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J1監督退任保険人材リスト〜あの…うちの監督が急にクビになった時、後任はどうなるんでしょうか…?〜

(今回のブログは6月頭に作ったものです。一部タイムラグが生じているところもありますが、ご了承ください…)

 

ひっさしぶりに麻酔とやらを打ったわ。

 

どーもこんばんは

 

その話はまたいつか…。

 

さてさて、本日はみんな大好き、監督の話題です。

 

 

 

監督とは、常に「監督解任」という恐怖の四字熟語と隣り合わせです。特に不調のチームを預かる方にとっては、それは明日も明後日も明々後日も…。特にサッカー界というものは、監督の裁量で勝敗が決まる確率も高い為か、そのスパンは他のスポーツより短いと言えるでしょう。

実際に今季のJ1ではヴィッセル神戸が第7節終了時点でファン・マヌエル・リージョ監督との契約を解除。後任の吉田孝行監督も第14節を以って退任となり、新たにトルステン・フィンク新監督が就任する事が発表されています。2017年8月のネルシーニョ監督退任以降、既に4回も監督交代を経ている神戸の方針には今更と言えば今更ですけど、様々な意見が噴出していますね。

 

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しかし、神戸にばかり注目が注がれがちですが、実は今年のJ1は既に神戸、鳥栖、清水、浦和、そしてアンコール神戸と4チーム(5回)監督交代が行われており、2012年シーズンに次ぐハイペースで監督交代が行われているシーズンとなっています。

 

…で、今回のブログは何をしたいかと言いますと、やはり皆さん、監督交代となると最も気になるのは、その「後任人事」です。

 

 

 

とはいえシーズン途中の解任となると、後任人事を選んでいる間もなく次の公式戦を迎える為、とりあえずはチーム内のS級ライセンスを保持する人材を一旦監督に据える事が一般的です。それが正式な監督就任なのか、或いは次期監督決定までの暫定監督としての就任なのかはケースバイケースですが、なんにせよシーズン真っ只中での監督交代となると、まずは内部昇格の形になる事が一般的と言えるでしょう。

 

そのような状態でスクランブル的に監督に就任した監督の中には、仙台の渡邉晋監督やG大阪宮本恒靖監督のように来季の指揮も任された者、昨年の大槻毅暫定監督のように後任が決まるまでの任期を全うした者、或いは昨季の加藤望監督のように自身も敢え無く解任となった者と色々いらっしゃいますが、今回のブログでは今、もし仮に監督が退任した時、とりあえず内部昇格で監督を務められそうな人物を紹介していきます。

 

 

 

要は、このチームでは今誰がS級ライセンスを持っていて、いざ監督が退任となった時にどうなるのか、なんて事を考察していきます。

一応誤解の無いように予め申しておきたいのが、今回のブログは「解任されそう」的な予想や「解任するべき」「この人を監督にするべき」的な意見ではなく、「もし仮に解任されたら」というスタンスですので、他意は無くシンプルにS級ライセンスを保持している=後任監督候補となる人物を紹介していく…という形になるので、その事は心に留めた上でご覧下さい。

それではスタート。

 

 

 

北海道コンサドーレ札幌

 

現監督→ミハイロ・ペトロヴィッチ(2年目)

 

候補1 四方田修平

 

現職→ヘッドコーチ

主な監督経験→北海道コンサドーレ札幌(2015〜2017)

その他指導歴→フランスW杯日本代表スカウティング担当、札幌U-18監督など

 

札幌の場合、もしペトロヴィッチ監督が退任を余儀なくされる事態が起こった場合は、ほぼ確実に四方田コーチが昇格し、そのまま正式就任に落ち着く事が予想されます。2015年途中に札幌の監督に就任し、翌2016年にはJ2優勝。更に2017年には11位でJ1残留を決め、札幌がJ1残留に成功した事自体16年ぶりだった事を考えると監督としての実績も一定以上あると考えるべきで、そもそも札幌サイドとしてもペトロヴィッチ監督就任は四方田コーチを監督としてミシャの下で学ばせよう、札幌のスタイルを構築しようという目論見でしょうから、当分無さそうとはいえ監督交代となっても人事はスムーズに進むのでは無いでしょうか。

 

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ベガルタ仙台

 

現監督→渡邉晋(6年目)

 

困ったのが仙台の事例で、今のところS級ライセンス保持者が渡邉監督以外にチーム内に存在しないみたいで…(居ましたらコメントで教えてください…追記します!)。

また、仙台は監督を解任しましょう、じゃあ他所から新監督を引っ張ってきましょう!という事がシーズン中に出来るほどの経済力がある訳でもないので、常に監督解任を考えなくていい状態をキープする必要が生じています。そのような点においても、今季はどうなるかわかりませんが、戦力的には厳し目のチームを結構な期間、比較的すんなり残留には導いている渡邉監督の手腕は評価されるべきなのではないでしょうか。

 

 

 

鹿島アントラーズ

 

現監督→大岩剛(3年目)

 

候補1 黒崎久志

 

現職→アシスタントコーチ

主な監督経験→アルビレックス新潟(2010〜2012)

その他指導歴→U-15日本代表コーチ、大宮ヘッドコーチなど

現役時代の選手経歴→鹿島、京都、神戸など

日本代表通算24試合4得点

 

鈴木満強化部長、また日本代表のコーチも務めた里内猛フィジカルコーチもS級ライセンス保持者ですが、鹿島が内部昇格で監督を交代するとすれば黒崎久志コーチになる可能性が1番高いでしょう。

新潟の監督として2シーズン半指揮を執った経験を持つ黒崎コーチですが、その新潟での評価は戦術面などで高かったとはお世辞にも言えませんでした。一方で、若手育成では一定の成果を示した事、また新潟には常に主力を取られるというエクスキューズも存在していた事から、鹿島で上手くいく可能性は無い訳では無いのかもしれません。石井正忠前監督、大岩剛監督と途中就任の監督が結果を残している流れも今の鹿島にはありますし。

 

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浦和レッズ

 

現監督→大槻毅(1年目)

 

候補1 上野優作

 

現職→ヘッドコーチ

その他指導歴→栃木ヘッドコーチ、浦和ユース監督など

現役時代の選手経歴→福岡、京都、新潟など

 

候補2 池田伸康

 

現職→浦和ユース監督

その他指導歴→浦和コーチなど

現役時代の選手経歴→浦和、川崎、水戸

 

さすがに、就任したばかりの大槻監督を切るような事は現実にありえないでしょうが、一応企画の都合もあり紹介すると、今浦和が内部昇格をするとすれば上野優作コーチかユース監督の池田氏のどちらかとなるでしょう。両者ともトップチームでの監督経験はありませんが、浦和の内部事情に精通している事は強みになるのでは無いでしょうか。

 

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FC東京

 

現監督→長谷川健太(2年目)

 

候補1 長澤徹

 

現職→コーチ兼U-23監督

主な監督経験→ジュビロ磐田(2013※監督代行)ファジアーノ岡山(2015〜2018)、FC東京U-23監督(2019〜)

その他指導歴→FC東京U-15深川監督、磐田ヘッドコーチなど

現役時代の選手経歴→磐田など

 

候補2 安間貴義

 

現職→コーチ

主な監督経験→ヴァンフォーレ甲府(2008〜2009)、カターレ富山(2010〜2014)、FC東京(2017※監督代行)など

その他指導歴→Honda FC監督、FC東京U-23監督など

 

監督としての評価の賛否はともかく、現在のFC東京は監督経験も豊富なS級ライセンス保持者のコーチを二人置いています。長澤コーチは磐田で、安間コーチはFC東京で監督代行の経験もありますからね。

首位独走中の今、監督交代劇が起こる事はまず無いでしょうが、もし仮に今監督交代が起こったとした場合は、恐らく長澤コーチはU-23チームの監督を務めている事も考慮して安間コーチに監督代行を頼む…という形に落ち着くのでは無いでしょうか。

 

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川崎フロンターレ

 

現監督→鬼木達(3年目)

 

候補1 米山篤志

 

現職→コーチ

その他指導歴→東京23FC監督など

現役時代の選手経歴→東京V、川崎、名古屋など

日本代表通算1試合0得点

 

川崎のユースではクラブOBの今野章氏や寺田周平氏もS級ライセンスを保持しているので候補人物となりますが、風間八宏監督から鬼木達監督へ、チームを引き継がせる形での内部昇格で今日の躍進を加速させた川崎で考えれば、トップチームのコーチである米山コーチを昇格させる形に落ち着きそうです。川崎としてはそもそも、今や外部から監督を呼ぶよりも前述の今野氏や寺田氏を含め、風間監督から続く良い循環を良いタイミングで引き継いでいきたいところなのかもしれません。

 

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横浜F・マリノス

 

現監督→アンジェ・ポステコグルー

 

候補1 松橋力蔵

 

現職→コーチ

その他指導歴→横浜FMユース監督、横浜FMヘッドコーチなど

現役時代の選手経歴→横浜M、京都など

 

候補2 松永英機

 

現職→アカデミーダイレクター

主な監督経験→V川崎(1999)、神戸(2005)、FC岐阜(2007〜2009)など

その他指導歴→V川崎サテライト監督、清水サテライト監督など

 

単純に内部昇格という事なら、現在コーチを務める松橋コーチが昇格する事が濃厚と考えられます。

とはいえ、外国人指揮官が退任するとなると、その監督が連れてきたコーチ陣もごそっと退団する事がしばしば。そうなると、松橋コーチはとりあえずコーチのまま置いておき、昨今では監督業からは離れているものの、監督キャリアは豊富にある松永英機氏がとりあえず監督代行を務める可能性も高いと思われます。

 

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湘南ベルマーレ

 

現監督→曹貴裁(8年目)

 

候補1 高橋健二

 

現職→コーチ

その他指導歴→山形コーチなど

現役時代の選手経歴→山形など

 

候補2 浮嶋敏

 

現職→アカデミーダイレクター兼U-18監督

その他指導歴→横浜FCユース監督など

 

既に長期政権を築きあげ、Jリーグ最長となる西野朗監督の10シーズンに迫る勢いの曹貴裁体制ですので、もし仮に途中退任のような事態が起こるとすれば引き抜きなどの理由以外には無いでしょう。その場合、現段階で候補に上がるとすればS級ライセンスを保持しているのは上に上げた2人。ただ曹監督の場合はスタイル形成的な側面があるので、直属のコーチとなる高橋コーチが昇格する可能性が高いのでは無いでしょうか。

 

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松本山雅FC

 

現監督→反町康治(8年目)

 

 

 

候補1 石丸清隆

 

現職→コーチ

主な監督経験→愛媛FC(2013〜2014)、京都サンガFC(2015〜2016)

その他指導歴→愛媛ユース監督、京都ヘッドコーチなど

現役時代の選手経歴→福岡、京都、愛媛

 

松本の場合、コーチには徳島で監督経験のある長島裕明コーチも在籍していますが、途中交代となれば愛媛、京都を率いて一定の成績を残した石丸コーチが監督に昇格し、そのまま正式就任という運びになると考えられます。サンガ的にも石丸さんに関しては(後任人事含め)申し訳ない別れ方でもあったので、それが松本なのかどうかは別としても、どこかで監督としての活躍を再び見たいところです。

 

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…という感じです。

Part2に続く!


 

 

なんでマッスルボディは傷付かないアマプラにアップされてんだよww

ではでは(´∀`)