悲愴感〜明治安田生命J1リーグ第27節 ガンバ大阪vsセレッソ大阪 マッチレビュー〜

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ラモス

 

メッシ

 

クリロナ

 

スパイダーフラッシュローリンサンダー

 

どーもこんばんは

 

いつの話やねんと。

 

それにしてもえげつなかったですね、今季の欧州移籍事情ね…

 

 

さてさて、本日のマッチレビュー明治安田生命J1リーグ第27節、ガンバ大阪vsセレッソ大阪の一戦です!

 

オリジナルアルバムの配信も開始したのでそちらも観てね

 

 

さぁさぁ、ーです!!

 

 

……なんですけど。

去年11月…絶好調で2位まで駆け上がったガンバと、ペースこそ落としていたもののまだまだ優勝争いの圏内にいたセレッソ大阪ダービーは文字通り大阪頂上決戦と呼ぶに相応しい白熱したゲームが繰り広げられ、ダービーという幸せを感じるに値する一戦でした。

 

 

…あれから1年近い時が経ち、両チームを取り巻く環境は激減。「消えた3月」が訪れたガンバはそれを引きずる形で大スランプに陥り、5月には宮本恒靖監督が解任。後任の松波正信監督を待ち受けていたのは15連戦というかつて経験した事があるはずもないスケジュールで、チームを向上させられるような施策を打てる間もないまま不振が続いています。一方のセレッソは、大きな批判と反発に迎えられて就任したレヴィー・クルピ体制が序盤こそ好調だったものの、前節の惨敗がトドメとなって遂に崩壊。アシスタントコーチとして、スタッフ時代を含めれば20年以上セレッソの内部にいて、いつか監督になると誰もが思っていた小菊昭雄新監督のスクランブル的監督デビュー戦がまさかの大阪ダービーという事になりました。

去年のダービーが大阪頂上決戦というのなら、今日はまさしく大阪地獄決戦とでも言えようダービーです。しかし選手達はここを抜け出して新たなサイクルに繋ぐことを目指さなければなりません。地獄に差す光を掴み、ダービーを浮上のきっかけとして手にする事のできるチームは果たして黒か、それともピンクか。悲壮なまでの決意で染まった決戦が今、始まります!

両チームスタメンです。

 

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前節横浜FC戦大阪ダービーを並んだメンバー構成だった影響もあるのか、ガンバは前節からメンバーを9人も入れ替えてきました。前節から連続でスタメンとなったのは東口順昭とチアゴ・アウベスの2人だけですので、フィールドプレーヤーではチアゴ以外全員入れ替えた事になります。システムも松波体制では3-4-2-1がペースですが今日は4-4-2。矢島慎也が右サイド、倉田秋が左サイドの2列目に入り、チアゴは今日は2トップの一角に入っています。そしてここ数試合を欠場していたパトリックがベンチに戻ってきて、来季の入団内定選手で関西学院大学在学中の山見大登もメンバーに入っています。

小菊監督の初陣となったセレッソはクルピ監督時代から4-4-2と4-2-3-1を併用していますが、今日は前者の形を選択。DFチアゴとMF奥埜博亮がベンチ外となり、CBコンビは西尾隆矢と瀬古歩夢、ボランチ原川力藤田直之のセット。また、大久保嘉人が第22節鳥栖戦以来、西川潤が第15節広島戦以来のベンチ入りを果たしています。

余談ですが、松波監督は2016年から2017年までセレッソのユースでコーチを務めた事があり、瀬古はその時の教え子の一人でもあります。

 

 

本日の会場は大阪府吹田市パナソニックスタジアム吹田です。

パナスタでの大阪ダービーは今のところガンバの3勝1敗(公式戦全体では3勝2敗)。J1リーグでは2019年まで3戦3勝ではありましたが、リモートマッチとして、再開初戦として、そして遠藤保仁のJ1歴代最多出場記録を更新した試合として行われた昨年7月の対戦ではパナスタで初めてリーグ戦のダービーを落とす悔しい結果になりました。今年5月のヤンマースタジアム長居でのダービーも無観客でしたので、結果的に無観客ダービーはお互い1回ずつ経験した事に。

この試合が終わったらインターナショナルウィークという事でリーグ戦は1週間お休みとなりますが、その間に行われるルヴァン杯準々決勝はこれまたガンバvsセレッソ大阪ダービーですので、ここからは大阪ダービー3連戦が幕を開ける事になります。そして今回のインターナショナルウィークではカタールW杯アジア最終予選が開幕する訳ですが、その初戦となるオマーン戦…いつもは最終予選は埼玉スタジアム2002で開催されるのですが、これがなんと今回は関西、そしてパナスタでの開催です。まぁ、私はチケット落ちたんですけどね。

 

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前半に主導権を握ったのはセレッソでした。サイドバックを含めた両サイドが非常に高い位置を取ると、開始早々にいきなり丸橋祐介が左サイドを崩して際どいクロスを入れるなどサイドを中心にチャンスを作ります。17分には絶対的主軸の清武弘嗣接触プレーにより負傷退場を余儀なくされたものの、24分には昌子源パスミス起因でのカウンターからアダム・タガートのミドルシュートがポスト直撃。29分にも清武に代わって入った山田寛人のシュートをなんとかGK東口が防ぐなど、肝を冷やす場面が続きます。

 

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30分過ぎからはガンバもリズムは掴めるようになり、パスワークから左を藤春廣輝が抜け出してクロスを入れるような場面は何度か作る事が出来ていました。しかし全体として主導権を握れていたのがセレッソだった事には変わらず、前半アディショナルタイムにもタガートが抜け出して決定的なピンチを迎えますが、ここは初の大阪ダービーとなる柳澤亘が粘り強い守備でシュートを外させてなんとか失点を回避。前半を0-0で終えます。

 

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しかし試合は後半の早い時間に動きました。51分、左サイドから攻め込んできたセレッソは一度はガンバの守備にボールが引っ掛かる形になったものの、中央に折り返したところに中に入ってきていた松田陸が右脚を振り抜いてセレッソ先制。去年は左SBにやられて、今年は右SBにやられて……。

 

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攻めの糸口を全くと言っていいほど見つけ出せなかったガンバは60分にチアゴを下げて山見を投入した事を皮切りに、72分には井手口陽介宇佐美貴史、パトリックを3枚同時に送り込み、81分には小野瀬康介も投入して攻撃体制に出ます。どちらかがリードした終盤の常とも言えようもので、なんとかパトリックを中心にセカンドボールを回収しながら押し込める時間は作っていきます。

 

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83分、左サイドから宇佐美が柔らかいクロスを上げると、ファーサイドの小野瀬が折り返してパトリックが飛び込みますが……この日初めて攻撃が成立したこの場面はパトリックがミート出来ずにボールは流れてしまいます。最後は昌子源キム・ヨングォンも前線に上げてパワープレーを敢行したものの、83分以上のシーンを作り出す事は叶わず。0-1のまま試合終了……ガンバに与えられた言葉は「屈辱」と「満身創痍」の二つのみでした。

 

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一言で言えば見てて辛い試合でした。今日のセレッソがイキイキしていたのが解任ブーストだからなのか、ダービーだからなのか、或いは小菊新監督が確かにその効果を放ったからなのかはわかりませんが……ガンバ視点ではただただ辛かった。もう……ねぇ。

今のガンバは飛行機が火を噴きながら飛んでいるようなもので、そしてそれを着陸して修理する事すら出来ない。飛行機がただただ消耗だけし続けながら、何も治せないままゴールを目指すしかない状況です。第23節徳島戦以降、山見のスーパーゴールでなんとか勝利した第24節清水戦を含めてそれは非常に顕著。個人的にあまり松波監督や選手を責められないのもそこなんですよね……もう練習でどうにか出来るような時間がまるでないし、中には「勝てないんだから休み削って練習しろ」という人もいるでしょうけど、ここで少しの休養を削った日にはおそらく今よりも悲惨な状況に陥るでしょう。こうするしかなかった、こうなるしかなかった……それをただただ見せつけられただけの90分でした。

 

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はぁー……。

ではでは。