オリックス優勝とか2年前には夢にも思わず…
どーもこんばんは
さてさて、当然ではありますが、まずは第33節を終えた時点での2021明治安田生命J1リーグの順位表から確認していきましょう。
1位 川崎フロンターレ(84)
2位 横浜F・マリノス(72)
3位 ヴィッセル神戸(61)
4位 名古屋グランパス(58)
5位 浦和レッズ(58)
6位 鹿島アントラーズ(56)
7位 サガン鳥栖(52)
8位 アビスパ福岡(47)
9位 FC東京(46)
10位 サンフレッチェ広島(45)
11位 北海道コンサドーレ札幌(43)
12位 セレッソ大阪(42)
13位 ガンバ大阪(37)
14位 柏レイソル(37)
15位 清水エスパルス(32)
16位 湘南ベルマーレ(31)
17位 徳島ヴォルティス(30)
18位 大分トリニータ(28)
19位 ベガルタ仙台(26)
20位 横浜FC(25)
……ハイ、というわけでですので、前回に続いてラスト5試合となったJ1リーグをあれこれ展望していきます。前回は①優勝争い②ACL圏内争い③残留争いのうち①②を取り上げました。
さぁ、皆さまお待たせ致しました、4チームが落ちる残留争いの展望です。
↓
③残留争い
対象チーム:ガンバ大阪(37)、柏レイソル(37)、清水エスパルス(32)、湘南ベルマーレ(31)、徳島ヴォルティス(30)、大分トリニータ(28)、ベガルタ仙台(26)、横浜FC(25)
【G大阪残り試合】獲得可能な最大勝点《52》
横浜FM(A)→大分(A)→名古屋(H)→川崎(A)→湘南(H)
【柏残り試合】獲得可能な最大勝点《52》
名古屋(A)→C大阪(H)→福岡(H)→札幌(A)→大分(H)
【清水残り試合】獲得可能な最大勝点《47》
FC東京(A)→札幌(H)→広島(H)→浦和(A)→C大阪(H)
【湘南残り試合】獲得可能な最大勝点《46》
札幌(A)→広島(H)→仙台(A)→徳島(H)→G大阪(A)
【徳島残り試合】獲得可能な最大勝点《45》
C大阪(H)→神戸(A)→FC東京(A)→湘南(A)→広島(H)
【大分残り試合】獲得可能な最大勝点《43》
福岡(A)→G大阪(H)→鹿島(A)→横浜FC(H)→柏(A)
【仙台残り試合】獲得可能な最大勝点《41》
神戸(A)→名古屋(H)→湘南(H)→福岡(A)→鹿島(H)
【横浜FC残り試合】獲得可能な最大勝点《40》
鳥栖(H)→福岡(A)→神戸(H)→大分(A)→札幌(H)
厳密には残留が確定していないのは11位以下のチームですが、11位札幌と12位C大阪は現実的に降格は無いでしょう。なので、残留争いに参加しているのは13位のガンバ以降の8チームです。とはいえ、ガンバは第30節柏戦と前節鳥栖戦での勝利、柏は仙台→清水と残留争いで柏より下にいるチームとの連戦で1勝1分、要するに差を詰めさせなかった事が大きく、まだまだ油断が出来ないのは当然としても、少しだけ余裕を抱けるゾーンには来たのかな…と思います。単純計算すればガンバと柏は、全敗したとしても徳島がラスト5試合で勝ち越さない限り(2勝1分)抜かれる事はありませんし、残留争いと上位争いの違いとして「そんな都合良く勝てる可能性は高くない」というポイントがあるので、ガンバと柏は「勝点1でOK」という選択肢はある状況です。これは残留だけ見れば精神的にはかなり大きいんじゃないでしょうか。将来的にどうなのかはともかくとして。
なので本当に地獄決戦とも言うべきは15位清水以下の争いですよね。
現時点で残留圏内にはいる清水と湘南の残り試合の対戦カードはまさに真逆です。湘南はラスト3試合が直接対決3連戦であるのに対して、清水はラスト5試合に直接対決が一つも残っていません。清水に関しては特に、直接対決が一つもない事がどう転ぶのか……これが19位や20位なら直接対決が残っていないのは不利になりますけど、一応残留圏内に位置するチームとしてはシックスポイントゲームが無いというのは有利…という見方も出来なくはないので。残り試合の状況を踏まえると、清水もガンバや柏と同様に如何に勝点1を積み上げるかが肝になってきます。清水は戦力は多く揃っていて、組織もある程度整備されてる…完成度で言えば悪いチームではないと思うんですよ。でも勝てない。なのに勝てない…それがかえって悪循環を生んでいるようにも見えるんですよね…。
それは17位の徳島も同じで、彼らは降格圏のチームですが、徳島も直接対決は第37節湘南戦しかありません。なので徳島も勝点は1でも積めるだけ積む事、湘南の後塵を拝していたとしても、勝点差は2以内をキープしておく事が重要になってきます。逆に湘南は第36節が仙台、第37節が徳島なので、残留も降格もダイレクトに決まってくる状況ですから、一層勝負強さが問われてくる事になりますね。
残り試合を見ると、横浜FCは直接対決が18位大分しかない事を踏まえると、他の試合で勝点3を稼ぎ続けなければなりません。これは直接対決は3試合あるといっても、自分達より順位が下の横浜FCと残留争いでは上の方にいるガンバと柏しかない大分にも同じ事が言えます。特に大分からすれば、第35節でガンバを巻き込めるかどうかが全てを左右するといっても過言ではないでしょうし、ガンバに勝てるかどうかで第37節横浜FC戦の意味も変わってくると言えます。
仙台に関しては、第36節湘南戦をどういうチーム状況、勝点状況で迎えているかが全てですね。仙台はここからの2試合の相手が神戸と名古屋なので連勝は厳しいでしょう。ただ、もしこの2試合のうちどちらかで勝利、或いは2分で行く事が出来れば、湘南戦に全てを懸ける希望は見えるかもしれません。こういう競り合いになってくると…もはや神頼みに近い話になってきますが、GKが超人的なパフォーマンスを見せてくれる事ってかなり大きいんですよ。そういう意味ではヤクブ・スウォビィクがいる、という事実は失点減でも、そして精神的にも助かるのではないでしょうか。それは権田修一を持つ清水、谷晃生を持つ湘南にも同じことが言える気がします。
…さぁ、泣いても笑ってもあと5試合。
選手もフロントもスタッフも、そしてファンやサポーターも。来年の自分達の位置にそわそわせざるを得ない状況です。果たして、今の位置より良い状況で来季を迎える事が出来るのか。それぞれのクラブ史を左右するほどの1ヶ月が始まります。
第3者視点で見たい残留争い。
ではでは(´∀`)