今日の夜、ようやく吹田なのよ…
どーもこんばんは
さてさて、本日のマッチレビューは20-21UEFAチャンピオンズリーグ準々決勝1stレグ、レアル・マドリードvsリバプールの一戦です。
去年の今頃は新型コロナウィルスの影響で一部のベスト16第2戦と準々決勝以降が全部ぶっ飛びましたが、今年は会場変更などはありつつも日程上は予定通りベスト8まで進められました。
そんな本日、対戦カードはレアルvsリバプール。まだ記憶に新しい17-18シーズン決勝の再戦です。モハメド・サラーとセルヒオ・ラモスの因縁(ラモス今日出ないけど)、ロリス・カリウスの失態、そしてギャレス・ベイルの一撃……あれから3年の月日が流れ、18-19のレアルとリバプールは対照的な一年でした。現在のコンディションが良いのはレアルの方ですが、リバプールはすでにチャンピオンズリーグに全力投球出来る状況です。あの時のメンバーも多く残っていますし、監督も同じですが…果たして勝つのは!?
両チームスタメンです。
本日の会場はスペイン、マドリードのエスタディオ・アルフレッド・ディ・ステファノです。
レアルの伝説的名選手の名を冠したこのスタジアムは本来、レアル・マドリード・カスティージャ(レアルのセカンドチーム)が本拠地としているスタジアムですが、今季は新型コロナウィルスの影響で無観客試合が増える事から本来の本拠地であるエスタディオ・サンティアゴ・ベルナベウの改修工事を前倒しにして行っている為、CLでもリーガでもレアルは此方の小さいスタジアムをメインとして使用しています。
尚、リバプールのキープレイヤーであるファビーニョはかつてレアル・マドリード・カスティージャでカゼミーロらと共にプレーしており、ファビーニョからすればベルナベウよりも馴染みのあるスタジアムかもしれません。
レアルはシステムこそ4-1-2-3でアンカーの位置にはカゼミーロが入ったいつもの形ではあったものの、試合が始まってから…特にレアルがボールを保持している際はインサイドハーフの位置にいるトニ・クロースがバックライン付近からビルドアップの役割を担っていました。ファビーニョを筆頭にボール奪取能力に長けたリバプール中盤との勝負を避け、逆に大舞台の経験の浅いCB陣のいるDFラインと直接勝負をかける形で攻撃を組み立てます。
レアルの得点はまさしくその狙いがバチっとハマりました。27分、釣り出したリバプールDFを嘲笑うかのようなクロースの完璧なロングフィードに完璧なファーストタッチで抜け出したヴィニシウス・ジュニオールがGKアリソンとの1対1を確実に制してレアルが先制。
更に36分には再びクロースのロングフィードをアレクサンダー・アーノルドのヘディングでのクリアがゴール前に行ってしまい、これを拾ったマルコ・アセンシオのゴールでレアルがポンポンっと2-0。前半は完璧にレアルのゲームプラン通りみたいな試合展開で2点リードで終えます。
リバプールのユルゲン・クロップ監督はハーフタイムを待たずにナビ・ケイタを下げてチアゴ・アルカンタラを投入。前半は沈黙したリバプールでしたが、後半は攻撃が活性化されていきます。51分、ジョルジニオ・ワイナルドゥムの突破からディオゴ・ジョタがシュート。これはレアルDFにブロックされますが、リフレクションに反応したサラーが叩き込んでリバプールが貴重なアウェイゴールをゲット。
リバプールの攻撃がかなり活性化し、アーノルドやアンドリュー・ロバートソンが良い時のリバプールのように高い位置で攻撃に加われるようになってはいきました。ですがリバプールに流れが来つつあった65分、スローインのボールを受けたカリム・ベンゼマがDFを背負いながらルカ・モドリッチに繋ぐと、モドリッチのパスをヴィニシウスがワンタッチで流し込んで3-1。
結局試合は3-1になってからややオープンにはなりましたが、セルヒオ・ラモスとラファエル・ヴァランのレギュラーCBを欠く中でナチョ・フェルナンデスとミリトンが良いパフォーマンスを披露。2点のリードを守り抜き3-1…奇遇にも3年前の決勝と同じスコアで勝ち抜きました。
後ろに重心を置いてロングボール戦術…というといささかリアクションサッカーっぽい響きにはなりますが、今日のレアルは主体的にロングボール戦術を上手く活用していました。リバプールのストロングゾーンとウィークポイントをしっかりと把握した上で中盤とのデュエルは避け、一撃でチャンスを作る…チームとしての機転の利き方は素晴らしかったですね。
リバプールはアウェイゴールは持ち帰れたのが最低限の収穫ですが…前半にレアルの前にほぼ何も出来なかったのが痛恨でした。
ロシアW杯前のサラーvsラモス懐かしい…。
ではでは(´∀`)