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【周年、ちゃんとやれてますか…?】Jリーグ各クラブはアニバーサリーイヤーに好成績を残せたのか?独断と偏見、最高の周年と悲惨な周年ランキング! - グッド・アニバーサリーイヤー編 -

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ちなみにワイは去年が25周年

 

どーもこんばんは

 

さてさて、Jリーグは今年で30周年というのは言わずもがな。5月15日に近いJ1第13節では、国立競技場にてJリーグ30周年記念スペシャルマッチも開催されて大いに盛り上がりましたね。

まあ、今年はJリーグそのものが30周年ということでこうして大々的にJリーグとして旗を振ってアニバーサリーイベントを行なっている訳ですが、いっても各クラブにはそれぞれ創立◯周年みたいな時期は5年に一度訪れる訳で、今年のJ1ならFC東京や湘南辺りがそうですけど、毎年どこかしらのチームはアニバーサリーキャンペーンをやってらっしゃると。

 

 

 

そこでは私は聞きたい。

 

 

 

 

 

 

ちゃんと周年、やれてますか?

 

 

 

 

 

 

 

ちゃんとアニバーサリー、やれてますか?

 

 

 

 

 

そう私は聞きたい。

…いやね、最近は各クラブめちゃくちゃやってるんですよ。近年のJリーグって、Jリーグ自体も各クラブもイベント意識というか、エンターテイメント意識がすごく高まったように感じていて、その中で周南イベントには各クラブが積極的に様々な施策を打っていると。

ただ……やっぱり、周年に良い成績が出るとやっぱりストーリーとして美しいじゃないですか。「◯周年のアニバーサリーイヤーに優勝!」みたいな。美しいじゃないですか。逆に「◯周年に降格」みたいな事態に至るとなんかミソが付くといいますか、なんならその年が周年だった事すら微妙に忘れにいこうとするじゃないですか。

という訳で本日のテーマは「周年、ちゃんとやれてますか…?」という事で、独断と偏見で「最高のアニバーサリーイヤー」「悲惨なアニバーサリーイヤー」を過ごしたチームをそれぞれベスト5・ワースト5として考えてみたいと思います。

 

一応、今回は参加条件として(参加条件ってなんだよ)、既に20周年は超えたチームを対象としています。

また、あくまで「成績的に悲惨なチーム」の方にランクインしてしまったも営業的には素晴らしい成果を残したチームも多いですが、逆にイベントとしての成功とのギャップは若干加点になってる場合もあります。逆に、アニバーサリーイヤーとは銘打っていなかったクラブも除外しております。

 

今回は「最高のアニバーサリーイヤー」編です。

もう一番嬉しいアレですね。アレ、アレ。周年に優勝とか一番嬉しいですもんね。いいなぁ………。

 

 

 

Jリーグ30周年記念特集こちらから!

 

オリジナルアルバム出してみました!聴いてみてくださいませ。

 

 

 

【第5位】

水戸ホーリーホック 25周年

(2019年)

 

監督:長谷部茂利(2年目)

J2リーグ:7位(勝点70・19勝13分10敗)

天皇杯:3回戦敗退

チーム得点王:清水慎太郎(8得点)

本拠地:ケーズデンキスタジアム水戸(茨城県水戸市)

 

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1994年に前進のフットボールクラブ水戸の設立からの25周年を記念し、記念試合の開催や記念ユニフォームの着用などが実施されたこの年。

J2に於いては低空飛行が定位置だった水戸でしたが、25周年を迎えたこの年は開幕から12戦無敗を記録して首位に立つ試合もあるなど序盤戦の主役的存在になりました。最終的には昇格を逃したものの最終節までプレーオフ圏内を争い、6位山形との運命を分けたのは総得点の差。これまで苦しみ続けたクラブの25周年は、クラブ史上最もJ1に近づいた一年となりました。

 

 

 

【第4位】

湘南ベルマーレ 25周年

(2018年)

 

監督:曺貴裁(7年目)

J1リーグ:13位(勝点41・10勝11分13敗)

ルヴァン杯:優勝

天皇杯:ベスト16

チーム得点王:菊地俊介(7得点)

本拠地:Shonan BMW スタジアム平塚(神奈川県平塚市)

 

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厳密に言えば25周年ではなく、前身の藤和不動産サッカー部の設立に合わせた創設50周年イヤーとして挑んだ2018年。シーズン終了後には創立50周年記念試合として湘南OBvsマリノスOBの特別試合が行われています。

なんといってもこの年の湘南はカップウィナーになりました。湘南がタイトルを獲得するのは1994年に天皇杯を獲得して以来の快挙。まさにメモリアルイヤーに、一時期はもう縁のないものにさえ見えた栄冠を手にする最高の瞬間が生まれています。リーグ戦も残留争いにこそ最終節まで巻き込まれましたが、最後は自力で残留を確定させました。

 

 

 

【第3位】

横浜F・マリノス 30周年

(2022年)

 

監督:ケヴィン・マスカット(2年目)

J1リーグ:優勝(勝点68・20勝8分6敗)

ルヴァン杯:ベスト8

天皇杯:3回戦敗退

ACL:ベスト16

チーム得点王:レオ・セアラ,アンデルソン・ロペス(11得点)

本拠地:日産スタジアム,ニッパツ三ツ沢球技場(共に神奈川県横浜市)

 

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2018年に就任したアンジェ・ポステコグルー監督体制でアタッキングフットボールを確立させて2019年に優勝を飾り、2021年も打倒川崎まであと一歩に迫っていたマリノス。2022年は開幕前に複数の主力が抜ける計算外があったものの、それでも強さを発揮しました。

4月にFC東京をホームに迎えて行われた30周年記念試合も勝利すると、アニバーサリーイヤーに密着する30周年記念映画の製作もある中で見事優勝を達成。結果の喜びはもちろん、アニバーサリー映画の結末にも最高の展開を用意する優勝となりました。

 

 

 

【番外編】

・2トップの前に番外編という事で、グッドかバッドのどっちにすればいいかわからない、良いか悪いはともかく印象的な出来事があった等々……トップ5に入れなかったからといってスルーするには惜しいチームを取り上げていきます。

 

川崎フロンターレ 20周年

(2016年)

 

監督:風間八宏(5年目)

J1リーグ:3位(勝点72・22勝6分6敗)※年間勝点2位

ナビスコ杯:グループステージ敗退

天皇杯:準優勝

チーム得点王:小林悠,大久保嘉人(15得点)

本拠地:等々力陸上競技場(神奈川県川崎市)

 

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通年のユニフォームにリバイバルデザインを採用し、風間体制でのサッカースタイルの醸成もあってメモリアルイヤーに対する熱量は凄まじかった川崎。成績自体はもう素晴らしい成績と内容だったんですよ。ただ、全てに於いてあと一歩でタイトルを逃すというシルバーコレクター期を象徴する年になってしまったと。だからちょっと皮肉なアニバーサリーイヤーとも言えるんですよねら

ただ翌年からタイトル乱獲黄金時代が始まるという…。

 

京都サンガFC 25周年

(2019年)

 

監督:中田一三(1年目)

J2リーグ:8位(勝点68・19勝11分12敗)

天皇杯:2回戦敗退

チーム得点王:一美和成(17得点)

本拠地:たけびしスタジアム京都(京都府京都市)

 

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サンガの場合、前の年がまあ悲惨で。そんな中で25周年イヤーは誰もが不安視した中田体制でまさかの大旋風を起こして一時は首位にも。夏場以降は失速しましたがプレーオフ争いには留まり、25周年記念ユニフォームで、そして西京極ラストとなったホーム最終戦の千葉戦プレーオフの可能性を最終節に繋ぎ止める様はあまりにも出来すぎたアニバーサリーイヤーでしたが……最終節が……最終…節が……25周年のクライマックスが……そんな派手じゃなくてもええやん……。

 

 

 

【第2位】

サンフレッチェ広島 20周年

(2012年)

 

監督:森保一(1年目)

J1リーグ:優勝(勝点64・19勝7分8敗)

ナビスコ杯:グループステージ敗退

天皇杯:2回戦敗退

チーム得点王:佐藤寿人(22得点)

本拠地:広島ビッグアーチ(広島県広島市)

 

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創立20周年記念試合こそ清水に悔やまれる逆転負けを喫しましたが、彼らのメモリアルイヤーは文字通りクラブ史上最高一年となりました。

20周年の節目の年にクラブレジェンドである森保一監督が就任するも、森保監督に監督経験がなかった事、李忠成を始めとした主力の退団、そして何よりミハイロ・ペトロヴィッチ監督の退団で降格候補との呼び声もあった中でチームは大躍進。ホーム最終戦C大阪を倒し、追走する仙台を振り切って初優勝を決めました。1994年のステージ優勝を除けば広島はオリジナル10の10クラブで唯一タイトル獲得経験のないクラブでしたが、それを20周年のアニバーサリーイヤーに、監督1年目のレジェンドの下で達成するとはなんて出来すぎたアニバーサリーイヤーなんでしょう…。

ちなみに広島は30周年となる2022年にも優勝したシーズン以外での最高位となる3位の好成績と初のカップ戦タイトルを獲得しています。

 

 

 

【第1位】

鹿島アントラーズ 25周年

(2016年)

 

監督:石井正忠(2年目)

J1リーグ:優勝[1st優勝/2nd11位](勝点59・18勝5分11敗)※年間勝点3位

ナビスコ杯:グループステージ敗退

天皇杯:優勝

クラブW杯:準優勝

チーム得点王:金崎夢生(10得点)

本拠地:茨城県立カシマサッカースタジアム(茨城県鹿嶋市)

 

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25周年を迎えた2016年の鹿島を色んな意味で1位にしました。

この年の鹿島って、それこそ歴代の優勝した鹿島と比較して強いチームではなかったと思うんですよ。実際、1stステージは優勝したけど2ndステージでは大不振に陥って11位。鹿島の年間勝点59に対し、CSで戦う川崎は72、浦和は74の勝点を持っていたんですけど、恐ろしい勝負強さで勝点10〜15点の差がある相手をトーナメントで潰して優勝してしまう…その後の天皇杯を含めて、アニバーサリーイヤーにTHE・鹿島なシーズンを過ごしてきやがったという点で鹿島を1位にしました。

その25周年の12月、クラブW杯決勝のレアル・マドリード戦…あの激闘も25周年の盛大なるクライマックスというか、鹿島とJリーグの一つの到達点みたいな感覚もあって、クラブアイデンティティや鹿島特有のキャラクター性も伴った、もう周年としてこれ以上ない一年だったように思います。

 

 

 

次回はお待ちかねのバッド・アニバーサリーイヤー編です。

 

B'z35周年。

ではでは(´∀`)