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【J1ラスト10試合!】J1リーグラスト10試合の展望と予想①優勝争い②ACL圏内(3位)争い編

ACL楽しそうだけど今のガンバが決勝トーナメント残ってたらどんな事態になったんだろう…

 

どーもこんばんは

 

 

さてさて、先日、明治安田生命J1リーグ第28節が終わりました。

まずは第28節の終わった9月13日時点での順位表を見ていきましょう。

 

1位 川崎フロンターレ(66)※1

2位 横浜F・マリノス(65)

3位 サガン鳥栖(50)

4位 名古屋グランパス(50)

5位 ヴィッセル神戸(48)※1

6位 浦和レッズ(48)

7位 鹿島アントラーズ(47)

8位 アビスパ福岡(42)

9位 FC東京(42)

10位 北海道コンサドーレ札幌(39)

11位 サンフレッチェ広島(36)

12位 セレッソ大阪(36)

13位 柏レイソル(33)

14位 ガンバ大阪(30)

15位 湘南ベルマーレ(26)

16位 清水エスパルス(26)

17位 徳島ヴォルティス(23)

18位 ベガルタ仙台(22)

19位 大分トリニータ(20)

20位 横浜FC(18)

 

※27試合消化

 

はい、J1リーグ、いよいよラスト10試合です!!

…厳密に言えば9月29日に第28節が行われる川崎と神戸だけはラスト11試合ですが。便宜上このままラスト10試合という事でブログを書き進めていきます。

 

 

 

今回はラスト10試合を迎えたJ1の「優勝争い」「ACL圏内(3位)争い」「残留争い」について、ラスト10試合の展望を予想を交えたり、鍵を握る注目試合をピックアップしながら書いていこうと思います。

 

オリジナルアルバムの配信も開始したのでそちらも観てね

 

 

①優勝争い

対象チーム:川崎フロンターレ(66)横浜F・マリノス(65)

 

序盤は川崎が圧倒的な強さで勝ち進み、当時の2位だった名古屋との2連戦を制した時は誰もが「川崎で決まりか…」とも思いましたが、引き分けが嵩み始めた川崎のペースダウン、そしてマリノスの猛追により、ここに来て優勝争いはいきなりハイレベルなマッチレースとなってしまいました。

今回相当ハイレベルな争いになってますよ……まず両者の勝点ですよね。2位のマリノスが28試合を終えた時点で獲得した勝点65という数字は2005年(G大阪)、2008年(鹿島)、2012年(広島)、2013年(広島)2014年(G大阪)の優勝チームがが34試合で獲得した勝点を既に上回っており、川崎が1敗でマリノスが3敗ですか……壮絶ですなぁ…。

 

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チームとしての状態が良いのは間違いなくマリノスです。それは単純に右肩上がりの流れで来ているのか、ペースダウンの流れで来ているのか…という話で。マリノスはアンジェ・ポステコグルー監督の退任…退任というより欧州移籍ですかね。それに伴い就任したケヴィン・マスカット監督の下で、まさに今、ポステコグルー体制の継承発展を出来ているように思います。マリノスの選手達からすれば、今まさにサッカーがクソ楽しい時期に入っている事でしょう。

逆に流れが宜しくないのは川崎。引き分けが嵩んでくるようになったところで福岡戦で初黒星を喫したのは流れとしては確かに非常に悪いですし、そして……日程的には楽になったけど、多分川崎にとって今年はリーグよりACLの方に熱を入れていたと思うんですよ。その目標が潰えた事で、「よし、じゃあリーグだ!」という風に切り替えられたらいいんですけど、2017年の時と違って「残るはACLだけ」となった川崎はやっぱりちょっとここから意気消沈なところを抱えながら戦う必要があると思うんですよね。まず一つのポイントとしては、川崎はラスト11試合の最初の5試合で3勝ではなく3連勝くらい決めて流れを取り戻す事、逆にマリノスは流れが良い分、どこかで負けた時にその次の試合をしっかり勝ち切れるかどうかになってきます。

ただ、川崎もマリノスも不安要素は一つ共通していて。それが怪我人なんですよね。まず川崎は谷口彰悟と旗手怜央が欠場中で、更にACL蔚山戦では山村和也も負傷退場してしまいました。ただでさえ田中碧と三笘薫が抜けたこのタイミングで…という意味でも痛手でしょう。マリノス畠中槙之輔が全治6ヶ月の重傷を負い、更にチアゴ・マルチンスも前日練習での負傷により第28節広島戦を欠場。チアゴの怪我の程度は明かされていませんが、もし長引きそうなら当面レギュラーCBを2人抜かれた状態で戦わないといけない訳で。そこの不安はお互いに抱えている状態です。

 

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個人的には、今の状況・流れ・勢いを勘案すればマリノスが優勝しちゃうんじゃないか、とも思っています。川崎とマリノスほどの次元まで完成度を到達させられていれば、完成度の少しの優劣はそこまで大きく関係しない気もするので。

付け加えていえば、川崎はある意味で試されているような状況になっていると思います。過去に川崎は3回優勝しましたが、2020年はもう優勝を争ってすらいなかった事を考えると、2017年と2018年はどちらも追う立場から逆転して優勝を決めたんですよね。逆に川崎が「追われる立場」としてクライマックスを迎えた2009年と2016年1stステージは逆転されて優勝を逃してしまった。対するマリノスは2019年に「追う立場」として優勝を決めた成功体験がある。川崎もマリノスも文句なしに素晴らしいチームで、どちらが優勝してもそれは適切な結果だと思うんですよ。ただ、その上で言うならばクラブとして何かを試されているのが川崎のような気はしますね。

 

【優勝争いに影響を与える注目カード】

 

2021明治安田生命J1リーグ第32節(前倒し分)

鹿島アントラーズvs川崎フロンターレ

9月22日19:00@茨城県立カシマサッカースタジアム

 

結構今の川崎は悪い流れなので…ACLも敗退した今、Jリーグでも一つの負けでズルズルっ…と行ってしまう可能性は否定できないんですよね。それを踏まえると、「流れ」に於いてこの鹿島戦は大きいです。

川崎って実は、リーグ戦では2014年を最後に鹿島に負けてないんですよ。それゆえに、もしここで鹿島に7年ぶりの負けを喫したとすれば…精神的なダメージは相当大きくなるのかも、と。

 

2021明治安田生命J1リーグ第38節(最終節)

横浜F・マリノスvs川崎フロンターレ

12月4日14:00@日産スタジアム

 

いやいや……よくもこんな日程組んでくれたなと。すげぇよ……。どっちが優勝してくれても良いんですけど、やっぱり最終節まで競ってくれ!と思っちゃいますよねぇ…第三者としては。勝点差次第では2019年の事例よりも凄いことになりそう。満員では入らないのが本当に惜しい…。

どういう状態でこの最終節に至るかはわかりませんが……展望としては、ここまで持ち込めばマリノス優位なのかな、とも思います。

 

 

 

ACL圏内争い

対象チーム:サガン鳥栖(50)、名古屋グランパス(50)、ヴィッセル神戸(48)、浦和レッズ(48)、鹿島アントラーズ(47)

 

大激戦も大激戦となったACL争い。この5チームはどこが上がり調子でどこが下り調子か…というのも言い切れませんし、すごく面白い事になってますよね。勝点だけで言えば8位福岡と9位FC東京もまだ可能性のあるエリアにはいるのかもしれませんが、1位川崎と2位横浜FMは確定と考えると枠はあと一つしか無い訳で、要するに彼らがACL圏内に入る為には3〜7位の5チームが全部躓かなければならないので、可能性があるのはこの5チームになってくるのかなと。

この中でどこが一番状態が良いか……と言われると結構なんとも言えないんですよ。今現在、チームとして一番状態が良いのは一時期の不調を脱してきた名古屋なんですけど、名古屋はベスト8まで進んだACLとどう両立させていくかがこれから問われていきます。例えば…名古屋がクラブとしてACLにリソースを全振りするという選択をするかもしれませんし。鳥栖も成績としての調子は非常に安定していますが、ここでは多く語りませんが…金明輝監督の件がどう進むのかはかなり状態に影響してくるでしょうし。

 

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残る3チーム…神戸、浦和、鹿島の3チームで言えば、今安定してきているのは浦和だと思います。鹿島は逆に、一時期と比べれば少しスローダウンはしてきたのかなと。神戸に関しては、エースだった古橋亨梧が抜けて武藤嘉紀大迫勇也ボージャン・クルキッチを加えるなど大きな変化があって、この3人どれだけ早く馴染められるかは言うまでもなくポイントです。大迫にしてもクルキッチにしても、が浅いので当然ではありますが、まだフィットはしきれていませんしね。

ちなみに、去年は天皇杯のルールがルールだったので「4位もACLに行ける」みたいな感じになっていましたが、今ACL圏内争いに絡んでいるチームの中で天皇杯に勝ち残っているのは川崎、名古屋、浦和、鹿島の4チームなので、さすがに4位でACLを狙う事は現段階では考えない方がいいでしょう。

 

ACL圏内争いに影響を与える注目カード】

 

2021明治安田生命J1リーグ第31節

ヴィッセル神戸vs浦和レッズ

10月2日15:00@ノエビアスタジアム神戸

 

上記5チームの中での直接対決は全部で6試合。その中で最初にやってくるのが神戸と浦和の試合です。

神戸と浦和の特徴といえば両チームとも夏に大生補強を敢行したというところ。ただ、どちらかと言えば浦和はこれまでの方向性のまま選手を獲得したのに対し、神戸は古橋が退団した事で必然的に多少の練り直しは求められます。その辺りがどう仕上がっているのかを含めて注目ですね。

 

2021明治安田生命J1リーグ第38節(最終節)

サガン鳥栖vsヴィッセル神戸

12月4日14:00@駅前不動産スタジアム

名古屋グランパスvs浦和レッズ

12月4日14:00@豊田スタジアム

 

いやー、最終節に2カードも組まれましたねぇ……これは楽しみです。この段階で彼らの勝点の関係がどうなっているのか、その数字次第ではこの2試合はお互いがお互いを、そして他会場を気にしながらの相当緊迫感のある状況になっちゃいますね。ちなみに鹿島の最終節はアウェイで仙台との対戦になっています。

 

 

 

次回、地獄の残留争い編です!

 

 

うっすら頭痛。

ではでは(´∀`)