どーもこんばんは
さてさて、本日のマッチレビューは明治安田生命J1リーグ第31節、名古屋グランパスvsヴィッセル神戸の一戦です。
気がつけばあれよあれよのうちに降格圏もすぐそこ、というところまで転落してしまった名古屋。第27節より風間八宏監督を解任してマッシモ・フィッカデンティ監督に運命を託したものの、チーム状況は未だ好転せず、16位湘南との勝点差は2、17位松本との勝点差は3にまで迫ってしまっています。ただ、名古屋にとって神戸は苦手な相手。現在リーグ戦5連敗中でして…。
対する神戸は、前節で仙台との直接対決を制した事で残留争いはかなり楽になりました。今日の試合で残留を確定させてしまいたいところです。
思えば去年も同じ第31節、同じ豊田スタジアム、同じ残留争い直接対決で対戦した両チーム。その時はルーカス・ポドルスキの2ゴールで神戸が2-1で勝利しています。
両チームスタメンです。
先月まで豊田スタジアムではラグビーワールドカップが開催されており、日本代表vsサモア代表の試合も行われていました。という訳で、フィッカデンティ監督にとって名古屋の監督として初の豊田スタジアムという事実が示す通り、名古屋にとっては8月10日の第22節川崎戦以来となる久々の豊田スタジアムでのゲームです。そして、リーグ戦で名古屋が最後に勝ったのもその川崎戦が最後…。
チーム状況的にもまずはセーフティーファーストで行きたい名古屋は立ち上がりから慎重やゲーム展開を心がけていきます。その分、ボールを奪った時は2トップと両サイドハーフを軸にしたファストアタックを仕掛けていった名古屋は12分、獲得したコーナーキックにジョーが合わせて流れたボールを長谷川アーリアジャスールが粘って落とすと、このボールを前田直輝がカットインから豪快にシュートを決めて名古屋が先制。
更に23分にはカウンターからジョーのパスを受けた前田が右サイドを突破して折り返すと、そこに和泉竜司が飛び込んで名古屋が早々と2点のリードを獲得します。
2点リードを奪った名古屋は完全にここからは守備を固めてブロックを敷いた為、神戸は敵陣でボールを持てるもののシュートチャンスまで繋げる事が出来ず、ボール支配率70%でありながらも効果的な攻撃が出来ないまま前半を終えます。
後半、先に仕掛けていったのは神戸でした。48分には日本代表にも招集された古橋享梧がシュートチャンスを迎えたものの、これはGKミッチェル・ランゲラックのファインセーブに阻まれます。すると、逆に54分には神戸のクリアボールをまたしても前田が拾うと、そのままドリブル突破をスタートさせてジョーとワンツーで抜け出してシュート。ダンクレーがクリアしようとしましたが、クリアし切れなかったボールはネットに吸い込まれて名古屋が大きな3点目。
神戸は田中順也、セルジ・サンペール、藤本憲明を投入して局面の打開を図りますが、ガチガチに固めた名古屋のブロックを前に効果的な攻撃を組み立てる事が出来ず、遠い位置からのシュートに頼らざるを得なくなります。逆に名古屋は前がかりになる神戸相手にカウンターでチャンスを作り、終始試合を上手くコントロール出来た名古屋が3ヶ月ぶりの豊田スタジアムでリーグ戦3ヶ月ぶりの勝利、そしてフィッカデンティ監督就任以降初となる勝利で、残留に向けて大きな勝点3を手にしました。
今日の名古屋の戦い方というものは残留争いのチームとして合理的というか、対神戸戦として有効というか、フィッカデンティ監督を選んだメリットが出た試合の一つだったかもしれませんね。ボールを持つ時間や攻め込んでくる時間こそ神戸の方が多かったですが、決定的なシーンは名古屋の方が明らかに多く、文字通り完勝でした。
神戸は名古屋に完全にスペースを消されてしまった事で、仙台戦の勝因でもあった古橋や小川慶治朗などがスペースを突くやり方が全く機能しませんでしたね…。
My name is DATURAのドイツ語を極めるんや。
ではでは(´∀`)