こちら関西雨えぐい。
どーもこんばんは
一瞬止んだと思ったらまた降ってくる。
さてさて、今日のロシアW杯マッチレビューはベスト8、スウェーデンvsイングランドです!
予選ではオランダ、プレーオフでイタリア、グループリーグではドイツと、優勝候補とも言われる強敵との修羅場をくぐり抜け、遂にベスト8まで辿り着いたスウェーデン。
対するは平均年齢の若いチームで順調にグループリーグを突破し、ベスト16ではコロンビア相手に、偉大なイングランドの先人達がことごとく散ってきたPK戦を制して8強に駒を進めたイングランド。
勝利すればこのロシアの地で、あと2試合戦う事が許されます。勝利の女神はどちらに微笑むのか。
両チームスタメンです。
本日のスタジアムはサマラのサマラ・アリーナ。国土面積の広いロシアですからモスクワとは少し時差がありますね。今大会では開催国ロシア代表の試合も行われたスタジアムです。
前半戦は戦前の予想通り、お互いに慎重に堅い試合を進めていきます。スウェーデンはここまでそうやって勝ち上がってきましたし、イングランドはベスト16で120分戦ったばかりというフィジカルコンディションの影響もあるのでしょう。
互いにカウンターで勝機を見出そうとするも、きっちりと固めたブロックを前になかなか決定機を掴みきれない時間が続きます。
そんな中迎えた前半30分、イングランドのアシュリー・ヤングのCKをハリー・マグワイアがドンピシャのヘディングシュート。
自らに付くマークを、頭一つ分上回った完璧なヘディング弾でイングランドが先制。
その後、何度か訪れたチャンスを追加点に結びつける事は出来なかったものの、イングランドが1点リードで前半を終えます。
後半、まずなんとしても同点に追いつかなければいけないスウェーデンは少しずつ攻撃にギアを入れようとし始めます。
しかしそれを嘲笑うかのように59分、リンガードのピンポイントクロスをエリア内のデレ・アリが頭で合わせて2-0。両チームにとって大き過ぎる意味を持つゴールが決まります。
逃げ切りを図るべく、うまく時間を使っていく方向性を目指し始めたイングランドに対し、2点取らないといけなくなったスウェーデンはどんどん前がかりになっていきます。
何度かそれでシュートチャンスも作っていくものの、立ちはだかるのはここ数試合キレッキレのイングランドGKピックフォード。
長年W杯で正ゴールキーパー不足と言われてきたイングランドに於いて、まさに守護神というべき活躍でスウェーデンに反撃の狼煙を上げさせる事を許しません。
スウェーデンは本来CBのヤンソンを投入し、FWとして起用してパワープレイに転じるなどなり振り構わぬ姿勢を見せますが、イングランドの堅いディフェンスを最後まで崩し切れず。
そのまま試合は2-0で終わり、かつてディヴィッド・ベッカム、フランク・ランパード、スティーブン・ジェラード、ウェイン・ルーニーらが一堂に会しても成し遂げる事が出来なかった、1990年イタリア大会以来のベスト4進出を決めました。
前述のベッカム、ランパード、ジェラード、ルーニーらに加え、リオ・ファーディナンドやマイケル・オーウェンらでも辿り着けなかった舞台に、これまでイングランド代表が苦手としていたPK戦や相性が抜群に悪かったスウェーデン代表を下して勝ち進んだ事は胸を熱くさせるものがあります。
今の選手達とイングランドのサウスゲイト監督はユース代表時代からの付き合いなので、良い信頼感は強固になっているものでしょう。
交代枠の使い方にも意図やビジョンが明確に見え、適切なカードの切り方だったと思います。
近年、国際大会で苦渋を舐め続けたイングランドにとって今大会はまたとないチャンスになったのではないでしょうか。
サッカーの母国が、新時代の到来を告げています。
ではでは(´∀`)