お待たせしました。
お待ちでないかもしれません。
毎年恒例、2023明治安田生命J1リーグ 、RK-3アウォーズ開幕です!
今年もこの季節がやってきました。
商品もなければ名誉もない、なんなら受賞した本人もおそらくその事を知らずに過ごしていくであろう勝手にやっているアウォーズ企画も今回で6回目。ちゃんと毎年恒例企画になってきましたね。
さて、Jリーグ も最終節を残すのみになりましたが、当ブログのアウォーズは例年通り「最終節の前」に更新しております。ですので各種データは第33節終了時点(11月26日)でのデータになっておりますので予めご了承くださいませ。
今回の部門はこちら!
・ベストイレブン
・新人王
・おっさん王
・ベストヒット補強賞
・最優秀監督賞
・MVP
MVP ・新人王 ・おっさん王 ・ベストヒット補強賞 ・最優秀監督賞 はこちらから!
以上、6部門になります!
過去のRK-3アウォーズはこちらから↓
2018年 / 2019年 / 2020年 / 2021年 / 2022年
Jリーグ30周年記念特集 はこちら から!
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オリジナルアルバム出してみました! 聴いてみてくださいませ。
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【ベストイレブン 】
GK 前川黛也
(ヴィッセル神戸 )
生年月日:1994年9月8日
今季成績:33試合
日本代表通算成績:1試合
個人的には前川は割と好きな選手ではありながらも、今季の神戸の編成を最初に見た時には「飯倉切って大丈夫なの?」という思いが先に来たんですよね。このブログで戦力診断企画やった時もあんまり高い評価にした記憶ないですし。
それでも不安と懸念を確信と信頼に変えたのはひとえに前川本人の実力で、今季はここまで全試合フル出場。シーズンを追うに連れて目に見えて研ぎ澄まされていく姿は日本代表選出も実に妥当に思わせてくれる働きでした。オフサイド 疑惑でケチこそついたとて、第32節浦和戦のアシストのように「セーブした次のプレー」への意識向上もポイント。ちなみに名前を入力する時は前川 まゆずみ や で出してます(リーガルハイ脳)。
【GK候補選手】
一森純(横浜F・マリノス )
西川周作 (浦和レッズ )
大迫敬介(サンフレッチェ広島 )
ランゲラック(名古屋グランパス )
ソン・ボムグン(湘南ベルマーレ )
DF マリウス・ホイブラーテン
(浦和レッズ )
生年月日:1995年1月23日
今季成績:32試合1得点
今季から浦和に加入したノルウェー 人CB。この男の補強は文字通り浦和にとって守備のピースを埋めた感がありましたね。
対人の強さもさる事ながら、高精度のフィードをバンバン放つところも魅力的。彼の加入でショルツ、西川周作 と織りなす守備のトライアングルが完成しましたし、あのエリアはまさしく要塞でした。少なくともJリーグ に於いて、あの3枚を個だけで剥がせる選手なんていないだろうなと思いましたし…。
DF アレクサンダー・ショルツ
(浦和レッズ )
生年月日:1992年10月24日
今季成績:33試合6得点
過去の受賞歴:スーペルリーガ MVP(20-21),Jリーグ 優秀選手賞(2022),ACL ベストイレブン (2022)など
デンマーク 代表通算成績:0試合(招集のみ)
もし今季のJリーグ を見ていた人間に「贔屓のクラブ以外でJリーグ 最強のCBを選べ」と聞けばショルツを選ばない人間の方が少ないように思います。それだけ圧巻の存在でしたし、仮に優勝が浦和であったならばMVPは彼のものだったんじゃないかと思うほど。今季の浦和は記録的なペースでクラブとしての失点数を減らしていましたし、ショルツ自身も6点稼いだり。今やJ最強クラスの助っ人ですね。
守備者としての圧倒的なクオリティから、ビルドアップやPKにも表れているキック精度。かつそれを全試合フル出場でやってのけるタフネスぶり。感想としては「よく浦和こんなの連れてこれたな…」と言うしかないです。他サポですが、ショルツには浦和からデンマーク 代表に復帰してほしい気持ちすらありますね。
DF 松原健
(横浜F・マリノス )
生年月日:1993年2月16日
今季成績:25試合2得点
日本代表通算成績:1試合
選手の出入りが激しいマリノス に置いて、外部からの移籍組としてはおそらく最古参となりつつあるSB。守備や繋ぎの面での堅実性から時折見せる理不尽ミドルまで、いわば地味な貢献から派手な仕事まで幅広くこなしていましたね。
序盤はちょいちょい離脱した期間もありましたが、マリノス 守備陣がほぼ全員離脱した終盤戦では唯一に近い本職DFとしてフル稼働。最終的に連覇は逃しましたが、第33節まで粘る上で松原の働きは相当大きかったかなと。
DF 初瀬亮
(ヴィッセル神戸 )
生年月日:1997年7月10日
今季成績:32試合1得点
日本代表通算成績:0試合(招集のみ)
かつてガンバの将来を担うと言われたSBも気が付けば26歳。ガンバでブレイクしかけたと思ったら出れなくなったり、2021年は神戸でレギュラー掴んだかと思ったら出れなくなったり…と安定しない時期が続いていましたが、今季は出場停止の試合を除けば全試合にフル出場。左SBをメインにしつつ、酒井高徳 が欠場した際には右SBもきっちりこなし、1年を通してチームのプレースキッカー も勤め上げました。それがガンバじゃなかったのは寂しいですが、ガンバファンとしてここに初瀬の名を書ける事が嬉しいです。
元々武器として知られていた高精度のキックを武器に8アシストと堂々たる数字を残しただけでなく、今季は長年課題とされていた守備での堅実度が増したところもポイント。代表もSBの人選を再編中ですし、ここがピークでなければ盟友・堂安律の待つ代表への扉も開けてくるやも…。
【DF候補選手】
植田直通 (鹿島アントラーズ )
永戸勝也(横浜F・マリノス )
エド ゥアルド(横浜F・マリノス )
中谷進之介 (名古屋グランパス )
藤井陽也(名古屋グランパス )
森下龍矢(名古屋グランパス )
毎熊晟矢(セレッソ大阪 )
本多勇喜 (ヴィッセル神戸 )
酒井高徳 (ヴィッセル神戸 )
奈良竜樹 (アビスパ福岡 )
MF 伊藤敦 樹
(浦和レッズ )
生年月日:1998年8月11日
今季成績:32試合2得点
日本代表通算成績:3試合1得点
最終盤の怪我によりクラブW杯の出場可否が危ない事は悔やまれまれるとはいえ、今年の活躍は圧巻そのもの。ルーキーイヤーからちゃんと活躍していましたが、今季は伊藤敦 樹という選手がいち主力選手から数段上のステージに駆け上がったと言っても差し支えなかったと思います。日本代表選出もその成長に相応しい結果だったなと。
Wボランチ を組む岩尾憲を司令塔もしながら更新に渡ってダイナミックかつ効果的なスペースを常に活かす姿はそれこそ遠藤保仁 や鈴木啓太 と組んだ時の長谷部誠 を思わせるような動き。2007年にはスタンドから見つめたACL 制覇も成し遂げ、文句なしのパフォーマンスでした。
MF 香川真司
(セレッソ大阪 )
生年月日:1989年3月17日
今季成績:33試合2得点
過去の受賞歴:ESM欧州年間ベストイレブン (11-12),ブンデスリーガ ベストイレブン (10-11,11-12,15-16),AFC 年間アジア国際最優秀選手賞(2012)など
日本代表通算成績:97試合31得点
正直ちょっと舐めてたところはあるんですよ。舐めてたっていうと大袈裟ですが…ちゃんと活躍できるだろうとは思いつつも、近年の香川のコンディションを踏まえるとフル稼働出来るとは到底思えなかった。せいぜいトップ下やシャドーの位置を清武弘嗣 と併用だろうなって思ってたんですね。そしたらどうだ、フル稼働どころかその働きぶりはもはや酷使。最終節も出れば全試合出場ですよ。
最初にセレッソ にいた時のような派手な主役的なプレーというよりは、リンクマンとしていぶし銀の活躍を見せてくるとは。ボランチ の位置としてゲームコントロール を見せる姿は圧巻でした。いい年の取り方して帰ってきたって感じのプレーぶりでしたね。
MF 山口蛍
(ヴィッセル神戸 )
生年月日:1990年10月6日
今季成績:31試合4得点
過去の受賞歴:Jリーグ ベストイレブン (2013,2017),Jリーグ 優秀選手賞(2013,2017,2019,2020,2021)など
日本代表通算成績:48試合3得点
過去の当ブログアウォーズ:ベストイレブン (2019 ,2021 )
今季というより、ここ数年の神戸と括った時のMVPはイニエスタ は別枠とすれば山口一択でしょう。今年の神戸はインテンシティー を強く押し出してチーム全体の運動量を激増させましたが、チーム全体の運動量が増えた事で、相対的に山口個人の運動量・守備負担は若干軽減されたように思います。特にタイプの近い齊藤未月の加入で山口の負担が軽くなった今季は、例年以上に攻撃面で効いていたような場面は増えたように見えました。
山口蛍の選手としての格がグッ上がったような感覚を覚えたのは優勝を決めた第33節名古屋戦 でしたね。最後の最後で負傷離脱した山口が、最後の最後の最後に帰ってきた途中出場時のスタジアムの空気は画面越しにも伝わってきましたし、負傷離脱がある種の前振りにも見えてしまうような、そういうスタジアムに対する訴求力も備わってきたのかなと。あの時間は名古屋が一気に構成をかけてきた時間でしたから、より強くそれは感じましたね。
【MF候補選手】
浅野雄也(北海道コンサドーレ札幌 )
樋口雄太(鹿島アントラーズ )★月間MVP(8月)
佐野海舟(鹿島アントラーズ )
岩尾憲(浦和レッズ )
橘田健人(川崎フロンターレ )
脇坂泰斗(川崎フロンターレ )
渡辺皓太(横浜F・マリノス )
伊藤涼太 郎(アルビレックス新潟 ※途中退団 )★月間MVP(2・3月)
カピシャーバ(セレッソ大阪 )
齊藤未月(ヴィッセル神戸 )
河原創(サガン鳥栖 )
FW アンデルソン ・ロペス
(横浜F・マリノス )
生年月日:1993年9月15日
今季成績:33試合21得点
過去の受賞歴:Jリーグ 優秀選手賞(2022)など
昨季のマリノス と今年のマリノス の最大の違いは「割とメンバーを固定した事」で、去年はロペス自身もレオ・セアラと併用される形になりましたが、今季はここまで全試合に出場。説明不要、圧倒的なフィニッシャーとして全試合に出場し20点越えを達成。マリノス のウイングやSBにとっても「中にさえボールを入れればロペスがいる」という絶対感は大きな支えになっている事でしょう。
これを書いている時点では最終節が終わっていませんが、最終節の結果次第では大迫を抜いて得点王もあるかも…という状況。マリノス としてはせめてそこはなんとか取りたいところでしょう。
FW キャスパー・ユンカー
(名古屋グランパス )
生年月日:1994年3月5日
今季成績:32試合15得点
過去の受賞歴:エリテセリエンMVP(2020),エリテセリエン得点王(2020),Jリーグ 優秀選手賞(2021),Jリーグ 月間MVP(2021年5月)など
ラーメン大好きユンカ泉さんにとって果たして名古屋駅 の味仙は合うのかどうかが気になるのところですが、堅守速攻ファストブレイクの最終地点となるFWを探していた名古屋とはバッチリ合って大活躍。永井謙佑 、マテウス ・カストロ との3トップは破壊力抜群でしたし、マテウス 退団後はチームとして大きく失速したとはいえ、その状況でも個の力を用いて攻撃を牽引しました。第23節京都戦 のシュートは決まっていれば伝説でしたね…。
浦和時代はコンディション不良も多くて稼働率 は悪かったものの、今季は期限付き移籍 元となる浦和の試合以外は全試合出場。通年でプレーすればこれだけやれるというところを示したと思います。ただ保有 権は浦和にあり、浦和と名古屋の今の関係はご存知の通り。果たして交渉はどうなるか…。
FW 大迫勇也
(ヴィッセル神戸 )
生年月日:1990年5月18日
今季成績:33試合22得点
過去の受賞歴:日本年間最優秀選手賞(2018年),Jリーグ ベストイレブン (2013),Jリーグ 月間MVP(2013年8月)など
日本代表通算成績:57試合25得点
★月間MVP(5月,7月)
2021年夏より神戸に加入した大迫ですが、2022年までの1年半は明確にコンディション不良の影響があり、そしてそれを抱えながら日本代表の事を考えていかなければならない立場でしたから、そういう意味では本人にとってカタール W杯までの期間はだましだましやっていたような部分もあったと思うんですよね。だから不完全燃焼のような部分は強かったですし(それでも去年取ったゴールの多くがキーポイントになるような得点だった辺りは流石でしたが)。
しかし今年は実質的に代表の構想から外れた状態になったと。大迫本人にとってはそれは当然望まない状況ではないと思いますが、結果的に常に代表との兼ね合いを考えなければならなかったたころから今年は日々の過ごし方に余裕が持てるようになった。それは今季の活躍と無関係ではないでしょうし、同時にこれまでの大迫はある種、異常なスケジュールをこなしていた訳で、「怪我の言えた大迫を1年間安定したペースでやらせたらやっぱりこのぐらいはやる」という点で、当然のような圧巻という状態が出来ていたと思います。いやほんと、圧巻でした。ここまでくると逆に半端ない使いたくなくなるくらい。
【FW候補選手】
鈴木優磨(鹿島アントラーズ )
ホセ・カンテ(浦和レッズ )
細谷真大(柏レイソル )
エウベル(横浜F・マリノス )
アンデルソン ・ロペス(横浜F・マリノス )
大橋祐紀(湘南ベルマーレ )
マテウス ・カストロ (名古屋グランパス ※途中退団 )
永井謙佑 (名古屋グランパス )
レオ・セアラ(セレッソ大阪 )
武藤嘉紀 (ヴィッセル神戸 )★月間MVP(6月)
山岸祐也(アビスパ福岡 )
MVP ・新人王 ・おっさん王 ・ベストヒット補強賞 ・最優秀監督賞 はこちらから↓
来年こそはガンバサンガ…
ではでは(´∀`)