今年からF1見始めただけにせつない
どーもこんばんは
さてさて、本日のマッチレビューはイングランド、プレミアリーグ第2節、アーセナルvsチェルシーの一戦です。
オリジナルアルバムの配信も開始したのでそちらも観てね
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欧州リーグも続々開幕しました!
今年はどのような激闘が各国で繰り広げられるのか……来年夏まで見逃せない戦いが始まりますね。
さぁ、いきなりのビッグロンドンダービーです。
昨季はトーマス・トゥヘル監督就任後の大躍進でリーグは4位、そしてマンチェスター・シティを倒してUEFAチャンピオンズリーグ優勝を果たしたチェルシーにとって、今季目指すものはマンチェスター・ユナイテッド以外のイングランド勢では初となるリーグとの二冠しかないでしょう。ある程度のベースが昨季に出来上がっている上でロメル・ルカクを獲得したのはその表れ。名将トゥヘルの下で、ビッグ4からプレミアを牽引したチェルシーの勢いは今年も続くのでしょうか。
一方、アーセナルは悩ましい季節が続いております。アーセン・ベンゲル監督が退任してからはチャンピオンズリーグにも出れず、遂にはヨーロッパリーグの出場権すら手放してしまいました。開幕戦では昇格組のブレントフォード相手に完敗…ミケル・アルテタ監督の苦難は続くのか、それともこの試合を一つのきっかけに出来るのか…。
両チームスタメンです。
本日の会場はイングランド、ロンドンのエミレーツ・スタジアムです。
長きに渡って監督を務めたベンゲル監督の意見も反映された設計となっているこのスタジアムもオープンから15シーズンが経ちました。アーセナルの競技レベルが若干落ちつつある現在でも、エミレーツ・スタジアムが世界トップクラスのスタジアムである事には変わりありません。今後もロンドンのサッカー少年少女の憧れの地の一つである事でしょう。
今季のプレミアリーグは開幕から満員に近い観衆を集めて試合が行われているので、やっぱり「帰ってきた!」みたいな感じはしますね。やっぱり良い雰囲気です。
試合はいきなり動きました。立ち上がりこそアーセナルがボールをキープして攻め込む場面が多かったものの、15分に「その時」は訪れます。縦パスがルカクに入ると、ルカクのポストプレーを受けたマテオ・コヴァチッチが右サイドに展開。抜け出したリース・ジェームズの折り返しにルカクがワンタッチで合わせてチェルシー先制!ルカクは「2度目のデビュー戦」でいきなり初ゴールを決めて見せます。
アーセナルも一応ボールは持てていて、中盤のエリアではそれなりに優位に立つような場面と時間も演出出来てはいました。しかしニコラ・ペペとブカヨ・サカの両サイドも結局中盤のエリアから抜け出せないまま。チャンスが無かったわけではないけど、作れたかといえば微妙…みたいな試合展開に。
するとまたしてもチェルシーが一瞬の隙で異常なクオリティを見せつけます。34分、左サイドをマルコス・アロンソとカイ・ハフェルツが2人でギタギタにしてから中央に戻すと、ルカクがスルーしてメイソン・マウントが右に流して最後はリース・ジェームズ。まさに左から右へ…鮮やかな攻撃で追加点を奪い、前半は2-0で終えます。
後半も試合の流れは前半よりもオープン具合が増したのみで、形勢としてはさほど変わりません。アーセナルもシュートまで持っていける場面こそ増えたものの、5バックと3バックをどちらもプラスとして活きるように的確かつフレキシブルに対応してくるチェルシーに絡め取られるような形になってしまいます。
アーセナルの前線のタレントにはスピードはありましたが、逆に言えばスピードで押し切って抜け出す以外にチャンスを作れない状態になっていました。そんな攻撃システムがトゥヘル監督の下で整備されたチェルシーのブロックを攻略出来る訳もなく、アーセナルの攻撃はただただリプレイ映像を見ているような状態になってしまい…逆にチェルシーはボールを奪ってカウンターを仕掛ければほぼ確実にシュートまで持ち込むバリエーションの多さと確実性を見せてきた為、アーセナルも全てを捨てたパワープレーさえも出来ない状況に追い込まれていきます。
結局、試合は前半の2点を守り切ったというよりも維持した形になったチェルシーが完勝。ビッグロンドンダービーは2-0というスコア以上の差を感じる結果に終わりました。
まぁ……なんというか「チェルシーが良かった」「アーセナルが悪かった」とかそんな次元じゃなくて「チェルシーの方が圧倒的に強い」という事をただただ見せつけられただけの90分…という感じでしたね。アーセナルの攻撃はその全ての結末がチェルシーのカウンターに繋がっていましたし、アーセナルからすればポゼッションが上がれば上がるほど「詰み」という感情を抱いたように思います。
あとは……合流してから日も浅く、さほど全体でのトレーニングも出来ていないはずのルカクのパフォーマンスですよ。ルカクというFWの高すぎる万能性が見られましたし、全ての攻撃がルカクを介する事で機能していましたね。ベルギー代表がちょうどシステム同じで、サッカースタイル的にも親和性はそれなり高そうなイメージもあるので、そういう意味でもルカクの補強はラストピースとして完璧だったのでしょう。
ロンドン行きてぇ〜。
ではでは(´∀`)