NHKスペシャルの「ロストフの14秒」面白かったねぇ…。
どーもこんばんは
さてさて、そんな番組を経てお送りする今回のマッチレビューは、その14秒の立役者でもあるケヴィン・デ・ブライネも所属するマンチェスター・シティの試合。プレミアリーグ第16節チェルシーvsマンチェスター・シティです。
15試合を終えて13勝2分と圧倒的過ぎる成績を残しているシティ。同じく無敗でシティを追撃するリバプールを振り切る為にも、勝利が必須です。
一方、マウリツィオ・サッリ新監督の下で序盤戦はシティ、リバプールと共に上位争いを引っ張っていたチェルシーですが、第13節のトッテナム戦で初黒星を喫するなど調子を崩して4位に転落。ですが現在無敗のシティに土を付ける事はチームのカンフル剤にもなる事でしょう。
攻撃的なスタイルを売りにする21世紀から台頭したビッグ6同士の直接対決、言うまでもなく注目の一戦です。
両チームスタメンです。
エデン・アザール、ラヒム・スターリングと、両チーム共に本職センターフォワードではない選手を最前線に起用してきました。
今シーズンは攻撃的で鳴らす両チーム。この辺りも一つのポイントと言えるかとしれません。
本日の会場はチェルシーのホーム、イギリス・ロンドンのスタンフォード・ブリッジ。実に140年以上の歴史を持つスタジアムで、スタジアム周辺にはホテルやレストラン、ショッピングセンターに加えてチェルシーの巨大なグッズショップがあるなど、大型複合として試合がない時も楽しめる仕様になっています。
戦前の予想通り試合はシティがボールを支配する形で動いていきますが、そこはやはり相手がチェルシーという事もあってか、シティもいつものような圧倒感というのは発揮する事が出来ません。
一方のチェルシーはチェルシーで、なかなかボールをシティから奪う事が出来ずに攻撃の糸口を掴めず、前半終了間際まで1本たりともシュートを打てないまま。相手がシティである為劣勢は予測していたとしても、それでも苦しい展開が続きます。
前半はスコアレスで終わるかな、と思った前半45分、ダビド・ルイスの自陣からロングボールを受けたペドロ・ロドリゲスが左サイドのウィリアンにサイドチェンジ。そこからゴール前の混戦に持ち込むと最後はエデン・アザールの折り返しを前に出てきたエンゴロ・カンテが豪快に叩き込んでチェルシーがこの日の初シュートで先制。前半はチェルシー1点リードで終えます。
1点を追う展開となったシティは後半もその攻勢を強めようとしますが、ここまで無敗という事実がかえって焦りを誘っているのか隙が生まれ、チェルシーは前半よりもカウンターの糸口を見つけ易くなり、シティとしては時間を経過する毎に難しい試合になっていきます。
雨脚が強まってきた中、そんなシティに更に追い討ちをかけるようにダビド・シルバが負傷退場。
そして78分、チェルシーはコーナーキックからダビド・ルイスが頭で合わせてこれで遂に追加点。後半になってからはチェルシーにとって理想的な展開で2点目を奪います。
終了間際の途中出場ガブリエル・ジェズスのシュートもチェルシーGKケパ・アリサバラガのファインセーブに阻まれたシティは結局最後まで1点も奪う事が出来ずそのまま試合終了。チェルシーが2-0と完封勝利を収めると共に、シティはこれでリーグ戦初黒星。これで唯一の無敗チームとなったリバプールが首位に立ちました。
前半本当に厳しい戦いを強いられたチェルシーですが、シティの攻撃に耐えに耐え抜いた後、前半終了間際の前半唯一とも言えるチャンスで決めきった事で試合の流れは完全に変わりましたね。後半はシティの方が攻めていましたが前半のソレとはまるで違っており、後半のチェルシーのゲームの進め方はある種お手本のような形でした。
さぁ、これで無敗チームだったシティが崩れ、チェルシーを始めトッテナムやアーセナルにもシティ、リバプールの隙を突くチャンスが復活しました。
ウィンターブレイクのないプレミアではここから過密日程も一つのキーワードになってきます。Jリーグは終わってもサッカーシーズンはまだまだ続きます。
スタンフォード・ブリッジは1回行ってみたい。イングランドで1番行きたい。
ではでは(´∀`)