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No.7に見せたのびしろ〜明治安田生命J1リーグ第4節 ジュビロ磐田vsガンバ大阪 マッチレビュー〜

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「ガンバ 神戸」

 

…っていうサジェスト表示されるようにしたやつ誰だ出てこい

 

どーもこんばんは

 

 

さてさて、本日のマッチレビュー明治安田生命J1リーグ第4節、ジュビロ磐田vsガンバ大阪の一戦です!

 

オリジナルアルバムの配信も始めたので是非聴いてみてね

 

 

 

運命や宿命という言葉があるのなら、ガンバ大阪愛する人間にとってそれは今日の事を指すのでしょう。

 

 

この試合で獲得する勝点の意味は、3だろうが0だろうが他の試合で得られる同じ勝点と大きな違いは無いです。ですが、この90分はこれ以外の全ての試合の90分とはまるで違う意味を持ち、ガンバファンにとっては……本音で言えば、この瞬間が訪れる日が永遠に来ない事を願っていような、この90分はそんな90分なんです。

この世界に永遠なんてない。ならばこの邂逅の味を噛み締め、酔いしれ、そして楽しむのみ。片野坂知宏監督の下、変革の決意と兆しでもって、ガンバ大阪史上最高の選手に挑戦します。ガンバ大阪vsマスター・オブ・ガンバ、今ここに開演です!

両チームスタメンです。

 

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前節川崎戦では4バックを採用したガンバですが、今日は3-4-2-1にシステムを戻してきました。前節宇佐美貴史がアキレス腱断裂により長期離脱してしまった事に伴い、今日のシャドーは開幕戦以来のスタメンとなる石毛秀樹と前節も2列目として起用された山本悠樹のセット。そして今日は昌子源も欠場となっており、左CBにはリーグ戦では初先発となる福岡将太が入っています。

対する磐田はスタメンからベンチメンバーに至るまでの18人全員が前節京都戦と同じメンバーです。注目は当然遠藤保仁に集まるでしょうが、大森晃太郎もガンバユース出身かつ長くガンバで活躍した選手であり、鈴木雄斗も2019年に半年だけガンバでプレーした経験を持っています。去年は今野さんもいたしガンバ感強えーよ…。

 

 

 

本日の会場は静岡県磐田市ヤマハスタジアムです。磐田のホーム開幕戦である第2節清水戦は静岡エコパスタジアムでの開催でしたので、ヤマハスタジアムでの試合は今季初となります。

磐田も磐田で今日の販促画像にヤット大先生を起用したり、ガンバ時代から大先生が展開しているブランド「Yatto Seven」のお茶を販売したり、抽選会の景品を大先生のサインボールとかにしたり…なかなかやるじゃないか。多分ガンバサポ、お茶ガンガン買いに行きそう。…それはさておき、今日はガンバ側からもたこ焼きの名店「くくる」が出店するそうで。

ガンバにとってヤマハスタジアムは長年ずっと天敵とも言えるスタジアムで、鬼門です。磐田と優勝を争った1997年と2002年はこの地で磐田に敗れた事で事実上優勝の夢が潰え、2012年は一生消せない汚点がこのスタジアムで刻まれました。そのようなインパクトのある試合を抜きにしても、現在ガンバはヤマハスタジアムでリーグ戦では久しく勝てていません。レジェンド以上に英雄とも呼ぶべき男を超え、負の歴史を塗り替えましょう!

 

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前半はガンバがかなり優勢に攻め込みました。3分にはCKの流れから石毛が入れたクロスにパトリックが反応しますが僅かに合わず。12分には石毛のスルーパスにパトリックが抜け出したシュートを放ちますが、これはGK三浦龍輝にキャッチされてゴールには至りません。

しかし14分、遠藤の縦パスを受けた鈴木と杉本健勇のパス交換から、最後は鈴木の横パスを大森がダイレクトで流し込んで磐田が先制。

 

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押し込んでいたのはガンバでした。特に右サイドでは小野瀬康介と髙尾瑠の関係で攻撃の形を何回かは作れており、そこからパトリックに可能性のあるパスを何本か出す事が出来たものの、磐田の3バックもそれに対して冷静に対応してきたところで地上戦を上手くシュートに結びつけられない展開が続いていきます。32分にはそれまで鈴木に押し込まれる時間の多かった左サイドで黒川圭介がワンツーで抜け出して折り返すと中央に飛び込んだ倉田秋が合わせますが…これはGK三浦の好セーブに遭ってこれも得点ならず。

 

その後もガンバは右サイドからの攻撃を中心に仕掛けていき、フィニッシュの一歩手前までは度々到達したものの…前半アディショナルタイムにも小野瀬の折り返しに飛び込んだ石毛の決定機も大井健太郎の粘り強い守備の前に阻まれ……ガンバは試合を優勢に進めながらも、試合は磐田リードで前半を終えます。

 

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後半開始と同時に片野坂知宏監督は山本を下げて福田湧矢を投入すると、53分に小野瀬が右サイドから左脚でクロスを上げると中央のスペースに入り込んだ黒川のヘディングシュート。WBのクロスをWBが合わせるという3-4-2-1の醍醐味みたいな攻撃でシュートに繋げますがこれも決まらず。62分には石毛と山見大登を交代し、70分には左サイドからのクロスにパトリックが反応。こぼれ球に詰めた山見が森岡陸のタックルを受けてあわやPK…という場面にもなりましたが、その前にパトリックのハンドがあったという判定に。

 

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72分には奥野耕平とレアンドロペレイラを入れてシステムを4-4-2に変更。ペレイラとパトリックの2トップにして、81分には小野瀬を下げて柳澤亘を投入する事でサイド攻撃からの中央のパワーを持たせる形を試みます。迎えた88分、黒川の入れたクロスは跳ね返されたものの、クリアを回収した三浦弦太は山見とのパス交換で自ら右サイドで攻撃参加。その三浦のクロスに頭で合わせたのはレアンドロペレイラ!!!!

 

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悩めるブラジル人FWの待望の一撃で遂に同点!!!!

ラスト何分という時間はガンバも磐田も前線への圧力を強め、両者ともポゼッション重視でゲームを進めた大半の時間とは対照的にカウンターの応酬のような試合展開に。アディショナルタイム、福田のクロスをパトリックが落としたところに再びペレイラが入り込みますが、これは磐田DFのブロックもあってゴールには至らず。それでもガンバ、終盤の貴重なゴールでドローに持ち込みました。

 

攻撃のパターンは良い感じに組み上がって来ていると思います。特に前半の右サイドは小野瀬・髙尾・石毛が絡んで右から中へ…というパターンで何度も攻略出来ていましたし、逆に後半はリードした磐田が重心を下げてガンバの右サイドをケアし始めると、今度は左サイドを黒川が何度も突く事が出来ていました。

 

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大井健太郎率いる磐田の3バックも堅く、そこで最後の一枚を剥がし切れなかったところは課題ではありますが、地上戦に於ける攻撃の流動性は生まれてきていますし、そこは伸びしろと表現するべきところでしょう。川崎戦もそうでしたが、鹿島戦・浦和戦と比較してもこの2試合はボールと選手の出し入れのリズムとテンポはかなり良くなっていると思いますし、そういう地上戦で可能性を生み出せてこそ、終盤のようなパワープレー気味の布陣もより強い効果を持つでしょうし。磐田もプレスのバランスや攻撃の切り替えのタイミング…やはり遠藤が入れるスイッチに対して、選手が呼応する事が出来ているので非常にオーガナイズされた戦いを見せていたので、ガンバ視点で「勝てた試合」と言うべきかどうかは必ずしもそうとは言い切れないゲームではありましたが、可能性は感じられるパフォーマンスが出来ていたのでは。

 

 

サンガに移行したらウタカ点取ったど!

ではでは(´∀`)