それぞれの消化不良〜明治安田生命J1リーグ第24節(延期分) サンフレッチェ広島vsヴィッセル神戸 マッチレビュー〜

Tokyo2020も今日で終わりか……

 

どーもこんばんは

 

 

さてさて、本日のマッチレビュー明治安田生命J1リーグ第24節(延期分)、サンフレッチェ広島vsヴィッセル神戸の一戦です。

 

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優勝に関しては川崎と横浜FMが走っているので厳しいでしょうが……3位鹿島から8位FC東京辺りまでが激しく争っているACL圏内(3位)争いにおいて、神戸はライバルより1試合少ない上で4位、かつ3位鹿島と同じ勝点という非常にポジティブなポジションに付けています。その少ない1試合の穴埋めが今日の広島戦で、この試合に勝利すれば神戸は単独で3位浮上。そして、過去に勝点50を超えたシーズンは1度しかない神戸ですが、今日勝てば2016年以来史上2度目となる勝点50点台到達です。大迫勇也は代表招集されているので出られませんが、新戦力が古橋亨梧の穴をどう埋めていくかにも注目が集まります。

対する広島は、いわゆる「ACL争いにも残留争いにも関係のない位置」での戦いが続いています。これをどう捉えるかはともかく、中途半端な立ち位置になってしまっているのは確かなので、ここ10試合で7勝2分1敗…特にホームでは5シーズンで4勝1分と相性の良い神戸を蹴散らし、順位表の上へ進みたいところです。

両チームスタメンです。

 

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広島は佐々木翔、神戸は大迫勇也とそれぞれ一人ずつ主力を日本代表で欠く中での試合となりました。

広島は快勝した前節大分戦からスタメンを4人変更。佐々木の左CBには左WBが主戦場の東俊希が入っており、森島司やジュニオール・サントスはメンバー外になっています。また、ベンチメンバーはGK林卓人を除く6名は全員MF登録の選手ですね。

基本システムは4バックの神戸ですが、今日は第25節鹿島戦でも採用し、主にトルステン・フィンク前監督体制でよく見られた3-3-2-2システムを採用。メンバーとしては、3バックの中央に入る今季3試合目となる大崎玲央はスタメンとしては第4節名古屋戦以来実に半年ぶり。ベンチには怪我で戦線離脱していたリンコン、そして新加入のボージャン・クルキッチが入っています。

 

 

本日の会場は広島県広島市エディオンスタジアム広島です。

今日の試合は元々8月14日に行われる予定でしたが豪雨の影響により試合は延期に。この試合は当初、8月6日に最も近いホームゲームである事から「ピースマッチ」と銘打たれて予定していたので、結果的に最も近いホームゲームは8月25日の大分戦となりましたが、ピースマッチはそのまま今日の神戸戦で実施。折鶴や各種資料、各著名人からのメッセージの展示の他、黙祷や両チームの代表者(荒木隼人、アンドレス・イニエスタ)による宣誓、そして広島は平和祈念ユニフォームを、神戸は平和祈念Tシャツを着用して選手入場と試合前セレモニーを行います。

ちなみに、本日20:00から国立競技場で行われる東京パラリンピック閉会式を以ってTokyo 2020は全行事を終える事になりますが、実は2020年のオリンピック・パラリンピックは広島に招致する構想もあり、それに向けた活動も行われていて、その時にメイン会場として開閉会式等の開催が予定されていたのがエディオンスタジアム広島でした。

 

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よくある構図といえばよくある構図ですが、立ち上がりから広島と神戸の攻撃スタンスの違いはピッチ上でかなり色濃く表れていました。序盤にチャンスを多く作ったのは最前線のドウグラスヴィエイラを中心に直線的な、シンプルな攻撃を徹底していた広島で、オフサイドにはなったもののあわやGK飯倉大樹と1対1…みたいな場面も作ります。一方、ポゼッションを主体に遅攻ベースの神戸もスタイルは崩さず。酒井高徳と初瀬亮の両WBも中盤とほぼ同じ位置を取り、立ち上がりは「予想通りより予想通り」みたいな進み方でした。

 

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攻撃のスタンスは対照的だった一方、守備に関しては両者ともに3バックを採用した影響もあるのか、しっかり中央を固めて…というやり方だった為、攻撃は次第に23分にトーマス・フェルマーレンのパスを受けた武藤嘉紀ミドルシュートをGK大迫敬介が弾いた場面のように遠い位置からのシュートが中心の展開に。

そんな中で31分、神戸は攻守の要である山口蛍が負傷で中坂勇哉との交代を余儀なくされ、それ以降は若干試合の主導権は広島に向き始めました。山口の負傷退場以降、神戸はセカンドボール回収率が著しく下がり、前半の最後の方はほぼずっと広島ターン。ゴールこそ生まれませんでしたが、神戸からすれば嫌な形で前半を終えます。

 

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後半は多少神戸がボールを持てる時間が増えた事で、前半の終盤ほど広島のターンが続く展開にはなりませんでしたが、それでもやはり試合は膠着状態のまま進んでいました。そんな中で58分、ハイネルの佐々木大樹へのタックルがイエローカードと判定され、ハイネルはこの日2枚目となり退場。これで広島は一人少ない状態でのプレーを余儀なくされる事に。

ですが先制したのは広島でした。66分、D・ヴィエイラフェルマーレンに倒されてやや遠目の位置からFKを得ると、これを東が完璧なコースに決め切って数的不利の広島が先制!

 

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ですが数的優位の状況を手にした神戸もすぐさま反撃に出ます。72分、右サイドでショートパスを繋いだ神戸はセルジ・サンペールが一気に左サイドに展開。フェルマーレンを介して初瀬に繋ぐと、初瀬のクロスに佐々木が飛び込んで神戸が同点!今日は2トップの一角として起用された佐々木の今季初ゴールで試合を振り出しに戻します。そしてこの佐々木のゴールが神戸のJ1通算1000得点目という事に。

 

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同点に追いついた直後の74分にはイニエスタと大崎を下げてリンコン、そしてクルキッチを投入。一人多い事もあって、システムを4-1-3-2の形にして広島を仕留めにかかりに行く姿勢を見せます。一方、数的不利の立場の広島は神戸の圧力に対し、終盤はやや勝点1でもOKで機を見てD・ヴィエイラや途中出場の浅野雄也らがカウンターで一発を狙うスタンス。神戸は攻め込みながらも、アタッキングサードまで介入し切れず。試合はどちらにも悔しさの残るドローに終わりました。

 

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どちらにもそれぞれの悔しさ、惜しさのあったゲームだったような気はします。山口が負傷退場してからの時間は広島が中盤を制圧できていましたから、あの時間帯に一点でも取れていれば、或いはハイネルが退場しなければ…という気持ちはあると思います。先制こそしましたが、やはり一人少なくなってからは後手を踏まざるを得ない形になりましたからね。あの前半終了間際にもう少し決定的な事が出来ていれば、試合の展開は変わったのかもしれません。

一方の神戸は数的優位の中で押し込み切れなかった事が悔やまれますが、前線の連携面はやはりまだ構築段階なのかなと。ポゼッションを握った時間でも、まだ前線の選手の新たな立ち位置なんかは整理し切れていない印象でした。まずはここをどう整理していくか。それが上手くハマれば3位の座は堅いでしょうが、逆に言えばそこが上手くいかないと苦戦は続くのかなぁ…と。

 

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ルヴァンの話はするなよ←

ではでは(´∀`)