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神戸のマイアヒ〜ヴィッセル神戸監督人事考察〜

阪神さんはなんで昨日の20点の内どうして1点でも今日に取れなかった訳…?

 

どーもこんばんは

 

まーたドリス…。

 

さてさて、巷ではすっかり恒例行事となったMステウルトラFESが放送されている中、サッカー界隈でも恒例行事として知られるヴィッセル神戸さんシーズン途中の監督人事が開催されました。

 

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ガンバサンガ以外の監督人事はそこまで一々ブログで取り上げなくてもいいかなーと思っているのですが、今回はさすが話題の神戸さんという事で軽くですが取り上げてみます。

改めてざっくり経緯を説明しますと、イニエスタらを獲得して一時は良い流れに乗りかけた神戸ですが、天皇杯ベスト16鳥栖戦に敗れて流れが悪くなり、前節のG大阪戦でも敗れて3連敗となりました。


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(やったーガンバ勝ったー♪)

3連敗の内の2敗が横浜とG大阪と残留争いの渦中のチームである事も影響したのか、次節の浦和戦に敗れれば勝点差的に残留争いすら見えてくる現状にクラブは吉田孝行監督の解任を決定。

 

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そして一旦暫定的に林健太郎コーチが指揮を執った後、三木谷浩史オーナー、三浦淳宏SD同席の会見で就労ビザが下り次第スペイン人のファン・マヌエル・リージョ監督が就任する事も併せて発表されました。

 

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そもそも神戸は昨シーズン途中にルーカス・ポドルスキというスーパースターを獲得。そしてその1ヶ月後に実績抜群のベテラン監督であるネルシーニョを解任し、当時監督経験のなかった吉田孝行コーチを監督に昇格させたという経緯があります。

 

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この時点から「吉田監督はあくまで繋ぎなのではないか?」という事がJリーグファンの間では囁かれており、2018シーズン開幕のタイミング、或いは欧州リーグの17-18シーズン及びロシアW杯終了後に監督を新たに招聘し、吉田監督を退任はさせてもクビではなく、コーチかフロントに戻させるプランなのでは?という事は良く言われていました。

 

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またご存知の通り、昨今のヴィッセル神戸は親会社の楽天FCバルセロナのメインスポンサーとなり、イニエスタ獲得やバルサ的サッカーを目指し始めた事のみならず神戸のスタッフをバルセロナで研修させる、バルサのスタッフを招聘するなどチーム全体としてバルサ化を進めています。

 

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その点に於いて新監督のファン・マヌエル・リージョは自身がパスワーク主体の攻撃的サッカーを施行しているだけでなく、各メディアで紹介されている通りクラブレベルで目立った好成績こそ残せてはいないものの、バルサの監督として近年のポゼッションサッカーの最高峰と言われるチームを築いたジョゼップ・グアルディオラが「最も影響を受けた指導者の一人」と賞賛し師と仰ぐほどの戦術家として知られている指導者ですので、バルサ化を推し進めるにはプランに適した人選と言えるでしょう。

 

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神戸のプランとリージョが一致している事、吉田監督の解任発表から後任発表、会見に至るまでのスムーズな流れを見る限り、吉田監督の退任及びクラブスタッフへの配置転換とリージョの新監督就任は吉田監督の成績を問わず既定路線だったと考えた方が自然かもしれません。元々遅かれ早かれ、どこかのタイミングかシーズン終了後の監督就任は決まっており、神戸のチームの現状もあって就任時期がやや早まった…という見方が正解でしょうか。

 

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ともかく、スペインサッカーを観ていたファンにとってはグアルディオラの師匠という事もあって「リージョ」の名を聞いた事がある方も多いでしょう。

現代サッカー最高の監督ともされるグアルディオラが影響を受けた指揮官のサッカーのエッセンスがJリーグに投入されるのは楽しみです。

 

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ですがこれまでの経歴を見ても分かる通り、これまでずっと小規模なクラブで短命政権を連発している監督でもある事もまた事実。もちろんキャリアの割にここまでの知名度を持っている事は彼の戦術的な論理的思考の優秀性を証明する一つのポイントでもありますが、やはり脳内で描けるものと実際にピッチで見せられらものは別物でしょうから、理想に溺れがちなところもあるのでしょう。ともかく、他チームファンではありますが本格的にバルサ化を目指そうとしている神戸のこれからには興味深いものがあります。

 

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スペインの知る人ぞ知る戦術家が日本でどんなサッカーを見せるのか、注目です。

 

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女々しくてミュージカルシュールだったねぇ…。

ではでは(´∀`)