(まえがき)
今回のブログは6月3日には書いてストックしていたものですので若干のタイムラグがあります。予めご理解の上読み進めてください…。
今更報告する事でもありませんが、ヨーロッパリーグ決勝はしれっと寝落ちして見逃しました。
どーもこんばんは
さてさて、本日のテーマはコパ・アメリカです。
ブラジルで行われるコパ・アメリカ2019は南米王者を決める大会ではあるのですが、今回は日本代表も招待国という形で参加することになったのはご存知の通り。
しかし、南米諸国とは異なり、今年既にアジアカップを戦っている日本代表にはメンバー招集の強制力がない事から、従来の主力メンバーではなく東京五輪世代のメンバー中心とした23人で大会に挑む事になりました。
まずはその、5月24日に発表されたメンバーを改めて確認していきましょう。
コパ・アメリカ2019ブラジル大会
日本代表メンバー
GK
12 小島享介(大分トリニータ)
23 大迫敬介(サンフレッチェ広島)
DF
5 植田直通(セルクル・ブルージュ)
4 板倉滉(FCフローニンゲン)
19 岩田智輝(大分トリニータ)
22 立田悠悟(清水エスパルス)
14 原輝綺(サガン鳥栖)
2 杉岡大暉(湘南ベルマーレ)
15 菅大輝(北海道コンサドーレ札幌)
16 冨安健洋(シントトロイデンVV)
MF
10 中島翔哉(アル・ドゥハイルSC)
3 中山雄太(PECズヴォレ)
17 松本泰志(サンフレッチェ広島)
6 渡辺皓太(東京ヴェルディ)
20 安倍裕葵(鹿島アントラーズ)
FW
9 前田大然(松本山雅FC)
13 上田綺世(法政大学)
監督 森保一
…で、この中で6月のキリンチャレンジカップ2試合と重複して招集されているのは9名。加えて1月のアジアカップにも呼ばれている選手となると冨安健洋と柴崎岳の2人だけ(負傷離脱の中島翔哉を入れると3人)となる為、当然アジアカップや3月、6月のキリンチャレンジカップと戦い方は変わってくる事になります。
そこで、今回は森保一監督率いる東京五輪世代中心の日本代表がコパ・アメリカをどう戦うか…という事を少し書いてみたいと思います。お付き合いください。
まず始めに、昨年9月のコスタリカ戦から活動を始めた森保ジャパンのここまでの基本スタメンはざっくり作るとこんな感じです。
3バックと4バックを併用していたジーコジャパン以降、イビチャ・オシム、岡田武史、アルベルト・ザッケローニ、ハビエル・アギーレ、ヴァイッド・ハリルホジッチ、西野朗といった歴代監督は皆基本システムに4バックを採用し、Jリーグで3バックが流行りだしても日本代表は完全に4バックにシフトしたようになっていて、森保監督もその流れ…というより、基本的な戦術は西野ジャパンから余り変えず、4バックシステムをそのまま採用しています。
とはいえ、この戦術のキーとなりうる「NMDトリオ」のうち、堂安律と南野拓実は今大会には参加せず、加えて吉田麻也、大迫勇也といった主軸も招集されていない今大会では、自ずと戦術変更が必要というか、全く同じ戦術で戦おうとする事にはそもそも無理があります。
しかし森保監督自身、サンフレッチェ広島を指揮した際には3-4-2-1システムを用いて好成績を残している監督で、むしろA代表監督就任決定直後は「日本代表も3バックに移行するのか?」と話題になったほど。
結果的にA代表は4バックを採用したものの、森保監督自身が指揮を執った昨年のアジア大会を筆頭に、東京五輪世代のU-22日本代表に於いては広島時代にも採用していた3-4-2-1システムで戦っています。
となると、メンバー23人中18人が東京五輪世代となる今回のコパ・アメリカでは3-4-2-1システムを採用してくる可能性が高いと考えられます。
今回はA代表として習熟する為の大会というよりは、東京五輪世代の育成・成熟という側面が強いと考えられますので、メンバーも固定というよりは、3試合で色々いじったりもするのではないでしょうか。
以上の点を総合して考えると、予想メンバーとしてはこんな感じです。
日本代表は10月にウルグアイ代表に勝利を収めましたが…あの時はキリンチャレンジカップでしたから、あの時とは目の色から何まで全てが違う事でしょう。フルメンバーでも勝利する事が困難なチーム相手に、恐らくグループステージ突破はかなり厳しいミッションとなると思いますが、今回に関しては公式戦では基本的に許されない「負けても得るものがあった」という言葉が許される数少ない大会だと思うので、結果が最優先とは言えども一つでも多くの収穫を経て帰国して欲しいところです。
ガンバ所属居ないのが切ないけど…。
ではでは(´∀`)