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そしてイニエスタ〜J1第18節 ヴィッセル神戸vs柏レイソル レビュー〜

まず今回は過程からお話ししましょう。

 

これまでの私のブログの傾向を見ると

 

皆さんおそらく自宅でDAZN観戦、もしくは吹田スタジアムでの観戦と思われる事でしょう。

 

だって宮本恒靖監督のガンバ大阪初陣だもの。

 

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しかし!私は7月上旬の時点で!イニエスタ観戦の予定を立ててチケットを確保していた!

 

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よってツネ様の初陣をチェックする事は出来なかったものの、今日は肩の力を抜いてイニエスタを堪能する事となりました。

 

改めてましてどーもこんばんは。

 

というわけで本日のマッチレビューはヴィッセル神戸vs柏レイソルです

 

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今日の観戦日記は近日中に更新します。

 

さてさて、世界屈指のスーパースター、アンドレス・イニエスタを獲得として後半戦に挑むヴィッセル神戸と、躍進も予想されたシーズン前の予想とは打って変わって不振に陥り、下平監督を解任して加藤望監督を就任させてからも低空飛行の続く柏レイソルの一戦となりました。

神戸は上位争いに食い込む為に、柏は残留争いに巻き込まれない為に負けられない一戦です。

両チームスタメンです。

 

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やはり何と言っても注目は初スタメンとなったイニエスタ

 

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世界最高峰のプレイヤーがノエスタのピッチでどんな輝きを見せてくれるか、日本中のサッカーファンの注目が注がれます。

 

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試合は前半から神戸ペースで進んでいきました。

今シーズンから取り組んでいる事を示すように高いポゼッション率を維持し、両ウイングの増山、郷家が共に積極的に前線のスペースへと飛び出して行く動きを披露。

 

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するとそこはやはりイニエスタ、抜群の視野の広さでバンバン裏のスペースにボールを通し、前半はなかなかシュートまでは辿り着かなかったとはいえ惜しいシーンを何度も演出します。

 

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また、センターフォワードの位置に入ったウェリントンもこの日は見事な働きを見せ、彼が前線で献身的に動き、またポストプレーイニエスタや三田、藤田といった展開力のある選手に確実に配球していた事も、サイドを起点に神戸が多くチャンスを作れた要因でしょう。

但し前半は終盤に波状攻撃を仕掛けるものの、中村航輔の代わりに柏ゴールを守る桐畑の好セーブもあってゴールを奪えず、0-0で折り返します。

 

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後半も試合の流れは変わらず神戸ペース。

基本的には前半と殆ど変わらない試合の流れで、何度も同じような流れからサイドを突破してチャンスを作り、いつ点が入ってもおかしくないような状態を作っていきます。

この日の神戸はイニエスタのみならず、三田や藤田からも両サイドに良いボールが何度も供給されていました。そのため後半は柏ディフェンスは露骨に彼ら3人の動きに気を取られがちになっていきます。

迎えた66分、イニエスタに気を取られた柏ディフェンス陣がぽっかり空けてしまったパスコースを見逃さなかったDF渡部が針の穴を通すような見事なスルーパスを左サイドに供給。それに反応して抜け出した郷家がグラウンダーのクロスを入れると、走り込んでいたのは右サイドの増山。

 

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まさにチーム内での意識が統一されたような連動性のある攻撃で神戸が1点を先制します。

終盤は柏もボールを無理矢理前線に進めようとするも、決定的なチャンスを掴むには至らず試合はそのまま終了。神戸が1-0で勝利し、暫定ではありますが4位に浮上しました。

 

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この日の神戸は1-0というスコア以上に完璧な出来だったのではないでしょうか。

特に増山、ウェリントン、郷家の3トップは自分達の役割を120%こなし、両サイドの2人は中盤からのボールを何度も引き出す、ウェリントンは前線で潰れ役を完璧にこなして中盤の攻撃参加を促すなど、今日の神戸の攻撃はパズルのようにぴったりハマった展開が多かったように感じます。

 

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そして何と言ってもイニエスタは別格ですね…。ボールに絡む全てのプレーが、やっぱりいちいち巧い。イニエスタが如何に凄かったかは次の観戦記の方でも書きたいと思います。</p

 

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3月にノエスタでの神戸vs清水戦を観に行った時、神戸がバルササッカーを志向する事に否定的な意見を述べました。それは明らかに出場メンバーとバルサ的スタイルが合っているようには思えなかったから。

 

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ただ、その時から一つ予想外だったのが、神戸と吉田監督が明らかにこのポゼッションスタイルに合致するメンバー構成をするようになった事、実績よりも適性を見て出場メンバーを決めるようになった事です。

イニエスタも合流直後で三田が出場停止、+退団したチョン・ウヨンの穴埋めで精一杯だった前節は湘南に完敗を喫しましたが、イニエスタのスタメン起用を機にバルサ式のシステムで、目指すサッカーの適性を見て組んだ今日の布陣は相当に機能していましたし、これは完成度が更に高まればかなり面白い事になるんじゃないかという期待も抱かせてくれました。

 

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また今の神戸にとって大きいのが、その目指すサッカーをピッチにいる全員が共有できている事。まさに今日の神戸の先制点がそれで、郷家に完璧なスルーパスを通した渡辺はセンターバックの選手な訳ですから。とにかく、今日の神戸はスコア以上に満足出来る出来だったと思います。

 

   

一方で、神戸とは逆にスコア以上に「ヤバいんじゃね?コレ…」感を感じたのが柏。

柏の試合を90分通しで見るのはかなり久し振りだったのですが、ハッキリ言ってここまでズタボロになっていた事が予想外でした。

 

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今日は神戸の両ウイングの攻撃に押された点はあるにせよ、柏の攻撃パターンは殆どクリスティアーノの独力カウンターかセットプレーのみで、クリスティアーノがトップスピードに乗った時以外は点が入りそうな気配はまるでありませんでした。

6失点を喫した前節とは打って変わって今日は守備陣は体を張っていたものの、加藤監督も前半と後半で何かを修正出来ていたような気はしないですし、これで再開後3連敗となって一気に15位まで転落してしまったのも正直頷ける試合展開。この試合内容が続くようなら、柏も降格候補の仲間入りをしてしまう事となるでしょう。残留争いへ、ようこそ。

 

   

暴言っぽくなったけどガンバも残留争いしてるもん、残留争い仲間は多い方がいいじゃんか……

 

   

そしてマッチレビューは書かなかったのでガンバについても少し。

 

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Twitter掲示板なんかを見る感じでは、どうやら守備面では少し光明も見える内容だったようで。

なにより、ここ3年で1勝4敗と散々な戦績だった鹿島相手に宮本監督の初陣で負けなかった事は大きな意味を持つと言ってもいいのではないでしょうか。いや、そう思わせて。すがらせて。

 

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今日から後半戦が始まったJリーグ、12月に笑うのは、或いは泣くのはどのチームになっているのでしょうか。

首位独走中の広島も今日は浦和に大敗。

先を読み切れない事がJリーグの見どころの一つですからね。

 

やべぇ台風強くなってきた

ではでは(´∀`)