ラグビーW杯お疲れ様。
どーもこんばんは
さてさて、本日のマッチレビューは明治安田生命J1リーグ第30節、ヴィッセル神戸vsベガルタ仙台の一戦です。
いよいよラスト5試合となったJ1リーグ。やはり今年も白熱しているのは世界一と言ってもいいかもしれないくらいのカオスなサバイバルレース、残留争いです。圧倒的な戦力を保持しながら低空飛行の続く神戸は「最悪の事態」だけは何としても避けたいところですが、今日の相手である仙台は現在勝点35で同率。神戸にとっても仙台にとっても、どちらが残留争いから一歩抜け出せるかが問われる大一番となりました。
ちなみに、VIPトリオが全員ベンチ入りしたのは第5節、3月30日のG大阪戦以来なんと約7ヶ月ぶり。
両チームスタメンです。
本日の会場は兵庫県神戸市、ノエビアスタジアム神戸です。
ノエスタは今日、イングランドvs南アフリカの決勝戦で1ヶ月半に及ぶ激闘を終えるラグビーワールドカップの会場の一つでもありました。イングランド代表も南アフリカ代表も、それぞれ予選プールでこのスタジアムでの試合を戦っています。
本日は現地観戦!観戦日記はまた後日更新しますね。
試合はいつものようにバックラインでボールを回す神戸に対し、仙台は最前線の長沢駿、関口訓充らが積極的にプレスをかけていく事で神戸に自由を与えません。長沢に至ってはGK飯倉大樹にまで猛然とプレスを仕掛けにいき、神戸にボールを持たせるというよりは押し込んで高い位置でボールを奪い切る作戦で挑みます。
その戦い方が比較的に上手くハマっていたように見えた仙台でしたが、先制点を奪ったのは工場でした。山口蛍の縦パスを受けたダビド・ビジャがペナルティエリア内で突破を試みると、ボールがこぼれたところに待っていた小川慶治朗がこのボールをシュート。これがDFに当たって軌道が変わってゴールに吸い込まれて16分に神戸が先制点。このゴールは神戸にとって、チーム通算900得点目のメモリアルゴールになりました。
その後は先制点を取った事で余裕が生まれた神戸のペースで試合が進みます。危なげない試合展開でゲームをコントロールし、チャンスも多く創出しながら前半終了。1点リードで後半に向かいます。
後半も試合の流れは神戸ペースで変わりません。アンドレス・イニエスタのパスを起点に、随所に効果的な動きを見せるビジャ、機動力のある小川、古橋享梧の攻撃ユニットでチャンスを多く創り、57分のGK飯倉ワンマンショーとも言えるような謎シーンを除いては安定感のある戦いぶりを披露。
そして69分、自陣深くからトーマス・フェルマーレンがロングボールを蹴り込むと、ビジャとシマオ・マテが競り合ったこぼれ球を拾った古橋が抜け出してDF2人を引き付けて最後は右サイドへパス。これをどフリーで受けた小川が冷静にゴール左隅へと流し込んで神戸が大きな追加点を奪います。
その後は83分の途中出場のジャーメイン良のシュートシーンなど少し危ない場面も迎えましたが、89分には前々節から復帰したルーカス・ポドルスキを投入すると、ポドルスキの状態も予想より良く、試合は再び神戸のペースに。逃げ切ったというよりもうまく試合を運んでいった神戸が残留争いのキーになり得る直接対決で完勝を収めました。
今日の神戸は実にうまくやりましたね。前半、仙台のプレスの威力は結構あったんですが、その中でも仙台の術中に堕ちる事なく行けたのはフェルマーレン、酒井高徳、ダンクレーなど、クオリティの高いDFの存在あっての事ですし、ちゃんと補強の意味が色濃く出ていました。今年の神戸は良くも悪くもジェットコースター的な試合になりがちでしたが、今日はそうではなく、戦力に見合った勝ち方をした印象でしたね。
飯倉の例のシーン、スタンドはもう笑ってました。
ではでは(´∀`)