Yes、サマーデイズ(フォーリンラブのリズムで)
どーもこんばんは
さてさて、8月17日、GLAYがバンド初の夏フェス出演という事でSUMMER SONIC 2024にに出演します!
GLAYにとって幕張メッセはいわば聖地であり、幕張メッセにとってもその歴史の中で大きなポイントにGLAYがいたりします。その場所で30周年を記念して行われるフェスというもの、GLAYファンとしましてはGLAYファンが増えるのではないか、私みたいにGLAY世代より遥か後になってGLAYにハマった身としては同世代のファンも増えるのではないかと密かに期待している所存です。
【↓サマソニのセトリ↓】
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という訳で今回は……言ってもね、もうHOWEVERとか誘惑とかは説明不要ではあると思うんですよ。そこで今回は「もっと評価されてもいいGLAYのシングル曲5選」を書いていきたいと思います!
【GLAY30周年記念特集ということで様々な記事をまとめております。是非に!】
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【オリジナルアルバム出してみました!だいぶGLAYさんの影響を受けたもの多々……聴いてみてくださいませ】
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#1 口唇(1997年)
いわゆる「GLAYの大ヒット曲群」に含まれる1曲でGLAYが最初にオリコン1位を取った曲はこの曲だったりするんですが、発売から1年後に同系統のロックチューンである『誘惑』が年間1位を獲得するくらい売れちゃったもんで、キャラ被りみたいなところで若干影が薄くなっているような印象があるんですよね。曲自体が誘惑に奪われたあの波の蜃気楼の中に行きそうになってどないするんだっていう。
でもこの曲の楽曲展開ってめちゃくちゃ画期的なんですよ。サビ始まりの曲や最後のサビを半音上げる曲は多いですけど、サビ始まり→Aメロ→Bメロ→半音上げサビって流れの高揚感。そしてギターソロ明けのBメロからサビに至るまでのちょっとした焦らしと、そこからの歌詞が「時代が味方した企みに全て飲まれてのまれてゆく 謎にせまる 華麗な歴史はオマエが作る」と急に壮大な歌詞になるんですよ。最後の部分のちょっとしたリズムの変化だとか、疾走感のあるメロディーに色んな仕掛けが楽しめる上質なロックだなと。何気にTAKUROコーラスがまたいいんですよね。間違っても「グラタン直火焼き」ではありません。
#2 BEAUTIFUL DREAMER(2003年)
GLAYファンにとってはいくらなんでもライブでやりすぎとすら言われるほどにお馴染みの楽曲。ただやっぱり、GLAYがテレビで取り上げられる時は『HOWEVER』や『誘惑』などの大正義90年代後半軍が取り上げられるので、発売当時はともかく地上波で流される事は少ない。感覚としてはもっと茶の間に流れて欲しい曲というポジションでしょうか。
ただ、個人的にはこの曲が数あるGLAYの楽曲の中で最も完成度の高い曲だと思うんですよね。GLAYらしい疾走感のあるメロディーだとか、イントロから始まるドラマチックな展開だとか、HISASHIのギターソロから一瞬全てが無音になってJIROのベースだけ響く瞬間とか。ライブ版のTERUの「夢見ていこーぜ!!」から始まるところも含めて……好きな曲は人それぞれにあるにしても、総合点が一番高いGLAYの曲はこの曲なのかなと思います。歌詞もTERUの煽りの割にはTAKURO特有のハッピーやポジティブだけじゃない憂いを感じる歌詞でそれがまた至高。イントロに関しては「HISASHI 漫画を置け」で検索。
ちなみに私はこの曲が収録されているアルバムが一番好きですので、発売20周年の日にアルバムレビューみたいなNoteも書きましたので読んでね↓
#3 天使のわけまえ(2004年)
この曲、個人的にめちゃくちゃ好きなんですよ。ただ知名度としては両A面扱いの『ピーク果てしなく ソウル限りなく』がライブの定番曲になっている一方でこの曲は若干ピーク果てしなく〜の陰に隠れる形に。ライブでも若干レア曲化していますしね。
この曲に関しては、好きすぎて1曲でNoteを1本書いてるんですよ。
詳しくはそちらも読んでもらいたいんですが、この曲の魅力はなんと言ってもBメロと大サビ。
日本的な美しくも憂いのあるメロディーと、ある種の人間の業みたいな歌詞に沿う演奏がたまらないんですよね。JIROのメロディアスなベースから、TAKUROとHISASHIのギターがリレー形式に奏られるあの感じ。極上のバンドアンサンブルと言いますか。TERUの歌声に3人の奏者が絡み合う旋律をすごく楽しめる曲です。
MVは女の人が急に感電したりよくわかんない虫が出てきたと思ったら唐突にアメコミが出てくるなかなか謎めいた構成。
#4 Precious(2010年)
この曲に関してはむしろあまり語りたくないんですよ。ある意味では、語れば語るほど野暮なことを言っているような気がして。なのでこの曲に関してはとにかく聴けと。そしてネットで検索して歌詞を出しながら聴けと。
この曲はかつてGLAYと一緒に仕事をしていたスタッフの方が出された著書をモチーフに作られた楽曲という事もあるのですが、あまりにも残酷な現実の歌詞の描写が美しくて哀しい。『HOWEVER』然り『都忘れ』『Pure soul』といった名文バラードを数多く世に放ったTAKURO文学の中でも最高傑作だと思っています。「出会いそれは人生の 少しだけ残酷な賭け事」なんて文章どうやったら思いつくんだ……。
ちなみにジャケットはカメラが趣味のJIROが撮影。これがまた良い味出してるんですよね。この広い東京で、そのどこかで起こっている小さくも壮大な実話という名の物語でも言いましょうか…。
#5 FRIED GREEN TOMATOES(2021年)
タイトルは「フライド・グリーン・トメイトゥ」だとTAKURO氏が仰せでいらっしゃいました。配信限定シングルの楽曲ですね。
曲の原型自体は1990年代後半の時点である程度の形にはなっていたそうですけど、デモを作ってはアルバムの選考の時になぜか外れる…と言ったことを繰り返していたそうで。しかしコロナ禍を経て、作ったけど放置していたデモテープを改めて精査しよう…となった時に再びスポットライトが当たったという。言わばGLAYにとっては昔から時代に応じて磨きに磨き続けて遂に2021年に納品された一曲とも言えるでしょう。
それこそ、昔GLAY聴いていたけど最近は遠ざかっている…みたいな人に聴かせるならこの曲だと思うんですよね。とにかく美しい。その一言に尽きます。美しい楽曲です。ちなみに元ネタは同名タイトルの名作映画なのですが、TAKURO氏の映画への思いが詰まりすぎた当て字はちょっと強引。
サマソニセトリ担当HISASHIとな!?
ではでは(´∀`)