今更言うまでもないけど、やっぱりマチルダBABYってクッソかっこいい
どーもこんばんは
さてさて、自国開催となる来年の東京オリンピックを控え、何とかここで52年ぶりとなるメダルを掴み取りたい東京五輪日本代表ですが、この6月はポーランドで開催されたU-20ワールドカップ、東京五輪世代の選手を中心に構成されたメンバーで挑んだコパ・アメリカ、そしてこの2つに招集されていない選手で戦ったトゥーロン国際大会と、東京五輪に向けた重要な強化、そしてサバイバルレースとなる重要な試合が立て続けに行われました。
U-20ワールドカップでは決勝トーナメント進出を果たし、コパ・アメリカではガチのマジの南米相手に大健闘。トゥーロン国際大会では決勝進出を果たし、決勝でもブラジルをPK戦にまで追いつめるなど、それぞれがそれぞれの成果を成し遂げてくれましたね。
そこで今回のブログでは、この3つの大会を踏まえて、改めて現段階で東京五輪の登録メンバーの序列を考え、最終的には予想もしていきたいと思います。
選手名の横に振ってある記号は
◎→当確と言える候補
◯→有力候補
△→拮抗している候補
▲→可能性は低めの候補
◆→大穴
所属クラブの横に振ってある記号は
☆→コパ・アメリカ登録選手
★→トゥーロン国際大会登録選手
◇→U-20W杯登録選手
(途中離脱の選手も含みます)
…という意味合いになっております。予め言っておきますが、今回はオーバーエイジや海外神の招集問題は考えないもの、として進めていきますね。
それではスタート!
GK
主な候補選手
△小島享介(大分トリニータ)☆
△オビ・パウエルオビンナ(流通経済大学)★
▲山口瑠伊(EDエストレマドゥーラ)★
◯大迫敬介(サンフレッチェ広島)☆
◆谷晃生(ガンバ大阪)
△若原智哉(京都サンガFC)◇
GKについては北京五輪世代の西川周作、ロンドン五輪世代の権田修一のように「絶対的存在」と言えるだけの存在は居ませんでしたが、ここに来てU-22よりもU-20の選手が存在感を示し出した事から、この2枠を巡るポジションの争いは相当激化してきたと言えます。
現状では長らくこの世代の守護神を務め、コパ・アメリカにも招集された小島が最も高い位置にいるとは思いますがコパ・アメリカで小島に出場機会は訪れず、逆にオビがトゥーロン国際大会で、若原がU-20W杯で評価を高める事に成功しました。また、今季からメキメキと頭角を現し広島の正GKに躍り出た大迫は、コパ・アメリカと6月の日本代表戦に呼ぶ為にU-20W杯招集を回避させるほど、協会も期待を寄せている選手です。
現状では大迫が一歩リードで、後はU-20W杯を負傷離脱した谷を含めてかなり激しい争いとなるのではないでしょうか。
主な候補選手
◎板倉滉(FCフローニンゲン)☆
◯岩田智輝(大分トリニータ)☆
▲椎橋慧也(ベガルタ仙台)★
▲町田浩樹(鹿島アントラーズ)
△大南拓磨(ジュビロ磐田)★
◎立田悠悟(清水エスパルス)☆
◯原輝綺(サガン鳥栖)☆
▲岡崎慎(FC東京)★
◎冨安健洋(シントトロイデンVV)☆
◆小林友希(ヴィッセル神戸)◇
森保一監督はこの東京五輪世代では3-4-2-1システムを採用していたので、今回のブログもそれに準じた予想をしていますが、後述するウイングバックの項にも言える事なのですが、その五輪代表主体のメンバーを率いて挑んだコパ・アメリカでは4-2-3-1を採用してきました。
森保監督が3バックか4バックのどちらを使うかというのは選手選考にもダイレクトに影響を及ぼします。例えば4バックなら岩田や原はセンターバックからサイドバックの争いに移る事になりますし、板倉や椎橋がボランチとして招集される可能性、逆に今回はボランチでカウントしている中山雄太がセンターバックに下りる可能性もあるので、そもそもの予想が流動的になってしまう部分はあります。
それを前提としても、既にA代表でも欠かせない存在となった冨安健洋、そして共にこの世代の主軸で、コパ・アメリカで評価を上げた板倉とJ2ではリーグでも不動のレギュラーとなっている立田の3人はある程度当確と言えるかもしれません。
主な候補選手
◎中山雄太(PECズヴォレ)☆
◆高宇洋(ガンバ大阪)★
◯松本泰志(サンフレッチェ広島)☆
◆田中碧(川崎フロンターレ)★
◯渡辺晧太(東京ヴェルディ)☆
△齋藤未月(湘南ベルマーレ)◇
板倉や椎橋など、センターバックの項で挙げた選手がボランチの争いに加わる可能性もあるので、そういう意味でも予想が難しいポジションの一つではありますが、恐らく総合的に見て中山、松本の2人がリードしており、次に渡辺が続く構図にはなっていると思います。
しかしその一方で、初の決勝進出と準優勝を達成したトゥーロン国際大会で株を上げたのが田中、高のダブルボランチ。この2人が川崎、G大阪で定位置をキープ出来るようになれば、大逆転の可能性も高まると言えるでしょう。
主な候補選手
△相馬勇紀(名古屋グランパス)★
△長沼洋一(愛媛FC)★
▲初瀬亮(ヴィッセル神戸)
△遠藤渓太(横浜F・マリノス)
△菅大輝(北海道コンサドーレ札幌)☆
◎杉岡大暉(湘南ベルマーレ)☆
◆郷家友太(ヴィッセル神戸)◇
△橋岡大樹(浦和レッズ)
▲鈴木冬一(湘南ベルマーレ)◇
センターバックの項で先述したように、3-4-2-1を前提にした予想をしているものの、森保監督が4バック移行に踏み切ればサバイバルレースの勢力図は分散される事になりますが、現段階ではこのポジションの争いは当確と言えるのは杉岡くらいで、他はかなり接戦。こう見ると、今回の東京五輪世代は既にJ1で出場機会を一定以上得ている選手は多いですね…。
杉岡を除くこの中で、この世代の代表常連だった選手といえば長沼、初瀬、遠藤といった選手。長沼はともかく、初瀬と遠藤はこの6月シリーズではいずれにも招集されていない為、U-20W杯を負傷で逃した橋岡を含めてこの辺りがどう巻き返してくるかも一つの鍵になりそうです。
トップ下
主な候補選手
◯前田大然(松本山雅FC)☆
▲旗手怜央(順天堂大学)★
△岩崎悠人(北海道コンサドーレ札幌)★
◎堂安律(FCフローニンゲン)
◆食野亮太郎(ガンバ大阪)
△安部裕葵(鹿島アントラーズ)☆
▲中村敬斗(ガンバ大阪)◇
ワントップとなりうるポジションよりはこの2列目はタレントも豊富で、2列目枠ではなくFW枠で呼ばれる事になる選手もいるでしょうが、2列目枠として見るとA代表レギュラーの堂安、コパ・アメリカで存在感を見せつけた三好、久保が当確と言えるメンバーでしょう。この2人の次に位置するのが森保監督のサッカーの適性は高い前田というレース状況だと考えられます。
とはいえ、前田はもう一列前で招集される可能性も高く、また4-2-3-1システムを採用するとなればこのポジションは1枠増える事にもなるので、そうなると伊藤、旗手、岩崎の常連組や、コパ・アメリカメンバー入りを果たした安部、Jリーグでブレイクの兆しを見せている食野らの招集も考えられそうです。
主な候補選手
△小川航基(ジュビロ磐田)★
◆一美和成(京都サンガFC)
▲小松蓮(ツエーゲン金沢)★
◯上田綺世(法政大学)☆
▲田川享介(FC東京)◇
2列目がかなりのボリュームゾーンとなっている為、このポジションはかなり狭い門となる可能性が高く、現状で一番リードしているのさわ上田である事は間違いありませんが、コパ・アメリカで上田は「チャンスには絡めるけれど著しい決定力不足」という事で完全に賛否が分かれており、2番手候補となる小川を含めて決定的な存在は居ない印象です。
そうなると、現状での序列は上田→小川→田川or小松という状態でしょうが、このポジションは序列よりも「他の選手に無い能力を持つ選手」が抜擢される可能性は高く、U-20W杯は追加招集だった身長190cmの原、もしくはJ2の京都で定位置を掴み、ポストプレーでタレント豊富な2列目を活かす事も期待出来る一美辺りが逆転で五輪の切符を掴む可能性もあるかもしれません。
…と、私の思う今の所の序列は大体こんな感じなのでは無いでしょうか。
そして、この序列に合わせたメンバー18人を予想するとこんな感じです。
GK
小島享介(大分トリニータ)
大迫敬介(サンフレッチェ広島)
DF
板倉滉(FCフローニンゲン)
岩田智輝(大分トリニータ)
立田悠悟(清水エスパルス)
原輝綺(サガン鳥栖)
杉岡大暉(湘南ベルマーレ)
冨安健洋(シントトロイデンVV)
MF
中山雄太(PECズヴォレ)
長沼洋一(愛媛FC)
遠藤渓太(横浜F・マリノス)
堂安律(FCフローニンゲン)
松本泰志(サンフレッチェ広島)
渡辺晧太(東京ヴェルディ)
FW
前田大然(松本山雅FC)
上田綺世(法政大学)
監督 森保一
…年下のプロが増えてるという恐怖。
ではでは(´∀`)