RK-3はきだめスタジオブログ

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沈黙の劇場〜プレミアリーグ第11節 マンチェスター・ユナイテッドvsマンチェスター・シティ マッチレビュー〜

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どーもこんばんは

 

さてさて、本日のマッチレビューイングランドプレミアリーグ第11節、マンチェスター・ユナイテッドvsマンチェスター・シティの一戦です。

 

オリジナルアルバムの配信も開始したのでそちらも観てね

 

 

さぁさぁやって参りました、マンチェスターダービー……とはいえ、この試合は赤い悪魔の方にとっての正念場と言うべき試合になってきました。

シティも前節、ホームでクリスタル・パレスに敗れるという失態を犯したとはいえ、今のシティ(或いはリバプールチェルシー)のようなチームにとって、これは年に何回かあるサプライズと言ってもいいでしょう。それは今やっているサッカーの完成度や実績らが重なり、バイオリズム的な意味での不調と位置付けるだけで十分だからです。一方、大型補強の甲斐あってオーレ・グンナー・スールシャール監督体制では初めて開幕前からある程度の成績を期待されて挑んだシーズンとなり、それこそ開幕から数試合は輝かしいストーリーすら感じさせたユナイテッドですが…その後はのこ数年、ずっと抱え込んでいる問題が露呈したかのように不振に陥りました。前節はトッテナム・ホットスパーに3-0で勝利し、これが結局トッテナムのヌーノ・エスピーリト・サント監督の解任を決定付けた訳ですが、スールシャール監督は今、あの光景を見て「明日は我が身」という言葉(に似た英語)を痛感している事でしょう。シティがどうこう…というよりも、この試合はユナイテッドとスールシャールの威厳をかけた戦いになるのかもしれません。さぁ、そんなマンチェスターダービーの幕開けです!

両チームスタメンです。

 

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本日の会場はイングランドマンチェスターオールド・トラッフォードです。

「The Theatre of Dreams(夢の劇場)」と呼ばれるマンチェスター・ユナイテッドのホームスタジアムにも観客が帰ってきました。昨季はほとんどの試合が無観客で行われただけに、久々に観客の見守る中で行われるマンチェスターダービーですから…選手も観客も、放出されるアドレナリンは去年とは比べ物にならないはず。聖地に相応しい戦いを期待したいですね。

ところで、今季からユナイテッドに復帰したクリスティアーノ・ロナウドにとっては08-09シーズン以来となるマンチェスターダービーですが、当時のシティはまだ買収されたばかりで、強いチームではなく「これからどうなるんだろう…」と思われていたチームでした。彼がスペインやイタリアで活躍している間にマンチェスターの力関係は逆転。クリロナにとっては久々のダービーであり、追う側のマンチェスターとして初めてのダービーとなります。

 

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序盤から一方的にシティペースでした。そもそもユナイテッド自体が、前節から採用した3-4-1-2システムでリトリート戦術で以ってシティに対峙したから…という影響はあるにせよ、ずーーーっとシティが高い位置でボールを回し続けており、ユナイテッドはボールにすら触れそうもない時間帯が続いていきます。そんな中で6分、シティのサイド攻撃から迎えた決定機は一度はクリアされたものの、こぼれ球を回収したロドリが左サイドに展開。これを受けたジョアン・カンセロのクロスがエリック・バイリーのオウンゴールを誘発してシティが開始早々に先制!

 

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ユナイテッドは26分に、ルーク・ショーのクロスをクリロナがボレーで合わせるもGKエデルソンに阻まれたシーンなど、サイドからのロングカウンターで好機を作ろうとは試みて、実際に何度かシュートまでは持っていきました。しかし一時的にユナイテッドのターンが続いていた5分ほどの時間が終えると、試合はまたもシティペースに。

雨風のように浴びせられるシティのシュート、決定機の雨…追加点を防いでいるのは完全にダビド・デ・ヘアのおかげみたいな状況になってしまっていました。

 

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そして前半アディショナルタイム。中央でボールを持ったシティはイルカイ・ギュンドアンの縦パスを受けたガブリエル・ジェズスが右にはたくと、これを受けたベルナルド・シウヴァは左サイドへポンと展開。カンセロにボールが渡ると共に効果的なランを見せたシウヴァの動きをカンセロも見逃さずボールを送り、まさしくパス&ゴーを体現するような動きでシウヴァがゴール!圧倒的な試合展開とシティの2点リードで前半を終えます。

 

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スールシャール監督は後半からバイリーを下げてジェイドン・サンチョを投入。サンチョを左、メイソン・グリーンウッドを右に配置した4-2-3-1の布陣に変更します。しかしこの采配が、ユナイテッドの試合展開に何かポジティブな影響を与えたかと言えば大してそんな事もなく、結局はシティにボールを回され続けて、ボールを奪ってもドリブルで行けるところまで…ぐらいしか手法の無いような状況がずっと続く悪循環の渦をユナイテッドはずっと彷徨い続けていました。

 

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ユナイテッドはマーカス・ラッシュフォードやドニー・ファン・デ・ベークらを投入していきますが、スコアは0-2で変わらないどころか、ピッチ上で繰り広げられる光景にも目立った変化はなし。結局、最後までシティとの完成度の高さを延々と見せられ続けるだけとなったダービーは、スコア以上の差でシティがモノにしました。

 

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上で書いた通り、2-0というスコア以上の差が今の両チームにはあった…これが全てでした。シティが自分達のスタイルを武器に、そしてそれが現代サッカーの一つのモダンなスタイルとして昇華していたのに対し、ユナイテッドは年々クラシカルスタイルになっていってるというか。もちろん、ある程度の条件が揃えば抜群の威力とケミストリーを発揮する瞬間もスポット的に訪れるのでしょうが…。迂闊に監督解任論は唱えたくないですけど、今のユナイテッドはスールシャールが変わるか、スールシャールを代えるかの二択しかないのは確かではある気はします。タレントはいるんだけど…。

 

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デ・ヘアはすごかった。

ではでは(´∀`)