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価値の重さは?〜UEFAチャンピオンズリーグ準決勝第1戦 レアル・マドリードvsチェルシー マッチレビュー〜

エヴァンゲリオン完全に乗り遅れた勢

 

どーもこんばんは

 

さてさて、本日のマッチレビューUEFAチャンピオンズリーグ準決勝1stレグ、レアル・マドリードvsチェルシーの一戦です。

 

 

 

今週のサッカー界といえば一言でいえば「えらいことなってもうた状態」でしたので、チャンピオンズリーグももしかしたらパリ・サンジェルマンの不戦勝になるんじゃないかとさえ言われていましたが、すったもんだの末になんとか無事にベスト4が開催される事になりました。

対戦カードは優勝した17-18シーズン以来のベスト4進出を果たしたレアルと、トーマス・トゥヘル監督就任後の躍進で13-14シーズン以来のベスト4まで辿り着いたチェルシー。どちらも21世紀の欧州サッカーの中心にいた2チームですが、実はこの2チームがチャンピオンズリーグの舞台で激突するのは意外にも今回が初めて。新たな歴史の優位性を持つのはどちらになるのでしょうか。

両チームスタメンです。

 

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本日の会場はスペイン、マドリードエスタディオアルフレッド・ディ・ステファノです。

無観客試合が続く間に本来のホームスタジアムであるエスタディオ・サンティアゴ・ベルナベウの改修工事を進め、規模が遥かに小さいレアル・カスティージャ(セカンドチーム)のホームスタジアムで公式戦を戦っているのはファンにはお馴染みのエピソード。ディ・ステファノでのCLはシャフタール・ドネツクに敗れる波乱のスタートとなりましたが、それ以降はCLのホームゲームでは全勝して今日に至ります。

今日は何気にマドリードvsロンドンのスペインイングランド首都対決です。また、レアルのティボー・クルトワやベンチに入ったエデン・アザールにとっては初の古巣対戦!

 

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序盤は完全にチェルシーの試合でした。チェルシーに合わせて3バックシステムを採用したレアルでしたが、リバプール戦バルセロナ戦のように主体性を持ってリトリートが出来ていたのではなく、前に出るのか引いてブロックを組むのかさえ中途半端でチェルシーは確実に誰か一人はフリーの人物を作れており、完全に中盤を制圧された状態に。

 

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案の定、10分にはカウンタードリブルを仕掛けたメイソン・マウントのクロスをクリスティアン・プリシッチ落としたところにティモ・ヴェルナー。これはGKクルトワのスーパーセーブでなんとか凌いだものの、14分にはアントニオ・リュティガーからのロングボールに抜け出したプリシッチがさっきの仕返しと言わんばかりにクルトワを翻弄してゴールを決めてチェルシーが先制!

 

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先制点を奪った後も試合は完全にチェルシーペースで、レアルとしてはなす術すらないように映りました。それでもやはり、勝負強さという点では群を抜いているのか、29分にはショートコーナーからマルセロのクロスをカゼミーロ、エデル・ミリトンが頭で繋いで最後はカリム・ベンゼマのスーパーゴール。

互角とは言えない試合内容ではあったものの、レアルがなんとか追いついて前半を終えます。

 

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後半も試合の大局は変わらず、チェルシーがボールを繋いで支配を支配しながらチャンスを窺い続けていきます。前半との比較で言えばレアルが前半よりも重心を下げた事でチェルシーもなかなかチャンスは作れなくなってはいましたが、レアルはボールを奪ってもそれを自分達の攻撃パターンに引っ張る事が出来ません。

 

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66分、チェルシーがハキム・ジェイシュ、カイ・ハフェルツ、リース・ジェームズを3人同時に投入したのに対してレアルはエデン・アザールを投入。レアルもボールを持つ時間は多少増えましたが、シュートチャンスにまではほとんど結びつけられずに後半は静かな試合展開となりました。試合はそのまま1-1で終了。レアルからすれば劣勢の試合をドローに持ち込んだ、チェルシーからすればアウェイゴールを得て同点を手にしたゲームとなりました。

 

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スコアだけを見るなら本来ならチェルシーが引き分けに持ち込んだと思われるのでしょうが、特に前半は完全にチェルシーの試合だったので、むしろ勝ちきりたかったのはチェルシーの方でしょう。後半は守備面では多少安定を戻したとは言え、少なくともレアルの卿のアプローチは全体的に中途半端で、得点の匂いはまるでしませんでした。そういう意味ではほぼワンチャンスだった得点機を確実に叩き込んだベンゼマの凄さを改めて感じましたね。

欠場者の復帰も含めて、手を打つ必要が高いのは明らかにレアルと思える試合内容でした。

 

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リーガの優勝争いセビージャまで絡んできてて草

ではでは(´∀`)