第34節…が最終節じゃない!
どーもこんばんは
さてさて、J1は第33節が終わりました。例年ならラスト1試合…なんですが、上で書いたように今年は20チーム制ですので第38節が最終節です。という事で、J1、ラスト5試合でございます。
まずは第33節を終えて時点での順位表から確認していきましょう。
1位 川崎フロンターレ(84)
2位 横浜F・マリノス(72)
3位 ヴィッセル神戸(61)
4位 名古屋グランパス(58)
5位 浦和レッズ(58)
6位 鹿島アントラーズ(56)
7位 サガン鳥栖(52)
8位 アビスパ福岡(47)
9位 FC東京(46)
10位 サンフレッチェ広島(45)
11位 北海道コンサドーレ札幌(43)
12位 セレッソ大阪(42)
13位 ガンバ大阪(37)
14位 柏レイソル(37)
15位 清水エスパルス(32)
16位 湘南ベルマーレ(31)
17位 徳島ヴォルティス(30)
18位 大分トリニータ(28)
19位 ベガルタ仙台(26)
20位 横浜FC(25)
……ハイ、というわけでですので、今回はラスト5試合の①優勝争い②ACL圏内争い③残留争いを徹底展望していきたいと思っております。
↓
①優勝争い
対象チーム:川崎フロンターレ(84)、横浜F・マリノス(72)
【川崎残り試合】獲得可能な最大勝点《99》
浦和(H)→鳥栖(A)→C大阪(A)→G大阪(H)→横浜FM(A)
【横浜FM残り試合】獲得可能な最大勝点《87》
G大阪(H)→FC東京(H)→浦和(A)→神戸(A)→川崎(H)
いかんせん最終節が直接対決なので、もっともつれる事を期待していましたが…優勝争いは決したと言わざるを得ないでしょう。
川崎のスランプとマリノスのブーストが重なり、一時は「あれ?これマリノス…川崎抜くんじゃね?」的な空気にもなりましたが、マリノスは9月の3試合で勝点4に留まった事と川崎が復調した事が響き、再び勝点差は12になりました。次節、川崎が勝利してマリノスが引き分け以下、或いは川崎が引き分けでマリノスが敗れた時点で川崎の優勝は決まりますし、残り5試合でマリノスが全勝した際の勝点は87という事を思うと、川崎は残り5試合で勝点4を取れば優勝出来る計算になると。さすがに今の川崎が5試合で勝点4を取れないとは考えにくいので、川崎の優勝はカウントダウン状態と見た方が良いでしょう。
ただ、そう思うとちょっとマリノスは気の毒ですね。マリノスが次節勝利して第34節までに勝点を75に乗せるとその時点でJリーグで歴代3位の勝点になるんですよ。去年と今年の川崎が更新するまで、歴代のJ1最多勝点は2015年の広島と2016年の浦和が獲得した74ですから。そう考えるとマリノスちょっと可哀想な気もするというか、もう川崎が強すぎたというか…。
②ACL圏内争い
対象チーム:ヴィッセル神戸(61)、名古屋グランパス(58)、浦和レッズ(58)、鹿島アントラーズ(56)
【神戸残り試合】獲得可能な最大勝点《76》
仙台(H)→徳島(H)→横浜FC(A)→横浜FM(H)→鳥栖(A)
【名古屋残り試合】獲得可能な最大勝点《73》
柏(H)→仙台(A)→G大阪(A)→C大阪(A)→浦和(H)
【浦和残り試合】獲得可能な最大勝点《73》
川崎(A)→鹿島(A)→横浜FM(H)→清水(H)→名古屋(A)
【鹿島残り試合】獲得可能な最大勝点《71》
広島(A)→浦和(H)→大分(H)→鳥栖(H)→仙台(A)
現状、勝点的に最も優位な神戸はここから残留争いチームとの対戦が3試合続きます。残留を争うチームと戦う難しさみたいなものはあると思うんですけど、神戸は今年は「下位に確実に勝つ」という事はそこまで出来ているので、少なくとも4位以内は大丈夫だと思います。大迫勇也とボージャン・クルキッチの復帰が読めないのは痛手でしょうが、それを踏まえても武藤嘉紀がここまで早くフィットしたのは大きかったです。
その神戸を追撃する立場なのが名古屋と浦和ですが、ですが名古屋と浦和もラスト5試合の前途は多難なんですよね…。
名古屋は連戦の蓄積疲労が、ルヴァン杯の獲得と共に「タイトル」というモチベーションは一旦完結した形になる訳ですね。その場合、揺り戻しが一気に来てしまう可能性はあると思います。相当タイトなスケジュールを強いられた中で、ルヴァン杯も天皇杯もACLも全て10月で完結してしまった、この事が11月以降にバーンアウト的な感じで疲労と重なると、名古屋は一気に転落する可能性もあるのかな…と。
じゃあ浦和はどうなんだと言えば、浦和はシンプルに川崎戦とマリノス戦が残っているのが痛いです。川崎とマリノスが強すぎるのも理由ですが、シンプルに浦和にとって相性がクッソ悪い2チームなんですよね。ルヴァン杯では勝ったとはいえ、川崎にはリーグ戦では4連敗中。マリノスに対しては近年の10試合で1勝2分7敗ですから…。ただ、逆を言えば…もし次節の川崎戦、これを取れれば浦和は一気に行けるかもしれないという考え方も出来ます。なので個人的に確率を予想するなら神戸>浦和>名古屋ってところですかね…。
鹿島については、最終節が名古屋vs浦和である事も踏まえると、次々節の浦和との直接対決で勝てなかったらそれで終戦…という形にはなってくるでしょう。
次回、泣く子が更に泣き喚く残留争い編です。
でも浦和は清水との相性はクソ良いのよね。
ではでは(´∀`)