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快勝と安堵〜J1第30節 湘南ベルマーレvsガンバ大阪 マッチレビュー〜

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ピンポイントで陽にさらされるホーム側アップエリア。

 

どーもこんばんは

 

昨日の話はまた観戦日記で。

 

 

 

さてさて、本日のマッチレビュー明治安田生命J1リーグ第30節、湘南ベルマーレvsガンバ大阪の一戦です。

 

 

 

現在残留争いに巻き込まれているガンバにとって、残り試合の一戦一戦がとてつもなく大きな意味を持つのは言わずもがな。しかし現在16位と、いわゆる降格圏のボーダーラインにいる湘南との直接対決を制す事が出来れば、昨日の試合で名古屋、鳥栖、松本が敗れた事も踏まえるとかなり優位な位置に立てる事も事実です。しかし当然、その逆もまた然り…。シーズンを左右する、文字通りの大一番です。

 

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湘南は現在、クラブが混乱期を迎えている事もあって7戦未勝利の4連敗中。それもここ3試合で14失点を喫しています。しかしそのようなシチュエーションだと、ガンバ的には第11節鳥栖戦が蘇ってしまう訳で…。その記憶を晴らす意味でも、ほんと、ほんと…勝って……。

両チームスタメンです。

 

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ツートップには前節川崎戦を怪我により欠場したアデミウソン宇佐美貴史が復帰。また、前節川崎戦で頭部を強打して欠場する事になった倉田秋のポジションに誰が入るか…というのが一つの関心事でしたが、普段はアンカーを務める矢島慎也がポジションを一列上げてこの位置に入り、矢島の代わりにアンカーには大阪ダービー以来の出場となる遠藤保仁が入ります。その他のところでは18試合連続フル出場中だった右CBの髙尾瑠が外れ、リーグ戦では第20節名古屋戦以来の先発となる菅沼駿哉が入りました。

また、前節から監督に就任した湘南の浮嶋敏監督にとっては、これがホームで最初の采配です。

 

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本日の会場は神奈川県平塚市、Shonan BMW スタジアム平塚です。

曹貴裁監督の問題発覚以降、去年の今頃とは真逆の精神状態を過ごすチームですが、残留争いの直接対決や3連休というシチュエーションもあって今日のチケットは完売。日本代表森保一監督も視察に訪れる中、死活問題となりうる一戦が幕を開けます。

 

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立ち上がりから持ち前のハードワークを活かして、湘南はガンバの3バックに対して果敢にプレスを仕掛け、ガンバ陣内に押し込んでくる時間も増えていきます。しかし、逆にそれが仇となってスペースは埋めるどころか余計なスペースが生まれ、9分にはGK東口順昭のグラウンダーのロングフィードが直接アデミウソンのシュートに繋がる…というシーンまで生まれます。

 

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そして10分、そのアデミウソンのシュートで獲得したコーナーキックを宇佐美が蹴ると、元々そのポジションにいた岡本拓也だけでなく小野瀬康介のマークについていた山根視来が何故かボールに行ってしまうと誤処理が発生。皮肉にもこぼれ球は山根が競り合いにいった事でフリーになった小野瀬が何の障害も無くゴールに蹴り込んでガンバが先制!

 

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とはいえ湘南も清水戦や川崎戦のように大崩れする事はなく、スピードを活かして速い攻撃をガンバに対して何度か繰り出していきます。しかしガンバも早い時間帯での先制点や、ゲームプランとして湘南の戦い方も踏まえて良い意味でゆっくり行こう的な戦い方がハマっていた事で特に危ないシーンは無く。その結果前半アディショナルタイム宇佐美と遠藤が2人で湘南DFを切り裂き、最後は遠藤のパスから宇佐美が宇佐美らしいズドン!!ガンバが2点リードで前半を終えます。

 

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2点目の影響は後半を迎えるに当たって大きく、早めに1点を返さなければならない湘南の焦りを生み、後半開始早々には藤春廣輝のクロスから井手口陽介が合わせる惜しいシーンが生まれます。そして50分、湘南のパスを藤春がカットすると、このボールが大きく跳ねたところに宇佐美が駆け出し、DF2人を振り切って再びズドン!!3点目ゲット。

 

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その後は湘南に攻め込まれる時間はあったものの、本当にゴールを脅かされた…と思うほどの決定的なピンチはなく、機を見てカウンターでチャンスも作りながら試合終了。連続得点記録を15に伸ばし、3点をもぎ取ってクリーンシートで乗り切ったガンバが見事3-0で勝利し、残留争いに於いて大きな大きな勝点3を獲得しました!!

 

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最近の湘南はチームの混乱が及ぼす精神的影響もあるのでしょうが、これまで長所とされていた、いわゆる「湘南らしさ」こそがウィークポイントにすらなりつつあります。そこで倉田の怪我という事情が前提にあるはいえども、今の湘南のような相手に対して遠藤という「ゲームを落ち着かせる事」に於いて右に出る者のいない存在をアンカーに配置した事でガンバの今日のゲームプランは完成していたと言えるでしょうね。

今日の試合は本当に今季のガンバの残留争いに於いて重要過ぎる意味を持つ試合でした。順位表は下にも掲載しますが、油断は出来ないのは大前提としてもこれで残留はまあある程度大丈夫なのかなと。というのも、仮にガンバが全敗をしたとしても、下が2チーム以上そんなに勝点3を都合良く詰めるとは思えない(というかそんな器用な事出来たらこんな順位にいない)という感覚ですし、それだけ今日の勝点3の持つ意味は多かったです。あぁー、良かったー………。

 

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【うれしはずかしじゅんいひょうのこーなー】

 

鹿島アントラーズ1-0浦和レッズ

ヴィッセル神戸2-0ベガルタ仙台

北海道コンサドーレ札幌3-0名古屋グランパス

清水エスパルス1-2ジュビロ磐田

サガン鳥栖1-2横浜F・マリノス

セレッソ大阪1-1松本山雅FC

川崎フロンターレ2-1サンフレッチェ広島

大分トリニータ0-2FC東京

湘南ベルマーレ0-3ガンバ大阪

 

1位 鹿島アントラーズ(59)

2位 FC東京(59)

3位 横浜F・マリノス(58)

4位 川崎フロンターレ(51)

5位 サンフレッチェ広島(51)※

6位 セレッソ大阪(50)

7位 北海道コンサドーレ札幌(43)

8位 大分トリニータ(43)

9位 ガンバ大阪(38)

10位 ヴィッセル神戸(38)

11位 浦和レッズ(36)※

12位 ベガルタ仙台(35)

13位 清水エスパルス(35)

14位 名古屋グランパス(33)

15位 サガン鳥栖(31)

16位 湘南ベルマーレ(30)

17位 松本山雅FC(29)

18位 ジュビロ磐田(25)

 

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鹿島、FC東京横浜FMの優勝を争う3ちーむはいずれも勝利を収めた為、優勝戦線に大きな勝点差の変化はありません。勝点差1の中に3チームがひしめく大混戦のまま、ラスト4試合にもつれ込みます。

今節で勝点の関係で変化があったのは残留争いの方でした。残留争いの直接対決が多く組まれた今節では、湘南、仙台をそれぞれ下したG大阪と神戸が優位な位置に立った一方、名古屋はマッシモ・フィッカデンティ監督就任後もスランプを抜け出せず7戦勝ち無しです。逆に、今節にも降格決定の可能性があった磐田は清水との残留争い直接対決兼静岡ダービーで劇的勝利を収め、残留になんとか一縷の望みをつなぎました。

 

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マウス壊れたけど治ったっていう報告をここで無意味にする。

ではでは(´∀`)