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プロ〜AFCチャンピオンズリーグ2021 グループG第1節 ジョホール・ダルル・タクシムvs名古屋グランパス マッチレビュー〜

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ごめん南米、コパ・アメリカまで追えないや…

 

どーもこんばんは

 

 

さてさて、本日のマッチレビューAFCチャンピオンズリーグ2021グループG第1節、ジョホール・ダルル・タクシムvs名古屋グランパスの一戦です!

 

 

 

色々ありましたが、紆余曲折ありましたが、未だにAFCには言いたいことも大量にありますが…なんとかACLも開幕を迎えられそうです!DAZNさんありがとう!!

 

 

川崎フロンターレガンバ大阪セレッソ大阪もそれぞれ開催地に入って調整を続ける中、日本勢の中で先陣を切ってACLに突入するのは名古屋グランパスです。

ドラガン・ストイコビッチ監督の下で築いた黄金時代、名古屋がACLの常連になりかけた時代がありましたが、そこからACLからは暫く遠ざかり、J2降格や降格には至らずとも残留争いを強いられるシーズンが続きました。それでも昨季は非常に組織されたディフェンス力で3位に食い込み、今季も好調。2012年以来となる晴れ舞台ですが、名古屋にとっては現在維持している決勝トーナメント進出率100%は守りたいところでしょう。マッシモ・フィッカデンティ監督は2015年、FC東京ACLに導きながらも同年限りで退任した為にACLでの指揮は叶いませんでした。フィッカデンティ監督にとっても念願の初ACLです。

対戦相手のジョホールは昨季はヴィッセル神戸とも対戦し、現在マレーシアリーグでも7連覇中かつスタメンのほとんどがマレーシア代表。下馬評では名古屋有利は有利ですが、色々とイレギュラーな今大会では何がどうなるかわかりません。それでもまずは名古屋が勝てれば、他の3チームにも乗れる空気が出てくるでしょう。さぁ、日本勢出陣です!!

両チームスタメンです。

 

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本日発表された東京オリンピックメンバーにも選ばれた相馬勇紀は左サイドハーフで先発出場。丸山祐市が長期離脱したセンターバックには木本恭生がそのまま入り、丸山が巻いていたキャプテンマークは米本拓司が引き継ぎます。また、柿谷曜一朗やガブリエル・シャビエルが入る事が多かったトップ下は今日は阿部浩之が先発出場です。

2012年に名古屋でACLに参加した選手はもうチームには残っていませんが、名古屋以外のチームでのACL経験者は多数いて、今日のスタメンだけでもオーストラリア時代にメルボルン・ビクトリーで出場したランゲラックを含めて6名います。特にベンチに入っている長澤和輝は浦和時代に優勝を経験し、阿部もG大阪時代にベスト4まで進んだ経験を持っています。

 

 

本日の会場はタイ、バンコクのラジャマンガラ・ナショナル・スタジアムです。

1998年のアジア競技大会の為に建設されたスタジアムで、日本代表も2016年のロシアW杯アジア最終予選のタイ戦で使用された会場。「国立競技場」との名の通り、タイで大規模な国際スポーツイベントを行う際には高確率でこのスタジアムがメイン会場になっています。

ちなみに、バンコクといえばドイツW杯の最終予選、北朝鮮との無観客試合を日本代表が開催したイメージはありますが、それはまた別のバンコクのスタジアムです。

 

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名古屋は前半から普段のJリーグとはかなり違う展開を強いられていきます。普段はどちらかと言えば構える事の多い名古屋は逆にジョホールに構えられる時間が続いた事に加え、ピッチコンディションも普段のJリーグのピッチに比べるとかなり荒め。そうなってくると、名古屋はボールは持てるものの縦パスがなかなか入らず、なんとか相馬を裏抜けさせる事しか攻撃パターンが無くなっていました。

 

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やはり名古屋はボールこそ持てたものの、ジョホールのプレーもちょこちょこ荒くなっていき、かつ審判もそれを結構流した事で遂にはフィッカデンティ監督にイエローカードが提示される事態に。攻撃の糸口を掴めないまま、逆にブラジル人アタッカーを走らせたカウンターでピンチも食らったりで、名古屋にとってはフラストレーションの溜まる前半を終えます。

 

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後半もやはり相手や環境の状況に苦しみますが、選手個々の突破力や能力を活かす事で活路を見出そうとします。57分に左サイドを抉った相馬の折り返しは合わせたマテウスのシュートが僅かに枠を逸れましたが、61分…マテウスが右サイドを突破して折り返したところを成瀬竣平がシュート。これは当たり損ねてミートしませんでしたが、オフサイドギリギリのタイミングで上手く飛び出した山﨑凌吾のポストプレーを最後は阿部が冷静に流し込んで名古屋が先制!

 

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名古屋は得点直後に柿谷曜一朗宮原和也を投入。かつその後には山﨑を下げてボランチの長澤を投入しつつ84分には前田直輝齋藤学を入れて、機を見てカウンターで刺せるメンバーを積極的にピッチに送り込みます。しかしタイの暑さに加えて前半から続く肉弾戦気味な展開に名古屋は消耗が画面越しでも伝わる形に。

 

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決定的なピンチはさほど無かった名古屋でしたがアディショナルタイム、右サイドからクロスを入れられると中央でベルクソンに合わせられてネットを揺らされてしまいます。しかし微妙な判定ながらも木本との競り合いでファウルを取って貰えた事でノーゴール判定。ACLのしんどさを改めて感じる初戦ではありましたが、なんとか名古屋が粘り切って初戦をモノにしました!

 

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……いやぁ、改めて「ACLの厄介さ」を感じる一戦でしたね。気候、ピッチコンディション、肉弾戦、判定基準……まぁ、ジャッジに関しては最後は名古屋に味方した部分もありましたが。非常に名古屋にからすれば色々な意味でイライラの募る試合ではあったと思うんですよ。ですが守備面ではもちろん、得点シーンもそうですけど高い集中力は常に保ち続けていました。まぁ、なんというか、名古屋の堅実さというか……プロって感じの試合ではありましたね。とにかく初戦勝利おめでとうございます!

 

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そういえば今年のウイイレには顔もフル収録か!

ではでは(´∀`)