では札幌ドームでの開催予定でしたが、延期になったことで厚別に会場が変わっています。現在開催中の東京五輪では札幌ドームがサッカー競技の会場になっており、それに伴い厚別は公式練習場として使用されていましたが、札幌ドームで決勝トーナメントの試合を開催する予定はない為、厚別は昨日から使用可能に戻っています。

リーグ戦に限ると、ガンバは札幌ドームで現在も無敗である一方、厚別では一度も勝てていない期間が続いていました。そんな中で昨シーズン、当時絶不調だったガンバは厚別で渡邉千真のゴールで札幌を下し、その試合から怒涛の6連勝と12戦無敗で上位戦線に食い込んだ…という記憶を持っています。去年の歓喜の始まりのあの場所で、今年もまたドラマのターニングポイントを作ることが出来るのでしょうか。

 

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序盤から攻勢を仕掛け、ガンバ陣内に押し込み続けたのは札幌の方でした。両WBごと攻め上がる流動的な攻撃からフィニッシャーとしてジェイに集め、アタッキングサードはおろか度々ペナルティエリア内に侵入。それでもガンバは東口順昭昌子源のブロックもあってなんとか跳ね返し、攻撃はどちらかと言えばカウンターを中心に仕掛けていきます。

 

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しかし徐々にガンバにもリズムが生まれていきます。ウェリントン・シウバの単独カウンタードリブルからのシュートはGK菅野孝憲に阻まれたものの、この辺りからはガンバのポゼッションも高くなっていきました。そして29分、左サイドでボールを持った小野瀬康介からシウバに繋ぐと、シウバの折り返しを矢島が合わせてガンバ先制!矢島は自身のメモリアルゲームにゴールで華を添える事に!

 

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しかしガンバにアクシデント。せっかく復帰して好パフォーマンスを見せていた髙尾でしたが、35分にチャナティップのチャージを受けた影響で負傷退場を余儀なくされて黒川圭介と交代。その後はまた札幌に押し込まれる時間が増えてやや不安ながらも、それでも久し振りに前半をリードで終えます。

 

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後半から札幌はルーカス・フェルナンデスを下げて菅大輝を投入して打開を図ります。しかし53分でした。中央でボールを受けた倉田秋が左に展開すると、黒川がサイドを突破する前に早めにクロス。高精度のボールをレアンドロペレイラが頭で合わせると、一度はGK菅野に阻まれたもののこぼれ球を自ら押し込んで2-0!

 

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札幌は積極的に選手を入れ替えて、選手の配置も今季なかなか見ない並びにしたりしながら猛攻を図ります。ただ、今年のガンバは守備崩壊に陥ったような試合はないので、2点リードしたとあってはかなり落ち着いて安定した試合運びを見せていきました。一度喰らった決定機もGK東口がファインセーブで押さえて見事にクリーンシート!ガンバ、今季2度目の2連勝です!

 

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札幌は元々攻撃的なチームで、あまり引くことをしないチームであることを考えると、シャドーに置いたシウバの能力が存分に活きる土壌はあったと言える組み合わせだったように思います。他の選手もそのシウバの動きに対応したような動きをすることで効果的なカウンターを繰り出せていた印象ですね。常に前を向いてプレー出来ていたという意味ではペレイラにも近いことが言えると思います。2点先行してしまえば、ガンバも守備の強みは残していますから……今日は劣勢ではありましたが、納得のいく、理にかなった勝点3ではあったのかなと。お疲れ様でした!

 

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なでしこの同点弾のクロス完璧すぎる

ではでは(´∀`)

 

 

過去のオリンピック・男子サッカーの日本代表と大会プレイバック〜第2回 アテネ五輪&北京五輪編〜

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WEリーグのタイトルパートナーってyogiboなのね

 

どーもこんばんは

 

さてさて、本日は前回の東京オリンピックも開幕した事だから、過去の五輪サッカーを振り返っていこう」企画の第2回です。

 

 

日本が28年ぶりとなる五輪出場を果たした1996年アトランタ五輪から前回大会となる2016年リオデジャネイロ五輪まで、日本代表の戦いぶりを中心に大会の全体も振り返っていました。今回の第2回では2004年アテネ五輪と2008年北京五輪を振り返っていきます。

 

 

 

2004年アテネ五輪

 

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【スタッフ】

監督:山本昌邦

コーチ:石井知幸

GKコーチ:川俣則幸

フィジカルコーチ:菅野淳

 

【登録メンバー】

GK1 曽ヶ端準(鹿島アントラーズ)★OA

DF2 田中マルクス闘莉王(浦和レッドダイヤモンズ)

DF3 茂庭照幸(FC東京)

DF4 那須大亮(横浜F・マリノス)

MF5 阿部勇樹(ジェフユナイテッド市原)

MF6 今野泰幸(FC東京)

MF7 森崎浩司(サンフレッチェ広島)

MF8 小野伸二(フェイエノールト)★OA

FW9 高松大樹(大分トリニータ)

MF10 松井大輔(京都パープルサンガ)

FW11 田中達也(浦和レッドダイヤモンズ)

DF12 菊地直哉(ジュビロ磐田)

MF13 駒野友一(サンフレッチェ広島)

MF14 石川直宏(FC東京)

DF15 徳永悠平(早稲田大学)

FW16 大久保嘉人(セレッソ大阪)

FW17 平山相太(筑波大学)

GK18 黒河貴矢(清水エスパルス)

 

バックアップメンバー

FW19 坂田大輔(横浜F・マリノス)

MF20 前田遼一(ジュビロ磐田)

DF21 北本久仁衛(ヴィッセル神戸)

GK22 林卓人(サンフレッチェ広島)

 

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2004年アテネ五輪男子サッカーグループB第1節

パラグアイ4-3日本

2004年8月12日20:30@カフタンゾグリオ・スタジアム

パラグアイ得点者:ヒメネス(5分)、カルドソ(26分、37分)、トーレス(62分)

日本得点者:小野伸二(22分、53分)、大久保嘉人(81分)

 

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2004年アテネ五輪男子サッカーグループB第2節

日本2-3イタリア

2004年8月15日20:30@パンテサリコ・スタディ

日本得点者:阿部勇樹(21分)、高松大樹(90+1分)

イタリア得点者:デ・ロッシ(3分)ジラルディーノ(8分、36分)

 

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2004年アテネ五輪男子サッカーグループB第3節

日本1-0ガーナ

2004年8月18日20:30@パンテサリコ・スタディ

日本得点者:大久保嘉人(36分)

 

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日本代表総評

今になってみればJリーグで屈指の実績を残した選手や後の南アフリカW杯で活躍する選手も多いのだが、当時はシドニー世代との対比ともあって「谷間の世代」という呼ばれ方をされていた。しかしコーチとして2度のオリンピックを経験した山本監督の下で食中毒事件などを乗り越えて予選を突破。だが本戦では厳しい戦いを強いられる。

シドニー五輪はほぼA代表メンバーの揃った五輪チームにオーバーエイジを移植するような形だったのを踏まえると、オーバーエイジを明確に「助っ人」として捉えたのは初の大会だった事もあって、それに伴う難しさは否めなかった。特に最初は小野と曽ヶ端に加えて高原直泰も招集予定だったが、高原が日韓W杯欠場の要因となったエコノミー症候群を再発させ、更に小野も直前合流。半ばぶっつけ本番のような形になってしまい、得点は取れたが最初の2試合で7失点を喫してしまい早々に敗退が決定してしまった。パラグアイ戦もイタリア戦も前半だけで3失点を喫したのは余りにも致命的だった。それでも最終戦ではガーナ相手に一矢報いる勝利を見せている。

ちなみに、メンバーリストに現役大学生が2人エントリーされていたのは今大会の徳永と平山が初めてであり、現時点で唯一である。本来は北京世代にあたる平山のように、実際の世代では五輪本戦に出ず飛び級でのみ五輪に出場した選手は香川真司と2人だけである。また、2003年のテストマッチではオーバーエイジ候補として明神智和も試合に出場した。

 

 

 

大会全体の総評

金メダル:アルゼンチン

銀メダル:パラグアイ

銅メダル:イタリア

 

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A代表と兼任したマルセロ・ビエルサ監督が率いたアルゼンチンは既に欧州トップクラブでも頭角を表していたメンバーを多く招集。OAにも当時のA代表の主軸を贅沢に採用し、文字通り大会の主役となった。面子を見てもため息が出るほどの陣容を揃えたチームは、国際大会では史上初となる全試合無失点という異常なまでの成績で圧倒的な優勝を飾っている。

大きなサプライズはパラグアイイラクだろう。W杯で2大会連続ベスト16入りを果たすなど一定の競技力は評価されていた同国だったが、優勝候補としてはまるでノーマークだったにも関わらず決勝まで駒を進めた。決勝ではアルゼンチンに0-1で敗れたが、この時に獲得した銀メダルは2016年リオ五輪終了時点でパラグアイが五輪で獲得した唯一のメダルである。イラクに関しては、イラク戦争翌年の五輪ともあって、まともな練習すら叶わないような状態であった。しかし五輪直前のアジアカップ2004でベスト8入りを果たした勢いそのままに大会に突入するとベスト4まで一気に進出。3位決定戦ではイタリアに敗れてメダルこそ逃したが、苦境の中で見せた見事な戦いはインパクトと称賛をもたらし、この時の主力が中心となったチームは3年後のアジアカップ2007で優勝を果たす事になる。

 

【各国の主なアテネ五輪出場選手】

(★印はオーバーエイジの選手)

 

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メキシコ

GK:ギジェルモ・オチョア

韓国

DF:★ユ・サンチョル

ガーナ

DF:ジョン・メンサー、MF:スティービン・アッピアー、FW:アサモア・ギャン

イタリア

DF:ジョルジョ・キエッリーニアンドレア・バルザーリ、MF:ダニエレ・デ・ロッシ、★アンドレア・ピルロ、FW:アルベルト・ジラルディーノ

アルゼンチン

DF:★ロベルト・アジャラニコラス・ブルディッソファブリシオ・コロッチーニ、★ガブリエル・エインセ、MF:ハビエル・マスチェラーノ、★キリ・ゴンザレスFW:ハビエル・サビオラカルロス・テベス

オーストラリア

MF:★ティム・ケーヒル

ポルトガル

DF:ジョゼ・ボジングワ、FW:クリスティアーノ・ロナウド、ウーゴ・アウメイダ

 

 

 

2008年北京五輪

 

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【スタッフ】

監督:反町康治

コーチ:江尻篤彦

コーチ:井原正巳

GKコーチ:川俣則幸

フィジカルコーチ:矢野由治

 

【登録メンバー】

GK1 西川周作(大分トリニータ)

MF2 細貝萌(浦和レッズ)

DF3 吉田麻也(名古屋グランパス)

DF4 水本裕貴(京都サンガFC)

DF5 長友佑都(FC東京)

DF6 森重真人(大分トリニータ)

DF7 内田篤人(鹿島アントラーズ)

MF8 本田圭佑(VVVフェンロ)

FW9 豊田陽平(モンテディオ山形)

MF10 梶山陽平(FC東京)

FW11 岡崎慎司(清水エスパルス)

MF12 谷口博之(川崎フロンターレ)

DF13 安田理大(ガンバ大阪)

MF14 香川真司(セレッソ大阪)

FW15 森本貴幸(カターニア)

MF16 本田拓也(清水エスパルス)

FW17 李忠成(柏レイソル)

GK18 山本海人(清水エスパルス)

 

バックアップメンバー

GK 林彰洋(流通経済大学)

DF 青山直晃(清水エスパルス)

MF 上田康太(ジュビロ磐田)

MF 梅崎司(浦和レッズ)

 

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2008年北京五輪男子サッカーグループB第1節

日本0-1アメリ

2008年8月7日17:00@天津オリンピックセンタースタジアム

アメリカ得点者:ホールデン(47分)

 

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2008年北京五輪男子サッカーグループB第2節

ナイジェリア2-1日本

2008年8月10日17:00@天津オリンピックセンタースタジアム

ナイジェリア得点者:オビンナ(58分)、アニチェべ(74分)

日本得点者:豊田陽平(79分)

 

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2008年北京五輪男子サッカーグループB第3節

オランダ1-0日本

2008年8月13日17:00@瀋陽オリンピック・スポーツセンター・スタジアム

オランダ得点者:シボン(73分)

 

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日本代表総評

成績が成績だった為に、後に活躍した選手を語る際に「谷間」という表現が用いられる事もあるが、シドニー五輪ほどではなくとも大会前の時点でA代表経験者が6人おり、特に長友、内田、安田、香川の4人は定着もしていた事から期待値は比較的高かった。それだけに結果に対する失望感は大きかったと言える。

反町監督は当初、遠藤保仁大久保嘉人のOA招集を検討していた。しかし大久保は所属クラブに拒否される形で招集断念。一方の遠藤は自身がシドニー五輪の際にバックアップメンバーという苦い経験をした事から五輪への想いも人一倍強く、その想いを汲んだ所属クラブの協力も取り付けたが……遠藤は直前にウィルス性感染症を患い、アトランタ五輪とは違って「OAを呼びたかったけど呼べなかった」というネガティブなスタートとなってしまった。完敗した試合内容の試合こそ無かったが、初戦のアメリカ戦を落とすとそのまま3戦全敗。得点もナイジェリア戦で豊田が奪ったゴールの1点のみに留まってしまう。現在に至るまで3戦全敗は唯一であり、同時に一勝も出来なかった五輪も北京のみだった。

だが、本戦の結果だけ見れば最低の成績を残した北京世代だが、その後の日本サッカーという観点で見れば日本史上最高の世代と呼ばれるようになっていく。彼らは南アフリカW杯以降の日本人選手の欧州進出の旗頭となり、特に吉田、長友、内田、本田、岡崎、香川の6人は日本サッカーに永遠に名前を残す6人である事に意を唱えられる者はいないくらいの活躍を残した。内田や香川、岡崎は欧州トップクラスの舞台で偉業を成し遂げ、長友や本田は間違いなくW杯の英雄であり、予選未出場ながら本戦に滑り込む形になった吉田は今なお日本代表の主軸・主将として欠かせない選手である。西川と森重、そしてアジアカップ2011の英雄となった李にはA代表のレギュラーになった時代があり、細貝もドイツで十分な活躍を示した。「結果」としては最悪の成績だったが「育成」としては最高の成果を残した北京世代は「五輪世代は何を最優先にすべきか?」の議論の際によくサンプルケースとして用いられる。

 

 

 

【大会全体の総評】

金メダル:アルゼンチン

銀メダル:ナイジェリア

銅メダル:ブラジル

 

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やはり本気のメンバーで挑んできたアルゼンチンとブラジルの南米2強がやはり注目の的だった。特に五輪の金メダルを「唯一足りないタイトル」と捉えていたブラジルはロナウジーニョをOAとして招集するほどだったが、最終的にこの大会はアルゼンチンの為の大会とも言える結果となった。その中でも、当時は2021年現在でいうムバッペのような立ち位置だったメッシは最初は所属するバルセロナが、新監督での開幕を控えた上で北京五輪とCL予備予選の日程が重なっていた事から一度は招集を拒否。しかし最終的にはメッシの希望を飲む形で、新監督の後押しもあり北京五輪派遣を決めている。その新監督というのが監督デビューシーズンを迎えようとしていたペップ・グアルディオラだった。メッシはアグエロディ・マリアといった世界選抜みたいな面子で優勝まで一気に突き進んでいった。

上記のメッシの件にも表れている通り、北京五輪辺りからはメンバー招集と欧州クラブ側との出場交渉が大きなトピックとされるようになり、特に欧州諸国は出場国のモチベーション問題も取り沙汰されるようになった。一方、当時は欧州ビッグクラブでプレーする選手も少なく、欧州の中でもW杯にギリギリに出れないレベルに過ぎなかったベルギーは育成改革の成果を発揮すべく期待の若手を総動員して4位にまで食い込んでいる。この時のメンバーで、後にベルギー代表の躍進など欧州サッカーにとって欠かせない選手となったのがコンパニ、フェルマーレンフェルトンゲンといった選手である。

ちなみに、日本とグループステージで対戦したナイジェリアは銀メダルを獲得した。これにより、日本はアテネ五輪パラグアイに続いて2大会連続で銀メダルを獲得するチームと同組に組み込まれていた事になる。

 

【各国の主な北京五輪出場選手】

(★印はオーバーエイジの選手)

 

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アルゼンチン

GK:セルヒオ・ロメロ、DF:パブロ・サバレタ、MF:★ファン・ロマン・リケルメ、エベル・バネガ、★ハビエル・マスチェラーノアンヘル・ディ・マリア、FW:エゼキエル・ラベッシリオネル・メッシセルヒオ・アグエロ

コートジボワール

FW:サロモン・カルー

セルビア

DF:アレクサンデル・コラロフ、MF:ドゥシャン・タディッチ

オランダ

FW:★ロイ・マカーイライアン・バベル

ベルギー

DF:ヴィンセント・コンパニ、トーマス・フェルマーレン、MF:マルアン・フェライニヤン・フェルトンゲンムサ・デンベレ、FW:ケヴィン・ミララス

ブラジル

DF:★チアゴ・シウヴァ、マルセロ、MF:★ロナウジーニョ、ラミレス、FW:アレシャンドレ・パト、ジョー

カメルーン

DF:アレクサンドル・ソング

イタリア

MF:リカルド・モントリーヴォクラウディオ・マルキージオアントニオ・カンドレーヴァ、FW:セバスティアン・ジョビンコジュゼッペ・ロッシ

韓国

GK:チョン・ソンリョン、MF:キ・ソンヨン、FW:パク・チュヨンイ・グノ

 

 

 

次回は2012年ロンドン五輪、2016年リオデジャネイロ五輪編です!

 

 

朝マックでも行くか…

ではでは(´∀`)

 

 

BECOME A LEGEND〜東京オリンピック グループA第3戦 U-24フランス代表vsU-24日本代表 マッチレビュー〜

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リプレーしくじった時点で野球絶対負けたと思った…

 

どーもこんばんは

 

さてさて、本日のマッチレビュー東京オリンピック男子サッカーグループA第3戦、U-24フランス代表vsU-24日本代表の一戦です!

 

 

 

激闘続く東京五輪サッカー。今日がいよいよグループ最終戦です。本日の結果をもって、決勝トーナメントに駒を進めるチームが決まります。

 

 

日本は第1戦で南アフリカ第2戦でメキシコ…いずれも接戦をモノにして決勝トーナメント進出に王手をかけました。そして最終戦で待ち受ける相手は現世界王者のフランス……もちろん、この世代の旗頭であるキリアン・ムバッペを筆頭に東京五輪世代のベストメンバーを揃えたチームではありませんが、それでも彼らは豊富なタレント層は世界屈指なわけで、やはり掘れど掘れど優秀なタレントは次々と出てくる訳です。追い込まれた立場のフランスはやはり日本にとって強大な敵となるでしょう。

一般的に今回のようなフォーマットでは勝点6を取れば決勝トーナメントに進めるとされています。しかし日本がアトランタ五輪でそれに泣いたように、今日フランスに2点差以上で敗れると、日本は勝点6を取りながらも敗退する可能性が出てくるのです。それを避ける為に日本が求められていることはただ一つ。勝点を取り、文句なしの突破を果たすこと……勝負強さというか、日本のベースがどこまで上がったかが問われる試合となります。

両チームスタメンです。

 

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日本はメキシコ戦からはメンバーを3人変更してきました。左サイドハーフに入った旗手怜央とワントップに入った上田綺世は今大会初先発。2試合続けて先発だった林大地はベンチからも外れています。そしてここまでの試合で欠場していた冨安健洋が遂に帰ってきました!

一方のフランスは今日は南アフリカ戦からメンバーを2人変更。オーバーエイジとして招集された選手も3人ともスタメンです。トップ下に入ったフロリアン・トヴァンはロシアW杯優勝時のメンバーの一人で、昨季まではオリンピック・マルセイユでエース的な存在であると主に酒井宏樹と右サイドで抜群の連携を見せていました。

 

 

本日の会場は神奈川県横浜市横浜国際総合競技場です。

普段は横浜F・マリノスが本拠地としている当会場は国立競技場開場後も陸上競技場としては日本一の収容人数を誇るスタジアムで、これまでに2002年日韓W杯や2019年ラグビーW杯の決勝戦の会場にもなっており、その両大会では日本代表戦の会場になっています。そしてそれは今回も同じで、今日の日本戦を開催した上で8月7日…男子サッカーの決勝戦会場となる事が予定されています。日韓W杯の決勝はブラジルvsドイツというカードでしたが、7月22日の試合で両者が再び横浜で激突したのは一つのトピックにもなりましたね。

宮城・静岡会場以外は無観客となった今回の五輪も関係者がスタンドで盛り上げるなどして、テレビで見る分には無観客感を感じないこともある今大会ですが…横浜国際ほどのキャパになるとさすがに広く感じる……。

 

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試合前に取材等で語られていたらしい「フランスは前がかりになって攻めてくるからこそ、ポゼッション権は自分達で持ちたい」との言葉通り、日本はしっかりとビルドアップをしながら攻撃を組み立てていきます。これまでの試合と違ったのはワントップを林から上田に代えたことで、林に当てて2列目を…というよりは、比較的ストレートに裏抜けを図る形が多く見られました。

 

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すると27分でした。田中碧の縦パスは久保を経由して上田へ。ペナルティエリアの右でボールを持った上田の強烈なシュートを放ちます。これはGKに阻まれたものの、旗手が詰めてDFのクリアを阻止した事で時間を作り、こぼれ球に久保!!久保の3試合連続ゴールで日本先制!!

 

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フランスもやはり突破の為には最低でも2点差での勝利が必要ともあって前がかりになってきました。それでも日本は早め早めのチェックでアタッキングサードにフランスの選手を入れさせずに高い位置でのボール奪取を確立させていきます。

そして34分、久保と旗手のパス交換から最後は久保がスルーパスを送ると、抜け出した上田のシュートが再びGKに阻まれたところに詰めていたのはまさかの酒井宏樹!!フランスで活躍し続けたサイドバックの豪快な攻め上がりで日本が大きな2点目を手にします!

 

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ややオープンな展開というか、若干カウンターの応酬のような形になった時間こそあったものの、全体的には非常にオーガナイズされた守備とプレッシング、そして攻撃へのリンクを見せた日本。攻撃バリエーションの広がりも見せながら、展開としては理想的な前半を2点リードで終えます。

 

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4失点でもしない限り突破できるようになった日本はハーフタイムに疲労を考慮して久保を下げて三好康児、55分には前半にもらった警告で準々決勝は出場停止となった酒井を下げて橋岡大樹を投入します。56分にはその橋岡が右サイドを突破して上げたクロスに逆サイドの旗手が頭で合わせたものの僅かに枠外という決定機も。

 

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そして70分でした。深い位置に上田に縦パスが入ると、上田がためて旗手に落とし、旗手がバイタルエリアに流したところを三好が左脚で鮮やかに決め切って日本が決定的な3点目をゲット!!決勝トーナメント進出へ…これ以上ないほど大きな意味を持つ一発を叩き込みます!

 

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森保一監督はイエローカードの累積が絡む遠藤航と堂安律を下げて相馬勇紀と板倉滉を投入。更に72分には三好に対するラフプレーでランダル・コロムアニに一発レッドカードが与えられます。実質的に5点リードと言える状況で数的優位まで手にした日本。試合終了間際には大カウンターから相馬が抜け出して途中出場の前田大然が流し込んで4-0!!

フランス相手に歴史的な圧勝を飾り、3連勝で首位通過を決めました!!!

 

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いやぁ、見事でした!日本に地力が着実についてきていることを証明した試合、そしてトータルでのグループステージでしたね。スペインもブラジルも出来なかったグループステージ全勝という結果がその全てを物語っています。

酒井の出場停止という代償こそ背負ったものの、旗手や上田、或いは途中出場の橋岡辺りがなかなか機能する事を確認できたのは大きな収穫でした。特に上田に関しては、これはどちらが良いとかではなくて…林を使った時と上田を使った時で攻撃パターンを分けられるバリエーションの豊富さを見せる事が出来たのはこれからも強みです。

 

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この世代は「史上最強」との呼び声も高く、自国開催という事もあって、選手達にはそれに伴うプレッシャーも多くのしかかっていたと思います。苦しい展開も多かったですけど、その中で考え得る最大の結果を手にしてみせた……もちろん課題はあるでしょうし、それはこれから準々決勝までにチームとして考えるところでしょうが、いちファンとしては素直に称賛したい想いでいっぱいです。

ここから始まるのは「史上最強」の称号を永遠にする為の戦いです。歴史を動かし、歴史を固める事、東京世代の真夏の大冒険の行く末に期待です。

 

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【うれしはずかしじゅんいひょうのコーナー】

 

グループA

南アフリカ0-3メキシコ

フランス0-4日本

 

1位 日本(9)+6

2位 メキシコ(6)+5

3位 フランス(3)-6

4位 南アフリカ(0)-5

 

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グループB

ルーマニア0-0ニュージーランド

韓国6-0ホンジュラス

 

1位 韓国(6)+9

2位 ニュージーランド(4)±0

3位 ルーマニア(4)-3

4位 ホンジュラス(3)-6

 

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グループC

スペイン1-1アルゼンチン

オーストラリア0-2エジプト

 

1位 スペイン(5)+1

2位 エジプト(4)+1

3位 オーストラリア(4)-1

4位 アルゼンチン(4)-1

 

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グループD

ドイツ1-1コートジボワール

サウジアラビア1-3ブラジル

 

1位 ブラジル(7)+4

2位 コートジボワール(5)+1

3位 ドイツ(4)-1

4位 サウジアラビア(0)-4

 

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準々決勝 7月31日

17:00 スペインvsコートジボワール@宮城スタジアム

18:00 日本vsニュージーランド@茨城カシマスタジアム

19:00 ブラジルvsエジプト@埼玉スタジアム2002

20:00 韓国vsメキシコ@横浜国際総合競技場

 

 

全チームが勝点3で並ぶ大混戦となったらB組では韓国がファン・ウィジョのハットトリックなどで6-0の圧勝を飾り首位通過。ルーマニアと引き分けたニュージーランドは得失点差の末に初のベスト8進出を決めています。C組ではここまで未勝利だったエジプトがオーストラリアを下し、大逆転でのベスト8進出。コートジボワール北京五輪以来となるベスト8を決めました。

その一方でフランス、アルゼンチン、ドイツがグループステージで敗退。特にアルゼンチンは2002年日韓W杯に続き、日本で涙を呑む事となってしまいました。

 

 

アァァァァァァァ!!!!(歓喜)

ではでは(´∀`)