案の定寝不足。
どーもこんばんは
規則正しくない極まりない生活です。
さてさて、今回のマッチレビューは韓国vsドイツ!
ディフェンディングチャンピオンでありながら初戦のメキシコ戦でまさかの敗戦。
スウェーデン戦はトニ・クロースの劇的ゴールで勝利したものの、順位は勝点6のメキシコの次点で、順位こそ上回っているもののスウェーデンと勝点で並んでいるという予断を許さない状況です。
韓国は2連敗を喫しましたが、グループFのその他の結果により、2点差以上で勝利すれば僅かな希望に賭けるチャンスが生まれます。
メキシコ、スウェーデンなども含めた各チームのグループリーグの突破条件については此方のブログをご覧ください。
それでは両チームのスタメンです。
韓国はスタメンを4人変更。
ドイツは出場停止のボアテングを含め5人変更し、スウェーデン戦ではベンチに座ったエジルとケディラを先発に戻しました。
試合会場はカザンのカザン・アレーナ。
前回のサンクトペテルブルクスタジアム同様、現在連載中のW杯観戦記でもご紹介ししますのでお楽しみに。
試合開始です。
まずドイツにとって少し計算外だったのが、2点差以上での勝利が必須で攻めにくるであろうと思われた韓国が前半からドン引き戦術を展開してきた事。
おそらく韓国はグループリーグ突破は現実的に厳しいので、3連敗だけは避けようという方向に舵を切ったのではないでしょうか。
結果的にドイツのボール支配率は70%を超えますが、韓国の守備ブロックの前になかなか決定的なチャンスまで持ち込めず、前半はあまり動かなく0-0で折り返します。
後半、まだ序盤は両チームの動きに変化は見られませんでした。
しかしドイツにとって、重大な出来事が発生します。
スウェーデン先制。
スウェーデン追加点。
スウェーデン3-0。
この時点でスウェーデンの勝利はほぼほぼ決定的。この時点でドイツは引き分けだとグループリーグ敗退の憂き目を見る事になってしまいます。
ドイツにとって韓国は明らかにどう見ても格下。しかも韓国は絶賛2連敗中で調子が良いとも言えない相手。
ですが初戦でまさかの敗戦を喫したドイツにとっては、勝たなければならない状態で明らかな格下から点を取れていないという事実だけが重くのしかかり、時間が経つ分だけプレッシャーがより多くのしかかっていきます。
攻めても攻めても取れない点、崩す事のできない韓国の守備、他会場からもたらされるスウェーデン勝利ほぼ決まりの報…
そして後半アディショナルタイム、ドイツの絶望は最悪の形で訪れます。
セットプレーからゴール前の混戦の中、最後にボールをゴールに流し込んだのはドイツではなく韓国。先に揺れたのは韓国のゴールネットではなく、ノイアーが守るゴールネットでした。
オフサイドじゃね?という事でVARが施行されましたが、確認したところクロースがワンタッチしておりゴールが認められて韓国が先制。
むしろこのVARの判定を待つ時間は、まるでドイツの終わりを待つカウントダウンのようにすら聞こえました。
必死で攻めるドイツ。
残るアディショナルタイムで2点取らなくてはならなくなったドイツはノイアーがセットプレーでもないのに思いっきり攻め上がります。
そして世界最強キーパーでもさすがにドリブルは出来ずにボールを奪われ……
大カウンターから最後に仕留めたのはソン・フンミン。
この瞬間、前回王者であり優勝候補本命と言われたドイツのロシアW杯が終わりました。
韓国については、開き直った事とドイツが自滅した事などもあってどう評価すれば良いのかわからない部分はありますが、少なくともドイツの猛攻を耐え凌いだ守備の奮闘は素晴らしいものでしたし、チームとしてなんとか3連敗だけはしてたまるかという気持ちは強く感じる試合でした。というより、今日みたいな試合最初からやれやっていうのが感想でしょうか。
一方のドイツは……正直、この試合に限っては最後まで司令塔、メスト・エジルがブレーキだったと言わざるを得ません。
ヨアキム・レーヴ監督が就任してからのドイツは憎たらしいほど強いチーム。
ブラジルW杯まで優勝だけが出来ないチームと言われていましたが、ベスト4などで敗れるのはどんな強豪でも自然な事でもあります。
例えばこんな、グループリーグで崖っぷちに追い込まれるという経験はレーヴ監督にとっても、ドイツ代表にとっても初めてだったでしょう。その中で今日みたいな試合ですから、焦りやプレッシャーは私達が想像するよりも遥かに大きく、強いものだったのでしょうね…。
波乱続きと言われた今大会ですが、なんやかんやでアルゼンチンは突破を決めましたし、はっきりと正式な結果として現れたのは今回のドイツが最初かつ最大なのではないでしょうか。
ますますここから先、目が離せません。
ではでは(´∀`)