11月20日、11月21日に行われるJ1第36節およびJ2第40節において、来季に関わる順位が確定する試合が一部ありますので、一部チームのACL出場権獲得、J2降格、J2優勝、J1昇格、J2残留の確定条件をまとめていきます。
試合観戦の際に、是非ご参考にして頂けたら幸いです。
◯=勝利
△=引き分け
●=敗北
↓
【明治安田生命J1リーグ第36節】
1位 川崎フロンターレ(85)★確定
2位 横浜F・マリノス(75)
3位 ヴィッセル神戸(68)
4位 鹿島アントラーズ(62)
5位 名古屋グランパス(62)
6位 浦和レッズ(59)
7位 サガン鳥栖(56)
8位 アビスパ福岡(51)
9位 FC東京(49)
10位 サンフレッチェ広島(46)
11位 セレッソ大阪(45)
12位 北海道コンサドーレ札幌(45)
13位 ガンバ大阪(43)
14位 柏レイソル(40)
15位 湘南ベルマーレ(33)
16位 清水エスパルス(33)
17位 徳島ヴォルティス(30)
18位 大分トリニータ(28)
19位 ベガルタ仙台(27)
20位 横浜FC(27)
11月20日
14:00 ベガルタ仙台(19位)vs湘南ベルマーレ(15位)@ユアテックスタジアム仙台
14:00 浦和レッズ(6位)vs横浜F・マリノス(2位)@埼玉スタジアム2002
14:00 FC東京(9位)vs徳島ヴォルティス(17位)@味の素スタジアム
14:00 ガンバ大阪(13位)vs名古屋グランパス(5位)@パナソニックスタジアム吹田
14:00 セレッソ大阪(11位)vs川崎フロンターレ(1位)@ヨドコウ桜スタジアム
14:00 サガン鳥栖(7位)vs北海道コンサドーレ札幌(12位)@駅前不動産スタジアム
15:00 鹿島アントラーズ(4位)vs大分トリニータ(18位)@茨城県立カシマサッカースタジアム
15:00 横浜FC(20位)vsヴィッセル神戸(3位)@ニッパツ三ツ沢球技場
15:00 清水エスパルス(16位)vsサンフレッチェ広島(10位)@IAIスタジアム日本平
16:00 柏レイソル(14位)vsアビスパ福岡(8位)@三協フロンテア柏スタジアム
①ACL出場権争い
3位以内が来季のACL出場権を獲得できる。
現在3位の神戸が勝点67で、4位鹿島と5位名古屋が勝点62。今節の結果次第では神戸の来季ACL出場が確定する可能性がある。尚、現在ベスト4が出揃った天皇杯の結果次第では4位にもACL出場権が与えられる可能性があるが、これはあくまで不確定要素である。
ヴィッセル神戸(3位)
vs横浜FC(A)15:00@ニッパツ三ツ沢球技場
勝利した場合→鹿島、名古屋が共に△以下で神戸の3位以内が確定する。鹿島、名古屋が共に◯だった場合は次節以降に持ち越しとなるが、どちらかが△以下だった場合は4位以上は確定する。
引き分け以下の場合→今節での3位以内確定は無い。
鹿島アントラーズ(4位)
vs大分トリニータ(H)15:00@茨城県立カシマサッカースタジアム
名古屋グランパス(5位)
vsガンバ大阪(A)14:00@パナソニックスタジアム吹田
勝利した場合→今節での3位以内の可能性が消滅する事は無い。
引き分け以下の場合→神戸が◯の場合、3位以内の可能性が消滅する。
浦和レッズ(6位)
vs横浜F・マリノス(H)14:00@埼玉スタジアム2002
勝利した場合→神戸が◯の時点で3位以内の可能性が消滅する。神戸が△以下だった場合は、今節での3位以内消滅は無い。
引き分け以下の場合→3位以内の可能性が消滅する。
②J1残留争い
第35節の結果により13位G大阪と14位柏の残留が確定。その為、降格の可能性があるのは15位湘南以下の6チームとなる。
今節の結果で15位湘南、16位清水の残留が確定する事は無い。だが、18位大分、19位仙台、20位横浜FCの3チームは今節で降格が決まる可能性がある。また、17位徳島の降格が今節で決まる事は無い。
尚、今節の結果次第では非常にややこしい状況になる可能性がある。そこに関しては※1のパターンとして、最後にまとめて言及する。
大分トリニータ(18位)
vs鹿島アントラーズ(A)15:00@茨城県立カシマサッカースタジアム
勝利した場合→今節での降格決定は回避出来る。
引き分け以下の場合→湘南、清水が○の場合、今節で降格が決定する。どちらかが△以下であれば、今節での降格決定は回避出来る。
敗れた場合→湘南、清水が○の場合、もしくは清水、徳島が○かつ湘南が△以上の場合今節で降格が決定する(※1)。
ベガルタ仙台(19位)
vs湘南ベルマーレ(H)14:00@ユアテックスタジアム仙台
仙台は15位湘南との直接対決である為、自動的に仙台の△は湘南の△、仙台の●は湘南の○となる。
勝利した場合→今節での降格決定は回避出来る。
引き分けた場合→清水、徳島が◯の場合、今節での降格が決定する(※1)。
敗れた場合→清水が△以上の場合、もしくは清水、徳島が◯の場合、今節での降格が決定する(※1)。
横浜FC(20位)
vsヴィッセル神戸(H)15:00@ニッパツ三ツ沢球技場
勝利した場合→今節での降格決定は回避出来る。
引き分けた場合→湘南が△以上、清水と徳島が◯の場合、今節での降格が決定する(※1)。
敗れた場合→湘南と清水が△以上、もしくは清水が△以上かつ徳島が◯の場合、今節での降格が決定する(※1)
※1 大分・仙台・横浜FCの3チームは、残留する為には少なくとも湘南・清水・徳島の3チームのうち2チームを勝点で逆転する必要があり、大分が●、仙台と横浜FCが△以下の場合で残留する為には湘南、清水、徳島のうちの2チームが残り2試合で2連敗する必要があるが、第37節に湘南vs徳島の直接対決が組まれている為、少なくとも湘南と徳島の両チームが2連敗する事は物理的に起こらない。
これを前提に、例えば上で挙げた18位大分の降格条件を例として次節をシュミレートすると以下の通りになる。
今節で大分●(28)、湘南△(34)、清水◯(36)、徳島◯(33)だった場合
大分○→勝点31
湘南vs徳島→湘南(37)徳島(33)or湘南(35)徳島(34)or湘南(33)徳島(36)
今節で清水が◯の場合その時点で清水を逆転する事は不可能になる。その上で、今節で大分が●だった場合の最大獲得勝点34に対し、湘南と徳島は直接対決である以上どちらかが必ず勝点を35には乗せる計算になり、この時点で湘南・清水・徳島の3チームのうち2チームを抜かすことが出来なくなる為、この時点で理論上降格が確定する事になる。
細かい勝点や勝敗の条件に違いはあるが、湘南・清水・徳島のうち2チームを抜かさなければならないのは変わらないので、19位仙台と20位横浜FCが△以下となった場合も同じ現象が発生する。
【明治安田生命J2リーグ第40節】
1位 ジュビロ磐田(86)
2位 京都サンガFC(81)
3位 V・ファーレン長崎(74)
4位 ヴァンフォーレ甲府(73)
5位 アルビレックス新潟(66)
6位 FC町田ゼルビア(65)
7位 モンテディオ山形(65)
8位 FC琉球(60)
9位 ジェフユナイテッド千葉(59)
10位 ファジアーノ岡山(55)
11位 水戸ホーリーホック(52)
12位 東京ヴェルディ(51)
13位 ブラウブリッツ秋田(47)
14位 レノファ山口FC(41)
15位 栃木SC(39)
16位 ザスパクサツ群馬(39)
17位 大宮アルディージャ(38)
18位 ツエーゲン金沢(37)
19位 ギラヴァンツ北九州(35)
20位 SC相模原(34)
21位 愛媛FC(34)
22位 松本山雅FC(32)
11月20日
14:00 ジュビロ磐田(1位)vsV・ファーレン長崎(3位)@ヤマハスタジアム
16:00 ファジアーノ岡山(10位)vs京都サンガFC(2位)@シティライトスタジアム
11月21日
13:00 ブラウブリッツ秋田(13位)vsヴァンフォーレ甲府(4位)@ソユースタジアム
14:00 モンテディオ山形(7位)vsFC町田ゼルビア(6位)@NDソフトスタジアム
14:00 栃木SC(15位)vsツエーゲン金沢(18位)@カンセキスタジアムとちぎ
14:00 ザスパクサツ群馬(16位)vsアルビレックス新潟(5位)@正田醤油スタジアム
14:00 大宮アルディージャ(17位)vs水戸ホーリーホック(11位)@NACK5スタジアム
14:00 ジェフユナイテッド千葉(9位)vsギラヴァンツ北九州(19位)@フクダ電子アリーナ
14:00 東京ヴェルディ(12位)vsFC琉球(8位)@味の素スタジアム
14:00 松本山雅FC(22位)vsレノファ山口FC(14位)@サンプロ・アルウィン
14:00 愛媛FC(21位)vsSC相模原(20位)@ニンジニアスタジアム
③J2優勝争い
前節昇格を決めた首位磐田は、今節では2位京都の結果次第ではJ2優勝も決める事が出来る。なお、J1昇格の可能性は4位甲府まで残っているが、J2優勝は磐田か京都に絞られている。
ジュビロ磐田(1位)
勝利した場合→京都が△以下でJ2優勝が確定。京都が○の場合は次節に王手をかける。
引き分け以下の場合→優勝決定は次節に持ち越し。
京都サンガFC(2位)
vsファジアーノ岡山(A)16:00@シティライトスタジアム
勝利した場合→今節での優勝消滅は無し。
引き分け以下の場合→磐田が○なら今節で優勝は消滅。
④J1昇格争い
前節の結果により磐田のJ1昇格が決定。昇格枠は残り一つとなり2位京都、3位長崎、4位甲府が昇格の可能性を残すが、今節では京都が昇格に王手をかけている。今年もプレーオフは開催されないので、京都が一勝でも挙げた時点で今季の昇格レースは終了する事になる。
京都サンガFC(2位)
vsファジアーノ岡山(A)16:00@シティライトスタジアム
勝利した場合→今節でのJ1昇格が確定する。
引き分けた場合→長崎、甲府が共に△以下でJ1昇格が確定。どちらかが◯なら次節に持ち越し。
敗れた場合→長崎が●、甲府が△以下でJ1昇格が確定。長崎が△以上、甲府が◯の場合は次節に持ち越し。
V・ファーレン長崎(3位)
勝利した場合→京都が◯で昇格の可能性が消滅する。京都が△以下なら昇格の可能性は残る。
引き分けた場合→京都が△以上で昇格の可能性が消滅する。京都が●なら昇格の可能性は残る。
敗れた場合→昇格の可能性は消滅する。
ヴァンフォーレ甲府(4位)
vsブラウブリッツ秋田(A)13:00@ソユースタジアム
勝利した場合→京都が◯で昇格の可能性が消滅する。京都が△以下なら昇格の可能性は残る。
引き分け以下の場合→昇格の可能性が消滅する。
尚、試合日は京都と長崎が20日、甲府が21日となっている為、京都は岡山戦で引き分け以下に終わった場合、最短で昇格が決まるのは試合当日ではなく21日となる。
⑤J2残留争い
現在残留が確定しているのは13位秋田以上のチームであり、14位山口以下のチームが降格の可能性を残している。最下位の松本は今節の結果次第では降格圏である19位以下が決まる可能性があるので、ここでは松本が19位以下になる条件を記述していく。
今節での19位以下が決まる可能性があるのは松本のみであり、21位愛媛以上のチームの今節での降格決定は無い。
レノファ山口FC(14位)
vs松本山雅FC(A)14:00@サンプロ・アルウィン
勝利した場合→北九州が△以下で山口の残留が確定する。
引き分けた場合→北九州が●、相模原vs愛媛が△だった場合に残留が確定する。
敗れた場合→今節での残留確定はお預け。
栃木SC(15位)
vsツエーゲン金沢(H)14:00@カンセキスタジアムとちぎ
ザスパクサツ群馬(16位)
勝利した場合→北九州が●で残留が確定する。
引き分け以下の場合→今節での残留確定はお預け。
松本山雅FC(22位)
vsレノファ山口FC(H)14:00@サンプロ・アルウィン
引き分け以上の場合→今節での19位以下確定は回避出来る。
敗れた場合→大宮が△以上、金沢が◯で松本の19位以下が確定する。
ただし、現在J3の首位に立っている宮崎はJ2ライセンスを有しておらず、J3を2位以内で終えたとしてもJ2に昇格する事が出来ない。そうなった場合、宮崎の分の枠はJ3チームを繰り上げ昇格させる形ではなく、J2の降格枠を一つ削る(=19位チームの降格が無くなる)形で対処される為、宮崎の2位以内が確定した時点で降格圏は19位以下ではなく20位以下となる。
松本は今節で19位以下が確定する可能性があるが、今節では20位以下は確定しない。その為、今節で松本の19位以下が確定しても降格決定という事にはならない。
さぁ、いよいよ勝負のラスト3試合でございます!
果たして降格は間接決まってしまうのか、それとも…!