なんか今日すごく風強い
どーもこんばんは
さてさて、本日のマッチレビューはイングランド、プレミアリーグ第20節、トッテナム・ホットスパーvsリバプールの一戦です。
前節、圧倒的な戦績を誇ったリバプール。リバプールは2021年に入ってからリーグ戦は1勝も出来ておらず、7-0で圧勝した第14節クリスタル・パレス戦から5戦未勝利となってしまっています。対するトッテナムはトッテナムで、開幕から12試合は7勝4分1敗と序盤戦を大きくリードしていました。しかし第13節で他でもないリバプールに敗れたから暗転。マンチェスターの2チームが一気に盛り返した影響もあって順位を6位にまで落としてしまっています。
難しい時期を過ごしている両チーム。ビッグ6同士の対戦を復調のきっかけに出来るのはどちらでしょうか。
両チームスタメンです。
本日の会場はイングランド、ロンドンのトッテナム・ホットスパー・スタジアムです。
現在Amazon Prime Videoで配信中の「ALL or NOTHING」のメインとなる舞台です。2019年に完成したばかりの新スタジアムで、トッテナム自体の近年の好調もあったので今回のパンデミックは相当ダメージ大きめだった事でしょう。ちなみに、スタジアムの最寄駅の名前は旧スタジアム名でもある「ホワイト・ハート・レーン駅」になっています。
試合は早々から両チーム決定機を掴みます。まず初めに2分、ロングボールからサディオ・マネがモハメド・サラーとのコンビネーションで抜け出してGKと1対1の場面を作りますが、シュートは惜しくも枠外。逆にトッテナムはその直後、自陣でのパス回しから一気にギアを入れてタンキ・エンドンベレが持ち出し、今度はソン・フンミンとハリー・ケインの連携でソンがゴールネットを揺らしますが、これはVARでノーゴール判定に。
両チームともピッチをワイドに使いながら、立ち上がりに惜しいシーンが2つ続いた影響もあるのか結構ダイナミックな試合展開が序盤から繰り広げられていました。とはいっても、攻撃面でのスタッツはリバプールの方が上回ってはいたものの、試合展開としてはソンとケインの連携を軸に攻め込むトッテナムがやややりたい事はできていた印象。
それでも前半終了間際、ジョーダン・ヘンダーソンのフライパスに抜け出したマネがペナルティエリア内の左を抉って折り返すと、そこにロベルト・フィルミーノが詰めて押し込んでリバプールが先制。リバプールは前半のラストプレーでリードを奪い、後半に向かいます。
後半はトッテナムが大エースのハリー・ケインが負傷退場という大ダメージを背負った状態で後半に入ってしまいます。一方、CBに怪我人が続出しているリバプールもジョエル・マティプが負傷退場と不安な後半の始まりに。しかし後半開始早々、リバプールは前への圧力をかけると、マネのシュートのこぼれ球にアレクサンダー・アーノルドが叩き込んで追加点。
それでもトッテナムはトッテナムで、スターフェン・ベルフワインのパスからエミール・ホイビュルクのアウト回転のゴラッソで1点を返し、後半は開始4分までに1点ずつを取り合う激しい展開に。
ですがソンとのコンビネーションが生命線ともなっているトッテナムに於いて、文字通りの「軸」と言えるケインの離脱は大打撃でした。トッテナムは前がかりにはなっているもののボールの収まりどころがなく、ソンしかりベルフワインしかり、或いはケインに代わって入ったエリク・ラメラ然り…良いアタッカーも全く活きる事が出来ず。
一方、年末から大スランプに陥っていたリバプールは活き活きし始めていきます。55分にゴールネットを揺らしたサラーのシュートこそVARでフィルミーノのバンドを取られてノーゴールになったものの、65分には右サイドをドリブルで運んだアーノルドの絶妙すぎるアーリークロスにマネが叩き込んで3-1。
トッテナムは終盤にギャレス・ベイルを投入したものの、既に固まってしまった試合の流れを崩し切る事が出来ず。試合は3-1で終了し、苦しんでいたリバプールが6試合ぶりの勝利を挙げました。
リバプールはそもそも、例えばプレミアで言うなればマンチェスター・シティのようにボールを保持する事を優先的には考えていません。そのリバプールが完全にボールを持たされる側に陥っていたのは今季の不完全燃焼感を生む要因にもなっていました。勿論、そういう対策をされる事は理解していたからこそのチアゴ・アルカンタラ獲得でもあった訳ですが。それを踏まえれば、今日のように実力ある相手から先にリードを取れればリバプールの特異な攻撃がしやすくなるのかなと。VARで取り消されたサラーのゴールに至るまでの流れは「良い時のリバプール」って感じでしたしね。
トッテナムはやっぱりケインが軽傷である事を祈るばかりです。
なんで昨晩あんなに暴風だったのかしら。
ではでは(´∀`)