G・BLUE〜ブログとは名ばかりのものではありますが...ブログ。〜

気ままに白熱、気ままな憂鬱。執筆等のご依頼はTwitter(@blueblack_gblue)のDM、もしくは[gamba_kyoto@yahoo.co.jp]のメールアドレスまでご連絡お願いします。

ルヴァンカップ決勝直前!過去の決勝のデータとトリビア、あと北海道コンサドーレ札幌vs川崎フロンターレの簡単なマッチプレビュー。

日本シリーズ

 

知らないなあ、そんなもの。

 

プレミア12?

 

知らないなあ、そんなもの。

 

by阪神ファン

 

どーもこんばんは

 

プレミア12の裏でロッテさんとエコノミー2でもやろうや…。

 

 

 

さてさて、いよいよ2019JリーグYBCルヴァンカップの決勝戦が近づいて参りました!

 

f:id:gsfootball3tbase3gbmusic:20191022023410j:image


 

 

今年の決勝戦のカードは北海道コンサドーレ札幌vs川崎フロンターレ札幌は5度の決勝進出と2度の優勝を記録しているガンバ大阪、川崎は9度の決勝進出と6度の優勝を記録している鹿島アントラーズという実績を持つチームをそれぞれ下して決勝の舞台に勝ち上がりました。両チーム共に勝てば初の優勝…札幌に関してはそもそも初タイトルどころかクラブ史上初の決勝進出です。

両チーム共にショートパスを主体とした攻撃的なチームですから、面白い試合になる事を期待ですね。

…そこで今回は、過去の決勝名勝負選…は去年やったので、ヤマザキナビスコカップから現在に至るまでのJリーグカップ決勝のデータやトリビアあれこれをまとめていきます。是非、観戦のおとも、参考資料としてお楽しみください。

 

 

 

#1 Jリーグカップ優勝経験があるのは13チーム。

 

Jリーグ杯初代王者は、当時三浦知良ラモス瑠偉柱谷哲二ら代表選手を多く揃えたヴェルディ川崎(現在の東京ヴェルディ)。そこからヴェルディが3連覇を達成した後、1996年に清水エスパルスが2代目王者となり、その後は2008年までに鹿島アントラーズ柏レイソル横浜F・マリノス浦和レッズFC東京ジェフユナイテッド千葉ガンバ大阪大分トリニータが初優勝を飾る。

2009年から優勝経験チームの優勝が続いたが、ここ2シーズンはセレッソ大阪湘南ベルマーレと2年連続で初優勝チームが誕生しており、今年の決勝進出チームである札幌と川崎は共にカップ戦優勝経験が無いので、今大会では確実に14チーム目の王者が生まれる事になる。

 

#2 リーグ杯はJリーグ天皇杯より新たなタイトルチームが生まれやすい。

 

J1リーグ戦がクラブ初タイトルだったチーム、天皇杯がクラブ初タイトルだったチームが共に5チーム(J1は鹿島、磐田、G大阪、広島、川崎。天皇杯横浜FM、横浜F、湘南、名古屋、京都)であるのに対し、Jリーグ杯のタイトルがクラブ初タイトルとなったチームは8チーム(東京V、清水、柏、FC東京、千葉、大分、C大阪、湘南)と、クラブ初タイトルが生まれやすい大会となっている。その中でも(第1回大会の東京Vは別としても)、柏、FC東京、大分、C大阪、湘南の5チームは初のリーグ杯決勝進出で優勝を勝ち得た。そう考えると、過去の傾向的には既にリーグ戦で優勝経験があり、リーグ杯も3度の決勝進出経験のある川崎より札幌の方が優位…?

 

#3 決勝での勝率が最も高いのはヴェルディ。一方勝率が悪いのは…。

 

大会最多優勝は鹿島の6回という事は、当然決勝戦で最も勝利しているのは鹿島という事になる。じゃあ決勝での勝率が最も高いチームは?となると、決勝に3度以上出場しているチームに絞って算出したところ、トップは4度決勝に進出して3度優勝の東京V(当時はV川崎)の75%であった。2位は9回決勝に進出して6回優勝した鹿島、3回決勝に進出して2回優勝した千葉の67%で、逆に決勝での勝率が悪いのは5回出場して1度の優勝に留まる清水の20%、そして4回出場しながら一度も優勝出来ていない川崎の0%である。リーグ戦を制して経験を積んだ川崎は今度こそ一発勝負の弱さを克服できるか…?

 

f:id:gsfootball3tbase3gbmusic:20191022023027j:image

 

 

#4 決勝戦で最も多いスコアは1-0と2-0。

 

勝戦という事でやはり、打ち合いよりもロースコアの方が多くなる。リーグ杯もその傾向があり、過去27試合(大会自体は26回だが、1997年大会のみ決勝が2試合開催)の中で、どちらかが無得点に終わった試合は18試合と全体の7割近くを占める。その中でも最も多いスコアが1-0と2-0の2つで、共に6試合。次に多いのが2-1と0-0で共に3試合。札幌と川崎は共に攻撃的なチームだが、攻撃的どころか攻撃偏重とも言われていた2007年決勝の川崎vsG大阪でさえ1-0(G大阪の勝利)だったので、今回もロースコアの可能性は高い。

過去最も多くのゴールが決まった決勝は2010年の磐田vs広島の5-3で、この時敗れた広島の監督が今度は札幌の監督として決勝を戦うミハイロ・ペトロヴィッチ監督である。

 

#5 過去一度だけ、ホーム&アウェイ制で決勝が行われた事がある。

 

勝戦は第1〜2回大会、第4回大会、第6〜21回大会までが東京の国立競技場、国立競技場が改修工事に入った第22回大会以降は埼玉スタジアム2002、1994年の第3回大会は神戸ユニバー記念競技場で開催されているが、#4でもチラッと述べたように、第5回大会(1997年)のみ決勝戦がホーム&アウェイ制で行われた。

この時の決勝は鹿島アントラーズvsジュビロ磐田だったが、この2チームはJリーグ杯決勝2試合を戦った直後に当時のJリーグチャンピオンシップでも戦う事が決まっており、タイトルの懸かった鹿島vs磐田4連戦として注目された。結果はリーグ杯は2-1、5-1で鹿島がトータルスコア7-2でリーグ杯初優勝を飾っている。なお、チャンピオンシップでは逆に磐田が2連勝でリーグ初優勝を達成した。

ちなみに、中立開催である決勝が過去に実質的にホームゲームのようになったケースとしては、普段は浦和レッズのホームスタジアムである埼玉スタジアム2002で行われた2016年のガンバ大阪vs浦和レッズが厳密な意味では唯一の事例である。また、準ホームスタジアムとしてであれば、国立競技場で開催されていた時の東京V(1992、1993、1996)、FC東京(2004、2009)の事例があり、2000年に同じく国立で川崎フロンターレとの決勝を戦った鹿島アントラーズは、ホームスタジアムのカシマサッカースタジアムの改修工事期間中だった為、国立を代替ホームとしていた事例もある。

 

#6 どちらが勝っても初優勝、というシチュエーションは今回で6回目。

 

今回と同様に「どちらが勝っても初優勝」というシチュエーションの決勝は、第1回大会を除くと過去5度しかなく、今回が6回目のケースとなる。今回の札幌vs川崎を含めて、6試合全てが「決勝初進出チームvs準優勝経験のあるチーム」という構図で、その試合結果は如何の通り。

 

決勝初進出 / 準優勝経験のあるチーム

1997年 鹿島アントラーズ7-2(2試合合計)ジュビロ磐田

1998年 ジェフユナイテッド千葉0-4ジュビロ磐田

2005年 ガンバ大阪0-0(4PK5)ジェフユナイテッド千葉

2007年 川崎フロンターレ0-1ガンバ大阪

2017年 セレッソ大阪2-0川崎フロンターレ

 

というように、準優勝経験のあるチームの3勝2敗という構図になっている。川崎としてはそろそろ優勝したいところだが…。

ちなみに上記5試合のうち「どちらが勝ってもクラブ史上初タイトル」というシチュエーションだったのは2005年と2017年の2回のみ。

 

f:id:gsfootball3tbase3gbmusic:20191022023306j:image

 

#7 決勝で若手がヒーローになる事が結構多い。

 

若手選手に贈られる「ニューヒーロー賞」が設定されている事が示す通り、若手選手の活躍がフューチャーされる事の多いリーグ杯だが、決勝戦でも若手選手の活躍が光る事が多い。前回大会も湘南が横浜FMを1-0で下したが、唯一のゴールとなった決勝点は東京五輪世代の杉岡大暉のミドルシュートだった。過去にも当時の五輪世代ながらMVPを獲得した選手は中田浩二(2000年、鹿島)、田中達也(2003年、浦和)、水野晃樹(2006年、千葉)、安田理大(2007年、G大阪)、米本拓司(2009年FC東京)、大迫勇也(2011年、鹿島)、柴崎岳(2012年、鹿島)、杉岡大暉(2018年、湘南)と8選手おり、このうち田中、安田、米本の3選手はニューヒーロー賞とダブル受賞している。

今回の両チームの主力で東京五輪世代と言えば、札幌は菅大輝と岩崎悠人、川崎は田中碧といった選手が挙げられる。彼らの活躍にも注目したい。

 

f:id:gsfootball3tbase3gbmusic:20191022022927j:image

 

 

#8 札幌と川崎、両チームの選手のリーグ杯決勝経験値。

 

「どちらが勝っても初優勝という構図でこそあるものの、川崎の主力は殆どが2017年の決勝を戦っており、同時にリーグ戦連覇中のメンバーである為に決勝戦や優勝経験は豊富にあると言える。その中でも家長昭博は2007年、阿部浩之は2014年に共にガンバ大阪の選手として、山村和也は2017年にセレッソ大阪の選手としてリーグ杯優勝を経験した(ちなみに家長と山村はその時の決勝の相手が奇遇にも川崎だった)

勝戦自体が初めてとなる札幌は当然、川崎と比べれば経験は圧倒的に少ない。しかし、菅野孝憲柏レイソル時代に正GKとして2013年のリーグ杯を始め多くのタイトルを獲得しており、駒井善成浦和レッズ時代の2016年にリーグ杯での優勝を経験している。また、ペトロヴィッチ監督は2010年広島でリーグ杯準優勝、2016年には浦和の監督として、駒井と共に優勝を果たしている。

 

#9 決勝はホーム側扱いを受けるチームが若干勝ち越している。

 

1997年大会を除いた全25回の一発勝負での決勝戦は中立開催ではあるが、一応ベンチやスタンドの位置の割り当てに於いて、ホーム側とアウェイ側という分け方は形式だけ設定されている。過去の決勝を振り返ると、25試合でホーム側のチームが14勝11敗と僅かに勝ち越していて、ここ2年はホーム側のチームが連勝を飾っている。今回は札幌がホーム側、川崎がアウェイ側の扱いとなるが、今回は果たして…?

 

#10 J1リーグとリーグ杯の2冠を達成したチームはほとんど居ない。

 

天皇杯J1リーグのダブルを達成したチームは2006年の浦和、2007年、2016年の鹿島などが挙げられるが、Jリーグ初期のヴェルディタイトル独占時代が終わってからはJ1リーグとリーグ杯のダブルを達成したチームは1チームもない。例外として、2000年の鹿島、2014年のG大阪はリーグ杯を制してJ1リーグも優勝したが、この2チームはその後天皇杯も優勝しているのでダブルではなくトリプルである事から意味合いは変わってくる。近年はJリーグチーム間のクラブ間格差が小さくなった事、リーグ杯ではターンオーバーを敷くチームが増えた事もあってか、更に大会の予想の難易度は高まっており、近年では2006年千葉、2010年磐田、2012年鹿島、2013年柏のようにリーグ杯を制しながら二桁順位に終わるチーム、挙げ句の果てには2001年横浜FM、そして昨年の湘南のようにリーグ杯を制してリーグ戦では最終節まで残留を争っているチームもいる。

要するに、Jリーグカップとはガチのマジでどこが優勝するかわかんない大会なのである。

 

f:id:gsfootball3tbase3gbmusic:20191022022759j:image

 

 

#11 データでもトリビアでもなんでもないけどマッチレビューと予想スタメン。

 

札幌はペトロヴィッチ監督の下で特異なスタイルを用いているが、ショートパス主体の攻撃型という意味では似たスタイルのチーム同士の決勝という事になる。戦力面や完成度では川崎が大きく上回るが、札幌というチームの成長度合いや、鈴木武蔵を筆頭に一芸を持っている選手が前線に多くいるのは一発勝負の決勝に於いては大きな武器になりそう。

ただ、心配な要素が多いのは明らかに札幌の方で、まず何よりも札幌は今まで公式戦で一度も勝利した事が無く、札幌から見て0勝5分17敗(リーグ杯1敗)とガッツリもガッツリ負けまくっているどころか、2012年は川崎に負けた事で札幌の降格が決まる、昨季は7-0で負けるなどショッキングな敗戦も多かった。また、札幌は第29節C大阪戦で荒野拓馬宮澤裕樹、ジェイ、チャナティップといった主力が欠場しており、練習には復帰しているがコンディションには不安が残る。対する川崎は大島僚太齋藤学といった怪我人が復帰した分札幌より状態は良いが、第29節G大阪戦で新井章太、登里享平山村和也、そして新たに小林悠が負傷し、決勝に間に合うかどうかが微妙。両チーム、怪我人の回復具合も勝負の鍵を握る事になりそう。

また、川崎は川崎で、過去にあらゆるコンペティションで一発勝負の弱さを露呈してきていた。それがリーグ連覇を達成した事で、どこまで払拭されているか、ある意味で川崎が真のビッグクラブになれるかどうかが問われる試合となる。

 

f:id:gsfootball3tbase3gbmusic:20191022022622j:image
f:id:gsfootball3tbase3gbmusic:20191022211136j:image

 

決勝は10月26日、埼玉スタジアム2002で13:05キックオフです!

 

 

 

チケット申し込んでたんだよね、日本シリーズ

ではでは(´∀`)