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メモリアル〜JFA創立100周年記念試合 日本代表vsU-24日本代表 マッチレビュー〜

もしかして最初で最後!?

 

どーもこんばんは

 

さてさて、本日のマッチレビュー特別試合、日本代表vsU-24日本代表の一戦です!

 

 

 

6月3日に同会場で行われる予定だったジャマイカとの試合がジャマイカ代表選手の来日遅れによって中止に。その代わりとして充てがわれたのは、当然ながら史上初となる日本代表vs東京五輪日本代表、すなわち日本ダービーでした!

まさか実現するとは思わなかったこの夢というよりロマン満載の対決。基本的に今回はメンバー招集の優先権は五輪代表の方にあり、堂安律や久保建英といったA代表常連組のみならず、オーバーエイジ候補の吉田麻也酒井宏樹遠藤航の3名も五輪代表の方で参加。この一戦は夢なのか、ロマンなのか、はたまたタブーであり禁断の一戦なのか!?JFA創立100周年の今年、アニバーサリーイヤーに相応しい歴史的一戦が幕を開けます!!!!

両チームスタメンです。

 

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ミャンマー戦のスタメンのうち吉田麻也、板倉滉、酒井宏樹遠藤航は五輪代表に移動。その面子を除けば川島永嗣のところをシュミット・ダニエルに、伊東純也のところを原口元気に代えた以外はミャンマー戦のメンバー。五輪代表に移動した選手のところには室屋成、植田直通谷口彰悟橋本拳人が入っています。

五輪代表は中1日でU-24ガーナ代表との試合を控えていることもあって、ミャンマー戦からの連続先発となったのは板倉のみ。吉田、酒井、遠藤のオーバーエイジ組はいずれもベンチスタートとなりました。今回も五輪代表は横内昭展コーチが代行監督を務めます。

 

 

本日の会場は北海道札幌市、札幌ドームです。

2002年日韓W杯に向けて当初からサッカー野球兼用競技場として設計された世界でも稀有なスタジアムも開場20年目。サッカーと野球のグラウンドを入れ替える際にはピッチを台の上に乗せて回転させるのですが、先日のルヴァン杯北海道コンサドーレ札幌鹿島アントラーズの試合の際には台が回らず、ピッチの機能が90度入れ替わる形で行われました。東京五輪ではスペイン、アルゼンチン、エジプト、オーストラリアのグループCの試合が行われます。

気になるユニフォームですが、今日は五輪代表が白の2ndユニフォーム、A代表JFA創立100周年を記念し、当時のデザインを基にした空色のユニフォームを着用。しっかし今日は実況泣かせやの…。

 

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開始早々から果敢に攻勢をかけたのはA代表でした。開始早々から攻め込んでコーナーキックを獲得すると、前半2分という段階で鎌田大地の右サイドからのCKを大迫勇也がフリックしてドフリーのスペースに橋本拳人が飛び込んでA代表が先制!

 

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なんだかんだ言っても安定感を持って試合を運んでいたのはA代表の方でした。決定的な場面を多く作っていたというほどではないものの、しっかりとボールを保持しつつ高いラインを保ちながら危なげないパフォーマンスを披露。一方、五輪代表の方は田川亨介が抜け出して決定機を迎えましたが枠を捉えられず。ちょっと攻撃のパターンがカウンターに依拠する形になっていきます。

 

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すると41分、五輪代表の繋ぎのところにミスが生じると橋本がアバウトなボールを前線に送ります。これに南野拓実が競り勝ち、鎌田がボールを回収するとDFをかわして鮮やかに左足でシュート!これが決まってA代表が追加点。A代表が2点をリードした状態で前半を終えます。

 

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いつもより交代枠は多く認められているので、A代表浅野拓磨、伊東純也、小川諒也、古橋亨梧、中村航輔を、五輪代表は田中碧、前田大然、相馬勇紀、沖悠哉を投入して後半に向かいます。後半立ち上がりは五輪代表が少し攻勢をかけたように映ったものの、52分にはカウンターから伊東と小川で左サイドを崩して最後は小川がグラウンダーのクロス。飛び込んだ浅野のシュートは一度はGK沖が弾きましたが、こぼれ球を自ら押し込んで3点目。

 

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五輪代表は堂安律、オーバーエイジ遠藤航らを投入して一矢報いようと試みます。しかしA代表もしっかりブロックを組み、途中から入った林大地が積極性と可能性を見せる場面は何度かあったもののチャンスにまでは至らず。日本サッカーにとって歴史的な1日、歴史的な一戦となったこの試合は、A代表A代表たるものを見せつけるように3-0で勝利しました!

 

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A代表の方は安定したパフォーマンスは見せていましたね。個人的には思っていたよりあっさり決まったなという感想の反面、なんだかんだでA代表A代表である事を確認出来たので安堵感を抱いてもいます。まぁ、A代表の方に関してはこうなると特にこれといって言うこともないんじゃないでしょうか。

五輪代表に関しては、メンバー選考や試合間隔的にも今日はチームとしての練度を高めるよりは当落線上の選手の見極め…という意味合いの方が強かったように思います。その視点から見た時にあんまり序列を変えるほどのアピールが出来た選手はいなかったような………堂安や久保のような既にほぼ当確な選手を除けば、少し林が存在感を見せたくらいでしょうか。

 

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若干の消化不良感はあったとはいえ、日本サッカーにとっては歴史的な瞬間の一つだった訳で、そう一戦を組めたこと、組んでくれたことには感謝したいです。必ずしも大接戦なんかになったらそれはそれでどうなのか?みたいな感じにもなりかねなかったので、結果に関してもこれはこれでよかったのかなと。ありがとうございました。

 

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TBSくっそ喜んでそう。

ではでは(´∀`)