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いかにしてクリアに〜UEFAチャンピオンズリーグ準々決勝第1戦 レアル・マドリード vs チェルシー 爆速★マッチレビュー〜

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アンチェロッティ地味に古巣対戦なの、何故か去年完全な忘れてた

 

どーもこんばんは

 

さてさて、本日のマッチレビューUEFAチャンピオンズリーグ準々決勝第1戦 レアル・マドリードvsチェルシーの一戦です!

 

オリジナルアルバム出してみました!聴いてみてくださいませ。

 

 

 

去年と同じラウンドで実現したこのカード。レアルにとってはその長いクラブの歴史と伝統の中でも屈指の伝説として記憶されたこのカードは、かたやチェルシーにとってはいうまでもない悪夢のような時間でもありました。

 

 

 

今季はお互いにリーグ戦では苦戦が続いています。レアルは極端に不振という訳でこそないものの、リーガではラスト10試合でバルセロナに勝点13を付けられた非常に苦しい状態に。より深刻なのはチェルシーで、もはやCL圏すら現実味の薄れた11位という順位は、クラブに2度の監督交代を決断させるまでに至りました。ある意味で両者はいわば「CLに集中できる状態」でもあります。伝説は2度生まれるのか、伝説には伝説で返すのか。カルロ・アンチェロッティvsフランク・ランパードというチェルシーでは監督と選手の関係だった師弟対決にも注目が集まる再戦です!

両チームスタメンです。

 

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本日の会場はスペイン、マドリードエスタディオ・サンティアゴ・ベルナベウです。

現在も改修工事中のベルナベウ。19-20シーズンの途中から開始された改修工事は新型コロナの流行に伴う無観客試合なども利用しながらシーズンの消化と並行しながら改修工事を進めており、いよいよその大規模改修も完成間近となってきました。新たなベルナベウの改修では周辺地域の再開発も計画されており、メガクラブの新たなホームタウンの確立にも期待が寄せられています。

昨年はこのベルナベウが多くの奇跡を起こしたドラマの中心地となりました。昨年はレアルが夢を見て、チェルシーが悪夢に飲み込まれたこのスタジアム。今年の両者が見る夢はどの色を見せるのでしょうか。

 

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序盤はややチェルシーペースで進みました。

ボール保持に関してはどちらが優位だった訳ではなくも、特に右サイドのスピード感が目立つ布陣を敷いたチェルシーは右からスピーディーな攻撃を何度も展開。それによって立ち上がりから、開始早々のフェリックスの決定機など何回か先制点に繋がりそうな場面を生み出せてはいました。

 

 

 

しかしその後はレアルペースになっていき、そしてその通りに先制したのはレアル。21分、レアルは内側にポジションを取っていたカルバハルのふんわりとしたボールに抜け出したヴィニシウスがワンタッチ。このボールに反応したベンゼマが冷静に押し込んでレアルが先制!

 

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そうなると今度はチェルシーがスペースを狙おうと、速攻的な攻撃を狙う為にボール保持で遅攻気味になるみたいな微妙な展開になってきて、そこに対してレアルの猛プレスと強烈なカウンターが襲いかかる試合展開になっていきました。23分にスターリングが決定的な場面を迎えるもここを古巣対決となるGKクルトワに阻まれると、そこからは防戦一方な展開に。

チェルシーも意図やスタンスは発揮出来ていたものの、それゆえにレアルにそこを利用されたようなフシもありビハインドで前半を終えます。

 

 

後半もチェルシーの迷いをレアルが悉くついていくような場面は多く続いていました。チェルシーも前半終了間際のチアゴ・シウバのスーパーブロックのようにどうにか食い止めてはいましたが59分、バルベルデのループパスに抜け出したロドリゴをチルウェルが倒してしまい、チルウェルはこのプレーで一発退場。チェルシーは10人での戦いを強いられることに。

 

 

 

試合の流れはチェルシーは狙いが裏目に出たような、そしてレアルにとってはまさしくやりたい放題な試合展開に。74分、CKからクイックリスタートを敢行すると、最後はヴィニシウスの折り返しに途中出場のアセンシオが反応して決め切って2-0!

 

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揺らぐチェルシーに対して、レアルは完全に上手くゲームを進めたというか、効率的にチェルシーを刺しに行くような形になりました。

結局チェルシーアディショナルタイムに昨季までチェルシーに所属したリュティガーにブロックされたシュートを放つまでチャンスは生み出せず。第1戦はレアルが2-0で先勝しました!

 

 

 

チェルシーは意図はハッキリしていたと思うんですよ。今日のレアルは特にカマヴィンガが左SBに入っていましたし、アンカーに入ったクロースを除いては結構積極的なプレスで来ることはなんとなく予想された。特にレアルの左サイドをスターリングとリース・ジェームズで突破しつつ、最後はフェリックスでどうにか仕留める…みたいなことが彼らの今日のデザインだったはずで、開始早々のフェリックスや23分のスターリングのチャンスは割と描いた通りのシーンだったとは思います。

しかしそのデザインはやっぱり付け焼き刃的なところがあって、チェルシーはボール保持時にはレアルの動きを伺いたかったのか、完全に動きが停止するような状態にさえなっていました。結局そこをレアルに刈り取られれば、後はレアルの十八番のようなカウンターを喰らうのみ…その繰り返しだったように思います。迷いながらのプレーに終始したチェルシーと、ビジョンが限りなくクリアだったレアル。その差は大きかった印象ですね…。

 

 

ベルナベウのゴール裏、どうにかゴミもうちょい目立たんように出来んか…

ではでは(´∀`)