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降りしきる雨の中の切なさ、嗚呼ナショナルダービー…〜J1第7節 ガンバ大阪vs浦和レッズ マッチレビュー〜

観戦試合の雨率ほんとどうにかしてほしい

 

どーもこんばんは

 

雨男なんて言われて随分が経ちました。

 

さてさて、本日のマッチレビュー明治安田生命J1リーグ第7節、ガンバ大阪vs浦和レッズの一戦です。

 

 

 

1993年5月16日、万博記念競技場で両チームともにJリーグの初戦となる試合を行なった2チームはその後、低迷期を乗り越え、いつしかこのカードは「ナショナルダービー」と呼ばれるほどに成長しました。

リーグ戦の天王山、カップ戦の決勝、アジア王者を決める大会での初の日本勢対決…幾多の激闘の末、今宵、いよいよ平成最後のナショナルダービーが始まります。ガンバもレッズも決して調子が良いとは言えませんが、そんな中でもプライドに賭けて勝利必至の一戦です。

 

 

 

平成最後のナショナルダービーを制する事、それは不振脱却への足掛かりにもなります。特にガンバは現在ホーム3連敗かつ全敗中…新しい本拠地、パナスタで何とか宿敵を倒したいところ。雨中の激闘が幕を開けます。

両チームスタメンです。

 

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前節広島戦で完敗を喫したガンバは、今季から導入した4-2-3-1システムから昨季終盤に9連勝を成し遂げた4-4-2の形に戻してきました。それに伴い、オ・ジェソク今野泰幸がスタメンに復帰。

浦和に関しても、第5節FC東京戦から4バックを採用していましたが、昨季後半戦に好調を保った3バックシステムを復活させ、両チームともにシステムを回帰させた形でこの一戦に臨みます。

 

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冒頭の文章で御察しの通り、本日も私、パナスタ参戦です。今日はここから。16:03キックオフです。観戦日記は後日更新しますね。

 

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第6節では両チームともに0-3で敗れた影響もあるのか、立ち上がりは双方セーフティーに進んでいきました。ガンバは前節が開始早々の失点が崩れた事もあり、セーフティーにまずはポゼッション率を高めていき、一方のレッズはリトリート気味に進めていきます。

 

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そんな中、前半により多くのチャンスを作ったのはレッズの方でした。ガンバはボランチに今野を入れた事で守備のバランスは格段に良くなったものの、パスは繋げても攻撃に繋ぐ縦パスの多くを遮られ、レッズに厚みのある攻撃を仕掛けられていく展開になり、アデミウソンやファン・ウィジョが激しいチェックに遭った事もあってなかなかガンバの攻撃のターンまで持っていけません。

 

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それでも少しずつ、左サイドを遠藤保仁倉田秋アデミウソン藤春廣輝の連携を軸に崩し始める事が出来るようになった矢先にアクシデントが。前半終了間際、左サイドの突破を試みた藤春が森脇良太との接触プレーで負傷退場。オ・ジェソクを左にスライドして米倉恒貴を投入しますが、どこか不穏な空気のまま0-0で後半戦に移ります。

 

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後半、ガンバvsレッズというカードの持つ力と雨足の影響、そして前半から不安定だったレフェリング的な意味でのゲームコントロールの不備から試合は激しい肉弾戦の様相を見せていきます。

しかし後半になると、決定的なシーンまでは届かずともガンバは少しずつ攻撃のチャンスを作れるように。

 

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おぉっ!と言うようなシーンは前半より増えましたが、52分の今野のヘディングはGK西川周作に阻まれ、72分のアデミウソンのシュートは僅かにゴール左。長い縦パスにうまくファン・ウィジョが抜け出したシーンもありましたが、フォローが足らずにレッズの二人掛かりでのディフェンスに阻まれるなど、もどかしいシーンは多く作れましたが、試合の主導権を握るまでには中々至らない中ナショナルダービーは終盤戦へ。

 

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ガンバは高江麗央に中村敬斗、レッズはアンドリュー・ナバウトにマルティノスを投入して勝負に出た87分、レッズがコーナーキックを獲得します。

そのセットプレーのボールが溢れたところに待っていたエヴェルトンが、そのまま右足を振り抜きそのままゴールに吸い込まれて…興梠慎三オフサイドポジションに居て、GK東口順昭の視界を遮る事でプレーに関与していたのでは?というJリーグジャッジリプレイ案件有力候補のシーンも生まれましたが、結局協議の末にゴールは認められて終了間際にレッズが1点先制。

 

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3連敗、そしてホーム4連敗は何とか避けたいガンバ。アディショナルタイムコーナーキックは東口も攻撃に参加し、その東口がニアサイドで合わせたもののシュートはサイドネット…。

雨中での接戦はレッズが終了間際の得点で1-0の勝利。ガンバにとっては余りに痛すぎる黒星となってしまいました…。

 

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うーん…前節の広島戦と違って、個々のパフォーマンスが悪かった、とは思わないんですよ。前半は特にチームとして上手くいかない部分はありましたが、後半は攻めの形も多く作れたように機能していなかった訳ではないし、選手個々はそれぞれの役割を最低限果たしていたと思います。スクランブル出場となった米倉もソツなく役割をこなしてましたし。

ただ、パスやシュートなどの精度など、終盤になるにつれて冷静は欠けていったようにも思いました。そこには神戸戦広島戦の連敗の余波、ホームで勝てていない焦り、主審のレフェリングなどなど要素はありますが…一番感じるのは、広島戦にしても神戸戦のあまりに劇的な負け方を少し引きずってるようにも見える気がして…どこか悪循環にハマっている感が拭えません。

別に失点のシーンに限った話じゃなく審判の判定も如何なものか…というシーンが多々あったのは事実ですし、ガンバファンとして黒星という結果になった事に憤りは感じたりもしますがね…。

 

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ともかく、過去は変えられない訳で。次節第8節は、連続でPanasonic Stadium Suita開催での絶好調、大分トリニータ戦です。J1リーグとしては平成最後のホームゲーム…連敗のまま令和を迎える訳にはいきません。必ずや、平成最後のパナスタに勝利を残して貰いたいところです。

 

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それではここで、第7節終了時の順位表を見ていきましょう。

 

1位 サンフレッチェ広島(17)

2位 FC東京(17)

3位 大分トリニータ(15)

4位 名古屋グランパス(13)

5位 横浜F・マリノス(12)

6位 鹿島アントラーズ(11)

7位 浦和レッズ(11)

8位 川崎フロンターレ(10)

9位 湘南ベルマーレ(10)

10位 ヴィッセル神戸(10)

11位 北海道コンサドーレ札幌(9)

12位 松本山雅FC(8)

13位 セレッソ大阪(7)

14位 ジュビロ磐田(6)

15位 ガンバ大阪(6)

16位 清水エスパルス(5)

17位 ベガルタ仙台(4)

18位 サガン鳥栖(4)

 

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ヴィッセル神戸に勝利したサンフレッチェ広島が首位をキープ。広島と鹿島アントラーズに勝利したFC東京は共に開幕からの無敗を継続しています。

下位争いでは、ジュビロ磐田との静岡ダービーを制した清水エスパルスが初勝利を収め、これで未勝利チームはゼロという事になりました。


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靴の中ぐちょぐちょ。

ではでは(´∀`)