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2019明治安田生命J1リーグ、J1全18チームの満足度考査Part3

このブログ、実はFacebookあるんだぜ…

 

どーもこんばんは

 

どーだ、この全3回、全部宣伝に使ってやったぞ。

 

 

さてさて、本日はJ1全18チーム満足度考査第3回です!詳しいルールや企画説明は第1回(横浜FMFC東京、鹿島、川崎、C大阪、広島)、第2回(G大阪、神戸、大分、札幌、仙台、清水)の回をご覧下さい。それでは今回は最後の最後までハラハラドキドキを強いられた13位以下です!

 

 

13位 名古屋グランパス

 

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監督 風間八宏(3年目)→マッシモ・フィッカデンティ(第27節〜)※続投濃厚

Jリーグ→9勝10分15敗 勝点37 45得点50失点

ルヴァン杯→ベスト8 

天皇杯→2回戦敗退

 

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満足度→大不満

 

 

今年もまたジェットコースターみたいな一年でしたね。序盤戦は米本拓司&ジョアン・シミッチのダブルボランチが機能していた事もあって良いサッカーをしていましたし、第12節川崎戦なんかはJリーグ前半戦のベストバウトすら言われていたのですが…怪我人がポロポロ出た、ジョーも後半戦は怪我を押しての出場だったというエクスキューズはあるにしても、最終的に褒められた出来では無かった事は確かです。

後半戦の17試合で2勝6分9敗、アウェイゲームとしては第3節G大阪戦に勝利してから一度も勝てずにシーズンを終えるなど、後半戦に一気に失速したというイメージですが(実際そうだけども)、後半戦で勝利した2試合が第22節川崎戦、第31節神戸戦で共に3-0という圧勝だった辺りを見ると、今季の名古屋は最初から「全てがプランにハマらないと勝てない」チームであり、たまたまそれが前半戦に固まっただけ…とも見れるような気がしてきました。

フロントの方向性もちょっとよくわかんないですよね。個人的には風間八宏監督もマッシモ・フィッカデンティ監督も悪い監督ではないと思っていますが、どう考えても風間→フィッカデンティのリレーは普通におかしいですもん。フィッカデンティ監督就任後の成績は1勝3分4敗。風間監督を擁護する訳ではありませんが、結果的に風間監督時代の前半戦で稼いだ勝点と得失点差が残留の決定打になったのはどこか皮肉めいた結末だったのかな…と。

 

 

14位 浦和レッズ

 

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監督 オズワルド・オリヴェイラ(2年目)→大槻毅(第14節〜)※続投決定

Jリーグ→9勝10分15敗 勝点37 34得点50失点

ルヴァン杯→ベスト8 

天皇杯→2回戦敗退

ACL→準優勝

ゼロックス杯→準優勝

 

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満足度→大不満

 

 

ACLを制覇出来ていたら大不満評価は不満評価でも良かったんですが、ACLを獲っていても満足なシーズンにはならないほど今年の浦和のリーグ戦は散々な出来でした。

オズワルド・オリヴェイラ監督の時点で低空飛行でしたが、大槻監督に交代してから改善どころかむしろ悪化した感すらあり(確かにACLで過密日程を強いられた影響なあるけれど…)、ACLでは何とか強さを見せて躍進しましたが、アル・ヒラルとの決勝戦では今季のリーグ戦の浦和を象徴するかのような負け方でしたし、有する戦力に相応しい成績ではありませんでした。浦和が大失速していた頃、時を同じくして湘南がフルスロットルで失速していた事で降格圏こそ免れましたが、年が年なら本当にシャレになんなかった…。

 

 

15位 サガン鳥栖

 

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監督 ルイス・カレーラス(1年目)→金明輝(第10節〜)※続投濃厚

Jリーグ→10勝6分18敗 勝点36 32得点53失点

ルヴァン杯→グループステージ敗退

天皇杯→ベスト8 

 

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満足度→大不満

 

 

結果としては最終節、それも最後の最後のギリギリのギリギリまで残留が決まらず、16位湘南とは勝点が同じで得失点差の末の残留という昨季よりも苦しい成績で終わりましたが、感想としてはどちらかと言えば地獄の序盤戦からよく持ち直したなぁ…という方が近いです。なんてったって開幕から10試合、1勝1分8敗どころか得点1という有り様だった訳で……その点、ギリギリでの残留だったとはいえども、ルイス・カレーラス監督の後を引き継いだ金明輝監督には一定の評価はされて然るべしでしょう。

それでも大不満の評価にしたのはシーズン前の編成にあります。いくらCygamesがスポンサーを徹底したと言えども、選手補強はある程度のレベルが出来る予算はあった事を思えば、明らかに補強するべき駒不足のポイントが幾つかありました。夏の補強は頑張りましたが…なんだかんだで優秀な選手はそこそこいた事も考えると、やっぱり大不満の方が感覚として近いのかなと。

 

 

16位 湘南ベルマーレ

 

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監督 曹貴裁(8年目)→高橋健二(第23節〜第28節)→浮嶋敏(第29節〜)※去就未定

Jリーグ→10勝6分18敗 勝点36 40得点63失点

ルヴァン杯→グループステージ敗退

天皇杯→2回戦敗退

Jリーグ杯/スダメリカナーナ杯→準優勝

 

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満足度→不満

 

 

昨季はルヴァン杯を制して湘南ベルマーレとして初のタイトルを獲得した湘南。今季はいつになく積極的な補強も敢行し、実際に例年よりもハイペースで勝点を積み上げていった訳ですが……そもそも、8月に曹貴裁監督の件が発覚する前の段階、第12節浦和戦の奇跡的な勝利以降5連敗を喫するなど、湘南が若干バテ気味になっている事は結果にも表れてしまっていまったし、16位以下に転落する可能性自体はあの時点で高まってしまっていたようにも思います。それでも時折勝負強さを見せてもいましたが、あの一件は「失速の原因」というよりも「トドメ」という方が正しかったのかなと…。あの10戦負け無しの期間であったり、第32節FC東京戦、最終節松本戦のドローはドロー以上の鈍痛を感じましたし。

湘南は東京五輪世代のレギュラー候補の杉岡大暉やU-20W杯で10番を背負った齋藤未月など優秀な若手は多いチームです。しかし、元々そういうチームだったという事情+今季の湘南の事情を加味すると、例年以上に厳しいオフシーズンとなるかもしれません。

 

 

17位 松本山雅FC

 

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監督 反町康治(8年目)※退任決定

Jリーグ→6勝13分15敗 勝点31 21得点40失点

ルヴァン杯→グループステージ敗退

天皇杯→2回戦敗退

 

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満足度→満足

 

 

結果的に降格という結果になったので大満足…というか満足ですら無いのは当然ですが、シーズン前の予想、戦力値、実力差を考慮すればこの評価に落ち着いてもいいくらいには健闘したように思います。大分の成績が成績だった為、比較すると悔しさもより募るでしょうが…。

得点力不足に関してはシーズン前からわかり切っていた事ですし、その上で失点は40でリーグ8番目の少なさ。17位という順位はある種松本にとっては限界だったような気もします。松本の強さでもあり、弱さでもあったのはドローゲームがリーグ最多の13試合もあった事。こればっかりは松本にとって、1点を奪えなかったとも1点を守れたとも言えるので、まぁ…やれる事はやった結果がこれだったのではないでしょうか。

 

 

18位 ジュビロ磐田

 

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監督 名波浩(6年目)→鈴木秀人(第18節〜第22節)→小林稔(第23節)→フェルナンド・フベロ(第24節〜)※続投決定

Jリーグ→8勝7分19敗 勝点31 29得点51失点

ルヴァン杯→グループステージ敗退

天皇杯→ベスト16 

 

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満足→不満

 

 

開幕前は一応磐田は残留するとは予想していましたが、大不満評価に出来るほど予想外だったか、と言われるとそうでもないのが正直なところです。むしろ、降格決定リーチからよく第33節まで粘ったな…というか。

磐田の低迷と失速の要因は開幕前の補強だったり、なんなりと色々ありますが、フェルナンド・フベロ監督が就任してからの磐田が明らかにチームとして改善されて調子を上げていた事、実際に結果も内容も向上していたところを見ると、名波浩監督が辞任した後に就任していた鈴木秀人監督体制の時点でフベロ監督を呼べていたら……あのタイミングからフベロ監督なら、湘南や浦和、名古屋の失速っぷりを見るとワンチャンあったのかもしれません。ただどちらにしても言えるのは「ジュビロ磐田」という名前とブランドほど、今回の結果は意外なものでは無かったという印象ですね。

 

 

さぁ、各チームも酸いも甘いも色々あった事と存じます。来季の目標もそれぞれ違うでしょう。まずは移籍マーケットの動向に一喜一憂しながら来年の開幕を待ちましょう!

ではでは(´∀`)