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超絶エンターテイメントサッカー〜J1第17節 ヴィッセル神戸vs名古屋グランパス マッチレビュー〜

今日、京都大作戦やってるけど、会場の太陽が丘って京都からめちゃくちゃ行きにくい場所だぞ。というかあそこで雨降ると地獄絵図だぞ…。

 

どーもこんばんは

 

でもそれよりヤバイのはみどりが丘っていう京都で少年or部活サッカーやってたあるある。

 

さてさて、本日のマッチレビュー明治安田生命J1リーグ第17節、ヴィッセル神戸vs名古屋グランパスの一戦です。

 

 

 

第15節からトルステン・フィンク監督が就任した神戸は、それ以降1勝1分。その1勝の相手は首位のFC東京だったという事を考えると、新体制での滑り出しはまずまずと言ったところでしょう。一方、開幕から好調をキープして上位争いに居続けた名古屋はここに来て5戦勝ち無し。しかもそのうち3チームが下位のチームと、昨季の二の舞に足を踏み入れかけています。ある意味で、悩める者達同士の闘いとなりました。

 

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両チームとも、ポゼッションサッカーを志向するチーム同士の対戦。そういう見方もありかもですね。

両チームスタメンです。

 

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神戸は出産の立会いの為、スペインに一時帰国していたアンドレス・イニエスタがスタメンに復帰。フィンク監督就任からの2試合では両サイドには三田啓貴小川慶治朗を起用していましたが、今日は古橋享梧、郷家友太を起用しています。

一方の名古屋はジョアン・シミッチをセンターバックに配置し、怪我から復帰したエドゥアルド・ネットをボランチとしてスタメン起用。他にも今季全試合出場中の吉田豊を外して和泉竜司を起用するなど、メンバーを多少いじってきています。

 

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本日の会場は兵庫県神戸市、ノエビアスタジアム神戸です。何回か行った事のあるスタジアムですけど、かなり綺麗ですよ〜(感想が雑)7月にはヴィッセル神戸vsFCバルセロナの親善試合が、9月にはラグビーW杯の開催が予定されています。

 

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両チームのスタイル通り、双方とも陣形をコンパクトに保った上でスピーディーなパス回しを展開し、チャンスの構築を目指し続けます。DFラインが両チームとも高く設定されていたので、どちらが一本のスルーパスを上手く活用できるか…という流れでしたが、序盤はやや名古屋の方がチャンスに繋げられていた印象。

 

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しかし先制点を奪ったのは神戸の方でした。27分、自陣から持ち上がった初瀬亮がハーフェーライン付近からハイラインの名古屋DFラインの裏に通すスルーパスこれをダビド・ビジャが初瀬のパスを引き出す見事なフリーランニングで裏に抜け出し、更にチェックに来たジョアン・シミッチを巧みなステップで翻弄した後、最後は浮かしたボールのシュートで流し込んでゴール。これぞスペイン代表歴代最多得点記録保持者…これぞダビド・ビジャそう言いたくなるようなビジャの技術が詰まったシュートまでの流れで1点を先制します。

 

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試合のペースとしては、名古屋の方が押し込んでいく時間がその後も続き、ボールも名古屋の方が支配していきます。しかし敵陣深い位置までボールは運べるものの、なかなか中央にボールを持ち込む事が出来ず、逆に前半終了間際のビジャのシュートシーンのように決定機は神戸の方が多いまま、前半は神戸が1点リードで終えます。

 

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しかし後半、今度は名古屋が持ち味を発揮します。右サイドで起点を作って中央に戻すと、E・ネットの縦パスを受けたジョーがポストプレーで巧みに流し、そこに走り込んだ和泉竜司が起用に応えるゴールで名古屋が58分に同点弾を獲得。

 

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するとここから試合は一気にヒートアップします。63分、初瀬の左サイドからのクロスを飛び出したミッチェル・ランゲラックがパンチングしたところ、そのこぼれ球をイニエスタが見事なミドルシュートを決めて神戸が勝ち越し。かと思いきや66分、途中出場の相馬勇紀がカットインして放ったシュートがDFに当たってブラインドすると、このボールを初瀬とGKキム・スンギュがお見合い。その隙を突いて宮原和也に押し込まれ、試合は一気に撃ち合い模様に。

 

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しかしこの試合は更に凄まじく動きます。今度は69分、初瀬のパスを受けたイニエスタの見事なパスに抜け出した郷家が宮原にペナルティエリア内で倒されてPKを獲得。このPKをイニエスタが決めて3-2。何と僅か10分の間に1-0が3-2となる非常事態。

 

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しかしこの試合は何たるアホ試合か…。再び相馬が左から中にボールを上げますが、DFに当たって不規則な軌道になった後、ジョーがヘディングで繋いだボールに中谷進之介が頭で合わせて3-3。

77分に同点に追いついた名古屋でしたが、ウェリントンのプレスに中谷が思わずミスパス。これを拾ったビジャがGKと1対1の大チャンスを迎え、これをランゲラックが倒してしまい神戸がPKを獲得。このPKを今度はビジャが決めて4-3。試合はカオスな空気のまま終盤戦へ。

 

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カオスは更に輪をかけてカオスに。87分には途中出場の小川慶治朗が豪快に決めて5-3とすると、さすがにもう落ち着こう、もう落ち着こう…とでも言うように神戸は大崎玲央を投入。名古屋に攻められながらも何とか試合を終わらせ、5-3で神戸がビジャとイニエスタの初となるアベックゴールで勝利。名古屋は6戦勝ち無しとなってしまいました。

 

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終わってみれば、良くも悪くも神戸vs名古屋!って感じの試合でしたね。

前半はむしろ、名古屋ペースの中で神戸がカウンターを狙う形で、あー、神戸今日は守備頑張ってるわーっていう感じの試合だったんですよ。ここでもそういう事を書こうと思ってましたよ。後半のカオス過ぎる試合展開でもう書く事も全部忘れましたよ。

 

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何にせよ言える事は、今日の神戸はイニエスタが入った事でビジャがFWとして専念できる環境が出来て、その上でイニエスタと両サイドバックが高い位置をとってチャンスメイクする、そしてスピードのある両サイドハーフとFWで局面を打開する…といったように、攻撃に関しては理に適ったシステムが取れていて、その辺りはやはりアンドレス・イニエスタという選手の存在の大きさを感じましたね。

後半の守備は両チームズタズタだったけど…。

 

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ちなみにサンガタウンは太陽が丘の近くです。

ではでは(´∀`)