イニエスタァ!
……………(沈黙)
………イニエスタぁ…。
by南アフリカW杯決勝のオランダ側実況
どーもこんばんは。
さてさて、昨日ノエスタから帰宅してスマホを開くと衝撃のニュースが。
イニエスタ、まさかの帰国。
まあ、8月頭に家族と再来日と記されているので引越し準備などである事が予想されますから神戸の黒歴史イルハンパターンではないと思いますし、セレッソファンは行こうと思えば普通に神戸に行けるとは思いますが、FC東京ファンはどんまいって事で…。
そう考えると尚更、昨日のうちに観に行けて良かったなーと。
友人とどこかでイニエスタ観に行きたいねー、と言っていて予定が合いそうだったのがこの7月28日のヴィッセル神戸vs柏レイソル戦。当然この時はこの日の裏番組が宮本恒靖監督初戦になるとは思いもしなかった訳ですが……結果的に幾度となく吹田の途中経過を確認してしまったのは言わずもがな。
ノエビアスタジアム神戸のスタジアムガイドにも記載したように阪急から三宮・花時計前駅を経由して地下鉄海岸線で御崎公園駅へ。
やっぱりイニエスタとポドルスキが同じチームにいるってやべぇよ、やべぇよ…。
御崎公園駅に辿り着き、スタジアムまでの道のりを歩くと道中の露店ではここぞとばかりにイニエスタのバルサ時代などのユニフォームを売る店が。やっぱりイニエスタフィーバースゲェなー……なんて思っていたら極め付けはノエスタ到着後のコレ。
イニエスタオフィシャルグッズショップがもはやヴィッセル神戸オフィシャルグッズから独立してしまってました。
しかも圧倒的速度での売り上げっぷり、長蛇の列。試合開始1時間前の時点でユニフォームや一部のタオルなど半分以上の商品が完売状態。
なんか2013年のアシノミクスを思い出し………いや、今のリアルな状況で思い出すべきじゃなかった…。(アシノミクスの元ネタはググってね(´∀`))
そしていざスタジアムに入場すると、両チームのウォーミングアップに先立ちイニエスタが突然ベンチに姿を現します。
しかし神戸ベンチが柏サポ側だった為、神戸サポより先に気づいた柏サポさん。
柏サポのみなさん「おぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!!」
文字通りの黄色い声援…。人間の摂理を見ました。
神戸サポが掲げるフラッグの中にスペイン国旗が加わる頃、ついにウォーミングアップが開始。
ほ、ほんものや…………。
イニエスタって実在してたんや…!!
好きな海外のサッカー選手は?と聞かれた際に「カカとイニエスタ」と言っていた私にとってはまさしくそんな感覚でした…。
この後台風に巻き込まれる空の陽がいい感じに沈む頃、いよいよ選手入場、そして試合が始まります。
前半、イニエスタがいきなり華麗で鮮やかなトラップ!!
当然のようにスタンド大歓声。
その後にボールを受け取った選手がロストしてしまった為チャンスに繋がりはしませんでしたが、スタジアムの大ビジョンではイニエスタの芸術トラップがリプレイ再生、いや、もはや上映されていました。
少しスポーツ的な事を言うと、全体的に神戸の選手も昨日は見事な出来でしたが、月並みな言葉ではありますがやはりイニエスタはその中でも別格という感じでした。
観客席やテレビの画面から見ると「あっ、ここのスペースにパス出せばチャンスやのに」と思う事が多々ありますが、実際に角度0度のピッチ上からそのスペースを見つけ出すのは至難の技ですし、そこに通すことも決して簡単ではなく、確実かつ高度な技術が求められます。
そんなスペースを見つけ出してバンバンボールを供給するイニエスタの圧倒的視野な広さ、ピッチを俯瞰する能力、そしてそこにしっかりとパスを通す確実な技術はバルサとスペイン代表の黄金期のキープレイヤーであった事を示すのに十分過ぎるプレーでした。(もちろんこれについてはそのスペースをきっちり狙っていた増山と郷家も評価されるべきシーンです。)
後半、イニエスタがボールを持つと、そこに激しくチャージに行ったのは柏の伊東純也。
伊東純也がイニエスタを削ってしまう事案発生。
大ブーイングする神戸サポ、静まり返るメイン&バックスタンド。
伊東(14番)「やばい、やばい……俺コレやってもうたん…?やってもうた感じのやつなん…?」
細貝(37番)「気にすんなよ、大丈夫やって多分。多分な。保証はせん。多分大丈夫やろ…」
(あくまで想像です。)
結果イニエスタは少し立ち上がれない時間はあったものの大事には至らなかったので、その後も普通にプレーしていましたがあの時の伊東純也のオドオドっぷりは申し訳ないですが結構面白かったです。
昨日の更新のマッチレビューにも書いた通り、試合は神戸が1-0で勝利。
見事イニエスタのスタメン初戦を勝利で飾りました。
鳥栖のフェルナンド・トーレスや、本当に来てくれるのかはわかりませんが一部で報道のあるクラウディオ・マルキージオ然り、このような選手達がJリーグでプレーしてくれる事には否が応でも高まってしまうものがあります。
こんなサッカーうんちく垂れ流しみたいなブログをやっている私も思いっきりミーハー根性で見てました。
また、去年にはルーカス・ポドルスキの加入もありましたが、DAZNが参入して以降、ポドルスキ、イニエスタやF・トーレスクラスではなくとも各チームの有力外国人を取りにいく姿勢、そして受け入れ体制というようなものがしっかりしてきたのは大きな一歩だと思います。
2014年にセレッソ大阪に加入したディエゴ・フォルランの時には、フォルラン自身のコンディションの要素も無いとは言い切れないとはいえ、セレッソ側の体制も固まっていなかったという点はあると思うので、そのレベルから抜け出したJリーグはまさしく今、新時代を開いていこうとしているように感じました。
ではでは(´∀`)