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凹凸〜JリーグYBCルヴァンカップ準決勝第2戦 セレッソ大阪vs浦和レッズ マッチレビュー〜

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帰りに大阪駅のFREEDOM ONLYの広告見に行こうと思ったら駅構内だったから諦めた

 

どーもこんばんは

 

 

さてさて、本日のマッチレビュー2021JリーグYBCルヴァンカップ準決勝第2戦、セレッソ大阪vs浦和レッズの一戦です。

 

オリジナルアルバムの配信も開始したのでそちらも観てね

 

 

リーグ戦もラスト10試合を切りました。そうなると、当然ながら…他の各種大会もいよいよクライマックスに突入します。今日はルヴァン杯の準決勝。今日の結果でルヴァン杯勝戦に進出するチームが確定します!

2016年大会の王者である浦和と2017年大会の王者であるセレッソ両者にとってそれが一つの時代であったとすれば、今や互いにその時は過ぎ、変革の時を迎えています。両チームともメンバーが多く代わり、特に浦和はリカルド・ロドリゲス監督の下で志向するサッカーにも大きな変化が見られた印象です。浦和ホームで行われた第1戦は1-1のドロー。第2戦で何が起こってもおかしくないスコアとなりました。両チームとも、この試合を制する事で決勝進出を変革の象徴と位置付けたいところですね。

両チームスタメンです。

 

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セレッソは第1戦からスタメンの11人に関しては変更なし。同じ先発メンバーで挑みますが、第27節G大阪戦で負傷退場して以来離脱していた清武弘嗣がベンチに復帰しました。途中出場となれば、乾貴士との乾復帰後初共演の可能性もあります。

対する浦和ですが、こちらはスタメンを第1戦から半数に近い5名を入れ替えてきました。同じメンバーで挑むセレッソ、メンバーを大きく入れ替えた浦和。どちらの判断が功を奏すのでしょうか。

 

 

本日の会場は大阪府大阪市ヨドコウ桜スタジアムです。

これまでセレッソヤンマースタジアム長居をメインスタジアムとして使用しており、それまで長居球技場として運営していた桜スタジアムはあくまで準本拠地でした。しかし今年、2018年から施行した大規模改修の末にリニューアルオープン。立ち位置としては新スタジアムと同じ扱いとなっています。浦和は今年のアウェイセレッソ戦は4月にヤンマースタジアム長居で行ったので、初めての桜スタジアムになりますね。

 

 

本日は現地観戦!初めての桜スタジアムに行って参りました。観戦日記は後日更新します。

セレッソファンは勿論、キンチョウスタジアム時代に行った事がある人にはわかると思いますが、マジでヤンマーの真横です。真横も真横です。

 

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アウェイゴールがある為、0-0でも決勝進出が決まるセレッソでしたが、前半から結構積極的に前線へのプレスをかけていました。浦和が低い位置からでもビルドアップしてくる事はわかっていた為、加藤陸次樹と山田寛人のツートップはかなり高い位置からハイプレスをかけ続けていき、セレッソボランチから最終ラインに至るまでがそれに呼応するようにライン設定を高く保持。すると浦和を浦和陣内に押し込むと同時に、浦和のビルドアップもペナルティエリアギリギリのところで行うような状態が続いていました。

 

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前半のセレッソは両サイドバック松田陸丸橋祐介サイドハーフみたいな位置を取り、サイドハーフの坂元達裕と乾貴士はむしろ中央寄りで配球に近い役割を担います。一方の浦和も、やや苦しい体勢でのビルドアップを強いられながらも「刺す」気持ちは忘れず、広大なスペースが生まれていたサイドを中心に攻撃を繰り返していました。

 

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26分には西大伍、小泉佳穂と繋いで伊藤敦樹のミドルシュートに繋げますがGKキム・ジンヒョンのファインセーブでゴールならず。逆にその直後にはセレッソが素早いリスタートから山田のパスに抜け出した加藤が決定機を迎えますが枠外。結果的に前半はセレッソの狙いと浦和の狙いが凹凸を嵌め合わせたかのようにガッチリ噛み合ったような状態の0-0で終えます。

 

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後半は前半の流れの中があった上で、このまま0-0なら敗退となる浦和が前への圧を一段階上げてきたようになりました。ですが先制点を奪ったのはセレッソ53分、右寄りの位置でボールを持った奥埜博亮が一気に左サイドに展開。丸橋のグラウンダーのクロスに反応した加藤のシュートは一度は岩波拓也にブロックされるも、こぼれ球を自ら角度のないところから叩き込んでセレッソが得点を挙げます。

 

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そこからはセレッソの時間が続きました。GK鈴木彩艶の好セーブに阻まれたものの原川力がミドルを打ったところから始まり、加藤と山田には立て続けに決定機が。しかし浦和も76分にキャスパー・ユンカーが明本考浩のややアバウトな落としをワンタッチでボレー気味の強烈なミドルシュートこれはキム・ジンヒョンがまたもスーパーセーブで弾きましたが、ここから一気に浦和の猛攻が始まります。

 

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田中達也と平野佑一を投入し、続けて山中亮輔も送り込んだ浦和はサイドを中心にセレッソDFに積極的にクロスを入れていきます。82分には田中のクロスを江坂任が頭で合わせてユンカーに繋ぎますが、ユンカーのシュートは瀬古歩夢がブロック。中へ、前へと押し込み続ける浦和と、それを必死で跳ね返し続けるセレッソの攻防戦。それでもアディショナルタイムに入ると、終盤に大久保嘉人清武弘嗣といった経験のある選手を投入したセレッソはカウンターを上手く時間稼ぎに繋げて試合終了。接戦をモノにしたセレッソが優勝した2017年以来となる決勝に駒を進めました。

 

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タイトルにも書いた通り、特に前半は凹凸を嵌め込んだように両者の狙いが噛み合う事で五分の試合展開になっていました。とはいえ、浦和は別に特にやる事が変わっていないというか、そもそも変えてくる事も無いのは容易に想像できた中で、セレッソはどちらかと言えば浦和に噛み合わせていく戦い方を選択したというか、浦和へのリアクションとしてのアクションサッカーを展開したような感じになったように思います。

メンバーはこれまでの試合と比べてもあまり大きく変化してはいないんですけど、セレッソ的には結構賭けに出たようなゲームプランだったと思うんですよね。0-0で終われば勝てる立場のセレッソでしたが、いくらセレッソがアドバンテージを持っているとは言えども0-0で勝ち上がるほど難しい事は無い。小菊昭雄監督のプランがその上での賭けだとしたら、小菊監督とセレッソはそれに勝ったという。そんな感じの印象の試合でした。ロースコアながら見応えがありましたね。

 

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【うれしはずかしじゅんいひょうのコーナー】

 

2021JリーグYBCルヴァンカップ

準々決勝

北海道コンサドーレ札幌2-3(2-1、0-2)FC東京

名古屋グランパス4-0(2-0、2-0)鹿島アントラーズ

セレッソ大阪4-1(0-1、4-0)ガンバ大阪

浦和レッズ4-4(1-1、3-3)川崎フロンターレ

 

準決勝

名古屋グランパス4-3(3-1、1-2)FC東京

浦和レッズ1-2(1-1、0-1)セレッソ大阪

 

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2021JリーグYBCルヴァンカップ決勝戦

名古屋グランパスvsセレッソ大阪

2021年10月30日13:05@埼玉スタジアム2002

 

 

途中でマスクの紐切れた。(予備は持ってた)

ではでは(´∀`)