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回帰ギャンブルの末に〜J2第31節 ファジアーノ岡山vs京都サンガFC マッチレビュー〜

やっぱりアウェイの代表戦って穴場なんやなぁ…。

 

どーもこんばんは

 

さてさて、本日のマッチレビュー明治安田生命J2リーグ第31節、ファジアーノ岡山vs京都サンガFCの一戦です。

 

 

 

一時は首位に付けたサンガでしたが、7月が終わる頃には破竹の勢いは低下し始め、8月の成績は1勝2分2敗。それもここ4試合勝ちなしという自動昇格争いに向けて苦しい状況がサンガに襲いかかってきています。昨日の試合では横浜FCモンテディオ山形といった自動昇格を争うチームが勝点を積み上げた為、この試合に必要なのは勝点1ではなく勝点3。新スタジアム元年をJ1で迎える為、乗り越えられない試練が訪れています。

 

 

 

岡山も現在プレーオフ圏内を狙う位置につけていますので、上位直接対決です。

両チームスタメンです。

 

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今日のサンガは約5ヶ月ぶりに3バックシステムを採用して3-4-3に近い形。それに伴い、田中マルクス闘莉王が3バックの中央として約5ヶ月ぶりのスタメン出場という事になりました。ダブルボランチは庄司悦大と福岡慎平で、いつもはウイングの小屋松知哉と仙頭啓矢はいつもより中央寄りの配置です。また、19歳のGK若原智哉が今シーズン初出場です。

 

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本日の会場は岡山県岡山市シティライトスタジアムです。

今日はファジアーノ岡山「FAGi GIRL's FESTA 2019」と銘打った所謂レディースデーを開催。日向坂46のミニライブや女性限定のオリジナルTシャツがプレゼントされたとの事。

ネーミングライツ導入前は岡山らしく桃太郎スタジアムという名称もあり、実は2006年にはヤマザキナビスコカップの予選リーグで当時J1に居たサンガがホームゲームを開催した事もあります。

 

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久し振りの3バックで挑んだサンガですが、岡山の組織的な守備の前に効果的な攻撃を仕掛ける事がなかなか出来ず、フラストレーションの溜まる展開が続くうちに試合のペースは岡山へと傾いていきます。

 

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すると23分、上田康太が右サイドからクロスを上げると、走り込んだ仲間隼斗がGK若原と接触しながらヘディングシュート。このボールはポストに当たったものの、こぼれ球を再び仲間が押し込んで岡山が先制に成功します。

更に28分には濱田水輝のロブパスを山本大貴安藤淳を振り切って豪快なシュート。前半から岡山が2点を先行する展開に。

 

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前半の途中からはサンガも少しずつ攻撃のリズムを掴み始めてはいましたが、38分には石櫃洋祐のFKがクロスバーに当たり、43分には庄司悦大のスルーパスに反応した仙頭啓矢が決定機を迎えますがこれも活かし切れず。前半は2-0でサンガは2点ビハインドという苦しい試合を強いられます。

 

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後半、サンガは前半よりは出足の良いサッカーを展開し、前半よりはスムーズな攻撃を披露する事が叶います。とはいえ、岡山の集中を切らさずにブロックを固めた事でなかなかそれがゴールや決定的なチャンスに結びつかず。サンガは63分に一美和成を下げて前節サンガデビュー戦でゴールを中坂勇哉、65分に石櫃を下げて藤本淳吾と夏の新戦力2人を投入。

 

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システムを闘莉王センターフォワードに、藤本と中坂をセントラルハーフに置いて福岡慎平を右サイドバックに置いた従来の4-1-2-3にシフトしたサンガはここから猛攻を開始。しかし90分の中坂のシュートはGK一森純のファインセーブに阻まれるなど、岡山の堅い守備の前に同点はおろか、反撃の1点も取れない状態に陥ります。

 

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逆に92分にはカウンターから仲間に一気に持ち上がられ、最後は中野誠也が決め切ってこれでいよいよ3-0。結局前半のビハインドが重くのしかかったサンガは自動昇格に向けて痛すぎる敗戦を喫しました。

 

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3バックで挑んだサンガではありましたが、結局前半、その3バックシステムが機能せずに攻撃も守備も上手く回らなかった事が最後まで影響しましたね。相手は岡山という強敵という事、そしてここ4試合勝てていない現状を打破する意味でのシステムチェンジだったのでしょうが、昨日の試合で横浜FC、山形が勝利したこの状況でやるには少しリスキー過ぎたのかな…と思います。実際4バックに戻してからの方が攻撃は上手く回っていましたからね。

これでサンガは5試合勝ち無し。岡山との勝ち点差も3に狭まりました。2位を追われる立場から2位を追う立場になりましたが、まずはこの悪循環から抜け出さない事には昇格争いの芽はありません。

 

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【うれしはずかしじゅんいひょうのこーなー】

 

1位 柏レイソル(62)

2位 横浜FC(55)

3位 水戸ホーリーホック(54)

4位 モンテディオ山形(54)

5位 大宮アルディージャ(53)

6位 京都サンガFC(52)

7位 ヴァンフォーレ甲府(49)

8位 徳島ヴォルティス(49)

9位 ファジアーノ岡山(49)

10位 ツエーゲン金沢(46)

11位 V・ファーレン長崎(46)

12位 東京ヴェルディ(44)

13位 アルビレックス新潟(41)

14位 愛媛FC(35)

15位 FC琉球(34)

16位 レノファ山口FC(33)

17位 FC町田ゼルビア(32)

18位 ジェフユナイテッド千葉(31)

19位 アビスパ福岡(31)

20位 鹿児島ユナイテッドFC(30)

21位 栃木SC(25)

22位 FC岐阜(24)

 

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柏vs山形、横浜FCvs甲府、岡山vs京都、水戸vs金沢など上位勢の直接対決が多かった今節ですが順位表は首位を走る柏を除いてはまさしくその結果が反映された形となり、一方勝ち切れなかった京都と大宮は順位を落とす結果になってしまいました。

J2残留争いも琉球vs鹿児島、岐阜vs栃木と直接対決が組まれましたが、特に岐阜vs栃木は文字通りの痛み分けという結果に。

 

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ガンバはなんとか勝てた…。

ではでは(´∀`)