軋む歯も痛む午前4時
どーもこんばんは
さてさて、本日のマッチレビューはラ・リーガ第10節延期分、FCバルセロナvsレアル・マドリードの一戦です。
さぁ、遂にやってきました19-20シーズン一発目のエル・クラシコ!!
リーガでは1位のバルサと2位のレアルという構図ですが今季はどちらも若干安定感を欠いており、勝点は共に35で並んでいる状態。そして並んでいるのは勝点だけでは無く、ラ・リーガでのクラシコ通算成績は両チーム共に72勝34分72敗とイーブンの状態です。この通算成績、そしてリーガでの順位で一歩抜け出すのはどちらのチームでしょうか。紛うことない、全世界大注目の一戦が幕を開けます!
両チームスタメンです。
バルサは当初セルヒオ・ブスケツがスタメンとして発表されていましたが、急遽イヴァン・ラキティッチに変更。バルサからの発表によると「怪我などのアクシデントでは無く戦術上の理由」との事ですが、果たしてこれが吉と出るか否か。両チーム共に怪我人を多く抱えている状況ですが、バルサは不動の左サイドバックであるジョルディ・アルバが復帰した一方で、注目されたレアルのエデン・アザールは復帰が間に合わずクラシコデビューはお預けとなっています。
本日の会場はスペイン、カタルーニャ州バルセロナに位置するカンプ・ノウです。
1957年にオープンしたこのスタジアムではバルサを中心に様々な歴史が染み込んだスタジアムですが、歴史の深さ故の老朽化に伴う改修工事が予定されており、そのコンペは日本の日建設計が勝ち取った事でも話題になりました。元々は元々は10月26日に開催予定だったこの試合。厳戒態勢の中でキックオフです。
なお、セルヒオ・ラモスは今日でクラシコ通算43試合出場で歴代最多記録を更新。リオネル・メッシも42試合で、シャビ・エルナンデスが持つバルサのクラシコ最多出場記録に並びました。
立ち上がり、より「らしさ」を攻撃に繋げたのはバルサ の方でした。GKテア・シュテーゲンからの縦パスも活用し、レアルのプレッシングを掻い潜りながらダイナミックさを伴う攻撃で何度もレアルゴールに迫ります。
しかし、攻撃をよりシュートに繋げたのはレアルの方で、15分過ぎくらいになるとバルサペースだった試合はレアルペースに。イスコ、ギャレス・ベイル、カリム・ベンゼマのトライアングルを主体としたスピードのある攻撃で攻め込むと、17分にはセットプレーの流れからダニエル・カルバハルがクロスを上げてここにカゼミーロのヘディングシュート。ですがここは何とかジェラール・ピケがゴールライン上でブロックして失点を回避。
前半も終わりに近づいてくると、再びバルサが主導権を握る時間が訪れます。31分にはアントワーヌ・グリーズマンのパスに抜け出したアルバのクロスをGKティボー・クルトワが弾いたところにリオネル・メッシ、41分にはメッシのロブパスに抜け出したアルバが決定的なシーンを迎えますが、前者はゴールラインギリギリでセルヒオ・ラモスがブロック、後者は僅かに枠の外でゴールならず。前半は0-0で終えます。
後半に入っても、バルサにしてもレアルにしても思うようには行かない展開が続いていきます。55分にネルソン・セメドを下げてアルトゥーロ・ビダルを投入し、セルジ・ロベルトを右サイドバックに下げて配置変更を施したバルサは押し気味ではあったものの、なかなか決定的なシュートシーンまで繋げる事はままならないまま。一方のレアルは72分、カゼミーロのロブパスに抜け出したファーランド・メンディの折り返しにベイルが詰めてゴールネットを揺らしますが、これはメンディの時点でオフサイドを取られてノーゴール判定に。
レアルは80分にイスコを下げてロドリゴ、そしてフェデリコ・バルベルデを下げてルカ・モドリッチを同時投入。バルサも83分にグリーズマンを下げてアンス・ファティを投入して先制点を巡る攻防を加速させようと試みます。しかし結局最後までゴールが生まれる事はなく試合終了。今季初のエル・クラシコはラ・リーガとしては、2002年以来17年ぶりとなるスコアレスドローで終わりました。
アウェイという事も加味すると、上手くやったのはレアルの方だったでしょうね。中盤からの守備もよく効いていました。この試合のマン・オブ・ザ・マッチに選ばれたのがカゼミーロだった事も妥当な選出だったと言えるものでしょう。バルサも良い攻撃を途中までは敢行出来ましたが、効果的にアタッキングサードまで進んでいける機会は少なく…。バルサにとっては結構フラストレーションの溜まる試合だったように見えましたね。レアルとしてはある程度の満足感はあったのではないでしょうか。
リバプール結構危なかったのね。
ではでは(´∀`)