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チートなみなさまのお戯〜UEFAチャンピオンズリーグ準決勝第1戦 レアル・マドリード vs マンチェスター・シティ 爆速★マッチレビュー〜

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ド深夜にJリーグ名勝負選やってた

 

どーもこんばんは

 

さてさて、本日のマッチレビューUEFAチャンピオンズリーグ準決勝第1戦 レアル・マドリードvsマンチェスター・シティの一戦です!

 

オリジナルアルバム出してみました!聴いてみてくださいませ。

 

 

 

UEFAチャンピオンズリーグも遂に準決勝までやってきました。イスタンブールまであと二つ、優勝まであと一つ。いよいよ大会は最終コーナーを曲がりました。

それぞれの意見はあるでしょうが、個人的に…戦力面を含めて現在世界で最も完成度の高さを誇るチームはマンチェスター・シティだと思っています。ペップ・グアルディオラに率いられたチームはサッカーの母国の中で、単年で彼らを追い越し、張り合うチームはあっても継続的にそれを果たすチームは出てこなかった……彼らが作り上げたチームはそれほどのチームであり、彼らは"プレミアリーグ史上最強"を自負できるだけのクオリティと実績は残しました。

ただ、イングランドの歴史にその名を刻みつけた彼らは、まだ欧州の歴史に名を残せていない事も事実でしょう。レアル・マドリード…彼らの前にはいつも白い巨人が立ちはだかりました。誰が何と言おうと、世界で一番チャンピオンズリーグに強いチームはレアル・マドリードで、それは今年シティが、あるいは他のチームが優勝した事で変わるものでもありません。ただそれでもシティが欧州の歴史に名を残す為にはレアルを超えなければならない。そしてレアルには欧州の盟主として、その阻止に務める義務がある。挑戦と義務…その2つがぶつかる準決勝、至高の対戦が始まります。

両チームスタメンです。

 

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本日の会場はスペイン、マドリードエスタディオ・サンティアゴ・ベルナベウです。

このスタジアムの持つ力がマドリディスタを酔わせ、他のファンに畏敬の念を抱かせたのがちょうど去年の今頃。ベルナベウ伝説の最終章で、白い巨人に沈められた相手こそがシティでした。昨季とは違う第1戦でのベルナベウが、この新たな因縁のカードにどのような彩りを与えるのか…すべてが楽しみです。

 

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立ち上がりのリズムを掴んだのはシティでした。長短織り交ぜたパスワークで前進しながら常に高い位置でプレーを続けており、8分にはデブライネ、14分にはロドリが立て続けに強烈なミドルシュート。これはいずれもGKクルトワがきっちり弾いたものの、守備の面でも即時奪回を徹底していたシティが早々と試合をコントロール下に置いていました。

 

 

 

対するレアルはシティペースに試合が進むことをある程度受け入れた上でのゲームプランを選択し、プレスをかけるエリアとそうでないエリアを明確に分かるやり方を展開。25分にはヴィニシウスがボール奪取からベンゼマへ鋭いクロスを送るも、ギリギリでルベン・ディアスがクリアして難を逃れます。

徐々にプレスのバランスが攻撃とリンクし始めた36分でした。自陣からカマヴィンガがモドリッチとのワンツーで抜け出して中央にパスを入れると、ヴィニシウスが豪快なミドルをかましてレアルが先制点!

 

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シティはその後も押し込み続けてサイドから鋭いクロスを何本も入れるも、レアルも守備の統率は取れており、ハーランドもなかなか良い形でのシュート機会には恵まれず。前半はレアルがシュート1本で決め切る展開で終えます。

 

 

後半もファーストチャンスはシティでした。中央からのボールをベルナウド・シウバがワンタッチで落としたボールに抜け出したデブライネがこの日一番の決定機を迎えましたが、ここはGKクルトワがスーパーセーブで阻止。後半はレアルの守備は前半よりもハマっており、シティの攻めあぐねている感は前半よりも強くありました。

 

 

 

しかし67分、高い位置まで追い込んだシティはレアルのビルドアップのズレを突くとロドリからグリーリッシュへ。そして中央に落としたボールに走り込んだデブライネが放ったシュートは、もはやチートGKから点を取る為にはチートシュートしかないんじゃと言わんばかりのとんでもない一撃を放ってシティ同点!

 

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張り詰めた緊張感ゆえか、両監督とも選手交代はなかなか行わない中で時間は流れていきましたが、少し試合のペースが落ち着いた81分にようやくレアルがロドリゴを下げてアセンシオを投入したこの日最初の選手交代を敢行。レアルは立て続けにクローズを下げてチュアメニも送り込みます。

その後は両者…特に第2戦がホームのシティは第2戦を意識した部分もあったのか、1-1になった辺りから試合のトーンはやや落としたような展開になっていきました。そんな中でも終盤はレアルが攻め込む時間がありましたが、そこは今度はシティも集中した対応。世界最高峰の舞台に相応しい試合は1-1のドローに終わりました。

 

 

 

いやー…凄い試合でしたね。

1-1という結果でしたが、色んな意味で二面性のある結果だったように思います。この90分を当初描いたゲームプランにより近いところで試合を戦えたのはレアルの方でしたが、第1戦でのドローという結果はややアウェイチームの方がアドバンテージを勝ち得たと言える結果だったでしょうし。そういうところも踏まえると、最終的なこの試合の感想としてはみ世界最高クラスのチームの世界最高クラスの監督と世界最高クラスの選手達がやるべきことをやったらこういう感じになる」…みたいな印象ですかね。得点シーンにしても、まあ、シティの得点に関してはレアルのミス起因ではありましたが……お互いにノーチャンス的なゴールだったと思いますし。

レアルの戦い方、シティの戦い方…それぞれに両者が持つ、或いは両監督が持つ矜持を見たような90分でした。

 

 

レアルも久々にジャパンツアーしようや

ではでは(´∀`)