なんでマドリードダービーとマンチェスターダービーほぼ同じ時間やねん
どーもこんばんは
さてさて、本日のマッチレビューはプレミアリーグ第27節、マンチェスター・シティvsマンチェスター・ユナイテッドの一戦です。
さぁ、お待ちかねのマンチェスターダービーです。
公式戦21連勝という狂った絶好調っぷりで、あれだけ混戦だったプレミア首位争いを一気に決定付けようとしつつあるシティはいよいよ優勝に向けて数の計算をし始める段階に突入してきました。そんなシティに挑むのは前節終了時点で2位に付けているユナイテッド。リバプールを筆頭にチェルシーやトッテナムが失速した今、シティへ挑む最後のチャンスが残されているのは実質的にはユナイテッドかレスターのみで、今日のダービーは文字通りタイトルレースを決定付けかねない試合になるでしょう。
シティが優勝へのカウントダウンを刻むか、ユナイテッドがここでシティを止めるのか。実にスリリングなマンチェスターダービーが始まります。
両チームスタメンです。
本日の会場はイングランド、マンチェスターのエティハド・スタジアムです。
ロンドンなどの一部地域では昨年末に一時期だけ制限付きでの観客来場が認められた時期もありましたが、感染状況からマンチェスターではそれが認められていなかったので、長らく無観客状態が続いてしまっています。ちなみに、今日は2013年までユナイテッドの監督を27年間務めたサー・アレックス・ファーガソン氏もご来場。
2004年にジーコ監督率いる日本代表がイングランド代表と戦って1-1のドローに持ち込んだ会場はここです。
試合はいきなり予想外の展開を迎えます。開始1分も満たない時間でした。高い位置でボールを奪ったユナイテッドはアンソニー・マルシャルがエリア内に積極的に仕掛け、戻ってきたガブリエル・ジェズスに倒されていきなりPKを獲得。これをブルーノ・フェルナンデスがGKエデルソンに反応されながらも押し切り、2試合連続でゴールを取れていなかったユナイテッドが1点先制!
思わぬ段階から出鼻を挫かれる事になったシティは圧倒的にボールを支配するものの、案の定がっちりブロックを固めたユナイテッドを前にミドルシュートでしか惜しい場面を作れない状態が続きます。それでもあの手この手でペナルティエリア内に侵入する機会を増やすと、前半アディショナルタイムにはユナイテッドのカウンターにカウンター返しのような形になり、ケヴィン・デ・ブライネのパスを受けたリヤド・マフレズの高速クロスは飛び込んだジェズスに僅かに合わず。結局ユナイテッドが1点リードで後半へ。
仕切り直したかったシティは後半立ち上がりから前がかりに攻めていきます。しかしルーズボールがルーク・ショーに渡ると、ショーはそのままドリブル独走で一人カウンター敢行。最後はマーカス・ラッシュフォードとのワンツーから自ら決め切ってユナイテッドが追加点。またしてもキックオフから間もない時間にゴールを奪います。
65分にカイル・ウォーカー、71分にフィル・フォーデンを投入したシティ。特にフォーデンを投入してからは攻撃がかなり回るようになって、デ・ブライネや最近絶好調のイルカイ・ギュンドアンが前に出ていくシーンも増えてはいきます。しかしダビド・デ・ヘアの欠場でゴールマウスを守るディーン・ヘンダーソンを中心としたユナイテッド守備陣も最後まで集中を切らさず耐えに耐え、シティからすれば時間だけが過ぎゆく苦しすぎる展開。
アディショナルタイムにも猛攻を仕掛けていくシティですが、最後の最後でデ・ブライネが放ったシュートもDFにブロックされ、ラストプレーとなったCKのチャンスも…。2021年に入り、圧倒的な強さを見せつけてきたシティの連勝と進撃は、遂に同じマンチェスターのユナイテッドによって止められました!
結局、最初の一点が全てではあったと思います。ユナイテッドからすれば、今のシティに大量得点で勝てるとは思っていないだろうし、試合がオープンになればおそらく有利なのはシティ。それが前半開始早々にゴールが決まった事で、後の88分でやるべき事は基本的にはハッキリしました。そのゲームプランで進めるにあたって、同じ後半最初に2点目を取れたのはプラン通りどころかプラン以上でしょう。
状況や試合展開は全く違いますが、どことなく17-18のマンチェスターダービーを少し思い出しました。
あっちは引き分けたのね
ではでは(´∀`)