ロシアW杯観戦記の更新ペースがもう無茶苦茶な件。
どーもこんばんは
第5話から6話まで1ヶ月以上空いてるというね…。
さてさて、Jリーグは第25節を終え、いよいよ残すところ9試合となってきました。優勝争い、ACL圏内争い、そして残留争いもそろそろ大詰め。当事者チームは必然的にソワソワし出す時期ですね。
そして、そんな後半戦の行方を占う1つのポイントといえば夏の補強がどれだけ上手くいったか、という点は勿論あるでしょう。夏も終わり、新戦力も含めたチームで数試合をこなした今、果たして夏の補強で勝ち組と言えるチーム、そして負け組と言わざるを得ないチームを診断していきたいと思います!!
一応今回は「勝ち組」「負け組」「様子見」「現状維持」と言った4段階で見ていきますね。
ではこの手の企画では例の如く、札幌からスタート。
第25節終了時の順位→7位
ルヴァン杯→ベスト8進出
天皇杯→2回戦敗退
監督→ミハイロ・ペトロヴィッチ(2年目)
補強診断→現状維持
主な退団選手
MF 中村桐耶→Honda FC(レンタル)
MF 中原彰吾→仙台
あまり出場機会の多くなかった選手を放出し、新たな選手の入団は無し。とはいえ、ペトロヴィッチ体制2年目になっての札幌のサッカーは昨季の躍進がハッタリでは無い事を証明しつつあり、特に第23節では敵地で清水相手に8-0の記録的大勝利を収めるなどチーム状態は上向きだ。川崎や横浜FMが少しモタついている事もあり、逆転でのACL圏内争い突入も見えてきている。
第25節終了時の順位→15位
天皇杯→ベスト16進出
監督→渡邉晋(6年目)
補強診断→現状維持
主な獲得選手
GK ヤクブ・スウォビィク←S・ヴロツワフ
MF 中原彰吾←札幌
主な退団選手
GK シュミット・ダニエル→シントトロイデンVV
守護神であり、日本代表にも定着したシュミット・ダニエルが海外移籍となった事で大幅な守備力低下も懸念されたが、フロントはすぐさまポーランド代表経験もあるGKスウォビィクを獲得。このスウォビィクが加入してすぐに好パフォーマンスを見せている事から、結果的にチームとしては良い意味で現状維持が叶ったと言えるだろう。
第25節終了時の順位→2位
ルヴァン杯→ベスト8進出
天皇杯→ベスト16進出
ACL→ベスト8進出
監督→大岩剛(3年目)
補強診断→負け組
主な獲得選手
MF 小泉慶←柏(レンタル)
MF 相馬勇紀←名古屋(レンタル)
FW 上田綺世←法政大学
主な退団選手
DF 安西幸輝→ポルティモネンセSC
MF 安部裕葵→FCバルセロナ
FW 鈴木優磨→シントトロイデンVV
「夏の移籍」という点で選手の入退団だけを見れば少なくとも勝ち組と言う事は出来ず、負け組の方が近い表現と言える。海外移籍は止めにくいとはいえ、補強もレンタル移籍での穴埋めと上田綺世の入団を早めたに留まった為、純粋に考えれば戦力ダウンは戦力ダウンである。
しかし負け組とは書いたものの、川崎と横浜FMが調子を落としている中で鹿島はここに来て好調に転じ、2位まで浮上してきている。補強では負け組と書いたが、上田や相馬が想像よりも早くフィットした事はかなり大きく、補強の結果は負け組でも補強の成果で言えば勝ち組と呼べるのかもしれない。そこはやはり鹿島が鹿島たる所以とでも言うべきところなのか。
第25節終了時の順位→11位
ルヴァン杯→ベスト8進出
天皇杯→ベスト16進出
ACL→ベスト8進出
監督→大槻毅(1年目)
補強診断→勝ち組
主な獲得選手
MF 武富孝介←柏(復帰)
主な退団選手
DF 茂木力也→愛媛(レンタル)
MF 山田直輝→湘南(レンタル)
FW アンドリュー・ナバウト→メルボルン・V
人員整理を測った上で海外から関根が復帰。その関根は早速存在感を発揮もしている。ダメージとなるような放出は無く、その上で関根が復帰している事は十分勝ち組の評価に値すると思う。
一方で浦和の場合は前述の鹿島とは逆で、どんどんどんどん負のスパイラルにハマりつつある状態という事も事実。今のままでは残留争いに巻き込まれる事も現実味を帯びており、もう一枚くらい起爆剤的な補強は必要だったかもしれない。
第25節終了時の順位→1位
ルヴァン杯→ベスト8進出
天皇杯→3回戦敗退
監督→長谷川健太(2年目)
補強診断→負け組
主な獲得選手
MF 三田啓貴←神戸
主な退団選手
DF 太田宏介→名古屋
鹿島同様、移籍市場での結果だけ見れば負け組と言わざるを得ない。久保建英、チャン・ヒョンスと攻守の要を2枚も引っこ抜かれたのは大きなダメージのはずで、実際に前半戦ほど勝ち星は積み上げられなくなってきている。
一方で、チャン・ヒョンスが抜けた穴にな渡辺剛が台頭して好パフォーマンスを見せており、昨季はディエゴ・オリヴェイラ依存が大失速の要因となったが今季は永井謙佑がキャリアハイと言えるパフォーマンスを見せている為、昨季ほど露骨な不振に陥る事は無さそう。補強診断としては負け組としたものの、元FC東京の三田啓貴と長谷川監督の愛弟子であるオ・ジェソクという堅実な補強には成功している。
問題はスタメンも固定化されつつある状況でアウェイ8連戦をどう乗り切るか。スタメンが固定出来ている事がFC東京の強みでもあるとはいえ、アウェイ8連戦という環境下では一つ歯車が狂えば致命傷となりうるリスクも孕む。
第25節終了時の順位→5位
ルヴァン杯→ベスト8進出
天皇杯→ベスト16進出
ACL→グループステージ敗退
監督→鬼木達(3年目)
補強診断→現状維持
主な獲得選手
GK 馬渡洋樹←愛媛(レンタル)
主な退団選手
DF 舞行龍ジェームズ→新潟
MF 鈴木雄斗→G大阪(レンタル)
FW 宮代大聖→山口(レンタル)
元々戦力というか、スカッド的にはある程度完成の域に突入している事もあり、余剰人員を整理したのみで大きな動きは特にこれといってなかった。しかし昨季はこの辺りの時期から一気に広島とFC東京を追い抜いて優勝を成し遂げたのに対し、今季はここに来て失速気味。その中に於いて齋藤学も負傷離脱となってしまい、3連覇に向けて暗雲が立ち込め始めている事は否定のしようが無い事実でしょう。とはいえ、力のあるメンバーが揃っている事に変わりはないので、いかに豊富な現有戦力で巻き返して挽回するかが問われていきます。
ではPart2に続く!!
いつの間ィィィかこの街にィィィ!(ちょうど聴いてた)
ではでは(´∀`)