最近の半音下げMarionette結構好き。
どーもこんばんは
さてさて、本日2月4日、デビュー40周年と還暦を迎えたレジェンドギタリスト、布袋寅泰さんの40年の軌跡を描いたドキュメンタリー映画「Still Dreamin' ―布袋寅泰 情熱と栄光のギタリズムー」が公開となりました。
とりあえずどっかで時間見つけて観に行きます。ハイ、それは確定です私。
そもそも親の影響もあってGLAYファンになった時点で、そのGLAYが憧れたBOØWYにまた憧れるのは自然な流れでした。なんてったって私、最近ではオリジナル曲を作ったりもしましたが…ギターを始めたきっかけはBOØWYのMarionetteとGLAYの彼女の"modern…"を弾きたかったからですからね。
…で、今回のブログなんですが…布袋さんの映画公開記念という事で、なにかそれにちなんだ事を書こう…と。
去年はBOØWYが40周年、B・BLUE発売から35周年という事で、自分なりにカバーというか歌ってみたとかもしてみたんですが、今回は布袋さんのライブに関する事をバキバキに調べてブログにしてみました。ちなみにYouTubeにアップしたカバーがこれ↓
バンドが解散してソロ活動をするにあたり、結構人によって方向性が割れるのが「ソロのライブでバンド時代の曲を演奏するかどうか」みたいな部分なんですよね。割とそこは抵抗なく演奏すれば、徹底的に封印状態にする人もいる…と。
そういう意味ではBOØWYは氷室京介さんが2003年くらいから、布袋さんが2006年くらいからBOØWY楽曲解禁みたいな形になって、それ以降は二人ともBOØWY楽曲を多くライブで披露しています。氷室さんは2011年にBOØWY楽曲だけのライブをやりましたし、布袋さんもほぼ全曲BOØWY+COMPLEXみたいなライブを行っていますし。
そこで今回は、じゃあ布袋さんがソロになってからのライブで演奏されたBOØWY・COMPLEXの楽曲の中で、どの曲が最もライブで披露されているのか、どの曲が最もセットリストに組み込まれているのか…を集計してみました。
基本的に布袋さんはツアー中にセトリを変更する事はあまりないので、今回は「演奏された回数」というよりは「セットリストに組み込まれた回数」を重視していきます。例えば10公演あるツアーでセトリに入っても20公演あるツアーでもセトリに入っても、或いは単発ライブでセトリに入っても同じ1回としてカウント…という具合です。
その他の条件としては以下の通り。
・赤字はBOØWY、青字はCOMPLEXの楽曲です。
・SEとして扱われている曲は除外(「BEGINNING FROM ENDLESS」「ROMANTICA」など)
・メドレーやギターソロのアレンジとして一部フレーズだけ弾いた曲は除外(King & Queen の「Marionette」やRRRツアーの「Greatest Guitar Medley」など)
・海外公演は調べきれないものが多かったので除外
・基本的には"ツアーのセットリスト"を基準に集計しているので、長いツアーで1公演だけ特別に演奏した曲などは未集計
・布袋のライブやフェスの布袋パートにゲストが訪れた場合(2011年のTERUや2017年の小渕健太郎、及び各種フェスでのコラボなど)はカウントするが、2018年のストレイテナーなど布袋が別アーティストのライブ及びフェスにゲストとして参加した場合は除外)
それでは!早速見ていきましょう。
↓
第31位タイ 1回
INSTANT LOVE
PROPAGANDA
DRAGON CRIME
BLUE VACATION
1994 - LEBEL OF COMPLEX -
PLASTIC BOMB(30th ANNIVERSARY 第四弾. HOTEI THE ANTHOLOGY "最終章" WE ARE DREAMER ~50th BIRTHDAY SPECIAL CELEBRATION GIG~[以下:最終章])
DRAMATIC? DRASTIC!(beat crazy Presents Special Gig "B.C. ONLY+1 2012"[以下:BC2012])
LIAR GIRL
OH! MY JULLY Part 1
(HOTEI Paradox Tour 2017 The FINAL ~Rock’n Roll Circus~[以下:Rock’n Roll Circus])
MAJESTIC BABY
LONGER THAN FOREVER
(HOTEI GUITARHYTHM Ⅵ TOUR 2019 “REPRISE”[以下:REPRISE])
1回だけ演奏された楽曲。このうち威風堂々で演奏した2曲はGLAYのTERUさんと、Rock’n Roll Circusで演奏した3曲はコブクロの小渕健太郎さんをゲストに迎えて披露されました。確かにこの5曲を弾いて歌っては布袋さんとてスーパー難易度だろうし…。
第25位タイ 2回
LONDON GAME(創世記、Rock'n Roll Revolution Tour 2013[以下:RRR])
RUNAWAY TRAIN(創世記、HOTEI Live In Japan 2018~TONIGHT I'M YOURS TOUR~[以下:TONIGHT])
CRASH COMPLEXION(創世記、HOTEI Live In Japan 2017 ~Paradox Tour~[以下:Paradox])
HALF MOON(創世記、HOTEI 40th ANNIVERSARY Live "Message from Budokan" ~とどけ。Day 1 (Memories)~[以下:Memories])
1990(Memories、HOTEI 40th Anniversary 〜Double Fantasy Tour〜 "BLACK or WHITE ?"・WHITE[以下:WHITE])
30周年を記念し、BOØWYとCOMPLEXと無印GUITARHYTHMの曲限定でセトリを構成した創世記ライブで演奏された曲が多めですね。一方、COMPLEXの名曲である「1990」は吉川晃司さんのライブでは頻繁に歌われる反面、布袋さんのライブでは封印状態でしたが、40周年を記念したライブではアコースティック編成で解禁されました。
第18位タイ 3回
SUPER-CALIFRAGILISTIC-EXPIARI-DOCIOUS(GUITARHYTHM REPRISE@富士急ハイランド[以下:富士急]、創世記、Memories)
CLOUDY HEART(創世記、GREATEST SUPER LIVE "GUITAR × SYMPHONY" HOTEI with THE ORCHESTRA~WORLD PREMIERE~[以下:SYMPHONY]、布袋寅泰 35th ANNIVERSARY『8 BEATのシルエット』【BEAT 8】Climax Emotions ~35 Songs from 1981-2016~[以下:Climax])
NO MORE LIES(創世記、Memories、HOTEI 40th Anniversary 〜Double Fantasy Tour〜 "BLACK or WHITE ?"・BLACK[以下:BLACK])
JUSTY(最終章、BC2012、Paradox)
季節が君だけを変える(HOTEI Live In Japan 2019 ~GUITARHYTHM Ⅵ TOUR~[以下:GUITARHYTHM 6]、Memories、WHITE)
WELCOME TO THE TWILIGHT(Memories、beat crazy Presents Special Gig"B.C. ONLY 2021"[以下:BC2021]、WHITE)
BOØWYの楽曲の中もおそらく「氷室っぽい曲」「布袋っぽい曲」の二つがあると思うんですけど、このうち「CLOUDY HEART」と「季節が君だけを変える」はまさに氷室側の曲としてイメージされていた分がある気がします。ちなみにCLOUDY HEARTに関しては過去3度演奏されましたが、いずれも布袋さんは歌わずに観客にヴォーカルを委ねる形で披露していますね。35周年ライブで聴けた時はほんと感動しました。
ちなみにSUPER-CALIFRAGILISTIC-EXPIARI-DOCIOUSは、BOØWYの楽曲だけど実質的に布袋さんのソロ曲と言えるDANCE CRAZEを除けば初めて布袋さんのソロで演奏されたBOØWY楽曲です。
第15位タイ 4回
ホンキー・トンキー・クレイジー(威風堂々、布袋寅泰 35th ANNIVERSARY『8 BEATのシルエット』【BEAT 7】Maximum Emotion Tour ~The Best for the Future~[以下:Maximum]、Memories、BLACK)
B・BLUE(最終章、Climax、Memories、WHITE)
BOØWYを象徴する2曲がそれぞれ4回ずつ演奏されています。両者とも30周年に解禁されてからは「周年ライブでは演る」みたいな流れが出来ていますね。B・BLUEのアウトロはBOØWY時代はCD版とは違ってコーラス無しで演奏されていましたが、解散後は布袋さんも氷室さんもアウトロに「On The Wing With Broken Heart」のコーラスが盛り込まれています。
第12位タイ 5回
WORKING MAN(HOTEI ROCK THE FUTURE 2002 SCORPIO RISING TOUR、beat crazy presents first year anniversary SCORPIO RISING@club、TONIGHT、Memories、BLACK)
Marionette(30th ANNIVERSARY 第三弾
HOTEI THE ANTHOLOGY "一期一会" MEMORIAL SUPER BEST TOUR~BOØWY COMPLEX GUITARHYTHM GREATEST HITS and MORE!!!~[以下:一期一会]、Climax、Memories、BC2021、BLACK)
DANCING IN THE PLEASURE LAND(Climax、Paradox、Rock’n Roll Circus、Memories、WHITE)
布袋さんがBOØWY楽曲を本格解禁したのは2006年の25周年ライブからなんですが、そんな中でもWORKING MANは25周年ライブより前に演奏された数少ないBOØWY楽曲です。この曲は作詞がBOØWYのベースを務めた松井常松さんで、その松井さんがサポートメンバーとして2002年のSCORPIO RISING TOURに参加した事から特例でセトリに組み込まれました。
Marionetteは前述のB・BLUEやホンキー・トンキー・クレイジー同様に周年に歌う流れができている一方、DANCING IN THE PLEASURE LANDは近年の演奏頻度が高い曲の一つですね。
第8位タイ 6回
TEENAGE EMOTION(創世記、最終章、Maximum、Memories、BLACKなど)
RAMBLING MAN(創世記、最終章、Paradox、Memories、BLACKなど)
GOOD SAVAGE(創世記、一期一会、Climax、TONIGHT、BLACKなど)
恋をとめないで(威風堂々、一期一会、最終章、Climax、WHITEなど)
BOØWYとCOMPLEXの楽曲で構成するとして話題になった30周年記念の武道館ライブのオープニングを飾った楽曲がTEENAGE EMOTIONでした。続くLONDON GAMEへの流れは初期BOØWYのテッパンでもあり、そこでのボルテージの上がり様は凄まじかったとか。
同じく6回演奏されているのがCOMPLEXの代表曲である恋をとめないで、COMPLEXの中でも「布袋感」の強いRAMBLING MAMとGOOD SAVAGEです。GOOD SAVAGEは吉川さんとのツインギターが見せ場の楽曲で近年はサポートギターの黒田晃年さんと白熱したギターの掛け合いを見せていますが、30周年のライブではサポートギターを置かなかったのでワンオペギター状態になってたのはシンプルに大変そうでした…。
ここまでは全順位、いわゆるタイスコアでしたが、ここからの7曲は全て単独順位です。
第7位 7回
IMAGE DOWN
(beat crazy Presents Special Gig "B.C. ONLY 2009、威風堂々、一期一会、BC2012、布袋寅泰 35th ANNIVERSARY『8 BEATのシルエット』【BEAT 1】~すべてはライブハウスから〜など)
BOØWY時代のライブではほぼ皆勤賞で演奏されていたキラーチューン。氷室さんがBOØWY楽曲を歌う際にも頻繁にセトリに入っていますね。
布袋さんのソロで初解禁となったのは中村達也氏、TOKIE氏との3ピースバンド構成で行われた2009年のFC限定ライブ。BOØWY初期と後期でギターソロのアレンジが異なる曲ですが、ソロで演奏する際は初期のオリジナル版で演奏されています。
第6位 8回
BEAT SWEET
(富士急、GUITARHYTHM ACTIVE FLY INTO YOUR DREAM[以下:GUITARHYTHM 2]、HOTEI 25th Anniversary ALL TIME SUPER BEST TOUR[以下:25th Anniversary]、威風堂々、REPRISEなど)
解散直後の、布袋さんがBOØWY楽曲を解禁する前からも定期的に演奏されていた数少ない楽曲で、COMPLEXが活動休止後の初ライブとなる富士急ハイランドで1991年に行われたライブの際にもSUPER-CALIFRAGILISTIC-EXPIARI-DOCIOUS、Dreamin'と共に演奏されています。
そんな時期から演奏していた数少ない楽曲ではあるものの、逆に布袋さんがBOØWY楽曲を解禁してからは演奏頻度が低下。2011年はGLAYのTERUさんと、2019年は元BOØWYの松井さんと高橋まことさんをゲストに招いた上での披露でしたので、純粋に布袋さん単独としては2010年以来演奏されていません。
第5位 11回
DANCE CRAZE
(GUITARHYTHM LIVE、GUITARHYTHM 2、King & Queen Tour、HOTEI ROCK THE FUTURE 2005
MONSTER DRIVE BIG PARTY!!!、布袋寅泰 35th ANNIVERSARY『8 BEATのシルエット』【BEAT 3】~Power of Music~ FREE LIVE! 自由の音を聴け[以下:BEAT3]など)
1985年に発売されたアルバム「BOØWY」に収録されている楽曲ですが、この曲は元々唯一布袋さんがヴォーカルとして歌っていた曲であり、ライブでも布袋さんが一人でステージで踊る形で披露されていた事から実質的なソロ曲として認識されていました。
それもあって布袋さんがBOØWYを解散して最初に行ったライブである「GUITARHYTHM LIVE」でも披露されており、1990年代の時点から何度かセットリストに組み込まれる事も。ただBEAT SWEET同様にBOØWY楽曲が全面的に解禁されてからは頻度少なめ。
第4位 18回
NO NEW YORK
(一期一会、最終章、Maximum、REPRISE、WHITEなど)
BOØWYが解散ライブの最終曲として演奏したナンバーが第4位となりました。氷室さんが演奏する際は大体最終曲として演奏されていますが、布袋さんのライブで演奏される場合は割と順番はランダムな感じですね。BOØWYメンバーである松井さんか高橋さんがゲストで訪れた際には大体この曲が演奏曲として選ばれています。
テレビ出演の際にギターフレーズやイントロをメドレーとして演奏する事はあってもBOØWY楽曲を歌唱する事は基本的にありませんが、おそらく布袋さんがソロでテレビで歌唱した唯一に近い楽曲がこの曲。2019年の「関ジャム完全燃SHOW!!」で関ジャニ∞とコラボする形で披露されました。
第3位 21回
BE MY BABY
(25th Anniversary、創世記、一期一会、Climax、WHITEなど)
「ビーマイベイベ、ビーマイベイベ」の出だしと特徴的過ぎるプロモーションビデオで知られるCOMPLEXの名刺代わりの名曲。これまでBOØWY楽曲は歌ってもCOMPLEXの楽曲が歌われる事は30周年までほとんどありませんでしたが、BE MY BABYは25周年ライブで解禁されてからは高い頻度で演奏され、演奏回数ランキングでも一気に3位まで駆け上がりました。近年では布袋さんがフェスに参加する際も多く歌われており、2016年の35周年ライブでは一つ前に演奏されたBAD FEELINGのリフからマッシュアップする形でBE MY BABYに繋がっています。
ちなみに、COMPLEXでコンビを組んでいた吉川さんは布袋さん、或いは氷室さんのBOØWYよりも積極的にCOMPLEX曲をセットリストに組み込んでいる印象。
第2位 31回
Dreamin'
(富士急、GUITARHYTHM 2、25th Anniversary、創世記、Climaxなど)
「夢を見てるやつらに贈るぜ」でお馴染み、布袋寅泰とBOØWYを象徴する代表曲。BOØWYは作詞氷室京介・作曲布袋寅泰の組み合わせが最も多いですが、この曲は詞曲がどちらも布袋さんです(厳密には作詞は松井五郎氏との共作)。1991年のGUITARHYTHM 2のツアーで演奏されてからは長らく封印状態でしたが、2006年の25周年ライブ、2011年の30周年ライブ以降はBAD FEELINGやBE MY BABYと共に定番曲として君臨。
40周年を記念したライブツアー「HOTEI 40th Anniversary 〜Double Fantasy Tour〜 "BLACK or WHITE ?"」では2日間を"BLACK"と"WHITE"と題してセトリを完全に分ける形で行われましたが、この曲とサレンダーの2曲だけが2日間通しで演奏されていました。また、フェスなどに参加して他の参加アーティストとのコラボ形式で演奏される事も多く、やはりBOØWYと布袋さんの歴史の中で大きな意味を持つ曲なんだなと再認識しますし、やっぱり盛り上がるんですよねぇ…。
第1位 41回
BAD FEELING
(25th Anniversary、HOTEI & The WANDERERS FUNKY PUNKY TOUR 2007-2008、創世記、Climax、BLACKなど)
キルビルのテーマとしても知られるBattle Without Honor Or Humanityと並んで布袋寅泰のアンセムとして知られるこの曲が堂々たる圧倒的な1位!まぁ、そりゃそうですよ。布袋さんと言えばやっぱりあのリフですもんね。
ただ意外と、25周年ライブ以降はソロになってからの定番曲である「POISON」「スリル」「バンビーナ」並の頻度でライブで演奏されていますが、25周年ライブまではBEAT SWEETがちょこちょこ演奏される中でこの曲は封印気味だったりもして。MIYAVIさんや元JUDY AND MARYのTAKUYAさんとのギターバトルも印象的でしたね。BOØWYバージョンとは違って、イントロの最中に観客とコーラスのコールが入るのもソロ版の特徴。
余談ですが、数あるBOØWY楽曲の中でも最も「布袋さんありき」の趣が強いこの曲は氷室さんのソロで演奏されたのは過去1回のみ。逆に氷室さんのライブで頻繁に演奏されているけど布袋さんのライブでは演奏された事のないBOØWY楽曲といえば「ハイウェイに乗る前に」あたりでしょうか。
2016年のClimax Emotionマジで行けてよかった。
ではでは(´∀`)