鳥谷ショックを引きずって夜。
どーもこんばんは
さてさて、本日のマッチレビューは明治安田生命J1リーグ第25節、横浜F・マリノスvsガンバ大阪の一戦です。
Jリーグも終盤戦に差し掛かる中、ガンバは「負けてはいない」…とポジティブには中々捉えにくいドローゲームの連続でした。しかしそんな中でも前節、鹿島相手に多少流れはいつもと違う引き分けに持ち込み、5戦連続ドロー。果たして今日、5戦連続ドローを断ち切った上で7戦負けなしとする事は出来るのでしょうか。いいや、してくれ!!
一方のマリノスは最近不振が続いていたものの、前節は名古屋相手に5得点で圧勝。優勝戦線に生き残る為にもこの試合に掛けるものは大きいでしょう。
両チームスタメンです。
今日は矢島慎也がスタメンに復帰。前節鹿島戦でガンバ復帰後初スタメンとなった井手口陽介は今日もスタメン、アンカーで出場し、復帰後はインサイドハーフで出たりFWで出たりと色々な宇佐美貴史は今日はアデミウソンと2トップを組む形になりました。
対するマリノスはトップ下と両ウイングにブラジル人助っ人をドーンと配置する布陣。
本日の会場は神奈川県横浜市のニッパツ三ツ沢球技場です。
ラグビーワールドカップ開催に伴い日産スタジアムが使えなくなっているマリノスは、ここからは11月までこの三ツ沢をホームとして使う事になりますが、余りにも日産とはキャパが違い過ぎる為チケット争奪戦は壮絶だったとか。
ちなみに今日はパナソニックスタジアム吹田でも「吹田スタジアムフェスタ2019」が開催されており、様々なイベントやこの試合のパブリックビューイングが行われるとの事。
戦前の予想通りとも言うべきか、前半はマリノスがボールを保持しながら進んでいきます。ただ、マリノスがボールを繋いでくるのはガンバ側も予想していた事でしょうし、ガンバも無理なプレスはかけに行かず、持たせるところはマリノスに持たせる形に。
しかし攻撃力に定評のあるマリノスですから、ここからサイドを中心に度々ガンバゴールに襲いかかって来るようになり、ガンバは機を見てカウンターを試みようとはするもののマリノスに押されていく試合展開は変わらないまま。31分には宇佐美のパスから福田湧矢が抜け出して初めての決定的なチャンスを迎えたものの、福田のシュートはポストに阻まれゴールならず。
そして39分、扇原貴宏のパスを受けたティーラトンがそのままバイタルエリアから強烈なミドルシュート。ゴラッソと言ってしかるべしシュートがゴール右に突き刺さってマリノスが先制点を奪います。ガンバは前半終了間際、再び福田がチャンスを迎えたものの決められず、前半はマリノスの1点リードで終了。
後半、前半よりもガンバはチャンスを創出出来るようになりましたが、突破を試みてもマリノスのDFチアゴ・マルチンスの完璧なカバーリングもあってなかなかシュートまで持っていけません。その結果53分、抜け出した仲川輝人のシュートはGK東口順昭がセーブしたものの、こぼれ球を繋がれて最後はマルコス・ジュニオール。ガンバが痛い2失点を喫する事に。
早いうちに1点でも返しておきたいガンバは倉田秋、矢島慎也を下げてパトリック、遠藤保仁を投入。ここからパトリックの推進力や遠藤のコントロールタワーとしての働きが活きるようになった事で、またダブルボランチの形になった事で井手口もポテンシャルを発揮し始めて、ここに来てガンバがマリノスを押し込む時間が続くようになります。67分、遠藤とのパス交換から小野瀬康介がボールを受けると単独突破を試み、DF広瀬陸斗を股抜きでブチ抜くと自らゴールまで辿り着いて1点差!
アデミウソンやパトリックのシュートがポストに当たるなど攻勢を強めていくガンバ。しかし76分、右サイドからのクロスを頭で合わせたパトリックのゴールがオフサイドと判定されてノーゴールになると、78分には仲川のパスを受けた遠藤渓太が持ち込んでシュート。これが決まってしまい、ガンバにとっては押せ押せの流れで余りにもダメージの大きい失点…。
なんとか遠藤を中心に攻撃を試みるガンバでしたが、勝敗は2-2に持って行けそうな流れが3-1になった時点で決まっていたのか、そのまま試合終了。3-1でマリノスが試合を制し、ガンバはこれで更に混迷の残留争いに巻き込まれる事になってしまいました。
後半、遠藤とパトリックを投入してからのガンバは得点の匂いのするサッカーをする事は出来ていました実際。マリノス相手に無失点で終われる事は最初から考えてはいなかったでしょうから、後半勝負というプランは最初からゲームプランの中にあったのでしょう。しかしそれだけにガンバは肝心なポイントを抑える事が出来ていませんでした。それは追いつけそうな流れで喫した3点目もそうですし、そもそも後半開始早々に許した2点目も然り。失点だけでなく、最近のガンバはショートパスなどがどこか雑になりがちなところがあって、この部分を丁寧に出来る選手が遠藤と矢島くらいしかいない事も問題を更に根深くしています。
思えば今季…「内容は良かった」的な事は割と多く聞いています。観ても感じる事はあります。しかし…それだけに尚更、問題は根深く感じてしまうのは私だけではないはずです。
はぁーあ…。
ではでは(´∀`)