日本シリーズの京セラジャックすげぇ。
どーもこんばんは
さてさて、本日のマッチレビューはイングランド、プレミアリーグ第9節、トッテナム・ホットスパーvsマンチェスター・シティの一戦です。
予想外のチームの躍進、強豪の低迷……コロナ禍の混乱の中で迎えた20-21シーズンのプレミアはなかなかに予想外の展開が続いていますね。現在の首位はレスター・シティ。今日は2位につけるトッテナムと、1試合少ないとは言えども10位に沈むシティの対戦。ジョゼ・モウリーニョvsペップ・グアルディオラです。強力な前線とタレントを揃えて「力」で押すトッテナムか、「技」で押し倒すシティか…ビッグ6同士、注目の対決となりました。
両チームスタメンです。
本日の会場はイングランド、ロンドンのトッテナム・ホットスパー・スタジアムです。
2019年にオープンしたばかりの真新しいホヤホヤの大型スタジアム。その名の通り、当然トッテナムの本拠地なので、現在Amazon Prime Videoで配信されている「All or Nothing」の舞台となっているスタジアムですね。スタジアム内にはベーカリーやらビール醸造所もあるらしく。
いきなり試合は動きます。5分、ハーフェーライン近くでファウルを受けたトッテナムは素早くリスタートを行い、ハリー・ケインの動きに釣られて空いたスペースへ蹴り込んだタレキ・エンドンベレのロブパスに抜け出した今季絶好調のソン・フンミンがDFを振り切って左脚一閃。シティキラーのソンのゴールでトッテナムが先制。
繋ぐシティ、ボールを奪ってからダイナミックに攻めるトッテナム……序盤に理想的な展開に持ち込めていたのはトッテナムの方でした。13分にはオフサイド判定で取り消されたもののケインがゴールネットを揺らすなど、今季の強みが存分に活きた試合展開。シティはボールは繋げてましたし、支配率も7割近いけどプラン的にはトッテナムの狙い通りに行ってたのかな…というようにも見えた27分、ロドリのクロスをエリア内で粘ったガブリエル・ジェズスの落としを前線に残っていたアイメリク・ラポルテが叩き込んでシティが同点!…と思われましたが、これはジェズスのところでハンドを取られ、VARの末にノーゴール。
シティはその後も徹底的にボールポゼッションを高めて好機を伺い続けます。しかしそこはモウリーニョのチーム。1点を取った以上、そこまで派手なリスクは取らずにシティのパス回しに対して睨み合いみたいな構図に持ち込んでチャンスを与えません。前半は1-0で終えます。
後半も試合の流れは基本的に変わりません。すると65分、モウリーニョ監督はエンドンベレを下げてジオヴァニ・ロ・チェルソを投入します。その直後でした。トッテナムは自陣のペナルティエリア付近から中央のケインに縦パスを繋ぐと、基本的には自陣でブロックを組むトッテナム相手に前がかりになったシティは完全に数的優位を作られます。パスコースは3つ出来て、ケインは左側を走るロ・チェルソへスルーパス。ロ・チェルソがGKエデルソンとの1対1を冷静に制し、文字通り交代直後のゴールで追加点!
シティは72分にラヒム・スターリングとフィル・フォーデンを投入。しかし、完全にトッテナムの術中に嵌った格好になったシティは一向に攻める隙を見つけられず、同時にトッテナムのブロックは一瞬たりとも乱れる隙を見せませんでした。そうして焦れたシティからボールを奪うと、素早く前線に送ってケインが上手く時間を使って……。
結局試合はこのまま終了。モウリーニョvsペップの名将対決は今回はモウリーニョ率いるトッテナムに軍配。圧勝ではなくとも、完勝と表現するには十分すぎる出来で勝利を収めました。
とにかくトッテナムが見事でした。集中力がサッカーに於いて大事なのは言うまでもありませんが、今日の試合はトッテナムとシティに対してそれぞれ質の違う集中力が求められていました。トッテナムはブロックというよりもボールを奪ったタイミングで隙を見逃さない為の集中……その典型が5分のソンのゴールでもあったわけで、シティは逆にポゼッションを高めながらも「失ったら確実にゴール前まで持っていかれる」という危機を伴う集中力を迫られた。シティもその点ではある程度集中出来ていたとは思いますが、この構図に持ち込まれた時点で勝負アリという感覚でした。それこそ2点目なんかまさしくそうでしたしね。
単語自体が少しネガティブな意味を持つので語弊があるかもしれないんですけど、凄くポジティブな意味で…今のトッテナムって、いわゆるキック&ラッシュを限りなく現代サッカーに適応するように2020年版にアップデートさせたような、そんな感じの印象がありますね。
ソフバン強すぎて怖い。
ではでは(´∀`)