前線の流動〜明治安田生命J1リーグ第27節 名古屋グランパスvs清水エスパルス マッチレビュー〜

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相馬さん結婚おめでとうございます

 

どーもこんばんは

 

さてさて、本日のマッチレビュー明治安田生命J1リーグ第27節、名古屋グランパスvs清水エスパルスの一戦です。

 

オリジナルアルバムの配信も開始したのでそちらも観てね

 

 

リーグ戦再開後、0-2で2連敗を喫した時は名古屋の勢いに翳りも感じましたが、その後は天皇杯を含めて公式戦4連勝。序盤に名古屋が快調で飛ばしていた頃の強さを取り戻しつつあります。勝戦線は川崎と横浜FMのマッチレース状態と化しましたが、3位で来季のACL出場権を狙う意味では十分な位置につけていると言えるでしょう。一方、ミゲル・アンヘル・ロティーナ監督の就任と大型補強で期待された清水はなかなか「噛み合う」という状態に至っておらず、現在16位。降格圏となる17位徳島との勝点差も僅かに2と残留争いにしっかり巻き込まれてしまっています。この夏も積極的な補強を行いましたが、果たして彼らは終盤戦に向けて「最適解」を見つけ出すことが出来るのでしょうか。

両チームスタメンです。

 

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前節は札幌対策の意味合いもあってシステムをいじった名古屋ですが、今日は従来の4-2-3-1に戻してきました。メンバーとしては3人が変更。本職はサイドバックですが、最近はサイドハーフ起用が多くなっている森下龍矢は今日も左MFとして先発です。

一方の清水は大敗を喫した前節鹿島戦からはメンバー変更は2人のみですが、特撮すべき要素としてはこの夏に補強した新戦力が5人全員先発に名を連ねた事でしょうか。藤本憲明はこれが移籍後初スタメン。中盤は4人中3人が新戦力という布陣です。

今日はやはり、マッシモ・フィッカデンティvsミゲル・アンヘル・ロティーナというJでの実績も豊富な名将対決という意味でも注目ですね。

 

 

本日の会場は愛知県豊田市豊田スタジアムです。

現在は埼玉スタジアム2002パナソニックスタジアム吹田と共に日本3大球技専用スタジアムみたいな立ち位置になっている豊田スタジアム近年は名古屋のプロモーションも功を奏して、高い満員率を誇っています。

第24節湘南戦からのホームゲーム4試合は名古屋夏の恒例イベント「鯱の大祭典」が開催されています。の4試合では白を基調とした限定ユニフォームを着用し、そしてそのユニフォームは4試合の来場者全員に無料配布。今年の鯱の大祭典では「祭り」がテーマになっている事から愛知県の様々なお祭りが集結したり、この日限定のスタジアムグルメ、「TEAM SHACHI」の来場など様々なイベントが設定されています。

 

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基本的には守備をベースにした両チームの対戦ともあって、立ち上がりから非常に堅い、セーフティーな試合が繰り広げられていました。前半という事や暑さという背景もあるのか、前半は名古屋も清水も攻め急がずに丁寧にボールを繋ぎながら省エネ気味の試合展開。

 

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前半に関してはどちらが主導権を握っていた訳でもなく、やはりゆっくりと回しつつ活路を探しているような展開が続いていきます。その為、名古屋のスピード溢れる前線のタレントも清水の前に有効なスペースを見つけ出せず、バイタルエリアまではボールを運べた清水もそこから先には持っていけません。ある意味では「らしい」形のセーフティーな展開で進んだ前半は0-0で終えますが、前半終了間際には右サイドから名古屋は3〜4人がパスワークで崩してGK権田修一を脅かす場面も見られました。

 

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前半終了間際にリズムを掴んだ名古屋は後半、一気に猛攻を仕掛けます。後半開始早々に流動的な攻撃からマテウスミドルシュートに繋げると、直後には絶妙なクロスに柿谷曜一朗が飛び込むも僅かに合わず。更にマテウスの突破からのスルーパスに森下が抜け出してシュートまで持ち込み、これはGK権田が阻止したものの名古屋が立て続けにチャンスを創出していきました。清水も一瞬の隙を突いて56分、ベンジャミン・コロリの絶妙なパスに反応したチアゴサンタナがネットを揺らしますが、オフサイド判定によりゴールならず。

 

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一気にオープンになった試合が動いたのは57分でした。ランゲラックのゴールキックを拾った清水の選手が自陣内でパスを回すと、これを名古屋が高い位置から組織的なプレッシングでミスを誘発。これを拾った長澤和輝がすぐさま縦パスを入れると、これを受けた前田直輝がエリア外から見事なシュート!2ヶ月ぶりゴールとなる前田の一撃で名古屋が先制します。

 

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得点直後に名古屋は相馬勇紀と米本拓司を投入し、いつもの交代パターンと同様にチームのバランス調整を図ります。しかし先制点を取ると強い名古屋だけに完全に名古屋の試合になったかと思われましたが、試合は急展開を見せます。74分、ルーズボールを巡って相馬と藤本が争いますが、藤本が巧みなボールコントロールでこの争いを制すると絶妙なクロスを供給。サンタナボレーシュートは威力こそ無かったものの絶対に取れないコースに向かって転がり清水が同点!名古屋は久々の失点という事に。

 

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失点直後、名古屋はほぼほぼ1年ぶりの実戦復帰となる金崎夢生を投入。更に阿部浩之もピッチに送り込んで猛攻を仕掛けていきます。一方の清水も名古屋陣内に攻め込んでチャンスを作る場面も増えていき、終盤戦は前半から想像もつかないオープンな展開に。終盤、相馬のクロスを中央で金崎を経由してからフリーのマテウスがシュートを放つもフカしてしまい大きく枠外。熱戦は1-1。痛み分けとなりました。

 

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清水からすれば非常に収穫の多いゲームだったように思います。試合全体としては名古屋ペースでこそありましたが、別にロティーナサッカーは無理して主導権を握りたがるようなチームでもない事を踏まえると、今日の試合の手応えは小さくなかったように思います。特に藤本の躍動は印象的でしたね。サンタナとの相性も良さそうですし、藤本が前線で流動的に動くことによって、チームとして攻撃パターンの選択肢は増えていたように思います。コロリやホナウド辺りも良いプレーでしたし。

一方の名古屋からすれば痛い引き分けとしか言えないでしょう。それはプレー自体は上手く行っていただけに。そもそも先行逃げ切り型の名古屋にとって、堅く試合を運びながらラッシュをかけたタイミングで先制点を取り切るまでの流れは理想的なものでした。攻撃も流動的なパスワークで良い形でシュートを打てるシーンも多かったですから…勝っておきたかった試合だったのは間違いないでしょう。ただ両チームともネガティブなパフォーマンスでは無かったので、見ている側としたは非常に楽しめた試合でした。

 

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【うれしはずかしじゅんいひょうのコーナー】

 

明治安田生命J1リーグ第27節

北海道コンサドーレ札幌0-2川崎フロンターレ

ヴィッセル神戸0-1FC東京

横浜F・マリノス0-1鹿島アントラーズ

サンフレッチェ広島4-1大分トリニータ

ガンバ大阪0-1セレッソ大阪

名古屋グランパス1-1清水エスパルス

柏レイソル2-1横浜FC

湘南ベルマーレ0-0浦和レッズ

ベガルタ仙台0-1サガン鳥栖

アビスパ福岡3-0徳島ヴォルティス

 

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1位 川崎フロンターレ(66)

2位 横浜F・マリノス(62)

3位 鹿島アントラーズ(47)

4位 ヴィッセル神戸(47)※1

5位 サガン鳥栖(47)

6位 名古屋グランパス(47)

7位 浦和レッズ(45)

8位 FC東京(42)

9位 アビスパ福岡(39)

10位 北海道コンサドーレ札幌(36)※1

11位 サンフレッチェ広島(35)※1

12位 セレッソ大阪(33)※1

13位 ガンバ大阪(30)

14位 柏レイソル(30)

15位 湘南ベルマーレ(26)

16位 清水エスパルス(26)

17位 徳島ヴォルティス(23)

18位 ベガルタ仙台(19)

19位 横浜FC(18)

20位 大分トリニータ(17)

 

※1 26試合消化

 

 

前節の結果で首位川崎と2位横浜FMの勝点差が1にまで縮まりましたが、今日は川崎が4試合ぶりに勝利した一方、横浜FMが鹿島との上位対決に敗れてケヴィン・マスカット監督体制初黒星、そして横浜FMの無敗記録は13で止まり、勝点差は再び4に広がりました。

両チームとも厳しいチーム状況の中で行われる事になった大阪ダービーC大阪が小菊昭雄監督の初陣で勝利。下位争いでは順位の変動はありませんが、14位柏、15位湘南、16位清水が勝点を積み上げた一方、降格圏の4チームはいずれも敗北しています。

 

 

グランパスくん鯱鉾に喰われてなかった…?

ではでは(´∀`)